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Yamareco

記録ID: 3770044
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

【日本百名山】大峰山(八経ヶ岳)と明星ヶ岳 〜行者還トンネル西口からピストン〜

2021年11月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:45
距離
11.6km
登り
1,177m
下り
1,163m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
1:16
合計
6:45
8:41
8:42
20
9:02
9:03
23
9:26
9:26
48
10:14
10:17
6
10:23
10:23
3
10:26
10:26
24
10:50
10:55
15
11:10
12:03
15
12:18
12:24
19
12:43
12:48
32
13:20
13:20
21
13:41
13:42
13
13:55
13:56
35
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆行者還トンネル西口駐車場 1日1000円
・すぐ下の駐車場と合わせて30台くらい停められるようです。
・料金は駐車場の管理人が回収に来ます。
・トイレは別途100円かかります(駐車場利用者以外は200円!)
・携帯(au)は圏外です。
コース状況/
危険箇所等
※不明瞭箇所・危険箇所はありません。
(凍結箇所もなし)
その他周辺情報 <日帰り温泉>
◆入之波温泉 山鳩湯 800円
・日帰りは17時(受付は16時)までなので、到着時間に注意が必要です。
・泉質は黄褐色のナトリウム泉で、かなり特徴的なお湯です。
・広めの内湯と小さめの露天風呂があり、どちらも源泉掛け流しです。
・駐車スペースもほとんど無い小さな温泉宿です。混雑する時期は注意。
行者還トンネル西口駐車場に来ました。朝7時には上の駐車場は満車になりました。
2021年11月21日 07:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 7:46
行者還トンネル西口駐車場に来ました。朝7時には上の駐車場は満車になりました。
登山道は(上の方の)駐車場のすぐ近くから始まります。
2021年11月21日 07:47撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 7:47
登山道は(上の方の)駐車場のすぐ近くから始まります。
1時間ほどで縦走路との分岐に出ました。いつか山上ヶ岳の方面から縦走したいものです。
2021年11月21日 08:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 8:41
1時間ほどで縦走路との分岐に出ました。いつか山上ヶ岳の方面から縦走したいものです。
少し雲もありますが、良い天気です。思ったより暑くて汗をかきました。
2021年11月21日 08:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 8:42
少し雲もありますが、良い天気です。思ったより暑くて汗をかきました。
紅葉の時期が終わり、木の葉が落ちると見通しが良くなって、山が明るく見えます。晩秋も悪くないと思います。
2021年11月21日 08:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 8:44
紅葉の時期が終わり、木の葉が落ちると見通しが良くなって、山が明るく見えます。晩秋も悪くないと思います。
ここは「弁天の森」だそうです。弁天様はお見かけしませんでした…。
2021年11月21日 09:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 9:03
ここは「弁天の森」だそうです。弁天様はお見かけしませんでした…。
「聖宝ノ宿跡」という場所に建つ「聖宝理源大師」の像。聖宝師は平安時代の真言宗の高僧ですが、廃れつつあった修験道を再興した人物としても知られています。
2021年11月21日 09:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 9:27
「聖宝ノ宿跡」という場所に建つ「聖宝理源大師」の像。聖宝師は平安時代の真言宗の高僧ですが、廃れつつあった修験道を再興した人物としても知られています。
スタート時点では晴れていましたが、山頂が近付くにつれて、曇ってしまいました。
2021年11月21日 10:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:01
スタート時点では晴れていましたが、山頂が近付くにつれて、曇ってしまいました。
弥山の山頂に建つ弥山小屋に到着しました。今年の営業は11/11に終了しており、トイレも使用できません。テント場にもなっていますが、水は小屋で購入する形です。
2021年11月21日 10:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:17
弥山の山頂に建つ弥山小屋に到着しました。今年の営業は11/11に終了しており、トイレも使用できません。テント場にもなっていますが、水は小屋で購入する形です。
こちらは避難小屋。避難小屋は利用可能ですが、小屋内にもトイレはありません。
2021年11月21日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:15
こちらは避難小屋。避難小屋は利用可能ですが、小屋内にもトイレはありません。
中は細長い造りです。本当に緊急避難用という感じです。
2021年11月21日 10:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:16
中は細長い造りです。本当に緊急避難用という感じです。
小屋の近くには弥山(1895m)の立派な山頂標識が有ります。しかし、明らかにここは山頂よりも低い場所です。
2021年11月21日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:15
小屋の近くには弥山(1895m)の立派な山頂標識が有ります。しかし、明らかにここは山頂よりも低い場所です。
真の山頂(最高地点)はこの鳥居をくぐって少し登ります。
2021年11月21日 10:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:18
真の山頂(最高地点)はこの鳥居をくぐって少し登ります。
「行者堂」という奥の院のある場所が山頂です。こちらには山頂標識はありません。
2021年11月21日 10:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:20
「行者堂」という奥の院のある場所が山頂です。こちらには山頂標識はありません。
山頂を後にして少し進むと「八剣山・前鬼」の石碑があります。「八剣山」は八経ヶ岳の別名で、「前鬼」は役行者が使役した鬼の一体ですが、「後鬼」の方は見つかりませんでした。
2021年11月21日 12:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 12:43
山頂を後にして少し進むと「八剣山・前鬼」の石碑があります。「八剣山」は八経ヶ岳の別名で、「前鬼」は役行者が使役した鬼の一体ですが、「後鬼」の方は見つかりませんでした。
弥山小屋から30分弱で八経ヶ岳(1915m)の山頂に到着しましたが、完全に雲に覆われてしまいました。
2021年11月21日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:51
弥山小屋から30分弱で八経ヶ岳(1915m)の山頂に到着しましたが、完全に雲に覆われてしまいました。
山頂には錫杖も設置されています。
2021年11月21日 12:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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11/21 12:20
山頂には錫杖も設置されています。
八経ヶ岳の山頂は狭く、この日は人が多かったので、この先の明星ヶ岳に向かうことにします。
2021年11月21日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 10:51
八経ヶ岳の山頂は狭く、この日は人が多かったので、この先の明星ヶ岳に向かうことにします。
八経ヶ岳から30分弱で明星ヶ岳(1894m)に到着しました。山頂は縦走路から少し外れており、分岐の案内がなかったので、見落として遠回りしてしまいました。
2021年11月21日 11:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 11:15
八経ヶ岳から30分弱で明星ヶ岳(1894m)に到着しました。山頂は縦走路から少し外れており、分岐の案内がなかったので、見落として遠回りしてしまいました。
明星ヶ岳は平らで広々としています。誰もいない山頂でゆっくり昼休憩を取ることにします。
2021年11月21日 11:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 11:15
明星ヶ岳は平らで広々としています。誰もいない山頂でゆっくり昼休憩を取ることにします。
山頂は開放的で、良い眺めです。晴れていたらもっと良い景色だったでしょう。
2021年11月21日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 12:14
山頂は開放的で、良い眺めです。晴れていたらもっと良い景色だったでしょう。
この辺りの特徴ではありますが、シラビソやトウヒの立ち枯れが広がっています。「酸性雨」や「鹿の食害」が原因と言われています。
2021年11月21日 12:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 12:01
この辺りの特徴ではありますが、シラビソやトウヒの立ち枯れが広がっています。「酸性雨」や「鹿の食害」が原因と言われています。
機会があれば行きたい釈迦ヶ岳の方面。1時間ほど休憩したので、戻ることにします。
2021年11月21日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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11/21 12:14
機会があれば行きたい釈迦ヶ岳の方面。1時間ほど休憩したので、戻ることにします。
八経ヶ岳を経て弥山まで戻ってきました。行きはスルーした「国見八方覗」に寄ってみることにします。
2021年11月21日 12:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 12:44
八経ヶ岳を経て弥山まで戻ってきました。行きはスルーした「国見八方覗」に寄ってみることにします。
晴れていれば四方八方が見渡せるのかもしれませんが、この天気ではよく分かりません。
2021年11月21日 12:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 12:45
晴れていれば四方八方が見渡せるのかもしれませんが、この天気ではよく分かりません。
駐車場に戻ってきました。全体的によく整備されて歩きやすい登山道でした。
2021年11月21日 14:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/21 14:30
駐車場に戻ってきました。全体的によく整備されて歩きやすい登山道でした。

