蓼科山（スズラン峠から）

2013年12月29日(日) [日帰り]

• GPS: 05:17
• 距離: 6.6km
• 登り: 807m
• 下り: 794m

コースタイム

（2:30 自宅を車で出発 - 5:30 スズラン峠 女神茶屋駐車場に到着）
[入山準備] - 6:30 登山開始 - 7:45 標高2110m標識 - 9:20 蓼科山頂 - 10:00 下山開始 - 11:30 下山 [帰宅準備]
（11:45 スズラン峠 女神茶屋駐車場を車で出発 - 14:45 自宅に到着）

天候

12月29日(日)の天気ですが八ヶ岳は晴れ。この日は西から高気圧が張り出してくる緩やかな西高東低冬型の気圧配置。気温は低いが朝から良い天気でした。登山口の早朝は−12℃、山頂は−20℃、帰路の登山口昼間も−6℃でした。山頂では独峰なので風も強く、鼻先の感覚が無くなり凍傷になるんじゃないかと思う（長居するのであればバクラバ着用するほうが良い）ほど。でも、下山まで快晴だったのは久しぶりかもしれません。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ビーナスライン 県道192号線は雪におおわれている個所多数でスタッドレス必須。特に上信越道方面は坂道とカーブが多く、運転に気をつける必要があります。
スズラン峠園地駐車場は、到着した5:30には1台も車がありませんでしたが明るくなるころには8台ほどに。下山した11:30には満車でした。

[行き：中央道経由] 中央道を諏訪南I.C.で降り、左折して県道425号線、県道17号線、そしてメルヘン街道 国道152号線に入る。途中斜め右に折れビーナスライン 県道192号線に入り、そのまま道なりに進むと女乃神茶屋、スズラン峠園地駐車場（無料 30台位駐車可能）があります。

[帰り：上信越道経由] 行きと反対にビーナスライン 県道192号線を北に進みます。しらかば2in1スキー場入り口のところで右方向、県道40号、県道152号線を介して国道142号線に入り、途中で中部横断自動車道 佐久南I.C.に入る。

コース状況／危険箇所等

■女乃神茶屋登山口〜標高2110m標識
スズラン峠園地駐車場から一旦出て、右側に60mくらい歩くと女乃神茶の対面にバス停と登山口があります。
この時期は登山口から深い雪に覆われています。アイゼン持ち歩くのも重いので最初から12本ツメ装着で出発。最初は平地のハイキングから始まります。踏み跡がしっかりと出来ていて迷うこともありません。
途中から徐々に登りになってきますが、この時期になると岩の露出も少なく、きちんとフカフカの雪に覆われてしまっているので楽に登れます。1時間ちょっとで標高2110m標識に到着。景観も良く平坦地で休憩できる場所です。

■標高2110m標識〜森林限界
このエリアは、冬の蓼科の名物である樹氷やスノーモンスターを楽しむエリア。前日軽く雪が降ったらしく、樹氷とモンスターがイキイキしてました。踏み跡しっかりなので、ワカンやスノーシューは不要。標高を上げていくと氷の世界は素晴らしく、それはもう芸術です。縞枯れ帯を越えると森林限界に到達します。飛び出す前に台風防寒対策を。

■森林限界〜山頂
森林限界に入ると、雪と岩のミックスルートとなり傾斜もそれなりにありますので、一応ピッケルに持ちかえました。鎖は所々雪に埋まり凍結しているので使う人はいません。また、このエリアから山頂はトレースを外すと所々膝上まで踏み抜きます。コースは赤いポールが立ちわかりやすく、右に巻く様に蓼科山頂ヒュッテを経由して山頂に登っていきます。但し、ほとんどの人が途中から直登して山頂に到達していました。
山頂は広く、貧弱な山頂票、一等三角点「蓼科山」、蓼科神社奥宮があります。独立峰で周辺の山々とは距離があるため、景観は良いですが遠く感じます。
この日はまだマシなほうでしょうけど山頂では風が強く、気温の低さも相まってかなりの寒さでした。

