那須岳スノトレ(ゴンドラ山頂駅in/ゴンドラ山麓駅out)


- GPS
- 05:03
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 580m
- 下り
- 1,026m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
マウントジーンズ那須のゲレンデトップ(山頂駅)まではゴンドラで。結局リフト券はゴンドラ1回上がったのみw。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは全行程ワカン、下りはスキー&スキーブーツでつぼ足歩きの併用。 1/16(日)は晴天無風のスノートレッキング日和だったので、浮力のあるワカンやスノーシューなら、先行者により踏み固められたトレースをほぼ全行程辿れるため、くるぶしレベルのラッセルも皆無で、道迷いのリスクも皆無。(たまに踏み抜きズボッはあり) 下りは、スピードを殺しにくい細い急傾斜の斜面や、石がゴロゴロ露出している斜面もあったので、三本槍岳からゲレンデまで滑走する夢を見てましたが、到底不可(涙)。基本的にスキーで滑れたのは「三本槍岳〜清水平」と「スダレ山〜ゲレンデトップ手前」。清水平〜スダレ山間は、道幅が狭く、随所に石がゴロゴロ露出してて、自分の技術じゃ滑走不可と判断。ゲレンデトップ手前はなぜか登り(笑)。最後は板を担いでゲレンデトップへ…! 今日、ゲレンデトップ〜三本槍岳間で会った人を、下りの手法別にカウントしました! 結果は『スノーシューorワカンorアイゼン:32人、スキー:9人(自分含む)、スノーボード:1人』でした!もっとバックカントリーの人が多いと思ってましたが、意外な結果となりました! |
写真
感想
1/14(金)時点で、1/16(日)の那須連山は快晴予報!そして、那須連山の最高峰・三本槍岳(1,917m)へ登頂可能なマウントジーンズ那須(スキー場)は、なんと我が地元駅発着のスキーバスあり!そして、2日前だと、直前割が効いて、なんと往復バス代+1日リフト券込みで4,900円♪。いつ行くの?今でしょ!
ということで、スキーバスツアーだと現地滞在6時間ですが、時間内にゴンドラ山頂駅から三本槍岳までワカンでハイクアップし、山頂から(ゲレンデ用の)ショートスキーで滑走可能と踏み、百名山完登時の草津白根山(2021年3月↓)以来となる、スキー板&ブーツを担ぎ上げる、イレギュラーな形のBCスキーに、自身2度目となる挑戦♪
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3025117.html
スキーバスツアー、今日は往路も復路も、本当に時間に正確。事前案内通りの時間で運行されました。まずはそこに感謝!
10時前にマウントジーンズ那須へ着き、早々に準備をして一路ゴンドラへ!実は、1日リフト券をもらってますが、今日のゴンドラ&リフト乗車は、この朝の1回のみ(笑)。私以外の30人を超える参加者は、みなゲレンデスキー&スノボに6時間興じるであろう中、ただ一人、スキー板を担ぐ登山スタイルでゴンドラへ(笑)。
同乗者に珍しがられながらも、ゴンドラ内でワカンを履き、準備万端!山頂駅へ着くなり、コース外へ踏み出します!(もちろん、コンパスで登山届は提出済み)
往路には気づきませんでしたが(笑)、しばらく下り(つまり、復路は登り)だったんですね。さておき、20分ほど歩くと、眺望のない中の大倉山を通過。那須岳(三本槍岳)へは、2019年11月の快晴時にも来てます(↓)が、中の大倉山、全く記憶にありません・・・。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2099521.html
この辺からも、茶臼岳や朝日岳がちょいちょい樹間越しに見えるんですが、ここから15分ほど歩くと、森林限界を越え、白銀の茶臼岳や朝日岳に加え、本日のメインディッシュ・三本槍岳もスッキリと見え始めます!しかも、雲ひとつない、青空の下で!山頂での絶景が確約されたThe Day、心踊ります。荷物(14.1kg)が重いのがナンですが。
