午年始めに陣馬山(奥高尾から南高尾を長距離縦走!)


- GPS
- 08:15
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
7:28 陣馬山登山口
8:45 陣馬山 休憩〜9:00
9:29 明王峠 (堂所山ピークは巻道でうっかりスルー)
10:21 景信山 休憩〜10:27
11:10 城山
12:00 大垂水峠
12:22 大洞山
12:31 コンピラ山
12:50 中沢山
13:34 三沢峠
13:50 草戸山
14:43 高尾山口駅/高尾駅 分岐
14:55 高尾霊園
15:20 高尾駅
天候 | 高曇り→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆全体的に、危険箇所はありません。 堂所山〜景信山にかけて、泥でズルズルの坂があるのでスリップ注意。 城山〜三沢峠間は細い九十九折の道にトレランの人が多くいましたので、すれ違い時の滑落注意、です。 |
写真
感想
午年にちなんで年始に陣馬山に行かれているレコがいくつもありましたので、便乗してみようと登ってみました。始めは高尾山に立寄って下山するつもりだったのに、行き当たりばったりで予想外なロングトレイルに。
朝早くに藤野駅に着いて、徒歩で登山口を目指します。途中の家々には必ずと言っていいほど万両が植えてあり、鈴生りで赤い実がなっていました。正月らしくて縁起がよいと思わず撮影。登山口までは意外と長い距離でしたがそれほど疲れもなく無事到着。
いよいよこれから山道かと思いきや、一ノ尾根ルートはまだまだしばらく舗装路が続き、九十九折の道の合間合間に民家が立ち並びます。日々この坂道を行き来する住人の脚力を想像して空恐ろしく思いながらようやく山道らしい土の道に。(ここでようやく本日初の他の登山者に遭遇)
陣馬山頂までの道は傾斜もそれほど厳しくもない特筆点のないルート。景観も木々に遮られてはっきりしません。完全に凍結してはいましたが霜柱で覆われた道がありましたから、気温が上がったら泥道になるかもしれませんね。黙々と登って空が開け、茶屋の屋根が見えたら山頂間近です。
皆さんご存知の馬の像が出迎える山頂からの眺望は、絶景!のハズなんですが今日はちょっと雲が多くて遠方は見えづらかったですね。大岳山や雲取山、大菩薩嶺なんかは割と近い山ですのでしっかり見えました。富士山は完全に隠れていましたね。残念。
今回は陣馬山からの縦走ですので、一休みしたら早々に景信山を目指して尾根を辿ります。途中の明王峠を越えてからの尾根は小ピークが多く、その都度「巻道か直登か」の分岐が現れます。看板がメインルートとして設定しているのは巻道のほうらしく、うっかり堂所山のピークを見逃しちゃいました。それ以降は反省して、全部の分岐で直登を選択。けっこう足に来ます!
景信山に近づく頃には気温も上がり、ところどころドロドロのぬかるみゾーンが現れます。急斜面が泥だらけだったりするので滑って実に怖い。怪我の心配はないのですが、ウェアが泥まみれになるのは勘弁ですからね。なお、景信山では山頂全体が泥沼状態でした。
景信山から小仏峠を経て城山へのルートは特に泥道もなく平和でした。城山には紅葉の季節以来2回目ですが、今日は流石に登山者は少なめでしたね。前回見えた富士山は、今日はここでも見えませんでした。残念。
ここまでのコースタイムから今後の行程を考えている際、「このまま高尾山経由で下りるとあっという間だな。地図に書いてある南高尾のコースにしてみても暗くなる前に下りれるかな」と長距離コースの考えがムクムクと膨らんでしまいました。計画変更が容易すぎる単独行の弊害かもしれません。
城山から少し高尾山方面に進み、分岐点を大垂水峠方面へ。こちらのルートにはあまり人が来ないかと思っていましたが、意外にもすれ違う人は多かったです。ただ・・・そのほとんどがトレランの方々。どうもこのコースはトレランのトレーニングコースになっているようですね。
大垂水峠は自動車道ですので、登山道が一旦途切れます。歩道橋を渡って南側の尾根に渡り、大洞山、コンピラ山、中沢山と縦走です。コンピラ山山頂には面白いリュック掛けとベンチがありました。使用中でしたので撮影できませんでしたが・・・。中沢山山頂には菩薩像が祭ってあり、像の視線の方には丹沢の山々がよく見えました。
さらに三沢峠、草戸山と進み、城山湖を横目に進路を北に変えたらあとは高尾まで尾根伝いに一直線。なんですが、これ以降も小ピークの上り下りが延々と続き、体力がガリガリ削られていきます。おそらく普段であれば何と言うこともないアップダウンなんでしょうが、長距離山行の終盤ということもあり、自分でもびっくりするぐらいに足が前に進みません。
なんとか高尾山口駅へ残り0.3kmの道標までたどり着いた際、分岐に「高尾駅 2.3km→」の表示を発見。疲れきっているくせに「ここまで来たら、いっそ高尾駅まで徒歩で行ってしまおう!」と妙なテンションになって、プラス2kmの延長戦に突入することに。地図にも書いていないルートでしたから、今いる尾根伝いに高尾駅までまっすぐ行くルートなんだろうと当たりをつけていたのですが、道はくるりと右側の脇の尾根に逸れそのまま市街地へ。トレイルの終点は・・・霊園ですか?どうやら、分岐で間違ったルートを取っていたようです。
まさかと思いながらも、本当に高尾霊園のど真ん中に山道の終点がありまして。どうもそこは犬猫用の霊園のようです。お墓参りをされている方の中に現れた、どこからどう見ても場違いなオレンジ色の登山者に親切に道を教えてくださった方どうもありがとうございました。霊園を抜けて市街地を北に進むと高尾駅が現れ、ようやく下山完了。
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年始の山始めとして陣馬山に登るついでに寄り道に寄り道を重ねる妙な山行になってしまいましたけど、なかなか充実した疲労感が得られました。城山を過ぎてからは、景色もほとんどないので何だかトレーニングみたいな感じでしたが、久しぶりに歩けるだけ歩いた感じです。去年、山登りを始めたときに比べるとずいぶんと体力もついたことが今日の山行で確認できましたし、今年も山への意欲が持続できそうです。
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