三面谷(さつらだに)


- GPS
- 10:52
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
薄手フリース上着
ゴアテックスシェル(上下)
タイツ
厚手靴下
未脱脂毛糸手袋
3フィンガーミトンオーバー手袋
3mm厚ネオプレーン手袋
ワークマンバラクラバ
ソフトブーツ
35lザック
ビーコン
エキスパートジャパンレッドパッド
ゾンデ
コンパス
呼子笛
ヘッドライト
予備電池
ファーストエイドキット
ガムテ
針金
スマホ
腕時計
タオル
ストック
ウィペット
ビンディング
スプリット用工具
シール
シール用ワックス
スプリットボード用クランポン
アイゼン
ハイドレーションの水1l
モンベル魔法瓶の白湯0.5l
パン
菓子
ルベルソ
テープスリング数本
ハーネス
ダウン長袖
ダウンズボン
メット
ツェルト
アクションカメラ
グラサン
眼鏡バンド
ゴーグル
ナイフ
|
---|---|
共同装備 |
7.8mm30m
|
備考 | 今回 水不足。あと500ccは欲しかった。 |
感想
●動画
登り動画
後日すべりの動画をupするかも
●ヤマップ(別写真あり)
https://yamap.com/activities/15481506
●経緯
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-645896.html
2015年05月23〜24日に俵谷溯行三面谷下降をした。その時、小白山ピークから数m笹薮を漕いで雪面に出た後、急傾斜の雪渓が残ってて、ところどころ尻セードで降りたりして、「これ、スノボで降りたら気持ちええんちゃうん」って思ってた。で、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3026293.html
2021年3月下旬に髭男爵と二人で、石徹白集落の石徹白川沿い道路の除雪終了点に車デポして、白山中居神社近くから小白山(南峰)に登り三面谷ドロップーって思ったけど、稜線直下は既に笹薮が出てたし、左岸側斜面など雪が落ちて地肌が見えてるところが多かったのでヤメて俵谷を滑って登り返して登路を降りた。
…からの今回の山行。まぁ二度目の正直?ってこと。
当初、飛騨河合PAからの栗ヶ岳を予定していたが、前日夕方のgpv詳細では午前中降雪が予想されたので、日曜未明に降雪がやみそうな能郷白山か この谷にしようと思って、能郷白山は昨年の積雪期に3回も行ったし、sakaiさんも山スキー今季初し、距離が より短いココがいいとのことで、結局ここにした。ツノちゃんも一緒の車に乗ってって同じところを目指すが、ワカンで登り降りするとのことで別パーティということにした。
●出発まで
京都で二人を拾って大野の新しい広い道の駅で前夜泊。朝4時起床で少ししてから車40分移動で除雪終了点へ。国道の路面は殆ど雪が無かった。家族旅行村まで除雪されてることを期待してたが、400m手前の集落までで除雪は終わっていた。が、まぁしゃーないか、とそのまま行くことに。
曇ってるかなぁと思ってたが、空を見上げると満天の星空。
●山行メモ
1.除雪終了点 → 三面谷林道入口
ヘッドライトを点けて歩き始めるのは去年の白山別山以来か。前日以前のモノと思われるスノーシュー、ツボ足、のトレースがあった。
一緒に出発したが、途中で暑くなって上のシェルを脱ぐ時、二人に「先に行っといて」と声をかけると、以後、だいぶ先まで合流できなかった。
三面谷林道入り口付近にたたずんでる二人のヘッドライトが見えてて合流できるかと思ったが、こちらが着くまでに行ってしまった。県道から三面谷林道の途中にショートカットしたかったが、シール歩行だと あまりオトク感なかったし、途中、もし待っててくれてたら抜いてしまったらマズいな、と二人のトレースを追った。が、後者の懸念は杞憂だった。
2.三面谷林道
2015年の沢登りで降りてきた時の記憶より林道幅が狭い気がしたが、GPSログ見てもあってるので、そのまま登る。明るくなってきてヘッドライトを消す。すごくきれいな雪景色で時々止って写真を撮る。ところどころ、法面の雪が崩れてきてて、地肌が露出してるとこもあった。雪はかなり硬かったが なんとかシール歩行で行けた。あまりにも追い付かないので オーイオーイと声を出すが返事は無し。しばらくして、呼子笛を吹いてみる。すると、笛に気づいたsakaiさんだけ待っててくれて ようやく追いついた。
その後、林道を辿る。法面の雪が落ちてきてデブリ斜面の雪が硬く固まってるところをシール歩行で通過するのは怖かった。sakaiさんは短めの山スキーで うまくこなしていったが、こちらはペラペラのスプリットボードで、とても無理で板を外してツボ足になってトラバースするが、ズボズボはまって かなり体力消費。
あ、スプリットボードクランポンを着ければ行けるかも、と その次の似たような片斜トラバースで試したが、デブリのゴロゴロもあってか、あまりガスっと刺さらず、シートラツボ足でひーひー言いながら通過する。
ツノちゃんは計画書通りの場所で林道から尾根に取り付いてたが、林道はまだまだ先まで繋がってる。降りてくる谷の様子もチェックしたいしな、ということで もう少し林道を辿ることにする。
