【過去の記録】 立山 本当の成り行き登山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 657m
- 下り
- 658m
コースタイム
天候 | 薄曇り、眺望は撮影できなかった。 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
もう忘れてしまっているが、歩きやすかったような気がする。 |
写真
感想
わたくし、人生の初山でございます。とはいっても、私の地元札幌では小学生は三角山や藻岩山を登ります、高校生の遠足でも藻岩山に登りました。また、その高校生の宿泊学習では十勝岳に登るはずが噴火でだめ、仕方がないので隣の富良野岳に登ろうとするが9合目で敗退、団体登山って難しいですね。300人もの人が富良野岳の登山道を行くわけですから・・・。
それ以来、山には全く縁がなく、音楽三昧旅行三昧の生活を送っておりました。
今回も、自動車で札幌→小樽→(新日本海フェリー)→舞鶴→新潟・・・という旅の途中私はここに立ち寄ったのです。
それまでも様々な観光地を回りました。石川県金沢の兼六園、なぎさハイウェィ、天橋立、能登の朝一・・・。そして私は前日に黒部渓谷を渡るトロッコ列車に乗って、地ビール館がある道の駅で地ビールを楽しみそのまま車で寝たのでした・・・。
私は、立山黒部アルペンルートに行ってみたかったのです・・・。
扇沢から私は大観峰までの往復切符を買いました。それで十分だと思ったのです。少し気分を味わって帰ってこよう、室堂まではお金が結構かかるしさ・・・。
私は黒部第四ダムを堪能し、大観峰までたどり着きました。
そこでアナウンスがありました。「室堂まで行かれる方は右側を歩いて行ってトロリーバスに乗ってください。大観峰で降りられる方はここに集まってください。」
何事が行われるのかと思って待っていると、社員さんが出てきてこう言うじゃありませんか。「せっかく立山黒部アルペンルートに来たのにここで帰ってしまうのは惜しいじゃありませんか、ぜひ室堂まで行ってください、とくに室堂まで行ったことのない方は絶対です。ここで降りたら損をします!!」と強調され、一人ひとり説得が始まりました。
そういうのに慣れていない道民である私は、財布を取出し室堂までの切符を買ったのです。そして、自発のトロリーバスに乗って室堂まで行ったのです。この人がいなきゃ私は山歩きとは無縁の生活をずっと送っていたかもしれません。
室堂はまさに山のターミナルでした。立山剣方面に向かう人、みくりが池方面をハイキングする人、室堂の見学をする人、十人十色に室堂を楽しんでいました。
そして、そこの看板で「立山まで2時間」とあり、「こりゃあ行ってみよう」と思ったのです。しかし、当時の私の服装は、半そでTシャツ、下はジーパン、持ち物は財布と携帯電話のみ、靴はナイキのスニーカー・・・手袋、ストック・・・ないない。だってザックすら持ってきていないんですから。そして、それがどれだけ危険なことかすら理解していないのですから・・・。無知もいいとこです。
登り始めは快調、結局何のトラブルもなく登り切ってしまったんですけど、頂上の気温は4度。北海道民はそれでも汗をかいていました。
何回か雪渓を渡る所があるのですが、その中で一度こけてしまいました。そうしたら地元の人は「あんたどこから来た?南の方の人間には雪は珍しいべ?」私「・・・北海道民です・・・。ほら、靴が・・・」という会話がありました。
また、地元の中学生が集団登山をしておりました、その中の遅れかけている女子中学生と話しをしながら最後は登り切りました。
降りてきたときに食べた室堂での「立山そば」は美味しかったですね。白エビのかき揚げ付きで・・・。後年再度室堂に行ったときにはもうありませんでした。富山駅でももう食べられなくなっています。白エビのかき揚げが乗った蕎麦、食べたいなあ。
そういうわけで私の
初、大人登山
初、日本百名山
初、3000m越え となるわけです。
そして、これに気を浴した私は次の年には富士山に登りたいと思い、さまざまな本などを読み始めたり、トレーニングで十勝岳に登ったりと、自分的第1次登山ブームが来ることになるのです。
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