猿投山 雲興寺〜 黒い大型生物の正体は…
- GPS
- 06:15
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 646m
- 下り
- 629m
コースタイム
09:15 雲興寺(参拝)
09:20 橋(登山口)
09:53 休憩(ベンチ) 10:03
10:15 トイレ近くの分岐点
10:20 桧平古窯跡方面を散策 10:30
10:52 小休憩 10:57
11:02 尾根合流地点(ベンチ)
11:03 クマ騒動 11:08
11:23 猿投山頂上 11:33
11:40 広場にて昼食とブランコ 13:08
13:19 尾根合流地点(ベンチ)
13:32 神島展望台 13:38
14:02 小休憩 14:06
14:07 林道出合
14:24 トイレ休憩 14:33
14:35 トイレ近くの分岐点
15:24 雲興寺駐車場
歩行時間:4時間 4分 (参拝・小散策など含む)
停止時間:2時間12分
全行程:6時間16分
歩行距離:10.6km
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース図● GPS端末が拾ったルートです。 ●登山ポスト● ありませんでした。 ●トイレ● 登山口から2kmほど歩くと分岐標識が設置されており、右手に進んですぐのところにあります。 ●登山道の状況● 【橋〜トイレ分岐】 始めは沢沿いを進みます。よく整備された歩きやすい道です。 鉄塔の建っている場所からは瀬戸市街を見渡すことができ、 そのすぐ手前にはベンチがあります。 【トイレ分岐〜尾根合流地点】 分岐を左折(頂上方面)し、進むとすぐに桧平古窯跡の案内があります。 しばらく進み再び左折、途中コンクリート舗装路を挟み、主尾根を目指します。 尾根手前で勾配が強めになります。 【尾根合流地点〜猿投山頂上】 よく整備された歩きやすい道です。 尾根合流地点を出てすぐ、大型哺乳類に出くわしました。 ここは人通りの多い主尾根で、この日もひっきりなしに多くの人が歩いていました。 【休憩広場】 頂上からしばらく西へ移動すると、広場へ下る階段があります。 もう少し進むと左手に見えるので、そこから直接行くこともできます。 中央の日だまりにベンチが多めに設置してあります。 奥に、有志の方々によって設置されたブランコがあります。 【尾根合流地点〜林道出合】 よく整備された歩きやすい道です。 途中、海上の森方面への分岐(赤猿峠)があります。 【林道出合〜トイレ〜トイレ分岐】 林道を北東の方角へ進みます。 トイレから分岐点まではすぐです。 ヤマザクラコース(赤猿峠のすぐ東に接続)の起点があります。 ●コース全体の印象● 今回歩いたルートも、非常に分かりやすく歩きやすい道でした。 他ルートへの分岐点が多数存在するので、道間違いには注意してください。 ●下山後に立ち寄った温泉● 長久手温泉 ござらっせ http://www.nagakuteonsen.jp/ ●目撃した大型哺乳類について● 往路にて主尾根に合流後、頂上方面に進み始めてすぐのことです。 仲間のひとりが「うおっ」と声を上げた直後、大型動物が南側の斜面を駆け下りて行きました。 【目に入ったその動物の特徴】 ・体長1m程の黒い哺乳類でした。 ・偶蹄目や奇蹄目特有のシュッとした足ではなく、肉付の良いガッシリとした太い後足でした。 ・頭部と胸部の間にくびれが見られました。 ・ずんぐりした身体を大きく屈伸させながら、跳び箱の開脚跳びを繰り返す様な動きで逃げて行きました。 以上の特徴から我々4人全員の見解で、その動物はツキノワグマだったという結論に達しました。 人で賑わっていた休憩所から50mも離れていない場所でのことです。 即座に休憩所まで戻り、そこにいらっしゃった方々にはこのことを報告しました。 こちらが予想していた通り、「イノシシじゃないの?」と言われる方も居られましたが、 それを目撃したのは我々4人だけですし、証拠写真等があるわけでもありません。 水掛け論になるのは避けたいので、それ以上は言うのを止めました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池 単三
1/25,000地形図
笛
筆記具
保険証
飲料
食料
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
腕時計 高度・気圧計、コンパス機能付き
非常食
トイレットペーパー
