表妙義縦走


- GPS
- 08:05
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,640m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪や氷はほとんどなく、登攀の妨げになることはほとんどありませんでした。一部トラバース箇所に氷が張っていましたが、大股で回避可能。 |
その他周辺情報 | 「もみじの湯」にて入浴。露天風呂から榛名山と赤城山を眺めることができます。 松井田妙義ICから妙義神社までにコンビニなし。ICを降りて右折する必要あり。 |
写真
感想
・概略
赤城山も榛名山も登ったのだから、妙義山も登って上毛三山を制覇せねば!と調べてみたところ、縦走なる高難度のルートがあることを知ったので、高所恐怖症なので、不必要に恐れないよう、今できる万全の体制で挑戦することを心掛けました。簡易ハーネスや非常用道具等の準備、長い鎖場向けの筋力トレーニング、危険箇所の登り方の勉強、地図や登山動画等の確認、登山保険などなど。
怖いものは怖いので手汗も足汗も多く、二段ルンゼ後はしばらく足が震えていましたが、過剰に鎖に体を預けることなく、手足を使った岩場の登攀を行うことができたかな?と思っています。体力筋力共に問題ありませんでした。「正しく恐れる」に一歩近づけたかな?
あとは、岩場の楽しさを知ることができたので、今後は他の山の岩場にも目を向けてみたいと思います。
・コース概況
相馬岳までのルートは基本的に手足を置くところがあり、慎重に行けば上半身の力を消耗することなく比較的安全に通過できます。大のぞき後半の鎖は靴のグリップに頼ることになるので、そこは要注意。
相馬岳を下ってからが本番で、岩場鎖場以外でさえも砂と浮石によって足許が不安定でした。尾根を巻いて歩く箇所も非常に狭い上に鎖の設置がないところもあるので、鎖に頼らない手足での安定した岩場登攀技術が求められます。
鷹戻しは高度感はありますが、力を使いすぎないよう、手足を置く場所で休みつつ、終盤を一気に登ってしまえばそんなに恐れるものではなかったです(と言いつつ登るのに必死で殆ど写真撮れませんでした)。通常の山ではあまり使わない上半身を鍛えておき、足も疲労を蓄積しないようここまで来る必要はあります。
個人的に一番怖かったのが二段ルンゼ。オーバーハング故にこれからのルートが見えないこと、足の置き場が少なすぎて腕にかなりの負荷がかかること、不安定な鎖に体重を預けざるをえないこと(熟練者はうまくやるのかな)。鷹戻しは登り、二段ルンゼは下りだから一概に比較はできませんが、個人的にはオーバーハングしている点から二段ルンゼの方がキツイと感じました。
・安全装備
ヘルメットは、浮石が多く人工落石のリスクがあるのであった方が良いかと。
他、私はカラビナとスリングの簡易ハーネスを使用しました。縦に長い鎖箇所では効果が著しく低下しますが、滑りやすいトラバース帯には効きますし、高度感への恐怖も幾分和らぐので、持って行ってよかったなと思っています。
安全装備はいらないといった記述はネットでいくらでもあります。一方で、安中市・安中警察署の設置した以下の張り紙に書かれている
「設置された鎖・梯子・ロープ等の施設については、登山の通行を補助するもので、安全を保障するものではありません。
その使用にあたっては、安全を確認し、危険が予見された場合に対応出来るようにハーネスやヘルメット、ロープなどの安全を確保出来る装備の着用と携行をお願い致します。」
という一文が公的機関の見解なので、客観的に信頼すべきだと思えるものを信頼し、装備を整えるべきでしょう。自分が登山禁止の引き金にならないために。
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