写真

到着した5:30には車1台もなし。気温−12℃。

次から次に車が来る。明るくなる前に出発。

駐車場から60mくらい、女乃神茶の前にある登山口。

序盤から積雪量多く、今日はアイゼン付けっぱで。

登りに差し掛かる。岩の露出も少なく登るのが楽。

日が差してくる。快晴で空青く素晴らしい1日の予感。

登ったり平地を歩いたりで本当に楽。雰囲気を楽しみ進む。

標高2110m標識に到達。景観も良く平坦地で休憩できる場所。

蓼科山山頂が見えた。最後の登りが始まる。

登る〜。登る〜。パウダーなのでアイゼンの効きは悪い。

見上げると真っ青な空と生まれたての樹氷。自然ってすごい。

昨夜は雪が降ったので白モンスターは生気にあふれてる。

登る〜。登る〜。最高の非日常感を大いに楽しむ。

標高を上げるごとに氷の世界に魅了される。怖いほど神秘的。

結構登って来た。右手には南アルプスの山々。

縞枯れ帯に突入。もうすぐ森林限界の予感。

森林限界に到達。綺麗だー。暴風準備を整える。

雪と岩のミックスルートに。一応ピッケルに持ちかえて。

それは蓼科山なので、それほど危険と恐怖感もなく。

コースは赤いポールで誘導。蓼科山頂ヒュッテで折り返し。

山頂が見えました。うわぁ。綺麗でヤバイ。

山頂から八ヶ岳と南アルプス方面を望む。

山頂ヒュッテ近くから浅間山を望む。

蓼科山の山頂で自分撮り。山頂の風と−20℃で鼻先感覚なく極寒。

質素な山頂票と控えめなエビの尻尾。その先に北アルプス。

山頂中央にある蓼科神社奥宮を写真に収める。

これが一等三角点「蓼科山」。

広い山頂ごしに中央アルプス。空気が澄んでいて綺麗。

下山中、後から後から人が登って来る。皆楽しそう。

降りる〜。降りる〜。素晴らしい山登りももうおしまい。

時間が経つにつれ、樹氷とモンスターの元気がなくなる。

登山口までが長く感じる。ゴールは近い。

登山口に到着。今日も事故なく山行が終わり山の神様に感謝。

下山した11:30には満車でした。渋滞する前に家に帰ろう。

装備

個人装備

1/25,000地形図

1

ガイド地図

コンパス

1

GPSユニット

1

筆記具

1

ヘッドランプ・電池

1

笛

1

ミニナイフ

1

ライター

1

ザックカバー

1

エマージェンシーシート

1

手ぬぐい

1

ハンカチ・ティッシュ・巻紙

1

ハードシェル（上）

1

ハードシェル（下）

1

フリース

1

ダウンジャケット

1

防寒帽子

1

バクラバ

1

ウォーターキャリー

1

1リットルの水

ストック

1セット

アイゼン

1

12本ツメ

ピッケル

1

ワカン

1

グローブ

2セット

予備含

ゴーグル

2セット

予備含

サングラス

1

携帯電話

1

充電池予備携行

腕時計

1

食事

適宜

携行内容は上記記載

非常食

適宜

カロリーメイト等

行動食

適宜

チョコ・キャラメル等

保険証

1

健康・山岳保険

テルモス

1

ホットコーヒー

共同装備

ツェルト・ペグ・細引

1セット

救急セット

1セット

コンパクトカメラ

1

車

1

ホンダエリシオン（白）

感想

taichi_n26

早いもので今年の登り納め！八ヶ岳の北端に位置し日本百名山の一座、蓼科山(2,530m)に行ってきました。昨日は雪が降ったみたいで、まっ白な樹氷とモンスターの世界は神秘的ですっごく綺麗でした。[距離6.6km/累積標高差1,754m/所要時間(山行活動時間)5時間18分]

コメント

京のスター

taichiさん、こんにちは。
冬の蓼科、いいですね!!!

今年の登り納めは出来ず仕舞いになりましたが、また来年頑張ります

taichiさん、来年もよろしく!!!

良いお年をお迎えください<m(__)m>

drunk

写真ありがとうございました
写真撮って頂いた方ですよね。
ありがとうございました。
あの寒さの中かなり滞在していたのですね、素晴らしい。

taichi_n26

HIDENORI-Tさん
冬の蓼科山はかなり以前から計画書にあり、なかなか行けずじまいでしたがこの日行ってよかったです。本当に素晴らしい一日でした。
自分も2013年はこれで終わり。11回の山行となりました。HIDENORI-Tさんと同じく、また来年がんばります。
それでは、来年もよろしくおねがいします。良いお年をお迎えください。

taichi_n26

drunkさん
写真撮ったの覚えてますよ。いつもだと多数の方の写真をお撮りしているんですが、あの日は珍しくdrunkさんだけでした。
レコ見て拍手した時にも、多分同じ時間帯に山頂に到着した方かなぁ。と思ってました。あの日は激寒かったけど、最高でしたね。
「毎週山行完登記念」とのことで、本当に毎週だったんでびっくり。すごいです。これからもがんばってください！