大菩薩嶺〜小金沢山(南ア大展望の尾根を歩く!)
- GPS
- 07:27
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 931m
- 下り
- 936m
コースタイム
7:00 上日川峠から出発
7:15 福ちゃん荘
7:20 富士見山荘
7:55 大菩薩峠 〜8:00
8:35 雷岩
8:50 大菩薩嶺 〜9:00
9:40 大菩薩峠 〜10:00
10:30 石丸峠
10:55 狼平
11:37 小金沢山 〜12:20
13:20 石丸峠 →上日川峠ルートへ
14:27 上日川峠
天候 | 大快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営駐車場があります。上日川峠への林道は12/10から冬季閉鎖予定。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆上日川峠〜大菩薩峠、大菩薩峠〜大菩薩嶺 特に危険箇所なし。雷岩付近がややガレている程度 ◆大菩薩峠〜小金沢山 ・熊沢山〜石丸峠間の南斜面は、ズルズル滑る泥濘の急斜面です。 注意していても滑るので、転ばないようご注意。 北斜面は部分的に凍結していますがあまり滑りません。 ・天狗山区間は笹ヤブです。小路が多く正規ルートが分かりにくいです。 ・小金沢山の樹林帯はトレースがほとんどないのでルートから外れやすいです。 登山道自体がトラバースする巻道なので尾根の最上部をたどろうとすると 道に迷います。片側が切れ落ちている細い道も多いので注意が必要です。 ◆石丸峠〜上日川峠 ・水量のある沢の渡渉があります。足場が小さくバランスを崩しそうで怖い。 |
写真
感想
2000mくらいの山に行きたい、そんな基準で山を選んでいたところ比較的近くに百名山の大菩薩嶺があるのを知りました。興味が湧いて調べてみたところ、もうすぐ林道が冬季閉鎖される(12/10予定)とのこと!
これは後回しには出来ない、と登るのを決心した次第です。
コースタイムを調べたところ、大菩薩嶺のみではやや短い気がしたので、2014年に注目されそうな標高2014mの小金沢山もついでに登ることにしました。
大菩薩嶺は山頂こそ展望はありませんが、そこに至るまでの尾根上、とくに雷岩での展望がスゴイので、登った価値は十分にありましたよ。
朝、夜明け前に自宅を出発して、一路中央道へ。紅葉が終わっているとはいえ遅くなると駐車場がいっぱいになるかも、と早めの到着を目指します。意外にも6:30時点では駐車場に数台しかありませんでしたが、時間的に余裕があるのは良いことですし、ゆっくりと準備して登山開始。
長兵衛ロッヂ前には、今まさにバスで団体ツアーが降りてきたところらしく大賑わい。バス停車場所からは白峰三山が朝日に照らされて、実にいい感じです。ツアーの人々と出発をずらしていよいよ登山口へ。
朝の空気で冷えてる体が温まってきたかな、というところで福ちゃん荘に到着。広い休憩スペースと豊富なメニューを横目にさらに先へ。ココが山頂へ直行する唐松尾根と大菩薩峠方面の分岐のようですね。
富士見山荘にて、富士山に初遭遇。すごい存在感です。誰もいなかったので、ゆっくりと富士山撮影しつつ峠に向かいます。このあたり、霜柱が5〜10cmの長さで露出しているので、まるで白い草のようです。峠に向かう道は日が当たらず風が冷たいので手袋をしていてもストックを握る手がかじかみます。
介山荘が見えたら大菩薩峠はもうすぐそこです。当初は小金沢山を往復してから大菩薩嶺に登り唐松尾根を下りようと考えていましたが、小屋のおじさん曰く、先に大菩薩嶺に登ってから小金沢山へ向かい石丸峠から下りるほうがオススメとのこと。ならば、と先に大菩薩嶺へ向かうことに。
尾根からの眺めは写真に載せたとおり壮観の一語。熊沢山に隠れていた富士山も尾根を登るほどに現れてきて、このルートが人気だというのも頷けます。途中、若干の岩場があったりしますが危険というほどでもなく終始気持ちのいい尾根歩きを満喫できます。
雷岩を過ぎ、樹木の中に200mばかり入ったところに大菩薩嶺の山頂を示す標識が。周辺の地面は凍結していますが、滑ることはないでしょう。
大菩薩峠まで景観を眺めながらゆっくり戻っても1時間かからず。今度は小金沢山へ向かいます。熊沢山への登りはけっこうな急登ですが短いのですぐに頂上へ。やっかいだったのは笹藪を抜ける下り坂のほう。ルートが完全にぬかるんでいるので滑る滑る。転んで肘を泥だらけにしました。
天狗山、狼平と樹木のないエリアを抜けて小金沢山に取り付きます。尾根の高い部分を伝うのかと思いきや、西側の斜面をトラバースするルートですので、右側が切れ落ちていてなかなか怖い。しかも木々の間を抜けていく道があってないようなものなので非常に迷いやすいです。
高度計を見ながら2000mを越えたからそろそろ頂上かなーと思ってからがまた長い。頂上と同じくらいの標高で細かいアップダウンが500mくらい続きます。
頂上には山頂標識と、記念撮影用の2014mプレートが。山頂からは富士山は良く見えますが、そのほかの山々は樹木で遮られて見えない感じですね。
山頂にて昼食後、来た道を戻ります。途中、道を間違えて尾根に乗ってしまい引き返す一幕もありましたが、特に危ないところもなく石丸峠へ。標識に従い上日川峠方面へ進みます。
途中、砂利道の林道(作業用林道なのか地図には記載なし)に出るのですが、この降り口の場所が変わってしまっており、登山道が途切れてしまっています。林道の上日川峠方面へ250m進むと本来の登山道へ復帰できます。
この登山道は山間なので展望はありません。日が差さないので若干暗い道となっています。途中、割りと水量のある沢の渡渉地点がありますが、足場にする岩が尖っていてバランスを崩しそうで怖かったですね。
道が落ち葉の絨毯を踏むような遊歩道に変わり、1kmほどで上日川峠へ。
下山後は車に乗り込み、林道を来た道とは逆方向に進んで「大菩薩の湯」へ。
林道が冬季閉鎖している間に大菩薩嶺へ向かうには、この付近の大菩薩峠登山口からの徒歩になるようですね。
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今回の大菩薩嶺で、百名山7座目。初年度にしては欲張りすぎかもしれませんね・・・。今後は増やすとしても来年の夏以降になりそうです。冬季は低山中心になりそうですし。
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