七面山(富士山・南アルプスの絶景_七面山・希望峰も積雪)

2021年12月11日(土) [日帰り]

• GPS: 09:14
• 距離: 21.5km
• 登り: 2,252m
• 下り: 2,247m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:23
• 休憩: 1:46
• 合計: 9:09

7:39 七面山表参道登山口
7:43 7:44 神力坊（2丁）
8:10 8:12 肝心坊（13丁）
8:26 8:27 中適坊（23丁）
9:03 9:14 晴雲坊（36丁）
9:53 9:58 敬慎院
10:41 10:43 七面山（山頂標柱場所）
11:04 11:37 希望峰
12:00 12:01 七面山
12:05 12:05 七面山（山頂標柱場所）
12:41 13:06 敬慎院
13:14 13:15 七面山二ノ池
13:19 13:26 奥の院
13:48 13:54 明浄坊
14:36 14:39 安住坊
15:20 15:26 七丁目休憩所
15:44 15:44 七面山北参道登山口
15:46 15:46 角瀬登山口
16:17 16:17 赤沢宿
16:41 16:43 白糸の滝
16:46 16:46 七面山表参道登山口
16:48 ゴール地点

山旅ロガー
2021-12-11 07:34:37〜16:48:50
合計時間: 9時間14分
平面距離: 21.49km
最高点の標高: 1988m
最低点の標高: 320m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中部縦貫自動車道の下部温泉早川ICで下り(有料は富沢ICまで)、表参道登山口へ

コース状況／危険箇所等

辺りの山が冠雪している様が、登山口への車道から見えた。その際、七面山もナナイタガレに白いものが見えたので、トレランシューズではなく、トレッキングシューズに変更した。
随身門辺りから積雪あり。七面山山頂〜希望峰では、十数cm。アイゼンなしで希望峰まで行けたが、希望峰からの下りとナナイタガレ近くの下りで苦労した。アイゼンかチェーンスパイクがあった方が良い

その他周辺情報

草塩温泉。早川町役場からインター逆方向に10分強。550円。内湯２(違いは分からず…(-_-;))。お湯は40℃で、長く入っていられる。更衣室では演歌が流れている。普段演歌は聴かないが、こういうのもありかも

写真

12/11 6:51

右側　富士見山。モルゲンロートに染まる。中部縦貫道 下部温泉早川ICから出てすぐ、JR身延線 波高島駅近くから

12/11 6:51

生木割。右の小ピークが大黒山

12/11 7:37

明浄寺別院。ここの少し手前の川沿いの駐車場から出発

12/11 7:39

既に上の駐車場はいっぱい。七面山山門から開始。よろしくお願いします！

12/11 7:40

一丁目の社

12/11 7:42

竹林。真冬のこの時期に、綺麗な若草色。竹が古来よりおめでたいことの象徴として扱われてきたことも頷けます

12/11 7:43

神力坊

12/11 7:46

山肌にも、ようやく朝日が当たり始める

12/11 7:47

まだ予定の十丁目に達していないが、想定していた走り易そうな道だったので、信仰の山ではあるが、恐れ多くも走らせてもらう

12/11 8:00

8丁目の灯篭と標石。標石の方は、1丁目とかはなく、初めて見たような。

走り始めたけど、ずっと走るのは、息が上がってしまって、無理(>_<)

12/11 8:04

山の端から太陽が昇る

12/11 8:09

肝心坊

12/11 8:14

朝日が燦燦と降り注ぐ

12/11 8:32

半分の25丁目。ここまで1時間弱だから、良いペース

12/11 8:37

「七面の　信者にひびく　仏法僧」　
実際に、この少し前から、信仰登山のグループの念仏と太鼓の音が山中に響いていました

12/11 8:43

29丁目の上で、急に見晴らしが！
冠雪の白嶺三山

12/11 8:43

鳳凰三山

12/11 8:48

富士見山

12/11 8:48

茅ヶ岳〜瑞牆山〜金峰山〜国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳〜乾徳山

12/11 8:49

唐松尾山〜雁腹摺山

12/11 8:49

毛無山

12/11 8:51

アップ。瑞牆山〜小川山〜金峰山〜朝日岳

12/11 8:52

大菩薩嶺〜牛奥ノ鴈原摺山。
あぁ、汗が一気に冷えた〜

12/11 9:00

日蓮上人のありがたいお言葉

12/11 9:06

良いお顔です

12/11 9:07

晴雲坊

12/11 9:12

晴雲坊でエネルギーチャージ。走れるところだけ走るシナリオに変更

12/11 9:21

千羽鶴が綺麗

12/11 9:27

霜柱。光を受けて、キラキラ

12/11 9:30

少し平坦になってきた。雰囲気的に、大峰山脈の八経ヶ岳(銅像のあった辺り)を思い出しました

12/11 9:41

和光門。写真には写ってませんが、参道の両側に、7丁目までの標石がありました。8丁目から灯篭と標石になってて不思議だったけど、ちょっと謎が解けた気分

12/11 9:42

！鹿！　同じポーズでこちらを見てる(*^o^*)