軽アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
車
GPS端末
布テープ
ビニール紐
携帯ガスコンロ・ボンベ
使い捨てカイロ
|
感想
元々この日は養老山地を避難小屋まで歩く予定だったが、
元日早々に事前の単独行を終え、複数で歩くのは難しいと判断。
先月末に訪れたばかりだったが再び猿投山を、今回はルートを変えて歩くこととした。
瀬戸市の雲興寺から整備の行き届いた自然林の道を歩く。
スギ花粉の時期でも他の山よりはマシかな?とか想像しながら歩く。
言葉を交わしながら…。道草を食いながら…。
静かな単独行とはまた違った魅力が複数行にはある。
頂上まで続く主尾根に合流した。
合流地点にはベンチがいくつか設置してあり、家族連れを含む何パーティーかで賑わっていた。
合流直前に小休憩を済ませていたので、休憩所はそのまま素通りする。
1分後、仲間の一人が驚いた声を上げる。黒く大きな何かが南斜面を駆け下りて行った。
詳細は前述の通りだが、この件に関して感じたことは文末に記すこととする。
頂上に至った後は広場まで戻り、昼食とした。
食事を終え、二週間前に遊びまくったばかりのブランコの様子を見に行く。
チビッコたちが遊んでいるのを、こちらの存在を意識させない様、遠巻きにチラチラと様子見する。
大人の対応だ(少し違う気がする…)。
親御さん等がチビッコ達に声を掛ける。どうやら今から頂上へ行くらしい。
よし!今から2〜30分がチャンスだ!
我々だけしかいないタイミングで、今回も遊びまくることができた。
今回も、前回とはまた別の製作メンバーの方とお話をした。
ロープはひと月ごとに交換を行っているらしい。大切に使わなければならない。
さて、往路にて我々だけが見た大型動物についてだが、
その『何か』がツキノワグマだったと仮定した場合、今は冬眠時期のはず…。
恒温動物の冬眠は変温動物のそれとは違い、仮死状態になっているわけではない。
一時的に目を覚ましたのだろうか…?
元々そこまで寒くならない低山なら、まだ冬眠に至っていない個体もいるのかもしれない。
そもそも、冬眠しない個体も存在するのではないだろうか…?
様々な憶測が浮かんでは消える。
少しだけ調べてみた。やはり、全てのクマが冬眠するわけではないということを初めて知った。
ここであえて断言はしないが、問題なのは、そいつが人で賑わっている登山道脇に現れたという事実だ。
本来ならば人気の多い場所には近寄って来ないというのが定説だと思っている。
しかし、彼らの性格にもそれぞれ様々な個体差があるだろうし、
人間の都合・生活環境・行動の変化に伴い、彼らの置かれた環境も日々変化している。
その習性すらも少しずつ変化しているのかもしれないと感じた。
猿投山のメインルート脇に白昼堂々と…。
自分の眼で見ていなければ、信じられない話かもしれません。
オオカミ少年ならぬ、クマ青年(中年?)と呼ばれてしまうかも…
この話を信用できるのでしたら注意していただきたいです。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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私も同日猿投に登った時、尾根のテーブルで休憩している方からクマが出たそうだと聞きました。それを目撃したのは貴方方だったんですね。数年前に瀬戸の区域でクマが目撃され捕えられました。その後引き合いがなく殺されました。いないわけではありません。ニホンカモシカとよく間違えられるのですが、それだけはっきり見ているのならば熊の可能性も十分に考えられます。私はこの地区でイノシシとニホンカモシカを見ています。
用心するにこしたことはありません。
こんばんは。先日の再会は嬉しかったです
そう、sireotokoさんが声を掛けて下さった少し前のことでした。
僕は後方を歩いていたので、その動物が逃げて行く姿を
斜め後ろから確認することができました。
頭部から胸部にかけてのラインがイノシシとは違いましたし、
何よりも走り方が違っていました。
ニホンカモシカは10年以上前ですが、間近で見たことがあります。
ただ、イノシシとツキノワグマはこれまで自然環境下で
見たことがない為(映像はあります)、どこか断言しきれない
ところもあります。
あんなに人通りの多い場所でのことでしたので、少し心配です。
皆さんにも用心していただければ幸いです。
猿投で・・・
今晩は。
人が多く、何かしら食料もあるのでしょうか?