林道が小谷を横切るところで片斜トラバースが出てくるが、段々慣れてきたのか、デブリの雪塊がマシになってきたのか、シール+クランポンで通過できるようになってきた。林道から見た本谷の様子は なんとか降りてこれそうな感じやった、
以後、林道をショートカットしたり、林道から おさらばしたつもりやったのに、また林道に出てしまったり、結局 だいぶ上まで林道にお世話になった。この頃から、斜度きついところを登ると足が攣りそうになり、コムレケアを服用。
3.標高1050m付近から林道から離れて支尾根の標高1450mまで
林道から離れて少し登ると、植林を抜け、樹林の間隔が広い陽がよく当たる斜面に出た。昇温のせいか、シールが滑るというのか、硬い雪の上に乗ったシャリシャリの雪の上にシールで乗っても滑りまくり、シール+クランポンでもジグを切っても どうにもならないのでシートラで登ったが、またツボ足がズボズボはまりまくり大変やった。当初「11時になったらピークまで行ってなくても引き返そう」と言ってたが このころ、11時になった。とりあえずシール登行できそうと思ってシートラからシール登行に切り替えたが、やはり登れず、またシートラに戻したりもしていた。sakaiさんは先に上がっていて昼寝して待ってた様子。
緩い尾根に出たところからシール歩行できるようになった。遠くから人の声がしていて、もしかしたらツノちゃんかもと思ったが、よく分からず、何を言ってるのかも分からなかった。見晴らしの良い落葉樹の疎林の尾根をシールで登ってる途中で稜線を歩くツノちゃんを発見。で、しばらくで標高1450m地点。この先は地形図では分からないが、尾根が急にモコっと斜度が上がるような雪のつきかたになっていて、今日の雪質ではシールで登れなさそうで またシートラで時間かかりそう。なのと、小白山ピーク直下の三面谷も標高差300mくらいはきもちいい斜面だが、それより下は右岸側斜面が雪崩て地肌が見えてるところが数ヶ所あった。谷を覗き込んだが、まぁまぁ地形が残ってる様子に見えた。これを降りてしまうと明るい内に下山できないかも、とsakaiさんと相談して、ここから南の斜面にドロップして林道を辿って下山することにした。
4.滑降→下山
標高差30mほど支尾根を落としてから南方向にドロップ。雪質は そんなによくはなかったが、割と気持ちよく板に乗れた。sakaiさんは途中 幹にヒットして板が外れたと言ってた。標高1040mあたりから小沢地形を降りたが、クラックだらけでヤバ過ぎた。クラックジャンプして地肌こえて雪面に着地できたのはいいけど、その後、ウルトラマンスタイルで滑ったりもしてた。ここはsakaiさんは木が密なリッジを降りてきた。で、登ってきた林道のトレースに合流。北東から南西に落ちる沢にウサギのトレースがたくさんあり、少し辿るがモコモコしてきて、やっぱり林道に登り返すか、とシールをつけて登ろうとするが、左足太もも内側の筋肉、ふんばると攣って 登れない。仕方がないので、もう少し沢を辿って、登り易いところから林道に登り返そうと、登り始めてたsakaiさんに悪いけど降りてきてもらって少し沢沿いをシールで歩くと、なんとなくしばらく沢沿いを行けそうな雰囲気。地形図を見直して、標高800mくらいまで沢沿いを降りて その後 林道に戻ったら楽じゃね?と、シールで沢沿いを降りていく。が、なんだか堰堤みたいな地形のところが出てきて、そこから先はズドンと落ちて、それより下流の沢も割れまくりで、やっぱ林道に戻るか、と標高850mあたりから林道に標高差80m登り返し。俺はシール+クランポン、sakaiさんは出だしのみシートラ。
林道をシールで少し辿った後、休憩も兼ねて標高900mからドロップ、林道をショートカットし、林道トレース跡に合流し、その後すぐにワカンのツノちゃんに追いつく。ツノちゃん めちゃ速い。
あとは、sakaiさんには先に行ってもらって、ボードで進めないところは板を手にもってツボ足で。滑れるトコはボードで。で、標高600mのヘアピンカーブが連続するところまで降りた。
ここで またシールを着けて歩く。ここからが長かった。
県道に出るところはボードモードにしてショートカット。その後、またシールで。長い長いシール歩行を終え、ようやく駐車地へ。ヘトヘトなんて言葉では足りないほど疲労困憊状態やった。ツノちゃんも10〜15分後には駐車地に。出だしスグで なくしてた片方のZipStripをツノちゃんが見つけてくれた。
・所感と今後
沢登りの時に「ここスノボで楽しそう」と思ってきたけど、ここを気持ちよくスノボ乗って日帰り…というのが出来る確率はかなり低いそうやなと、今回そない思った。標高はそんなに高くなく、日当たりのいい南面ということもあるかもしれんけど、雪が落ちるのが早い。なので、もし小白山ピーク付近から三面谷でスノボ乗ったとしても、登り返して白山中居神社方面とかに降りたほうがいいし、まぁそれやったら、もっと他所の斜面で板乗ったほうが気持ちいいかも…。というわけで、気は済んだw でも、俵谷林道は積雪期に下から辿ってみたいとは思てるw
あと、sakaiさんには待たせてばっかりで申し訳なかったっす。
●交通費(ガソリン+高速代)
・京都⇔福井
4700円/人 (3人で割り勘)
・自宅⇔京都
2000円くらい
※鯖江付近のGS、レギュラー159円/lとかで安かった。
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