12/11 9:43

ゆっくりと歩いて行きました

12/11 9:46

吉祥門。この門に入りそうになるが、事前リサーチの成果として、入らずに梵鐘へ

12/11 9:47

梵鐘。1回だけ撞きました。静寂を破り、とても良い音が響き渡る

12/11 9:49

！カケス！　こいつも、あまり人を恐れる様子なく、辺りをチョンチョン跳んでました

12/11 9:52

だいぶ近付いたら、流石に木の上に避難したw

12/11 9:54

おぉ！

12/11 9:53

富士山。裾への流れが美しい

12/11 9:53

素晴らしい！少し陰影のある感じが凛々しい

12/11 9:54

どアップ。富士山が好きだった父を想いながら、手を合わせました

12/11 9:57

足元の積雪は、数cm

12/11 10:04

山頂へ向かう。荷物を山上の伽藍等に運ぶ為のリフト

12/11 10:04

目に入った瞬間、鳥居か山門かと思った！
食料等を運搬するためのケーブルの橋脚だったw

12/11 10:07

良い。何かの映画に出て来そう

12/11 10:12

ナナイタガレ。圧倒的迫力！

12/11 10:13

ナナイタガレ（左）。雪があるのはこの時期だけなので、貴重な光景を見れたのだと思う

12/11 10:13

ナナイタガレ（右）。今、この瞬間にも、カランカランと、石が音を立てて、転がり落ちて行った

12/11 10:23

雪のついた斜面は、少し滑る

12/11 10:24

篠井山のシルエットが、ミニ富士山みたい。奥の雲の下は、駿河湾。黄金に光り輝く

12/11 10:35

幻想的

12/11 10:39

（期せずして）雪山ハイクです。静寂の中、聞こえるのは、自分の靴が雪を踏み締める音だけ

12/11 10:40

七面山に登頂。出発から3時間強

12/11 10:41

二等三角点。点名「七面山」。1983.1m

12/11 10:44

積雪量が急に増える

12/11 10:49

一面の雪

12/11 10:52

苔は、辺りにいっぱいある。光のせいか、苔も元気に見える

12/11 10:55

サルオガセ

12/11 11:05

最後、雪の急坂に苦労しながら、希望峰に登頂。出発から3時間半

12/11 11:15

南アルプス中南部を一望

12/11 11:16

光岳

12/11 11:16

仁田岳

12/11 11:16

青薙山

12/11 11:16

上河内岳

12/11 11:16

稲又山

12/11 11:16

聖岳。めちゃかっこいい

12/11 11:16

中盛丸山・大沢岳

12/11 11:16

布引山

12/11 11:16

笊ヶ岳。いつかリベンジせねば

12/11 11:16

荒川三山

12/11 11:16

塩見岳。こっちから見ると、鉄兜じゃないんだ

12/11 11:17

白嶺三山

12/11 11:17

その左のアップ。西農鳥岳・間ノ岳

12/11 11:17

右のアップ。北岳。鋭鋒だなぁ

12/11 11:29

大無間山

12/11 11:32

山伏。

しばし、静岡県から来たお二人と、歓談。楽しい時間でした。
さぁ、ここから下山開始

12/11 11:59

雪で滑る急坂を慎重に下ってきた。行きに踏み忘れた七面山最高点へ

12/11 12:01

この辺りが最高点1989mだが、標示板はない

12/11 12:12

下りの途中、ナナイタガレのヘリから。富士山に、雲が白竜のようにかかる

12/11 12:12

正午を回り、太陽の光が西側斜面にも当たるようになってきた。時間の経過で見え方が変化するのも、面白い

12/11 12:30

ナナイタガレのヘリの近くを歩く。ヘリのすぐそばも雪で滑りやすく慎重に下ったが、今は快適ハイク

12/11 12:37

荷揚げケーブルの近くにて。残飯をもらっているからか、あまり人を恐れない

12/11 12:39

道のすぐ脇で、日向ぼっこ。いるのに気付かなくて、こっちがびっくりした(゜д゜)！

12/11 9:57

随身門。立派

12/11 12:50

随身門からの、額縁富士。この一枚を撮るために来た。綺麗に撮れて、良かった

12/11 12:53

敬慎院。中では、読経が響いていました。合掌

12/11 13:05

一ノ池。ほぼ全面が凍結していた

12/11 13:13

二ノ池。たぶん、こちらも凍結

12/11 13:17

奥ノ院の鳥居をくぐる。ここにも社が

12/11 13:25

影嚮石(ようごうせき)。7周半、時計回りに回って、お祈りしました

12/11 13:26

奥之院。立派

12/11 13:33

周回するため、北参道を下る。こちらにも、ありがたいお言葉が掲げられていますが、かなり難しい(+_+)

