悪戦苦闘の竜ヶ岳 (ホタガ谷道---石榑峠)
- GPS
- 10:00
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 959m
- 下り
- 952m
コースタイム
8:00 駐車場
8:20 ホタガ谷入り口
9:15 L字丸太橋
10:25 分れ滝出合
10:50 ホタガ谷源流部
12:00 谷のカールで昼食
13:30 クラ
13:50 山頂
14:05 下山
15:55 石榑峠
18:00 駐車場
ホタガ谷上部の深雪に手こずり大幅なタイムロス
帰路、薄暗くなったので国道江勢道路を歩く
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ホタガ谷の積雪が予想以上に多い 雪の着いた丸太橋は非常に危険 要注意 無理せず渡渉も止む無し |
写真
感想
移動性高気圧が張り出してきた。
やっと春の気配が近づいてきた。
宇賀渓の駐車場には一台の車も無い。
こんなにもいい天気なのに・・仕方ないか?!平日だし。。
林道から山道に入るが、暫らくは雪も無かったが
最初の小尾根の鞍部を越えたところで雪道となり
所々凍てついている。アイゼンを装着することにした。
雪の付いた丸木橋が次々と現れるが、滑りやすく慎重にバランスをとらないと危険なのだ!
左下にホタガ谷のせせらぎを聞き、
雪道に食い込むアイゼンの感触を感じながら行く。
川の流れが小さくなり源頭部が近づく。
夏はこの辺りから笹道だが、それもすっかり雪の下。
トレースをたどる。
樹林帯を抜けると、一面雪原。
見上げると稜線の白と、空の青のコントラストが美しい。
いよいよイブキザサの雪原登高なのだが、壷足なのが辛い。
3,4歩に一度は笹の中に踏み抜いてしまう。
不覚にも、何度か足が抜けない状態Y(>_<、)Y
輪カンを置いてきてしまったことを、後悔する。
体力消耗を考えて、直登を避けジグザグに高度をかせぐ。
急激に空腹に襲われたので、雪の斜面でランチタイム。
味噌ラーメンに餅をふたつぶち込んで・・・さあひと踏ん張り!!
お腹いっぱいになったところで、さあスタートです。
ひと息で稜線だ。
相も変わらず、一歩踏み出すごとにズボッ・・
スノーシューや輪かんのトレースを恨めしく見ながらの登高だ。
救いは、藤原岳展望丘の美しさと、御池・鈴ガ岳の雄姿が足の重さを癒してくれる。
稜線に出ると、さすがに天気は良いが、滋賀県側から時折突風が吹き抜ける。さほど冷たくはない。
目指す竜ヶ岳頂上が、左手前方に手の届くところにある。
14:00 頂上には、ひとっこ一人いないね。
釈迦・御在所は春の霞の中にぼんやりと浮かんでいる。
360度の展望を満喫した後、下山。
当初、ヨコ谷へ降りるつもりだったが
時間のことと、暗くなる谷道を避けて、石榑峠に向かうことにする。
暫らくなだらかな稜線。しかしここも壷足の情けないところ。
何度踏み抜いただろうか・・遅遅として進まない。腹立ってきた。
重ね岩を通過した後のザレ場で道を失ってしまった。
東の小尾根に入ったかもしれない?
マップとコンパスで位置確認!
マイクロウェーブの鉄塔をめがけて南に振るとトレース発見。
夏なら45分の道に、倍の90分要して峠に降り立つ。
峠では、雪は飛んで無かったが、ここからの江勢道路には正直参った。
40〜50センチの積雪で埋め尽くされている。
うんざり・・
気が遠くなりそうな雪道が延々と続く。。
突然、鹿が三頭、谷から道路を横切って山中に駆け上がって行った。
何かしら「ホット」する。
足の感覚がなくなりそうになったところで、石榑トンネル工事現場を通過。
峠から2時間、宇賀渓キャンプ場到着。
雪と悪戦苦闘の一日だった。
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