気をつけましょう・・・
こんばんは。
正直なところ、自分でも目を疑う光景でした。
これを載せたら嘘つき呼ばわりされるかも…とか思ったり…
付近に人が大勢いる場所でのことだったのがショックです。
やはり前途多難の一年かも…
どこの山へ行くにも注意は必要ですね。
御二人も用心してくださいね。
hiroCさん、こんばんは。
猿投山に、熊は絶対にいると思います
。
その理由として、
・昨年、初めて西尾根を歩いた時、人の拳より少し小さい
肉球の足跡を発見
・忘年会の時に西尾根を歩いていた時、熊の糞と思われる
排泄物を2ヶ所で発見
・猿投山から東に行った広瀬というところで、数年前に
熊が捕らえられた
・少し北部の小原では、毎年のように目撃情報あり
等々、公には公表できない情報もあります。
冬眠説ですが、一昨年の2月、上高地入口近くにある
『中の湯温泉』に行ったとき、明らかに熊と思われる
足跡を見かけましたし、宿の方に話をしたところ、冬季
でも良く見かけるとお聞きしたこともあります。
山に入る時は、どんな時でも、熊鈴は必須だと思いますよ。
こんばんは。
登山口近くに何年も前の熊の目撃情報が貼られていました。
その時、我々はどこか他人事の様に思っていたと思います。
仲間がその動物に気付き、そいつが逃げ去って行く時、
あっけにとられて見ていました。
まさか猿投山で?あんなに人の多い所で?冬なのに?
状況は全て信じられないのに、目に焼き付いたその特徴は
全て信じざるを得ないものでした。
kameさんとs4redsさんが見たという糞の話も思い出していました。
実は元日に養老を歩いた時、熊鈴は付けていませんでした。
国道21号線以南に熊はいないという、根拠のない思い込みを
これまでずっと持ち続けていたからだと思います。
今後は山域や季節に関わらず、必ず携帯するようにします。
はじめまして、hiroCさん。bassと申します。
下山時の看板を見てなぜか、ふっと思ったことがhiroCさんの山行記録で実際に起こり得るのだなぁと思いました。
鈴はいつも携行しているのですが、里山だと着けないことが多いのです。情報ありがとうございました、これからは注意しないと。
こんばんは。コメントありがとうございます。
これまで、猿投山にも熊はいる。という話を聞くことはあっても、
実際に見た。という話は聞いた覚えがなかった気がします。
目撃現場が、多くの人が頻繁に行き交う場所だったこともあり、
『信じられない』が、正直な感想です。
けど同時に、良い経験だったのかもしれません。
常識とは、ある様でないものなのかもしれない。そう思いました。
とりあえずこれからは、山域や季節に関わらず、鈴は携帯しようと思います。
彼らは行き場を失くしているのでしょうか?
それを思うと少し複雑な気持ちになります。
おはようございます。totokと申します。
私も,猿投山には何度も訪れています。
それも,あまりメイン道ではない道ばかり歩いています。
大型動物について心配です。
特に,北西斜面は東大演習林のため,人があまり行かないので,
もしかしたら,野生の楽園になっているのでしょうか?
貴重な情報をありがとうございます。
気をつけて歩きたいと思います。
こんばんは。コメントありがとうございます。
ルートバリエーションがあまりに多彩で、どこか異色な…、でも身近な…。
まだ新参者ですが、そんなところにこの山の魅力を覚えます。
今回、この山域に…というよりは、人で賑わう場所に現れたことに驚きました。
山中の至る所を人によって密に歩かれている山です。
そこに住む彼らは、人の気配にも慣れてしまっているのでしょうか。
だとすると、彼らにとって既に人は怖いものではないのかもしれません。
もしそうなのだとしたら、深刻なことだと思います。
本当に不幸なのは、人の都合で追いやられ、人の都合で処分される彼らですね
上手く共存できると良いのですが…。
今回の件、色々と考える機会を持てて良かったと思います。
改めて、自然と向き合う意識を明確に持たなければ…と感じました。
猿投山にはこれからもお世話になります
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