【入笠山】強力アルパインスノーポンでスノーハイク
- GPS
- 03:55
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 289m
- 下り
- 282m
コースタイム
9:00 シャトルバス
9:10 富士見パノラマリゾート
9:30 ゴンドラ山麓駅
9:45 ゴンドラ山頂駅 10:20
10:35 入笠湿原
10:50 お花畑入口
11:30 入笠山登山分岐点
11:45 入笠山山頂 12:30
13:00 八ヶ岳ビューポイント 13:05
13:20 お花畑入口
14:00 ゴンドラ山頂駅 14:20
14:40 ゴンドラ山麓駅
15:00 シャトルバス
15:15 JR富士見駅
天候 | 晴れ→山頂やや風強し→14:00頃から曇り空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.jreast-timetable.jp/timetable/list1367.html 【シャトルバス時刻表】 http://www.fujimipanorama.com/snow/access/#sogebus |
コース状況/ 危険箇所等 |
・JR富士見駅AM9:00発のシャトルバスはほぼ満席 ・現地到着時点ではゲートハウス(バス停)至近への駐車可能 ・登山者用のゴンドラ往復券は\1,800、クーポン利用で\1,400 クーポン: http://www.fujimipanorama.com/snow/ticket/ticket.html ・ゴンドラは待ち時間無し(ソロ用レーンあり) ・ハイキングコース全体的に昨年同時期よりも雪深い ・湿原→お花畑→岩場迂回コース→山頂は、しっかりしたトレースあり ・山頂は南からの風がやや強いが晴天の陽射しで360度絶景パノラマ ・山頂→首切清水登山口方面は、ほとんど踏まれていない ※首切清水登山口までの途中でトレースは途切れ、手前の木に直接、 朱書き矢印で下方へ示されていて直降で登山口手前の林道に出る ・八ヶ岳ビューポイント周辺の林道も雪深い箇所あり ・ゴンドラの最終時間は16:30分 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料水
ティッシュ
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック・スパッツ
水筒
時計
非常食
アイゼン
アルパインスノーポン
防寒手袋
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
ジェットバナー
カメラ
|
感想
昨年に続き、初山行は入笠山のスノーハイク。
昨年と同様に1月4日に予定していたが天気予報によると、
1月3日の午後から悪天の予報ため、急遽繰り上げて3日に決行。
前日の外出帰りからの慌ただしい山行支度となったが、
結果的には3日に繰り上げて大正解であった。
昨年はスキー場でスノーシューをレンタルしたのだが、時間が掛かり、
その上、取説もままならぬ、とてもアバウトな係のオジさんが
古いタイプの女性用を貸し付ける始末だった。
それが理由という訳でも無いのだが、
今回は昨年末に入笠山を山行初めと決めた時点で、
アルパインスノーポンなる物を予約して手に入れた。
これは中々の優れもので、シューズに装着すれば簡易なスノーシューになり、
タイプは限定されるがアイゼンの爪をスノーポンにある溝にセットすれば
アイゼンを装着したまま合体可能となり、強力なアルパインスノーポンになる。
故にそのために12爪のセミワンタッチのアイゼンも合わせて購入。
ゴンドラ山頂駅に到着すると目の前に八ヶ岳がとても鮮やかに見える。
昨年、夏から秋にかけて飛び石的に南の編笠山・権現岳、根石岳・天狗岳、
そして北横岳・双子山とテン泊で縦走?した山々を見渡して眺める。
ハイキングコース入口脇で身支度を始める。
12爪アイゼン、雪上では初めての装着になるので、始めから着けることする。
ダブルストックもスノーバケットに交換し、ライトダウンを脱いでザックに仕舞う。
出発準備までに20分ほど時間を要した。