ゴンドラトップから70分程で、本日最大の急登と思える、スダレ山への直登に取り付きます。往路(登り)は辛くても、復路(スキー滑走)はハッピーと考え、歯を食いしばって登ります。途中で先行するスキーヤー(シール装着)と会話し、追い抜きます。この急斜面は、スキーよりワカンやスノーシューに分がありそうです。
その後の幅狭いトレイルでは、石が雪に埋まらず、ゴツゴツ露出している箇所がたくさんあり、復路の滑走が危ぶまれます・・・。また登り一辺倒かと思いきや、結構下り(復路は登り)があり、これまた復路の滑走が心配になります・・・(涙)。特に、清水平までは一旦下り、登り返す形になります。2019年11月、秋山で登った時の記憶など、アテにならないものです(笑)。
清水平まで来ると、三本槍岳は目と鼻の先です。そして、この辺りまで来ると、右手側に磐梯山〜吾妻連峰〜安達太良山の雪壁がドーンと迫ってきます。予報では、そちら方面は今日曇りだったので、いい方向に予報が外れたようです。特に、安達太良山はくすみのないキレイな純白で、見るからに最高の登山日和に見えました〜。
そして山頂目前になると、左手方面に日光連山〜尾瀬連山の雪壁も見えてきます。今日山座同定した山の中では、ひときわ燧ヶ岳の山容が格好よかったですねー。
そして、ゲレンデトップから2時間半弱、ほぼコースタイム1倍で三本槍岳へ到着です。予定より30分ほど遅れたのは、荷物が重いのと、天候よすぎて写真撮りすぎだからでしょうね(笑)。予報では山頂の風速10m/秒ほどでしたが、実際にはほぼ無風と思えるほど、陽気な気候でした。山頂も、何名か先行者がいましたが、実質的には滞在中、ほぼ貸切状態でしたね。なんてステキなThe Dayでしょう♪。
本当は山頂で、自宅から沸騰水を入れて持参した山専ボトルで、カップラーメンを作って食べる予定でしたが、予定より30分遅れていること、及びスキーバスツアーの出発時刻(16時)が決まっているため、飯は抜きにし、ひとまず下山することに。もちろん、山頂まで担ぎ上げたゲレンデスキー仕様の板(全長100mのショートスキー)とブーツに装換し、雪靴とワカンはザックに突っ込みます。
さぁ、ゲレンデまでスキーで!
という心意気で滑走開始しますが、清水平まで下ると、やはり登りが待ってて、やむなく板を担ぎ上げ、ツボ足でハイクアップを強いられます。往路の経験上、想定の範囲内で、仕方ない。
そしてある程度登って下りになるも、往路の時に危惧した岩露出エリアに入り、とても滑れる状態でありません。巻けばいいのかもしれませんが、時間に余裕がなく、往路を愚直に戻りたかったので、ここも板を担いで歩きます。下りなんで楽ですが。
結局、清水平〜スダレ山辺りまでは、登りも下りもほぼ板を担いで歩きました。ま、それでも、そのうち長距離滑走できる!という確信からモチベーションは維持できましたよ〜。スダレ山で板を装着し、前方を歩くスノーシューの方々を颯爽と追い抜き、気持ちよくシュプールを描き、下りていきます。こういう姿、ドローンで撮影してほしいです(笑)。
スピードを殺すため、太ももに相当力を入れるため、明日、太ももの筋肉痛が確定的です。1年中、週末登山してて、ほとんど筋肉痛になりませんが、今回は明らかに普段使わない筋肉を使った自覚があります。
中の大倉山まで、スキーで滑れましたが、ここでぷち登りになり、また板を担いで登ります。この後も、ゲレンデトップまで、何度も登り返しがあり、登りの都度、板を外して登ります。ゲレンデスキー用の板&ブーツなので仕方ないですね。
ゲレンデトップまで戻ってきた時は、嬉しかったですねー。そして、整備された"登り返しのない"ゲレンデを滑るのって、本当に楽ですねー(笑)。私のスタイルは、ゲレンデスキー用の板とブーツを担ぎ上げて滑走するものなので、本当の意味ではバックカントリースキーとは到底呼べないと思います。ただ、ゲレンデのコース外まで板&ブーツを担ぎ上げ、ゲレンデまで滑走するこのスタイル、たまにはいいですねー。
ゴンドラ山麓駅まで滑走を終えたのが15:40。バスの出発は16:00。かなり慌ただしいスノーハイク&スキーとなりましたが、快晴無風の厳冬期に、那須連山の最高峰・三本槍岳まで登って滑走できたことは、今冬最上級の思い出となりました〜。
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