赤岳(電車で日帰りトライ:山頂直下で撤退)
- GPS
- 09:23
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,309m
- 下り
- 1,340m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
文三郎尾根分岐から赤岳山頂までは風雪でトレースがなくなっており注意。 |
その他周辺情報 | 美濃戸口付近の八ヶ岳農場の敷地には、今年行われる諏訪大社御柱祭の柱8本が置かれていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
この連休は、赤岳鉱泉1泊での赤岳登山を考えましたが、赤岳鉱泉は満員とのこと。車があれば早朝に赤岳山荘に駐車して日帰り登山ができそうですが、車がないため、当日朝のあずさ1号で茅野駅に9時7分に着いた後、美濃戸口までタクシーで移動し、赤岳に日帰り登山するという難しめの計画を立てました。
当日10時前に、美濃戸口からチェーンスパイクを履いて林道を歩き始めます。自家用車は赤岳山荘までは入れるようですが、タクシーは美濃戸口からは入れません。林道を歩いて登って行き、赤岳山荘に到着。しばらく進んで美濃戸山荘から南沢コースに入ります。
南沢コースは結構アップダウンがあり、沢を何回も渡って登って行きます。このコースは結構登りがあり、前日の雪が結構積もっていたので、行者小屋へは想定よりも時間がかかり、股関節あたりが少し筋肉痛のような感じになりました。
行者小屋で軽く昼食を取り、アイゼンとピッケルに換装し、文三郎尾根を登り始めます。この時点で14時を過ぎており、時間的には結構タイトになりつつありました。
文三郎尾根には雪が結構積もっており、坂道でステップがなかなか作れず、足に負担がかかります。上から下りてきた人と話すと、「雪が重くて朝一で登った人も諦めて撤退した」、「地蔵尾根はトレースがないので文三郎尾根をピストンした」ということでした。マムート階段も完全に埋まっていて、アイゼンの前爪とピッケルで登って行きます。
途中ですれ違った別の人によれば、「山頂はアイゼンが効かない」とのことで、また15時過ぎて登頂しようとしていたので驚かれました。その後も何とか登って行って、中岳・阿弥陀岳方面との分岐点に到達。分岐点は風が強く雪が舞って吹き付けてきます。この時点で15時半を回っていました。山頂までの道には誰も見えず、風でトレースは完全に消失。しばらくは山頂めがけて岩と雪のミックス地帯を、時には膝下くらいのラッセルもしつつ登って行きますが、その道が正しいのか自信が持てません。何度か道を変えつつ登って行きますが、既に時間は15時45分を過ぎています。山頂まであとちょっとですが、帰りのことを考えると、これ以上ルーファイしながら登って下りるのは難しいと判断し、タイムアップ。
そこからは、赤岳リベンジを決意しつつ、赤岳、横岳、硫黄岳、中岳、阿弥陀岳の綺麗な姿を楽しみながら、文三郎尾根を下って行きました。行者小屋に戻ると、登る前よりもテントの数が増えていました。行者小屋から見る山も綺麗でした。ここでピッケルをストックに代えましたが、ストックの伸縮部分が凍結して伸びません。時間がもったいなかったのでアイゼンもそのまま付けたままでで下ります。途中で振り返ると、夕日が山にあたるアーベンロートが見られました。
南沢コースの途中で日没となりましたが、しばらくは道が見えており、その後暗くなった後も月の光を雪が反射するので、樹林帯の中でもヘッデンをしないでナイトハイクできました。時々雪をかぶった木が人に見えたり、樹林が看板に見えたりしましたが。赤岳山荘まで戻り、電話でタクシーを美濃戸口に来てもらうようにお願いし、さらに下って美濃戸口まで下りました。
今回の登山ではいろいろ学びました。雪山の赤岳に日帰り登山をするのであれば、車で早朝に赤岳山荘に行くのでなければ難しく、公共交通機関のあずさ1号に乗って日帰りするのは難しそうです。朝一の電車で行く場合には、当日は赤岳鉱泉か行者小屋でテント泊するのが無難です。
また、文三郎尾根を過ぎて山頂直下への取り付けまでのルートを事前に確実に把握できていなかったため、誰もいないトレースのない広い場所で確信を持てずに登るのもリスクがありました。南沢コースも雪が深いと結構体力を使いました。
車を手配するのはすぐには難しそうなので、次のリベンジは、事前のルーファイをしっかりしつつ、1日目は赤岳鉱泉泊りか行者小屋でのテント泊をして、時間に余裕をもって山頂にトライしたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する