狩倉山、六ツ石山


- GPS
- 07:09
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
8:08 登り口 1時間14分
9:22 岩場スタート(標高900m) 43分
10:05 岩場終了(標高1050m) 1時間14分
11:19-11:41 狩倉山 11分
11:52-11:59 六ツ石山 54分
12:53-13:05 沖ノ指 38分
13:43-13:48 イソツネ山 43分
14:31 トンネル(降り口) 14分
14:45 境橋バス停
過去天気図(気象庁) | 2007年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
初マイナールート。山の会で奥多摩の狩倉山へ。道のない山へ登ります。狩倉山は六ツ石山の北西、標高1452mの山。奥多摩駅から東日原行きのバスで大沢バス停下車。当初神社のそばから登る予定でしたがより登りやすいだろうということで少し先の林道を進みヘアピンカーブのところから取り付きます。
登りやすいといっても道はなく杉の枝や葉が地面にたくさん積もっている急斜面。上にいけそうなところを見つけながらじぐざぐに進みます。枝や葉が深く積もりやわらかく、地面も踏み固められていない乾いた土なのでずりずりずり落ちたりします。
しばらくすると尾根にでますが幅の広いわかりにくい尾根。傾斜がきつくなったりゆるくなったりする尾根を登っていきます。途中山の水を引いているのか水道管が破裂し水が噴出し木にかかって大きなつららができていました。
だんだん岩が目立つようになってきて植林をぬけた先には岩の壁が。右の方は一枚の岩のようで登れない、左も難しそうだということで中央突破です。それでも岩を登ったことのない自分には難しい。垂直の壁に見えました。4〜5メートルくらいの壁でしょうか。岩のくぼみには落ち葉が積もっているし、ざれているところもあり。手がかりに木をつかめば折れたり。落石もおこしてしまいました。下の人にあたらなくてよかったです。怖いから岩にくっついてしまうので登るのが難しくなってしまっているようです。
怖くて写真を撮る余裕もない岩場を2箇所なんとかクリアしてほっと一息。その後も露岩の多いところを進みましたが最初の2箇所に比べたら簡単なところ。念のため取り付きからスリングと安全環付カラビナでいつでも確保してもらえるよう準備していましたがなんとか使わないでいけました。
狩倉山は二つピークがありますが東側のピークの北東に等高線には現れない岩のピークがありそこで一休み。前には狩倉山の東側のピークが見えます。遠くには大岳山、御前山。岩のピークからも急登で狩倉山の東ピーク。石尾根がよく見えます。
その石尾根と自分たちが登っている尾根がぶつかるところが狩倉山の頂上です。石尾根は防火帯になっているため木がありません。狩倉山の頂上を示すものは見つけられませんでしたが頂上で昼食です。
狩倉山を後にして六ツ石山へ。石尾根の一般道(昭文社の実線ルート)は狩倉山を巻くように通っています。狩倉山から下りて石尾根の一般道へ合流するととたんに他の登山者を見かけるようになりました。狩倉山から開けて明るい山頂の六ツ石山、トオノクボ手前の1364ピークまでは緩やかで広い尾根でのんびり歩くのを楽しめました。狩倉山の手前もそうでしたがトオノクボの先くらいまでは自然の栗が多いらしく栗のイガがたくさん落ちていました。中身はもうないけれど...。大きくても2センチくらいの栗ですが食べられるそう。
トオノクボには右に下りるルートを道標が示します。道標の示すルートは水根の集落へのルートで、今回はそちらへは行かずまっすぐハンノキ尾根を境橋まで下りていきます。ハンノキ尾根の途中には大きな反射板があり、すぐそばの木の隙間から小河内ダム(奥多摩湖のダム)の堰堤が見えました。
トオノクボから尾根づたいに進み沖ノ指(P1041)。狩倉山では頂上の印を見つけられませんでしたが沖ノ指には立派な看板がありました。沖ノ指から尾根は東の方向に伸びていてしばらく下ると広い草原にでます。近くには青い物置小屋のような建物が。この建物、狩倉山あたりから石尾根越しに見えていてあれはなんだろうと思っていた物体。謎が解けました。
広場から間違えないようにイソツネ山への尾根をたどります。広い山頂でイソツネ山の三角点発見。イソツネ山から先は踏み跡も見つけられず地形図を確認しつつ尾根を下ります。植林された中、尾根もわかりづらく急な斜面なので下るのも大変。だんだん汗が出てきました。踏み跡がないのはすごく不安です。車やバイクの音が聞こえてそろそろ集落も近いことを感じますがちゃんと下りられるところがあるだろうかなんて思います。
線路みたいなものを見つけてそこに下りられそうなところがありました。下りてみると線路と尾根を貫くトンネル。昔小河内ダムを作った際に資材を運んだ鉄道(小河内線)の跡のようです。錆びた線路と古いコンクリートのトンネルがいい感じです。線路に沿ってしばらく進むと集落に出ました。出会ったおばさんによると昔は六ツ石山への登山道がちゃんと整備されていたが今は全部道標を取り外してしまったそうだ。でも登っている人はいるらしいです。
すぐ近くの境橋バス停からバスに乗って奥多摩駅まで。近くの蕎麦屋で祝杯。少々飲みすぎました。
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