歩き始めは林間のハイキングコース、
雪深いが圧雪したトレースがあり、とても歩き易い。
しかし今まで、スノーチェーンや10本爪のスノースパイクなどの
軽アイゼンでのスノーハイキングの経験しか無く、
2本の前爪がこんなに飛び出しているのは初めて、
普通の足の運びだと引っかかっり、どうも勝手が違う。
やがて、自然にやや大袈裟なガニ股歩行となり、それで慣れた。
サクサクとした音が気持ち良い。
入笠湿原の入口付近まで来ると、
賑やかなスキー場の放送も聞こえなくなり、いい感じの静寂感。
林道から見上げる木々の間から青い空が澄んで見える。
「とっていいのは写真だけ」の標識がある獣避けゲートも
積雪で開かず、横のネットがめくれている所から湿原に入る。
雪深いなだらかな下り、先人のスノーシューのトレースがあり、
本来のコースとは違ってほとんど直降で進む。
サクサクと気持ち良く大股で降りていると、
いきなりズボッと深みにハマり、転がって雪まみれ。
湿原は木道の杭が辛うじて見分けつく位の積雪量、
その杭の頭を目印に進む、広い雪原に青い空のコントラストが美しい。
山彦荘は閉まっていた、軒下にツララが光っている。
夏には九輪草が群生していた和流沿いのコースも雪で埋もれ、
和流との堺も判らなくなっている雪道をサクサクと進む。
お花畑の入口の分岐点に到着、お花畑も雪深く、
歓声をあげて、そり遊びを楽しんでいる人の姿がある。
ここで、いよいよアルパインスノーポンを合体して装着、
これをどうしてもやってみたかったために購入。
今回の山行目的の一つである。
お花畑に入り、雪深い雪原を恐れ恐れ歩き始める。
敢えてトレースの無い新雪の上を進む、
雪はパウダースノーでサラサラ雪でモコモコとラッセル。
結構体力を要するが、恐らくアイゼンのみでは歩き辛いハズ。
お花畑の出口に着いた時には汗ビッショリとなった。
山頂までは岩場を迂回するコースを選んで進む。
道幅は狭いがトレースがしっかりあり、
アイゼンだけの方が歩き易そうであったが、
山頂までアルパインスノーポンを装着したまま登り続ける。
山頂は南から風がやや強かったが、その分、雲もなく、
晴天の青空のとても美しい大パノラマ。
南アルプス、中央アルプス、諏訪湖越しに北アルプス、八ヶ岳、
そして、東方には富士山までくっりと見える、素晴らしい眺望である。
本当に来た甲斐があった、2014年初山行は大成功である。
岩陰で風を避けて湯を沸かし、カップ麺とカフェラテでランチタイム。
湯が沸くまでも写真を撮りまくり、結局45分間、山頂からの眺望を満喫。
下山はあまりトレースがハッキリしていない「首切清水登山口」方面へ。
ほとんど直降で本来のコースとは違う深雪の中を
踵に体重をかけ、アイゼンの踵爪のグリップを感じ、大股でザクザク下る。
気持ちの良いくらい軽快、スノーポンとアイゼンの組合せ効果を実感。
結局、直降のまま、コースをショートカットして
「首切清水登山口」手前の林道にいきなり飛び出てきた。
林道もトレースの上に新雪が積もった様な感じで、
獣の新しい足跡があちこちに残っている。
八ヶ岳ビューポイントからの眺望も素晴らしい、東方に富士山も見える。
雪の中に埋もれているがベンチもあり、風も無く、
ランチポイントとしてはこちらの方がお薦めかも知れない。
林道を進み、お花畑の分岐点に合流、そのまま林道を更に進み、
山彦荘手前のトイレ前ベンチでスノーポンを外し、
湿原を時計周りに周回する林道でゴンドラ山頂駅へ向かう。
ゴンドラ山頂駅には14:00時少し前に到着。
今朝、身支度をした場所に移り、アイゼンを外し、帰り支度。
ちょうどその瞬間に暗くなった、
空を見上げると灰色の分厚い雲が日差しを遮っていた。
どうやら天気予報通りにお天気は下り坂、
ハイキング中、ちょうど晴れている時間を過ごせて、
本当にラッキーな山行であった。
それにしても、
12爪アイゼンなんて、自分の技量にしてはオーバースペック。
でも折角購入したのだから、ちゃんと雪山登山講習などにも参加し、
冬の八ヶ岳も行ってみたくなってきた。
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