12/11 13:40

北参道も、傾斜はキツい。石があり、落ち葉で隠されているので、走りにくい

12/11 13:46

平坦だ。走る！

12/11 13:48

明浄坊

12/11 13:54

たまにある真っ直ぐな道。まだ14時前なのに、もう影が長い。そろそろ冬至だもんな

12/11 14:05

苔むした岩がいっぱい

12/11 14:09

たまに大きな岩も

12/11 14:16

三等三角点。点名「沢山」。1239.44m

12/11 14:16

三角点到達後に振り返って。右の方に、三角点の目印の白い棒があります

12/11 14:17

また戻って。三角点は、参道を左に入り、少し藪漕ぎした所にあります。写真の左の方向です

12/11 14:24

下山再開。右手側には、麓の集落が見える

12/11 14:38

サルノコシカケ？

12/11 14:39

栃ノ木　安住坊。かなり寂れてます

12/11 14:39

あ、これが栃の木か、山梨県の天然記念物らしい

12/11 15:20

杉木立を抜けて行く

12/11 15:20

七丁目休憩所。人気はない

12/11 15:25

ふと上を見上げると、黄葉が綺麗

12/11 15:35

2丁目のお地蔵様。キューピーちゃん…(*´ω｀*)

12/11 15:38

1丁目まで下りてきた！無事の下山を感謝し、手を合わせます

12/11 15:40

北参道入口の鳥居をくぐって、ゴール！
…ではなく、駐車場まで戻ります…

12/11 15:47

春木川。右奥に七面山がある筈。左の山の方、赤沢宿を通って帰ります

12/11 15:50

まだ紅葉が残っていた

12/11 16:05

さっき下山した集落。集落の右端に北参道入口のお寺(神通坊)が見えます

12/11 16:15

十万部寺辻分岐。赤沢宿へは、ここを左へ行かないといけなかったが、リサーチ不足で帰着点の右方向へ

https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/cultural/kenzoubutu.html

12/11 16:19

朝、車で通ったあっちの道で帰っても良かったなぁ。そしたら、こんなに上がらなくて済んだ(赤沢宿をスルーしたことに気付いた負け惜しみ…)

12/11 16:30

鮮やかな紅葉！

12/11 16:40

白糸の滝。なんとか光のある時間帯に間に合った

12/11 16:43

お万の方。七面山の女人禁制を解いた方らしい

12/11 16:44

白嶺三山かな？暗くなる前に駐車場に戻れて良かった。

おしまい

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

ミシェル

二百名山の七面山。
身延山には、いつか観光で行きたいと思っていたが、まさか身延山をおいて先に別の山に登ろうとは。趣味の変化は大きい。

富士山(できれば冠雪の)を見たいと思い、十枚山・真富士山辺りを考えていたが、急に、七面山なら二百名山も一つ進むと思い付き、調べ始めた。
基本的にピストンは好まないので、せっかくなら周回しようと決めた。しかし、希望峰にも行きたいし、北参道登山口〜表参道登山口はタクシー使いたくない。そうすると、12時間近くかかることになってしまうが、この日は日の出前出発は難しい。色々考えた挙げ句、荷物を徹底的に軽くして、登り(表参道)十丁目〜五十丁目をトレランで行くことにした。ヤマプラで標準タイム×0.8で何とか日没後薄暮の時間に駐車場に戻れる計算。

山行を終えて。

まずは、富士山がほぼ完璧な姿を見せてくれたのが、本当に良かった。時の経過とともに、光の当たり方が変わり、富士山の表情も少しずつ変化していく様も味わえた。
希望峰からの南アルプスAll Starsも、良かった。特に大好きな聖岳が素晴らしかった。

次に、七面山が信仰の山であることは、山行の至るところで感じられた。山上に突如として現れる大伽藍、そこに辿り着くまでの整備された登山道、点在する坊と休憩所、真東に秀麗な姿を見せる富士、人を怖がらない鹿。帰路の赤沢宿も、信仰登山の拠点として賑わった町だ。
御仏に導かれたかのようなこの山の地理的位置と山上の平地、そしてそれを信仰の一大拠点としてつくり上げた人間の力。自然と人の融合の一つの完成形を見たように思う。

何とか、無事に、予定していたより早く帰着することができた。身体も十分に痛めつけ、心も邪念を捨て清らかになったと思う。

2021/12/14　記

コメント

maki4ge

お、七面山、行かれたんですね。
上部は積雪とのことでしたが、駐車場までの路面凍結などなかったんですね。
まずはお疲れさまでした。

ミシェル

maki4geさん、ご覧くださって、ありがとうございます😊

そうですね。通過時の気温は、0℃前後でしたが、大丈夫でした！

上部の積雪は、火曜くらいに降ったものが残っていたようです。