感想

2002年に、熊野古道を構成する参詣道の一つとして、世界遺産に認定された大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)。奈良吉野山と熊野三山とを結ぶ、100kmに及ぶ縦走路ですが、8世紀初頭に役行者が(験道の開祖)によって開かれたとされ、熊野古道の中で最も険阻な道となっています。

この大峯奥駈道の最高地点が八経ヶ岳(1915m)で、日本百名山の一座にも選定されています。なお、その山名は、役行者がこの山に法華経八巻を埋納した
との言い伝えが由来となっています。

この八経ヶ岳に登るにあたり、本来なら吉野山から縦走したいところですが、辿り着くのに2日以上かかるので、メジャールートである行者還トンネルからピストンすることにしました。
ちなみに、行者還トンネルの北側には行者還岳(1546m)がありますが、その険しさに役行者が一度は引き返したと伝えられています。

行者還トンネルからの登山道は、よく整備されており、歩きやすい道が続きます。かつては修行で使われた険道ですが、今では安全に歩くことができます。
2時間30分ほどで弥山(1895m)に到着しましたが、弥山小屋(宿坊)は11/11で営業を終了しており、トイレも使用できませんでした。気候的には暑いくらいで問題ありませんでしたが、この点は注意が必要です。

弥山から八経ヶ岳(1915m)までは30分ほどで到着しましたが、残念ながら山頂はガスガスで、眺望は望めませんでした。ただし、人気の山だけあって、狭い山頂は大勢の登山者で賑わっており、落ち着ける場所がありませんでした。そのため、この先の明星ヶ岳(1894m)まで足を伸ばすことにしました。
明星ヶ岳の山頂は広く開放的で、天気が良ければ眺めも良さそうです。縦走路から少し外れていることもあり、1時間ほど昼休憩をしましたが、誰にも会いませんでした。

今回は日帰りでピークを目指しましたが、その歴史的な位置付けからしても、大峯奥駈道を縦走したいところです。吉野山から熊野まで「通し」で縦走するのは困難ですが、宿坊の開いている時期を狙って、山上ヶ岳、八経ヶ岳を経由して釈迦ヶ岳くらいまで歩いてみたいものです。

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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行者還トンネル西口から弥山・八経ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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