那須岳 (冬季バリエーションルートより茶臼岳)



- GPS
- 05:19
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 659m
- 下り
- 643m
コースタイム
7:31 峠の茶屋(バリエーションルート取り付き点)
8:28 1,700m付近(アイゼン装着)
10:00 茶臼岳山頂 10:15
10:48 峰の茶屋避難小屋
11:14 峠の茶屋 (食事休憩) 11:46
12:08 大丸駐車場
天候 | 曇りのち吹雪き |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大丸駐車場利用(無料、50台位駐車可能、売店、トイレ有) 【アクセス】 那須ICより下道で約20キロ。 那須湯元温泉までは積雪はありませんでした。那須湯本を越えると一気に積雪が現れ完全な雪道となります(冬タイヤ、チェーン必須です) 朝7時ごろに除雪車が入り融雪剤を撒いていたので帰路時には完全に雪は溶けていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《コース状況》 【大丸駐車場〜峠の茶屋】 公衆トイレ脇の登山道から登り始めます。 登山道は直登で車道を何度か横断しながら峰の茶屋まで続いています。 積雪の状況を見て登山道、車道の選択をしたほうが歩き易いと思います。(本日は車道は使わず登山道を進みました) 雪は締まっていてツボ足でも問題なく歩けました。 【峠の茶屋(取り付き点)〜1,700m付近】 峠の茶屋駐車場すぐ手前の東屋脇より一旦、沢に下ったところより真西に伸びる尾根に取り付きます。距離は短いですが尾根に出るまでは腰から胸までのラッセルです。尾根に出ると、完全にリボン、マークはないので尾根を外さないように進みます。 尾根上も膝上のラッセルが続きます。 1,700m付近まで来ると一旦なだらかな平地に出て、ようやく深いラッセルから解放されます。 【1,700m付近〜茶臼岳山頂】 1,700m付近より少し進むと岩と雪の傾斜の強いミックスルートとなります。 視界が良ければ頭上に岩峰が見え、それを目印に進みますが本日は吹雪のため視界が取れなっかたので、コンパスを頼りに進みました。 途中より一般登山道と合流し、登山道を辿り茶臼岳山頂まで進みます。 【茶臼岳山頂〜大丸駐車場】 一般登山道を辿ります。 特に危険個所は少ないと思いますが、悪天候時にはルートミス(ホワイトアウト等)には注意が必要です。 森林限界を越えると一気に強風地帯となるので、防寒対策は必須です。 |
写真
感想
今年最後の山行は今月二回目となる茶臼岳へと行ってきました。
足を運んだことのある那須岳なので普通に登ってもちょっと物足りないので峰の茶屋から登山道とロープウェイとの間に並行に走っている尾根より取り付きました。
冬季のみ藪が雪の下に埋まり登れるコースです。
31日午前5時自宅を出発。
登山口である大丸温泉を目指します。
那須ICを降り、那須湯元までは路面には積雪・凍結箇所は有りませんでしたが、那須湯元より先は完全な雪道でした。
早朝ということもあり、除雪はまだされておらず、スタッドレスタイヤのみの走行ではスタックしないかと心配しながらの運転でした。
無事、6時30分頃到着。
この時点では、あまり風は吹いていませんでしたが、目指すピークのほうはなんだか怪しい雲行きです。
とりあえず、すぐに準備をして登山開始。
公衆トイレ脇の登山道から登ります。
前回約2週間前に来たときはすでにこの時点から膝までのラッセルでしたが、今回はトレースがきっちりありツボ足でサクサク上ることが出来ました。
順調に進み峠の茶屋駐車場手前にある東屋に到着。
これより冬季のみ登ることのできるバリエーションルートに取り付きます。
多分このルートは年間に1パーティ入るか入らないようなルートなので取り付き点からいきなりの猛ラッセルが始まります。
尾根上にあがっても股下ほどのラッセルが続きますが、特に危険個所はないので体力の勝負になります。
tanukigo、ヒィヒィと言いながら高度を上げていきます。
約1700m付近まで尾根づたいに高度を上げていくと一旦、平坦な地形に出たところでアイゼンを装着。
これより先は、積雪量は減り、雪と岩のミックスルートへと変わっていきました。
登り始めに不安を抱いていた天候はこの辺りより予想通り崩れ始め、あたりは殆ど視界がきかなくなってきましたが、GPSとコンパスを頼りにどんどん進むとようやく一般ルートと合流。
しかし、一般ルートといってもロープウェイから山頂へと伸びるルートで冬季は多分、殆どの人が入らない地点ですが、でも人工物があると安心を心に抱きながら山頂へと向かいます。
山頂へとつくと年末ということもあり、多くの登山客がいると思っていましたが、あいにくの天候の為、山頂はtanukigoパーティの貸し切りでした。
でも展望はなく悪天候のため、バリエーションルートで登ってきたことに登頂の喜びをかみしめながら下山します。
下山時は一般ルートを辿りあっという間に山麓に到着。
どんどん高度を下げるにつれ天候も回復していきましたが先ほどまでいたピークは非対称的に雲の中へ。
今回の山行は天候は恵まれませんでしたが、経験的には大きくスキルアップ出来る山行となり、今年最後の山行を締めくくるには大変充実した山行になりました。
2014年も多くの登山者の安全を願いながら今年の山行を締めくくりました。
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