日光白根山（湯元からノートレース！）

2014年02月01日(土) [日帰り]

• GPS: 10:39
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,629m
• 下り: 1,626m

コースタイム

04:56スキー場下の登山ポスト-05:40リフトトップ-07:38外山鞍部-09:04前白根山-09:42五色沼避難小屋-11:28奥白根山頂-12:23避難小屋前で休憩-13:30前白根山-14:14外山鞍部-15:20登山ポスト

天候

晴れだけど霞んで遠望なし。登山口-9℃でも山頂-3℃。前白根と奥白根山頂はすこしだけ強風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湯元本通り北駐車場に駐車しました。登山口のスキー場から少しだけ歩くけど無料です。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
・風の影響なのか、平日の入山者が少ないのか、早朝スタートだったのでトレースが全くありませんでした。
・リフトトップから登山道に取り付く箇所は分かりにくいです。真っ暗だったのでちょっと探しました。(登りの距離が長いのはウロウロしたからかな？）
・外山鞍部までの急登はノートレース。雪は深くないけどルートを探しながら登ります。赤布あるし藪が無いので夏道がなんとなく分かるけどね。ここは急坂なのでアイゼンで登ります。
・外山鞍部から前白根山手前までは雪でルート分かりませんが夏道は無視して上を目指せばよいです。昨年登った経験で進みます。このあたりは雪深いのでスノーシューが活躍します。
・前白根山は風が強く岩が露出しているのでスノーシューを外します。前白根を下るとまた雪深いので再装着します。今回は道具が多くて忙しいです（冬山の醍醐味ですけどね）。
・避難小屋から先は森林限界を越えるまでは雪深いです。実はここで後続者が追いつき先頭を交代してもらったのでトレース跡を進めました（感謝！）。奥白根山の森林限界より上は急登なので前歯アイゼン＋ピッケルの冬山装備が必要です。避難小屋で準備して登りました。
・帰りはトレースが出来ていたので、スキー場リフトトップまでアイゼン＋ツボ足で戻りました。所々大きく踏み抜きました。

