赤岳 ☆2022登り初め☆
- GPS
- 06:56
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,291m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:56
天候 | 序盤は晴れ→登りの行者小屋から先は曇り→山頂は薄いガス→下りの行者小屋あたりから小雪 風はこの山にしては穏やかだった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口から赤岳山荘までの道は全面積雪凍結。 4駆SUVでたどり着けたが、天候によっては厳しい状況もあるかもしれないと思わせる感じでした。 今後は美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場等利用(@500円)してそこから歩くのも選択肢になると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩き始めから登山道はしっかり積雪があります。 赤岳山荘から行者小屋まではチェーンスパイク、そこから山頂までの登り下りを含めて下山まで12本爪のアイゼンを装着していました。 全区間12本爪でもよかったと思わせる積雪量でした。 地蔵尾根は一部鉄階段が露出していましたがかなりの積雪量、ピッケル+12本爪アイゼンで雪の急斜面をよじ登りました。 この区間ルート確認しながら滑落に注意しながら慎重に進みましょう。 地蔵の頭から赤岳展望荘を経て山頂までは特に問題なしでしたが積雪しっかり有りました。 山頂から文三郎尾根方面の下りは急斜面にしっかり積雪があるので滑落に注意しながら慎重に下りました。 多くの個所は雪から露出した鎖の上部や階段の鉄柱上部が目標になりましたが、ガスで見通しがいまいちな状況に加えトレースが風で消されたりしてルートが分かりにくい個所もありました。 確実なルーファイが必要でした。 行者小屋から赤岳鉱泉を経て北沢ルートは積雪しっかり有りましたが時に問題なしでした。 コース状況は日々変化するので直近の状況を確認しつつ、しっかりした雪山装備で慎重な行動が必要です。 |
写真
装備
MYアイテム |
Q_B
重量:1.56kg
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感想
2022年の登り初めは、他の行事や天気の様子でなかなか日程が確保できず1月6日と例年より遅めになりながらようやく実現。
直近までいくつかの山の天気予報を見ていたが予報のばらつきがあり「まあ登れないこともないだろう。」という判断での山行でした。
朝のうちは上空に青空もちらほら、行者小屋にたどり着くまでは横岳、赤岳、阿弥陀岳の稜線も見えてなかなか楽しい登山を予感させてくれました。
ところが行者小屋で装備を整えていざ出発という頃にはガスが湧いてきて先ほどまで見えていた稜線は白いガスに覆われ始めます。
幸い風は穏やか。
行者小屋では数人の登山者さんが装備を整えてそれぞれスタートして行かれましたがその数は少なめ。
自分は地蔵尾根の雪の急斜面に惹かれるものがあるのでそちらを選択、鉄階段の一部がまだ露出しているのは少々残念ですがそれでも自分が知る限りでは積雪量は多め。
登りながら背後に見えてくる阿弥陀岳の姿が大好きなのですがこの日はガスに遮られてその楽しみは無し。
もっぱら雪の急斜面をよじ登ることに集中できました。
この日の風は穏やかで地蔵の頭まで登り切るとその先の難易度はそれまでよりは随分下がります。
しかし山頂の姿すらガスに遮られて見えない。
稜線上は風で雪が飛ばされてはいますがこれまで訪れた時よりは積雪は多い感じ。
眺望が無いのはいかんともしがたいですが、昨年暮れの権現岳以来約2週間ぶりに雪山を歩けることはそれだけでもかなり楽しかった。
途中すれ違った登山者さんから「上は視界が悪いからお気をつけて。」とアドバイスいただきました。
その後も長い急坂をよろよろと登りガスが薄っすらと覆う山頂に到着。
ガスで全く眺望が無い状況は変わらずアリバイ写真を撮ったら迷わず下山。
薄いガスでも白い雪の凹凸や雪質は判断しにくく、少ない登山者さんが残したトレースも風のある場所ではかき消されてよく分からない。
ついでにゴーグルの曇りも凍結して視界をわずかにではあるが遮り始める。
文三郎尾根方面の下りも積雪がしっかり有って雪の急斜面。
これは予想通りなのでさほど驚かないが、雪面の判断がしにくいのはこの場所では過去に経験が無く少々怖かった。
中途半端に露出した階段のところではその脇を通過しようとしてプチ滑落。
滑落停止しようとしたがその前に階段脇の鎖に脚が引っ掛かり無事停止。
少々やばかった。
その場でより、家に帰って思い出した時の方が怖かった。
とまあ、終わってみればハラハラドキドキの登り初めでした。
これからはもう少し天気が良い日に山登りしたいと思うおいらです。
今年もよろしくお願いいたします。