◆登山ポスト
写真にあるけどスキー場入口にあります。

◆下山後の温泉
湯元温泉は観光客が多かったのでパスして、いろは坂下の清滝にある「やしおの湯」にいきました。毎度お世話になっています。

写真

2/1 4:56

自分の足では時間を要するので早朝真っ暗な中をスタートします。

2/1 5:07

スキー場を登ります。圧雪してあるので歩きやすいです。朝早くから雪上車がコース整備していました。

2/1 5:51

スキー場上からは急坂です。たまに見かける看板がうれしい。

2/1 6:13

夜が明けてきました。天気予報どおり晴天が期待できます。

2/1 6:14

このようにノートレースです。ただ、足首くらいのラッセルなので助かります。たまに大きく踏み抜く。

2/1 7:06

朝を迎えました。ヘッドランプをしまいます。

2/1 7:38

やっと外山鞍部です。夏山のコースタイムを大幅に超過。

2/1 7:41

ここで北斜面から稜線に出るので太陽が見えます。まぶしい。

2/1 8:05

この先はご覧のとおりです。全くのノートレース。ツボ足で踏み出したけどムリでした。

2/1 7:59

スノーシューが活躍します。さすが25インチ、体重重たいのに沈まないのでうれしい。

2/1 8:24

男体山の麓に先週遊んだ戦場ヶ原が見えています。

2/1 8:30

ルート分からないけど上を目指します。昨年登っているので大丈夫。たまに木に目印あります。

2/1 8:32

自分の踏み跡のみです。ヴァージンスノーを楽しみます。

2/1 8:47

光る中禅寺湖。晴天だけと遠くが霞んでいます。暖かいのかな。

2/1 8:54

やっと目的の奥白根山が見えました。右は前白根山。

2/1 9:04

前白根山に到着。ここが9時くらいなら日帰りできると思っていました。時間どおりです。

2/1 9:05

白根隠山方面の稜線。避難小屋の取り付きまでは雪深いです。

2/1 9:07

前白根を下りますが、見ての通り岩が露出しています。

2/1 9:09

冬はこのルートで無いと見れない景色です。若干霞んでいますが青空に雪山が映えます。

2/1 9:19

避難小屋に向かいますが、またスノーシューを装着。

2/1 9:24

さきほど越えてきた前白根山。ここで後続者が見えました。

2/1 9:27

この景色が見れたから良いかな？と一瞬思いましたが、せっかくなので頑張って登りましょう！

2/1 9:29

中禅寺湖と男体山はボンヤリです。でも天気が良いのでOKです。

2/1 9:42

なんとか避難小屋に到着。疲労困憊です。ここで後続の方が追いついてきました。すごいスピード登山です。

2/1 10:10

奥白根の登りです。先頭を交代してもらいました。雪深いですが踏み跡を登ります（ごちそうさま）

2/1 10:36

森林限界を越えました。人も少なく静かな登山です。

2/1 10:47

頂上までもう少し。青空に向かって登ります。

2/1 11:05

錫ヶ岳と遠くに薄く皇海山

2/1 11:09

男体山と中禅寺湖は霞んでいます。晴天なので展望を期待したのだけど残念です。

2/1 11:12

山頂が見えました。先ほどの人はもう山頂にいる。

2/1 11:13

五色沼は完全凍結しています。

2/1 11:28

山頂に到着。厳冬期のこのルートはうれしいです。

2/1 11:28

一等三角点にタッチ。

2/1 11:28

やはり遠望ききませんね。燧ヶ岳がうっすら見えています。

2/1 11:28

遠望がきかないけど登頂できたことで満足です。

2/1 11:40

山頂下の神社で登頂御礼と無事下山を祈ります。

2/1 11:41

山頂をあとにします。他に人が見えないけど丸沼から登った人はいないのかな？

2/1 11:51

下山開始。このあたりは夏道が見える。

2/1 11:59

下りは早いです。転倒に注意しながら大きく足を踏み出します。

2/1 12:23

避難小屋に到着。休憩です。ここまでは先頭交代してもらった人以外に2名見かけました。

2/1 12:49

前白根山に向かいます。地味な登り返しが辛い。

2/1 13:00

稜線まで登り返しました。

2/1 13:11

前白根山に向かいます。まだ登り返しあります。

2/1 13:23

入山者が少ないのでトレース跡がきれいですね。

2/1 13:25

登ったあとに振り返ると格別です。この景色はやっぱり良いです。

2/1 13:25

この時期、五色山方面は誰もいませんね。

2/1 13:30

前白根山までやっと登り返しました。あとはほぼ下り。

2/1 13:32

日光連山が少しだけ見えるようになった。木々の間に湯元温泉街も見える。

2/1 13:44

下りはトレース跡をツボ足で進みます。

2/1 13:57

こう見ると戦場ヶ原は広いですね。真っ白い雪原になっています。

2/1 14:14

外山鞍部まで戻りました。

2/1 14:25

ここから急坂を下ります。もう足が棒になっているけど転倒しないように注意。

2/1 14:51

スキー場が見えました。登りは苦労したけど下りは早いな。

2/1 15:02

邪魔にならないようにスキー場のコース脇を下ります。「登ってきたんですか〜」と声をかけられました。

2/1 15:20

登山ポストまで戻ってきました。朝とは違い大賑わい。

2/1 15:26

駐車場に到着。疲れたけど大満足。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-610 オリンパス

感想

skrgitav

天気予報は晴天。どこに行こうか迷ったけど長距離ドライブしたくないので、日光白根山に行くことにしました。でもこちらからは厳冬期の場合には湯元から登る必要あります。自分の遅い足では時間がかかるので、早朝暗いうちにスタートしました。前日まで天気がよかったのでトレースあるかな？と思いましたが期待外れでした。先頭で登ったためノートレースの中をルートを見極めながら雪をかき分け（多くないけどね）登りました。外山鞍部からの登りは雪深いと聞いていたのでスノーシューを準備して望み前白根山を越えてなんとか避難小屋まで到着しました。疲労困憊でしたが最後の登りに挑もうとした時に救世主が登場。すごいスピードで登ってきた後続の方に先頭をお願いしてここからは踏み跡を進むことが出来ました。暖かい日だったので山頂では霞んで遠望がききませんでしたが、厳冬期に湯元ルートから登れた達成感で満足でした。下山時は気を抜かないように注意しながらなんとかスキー場まで戻ってきました。湯元ルートは急登あり深雪ありピッケル,アイゼンワークありで雪山道具満載での登山となりましたが変化が多くて楽しかったです。