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記録ID: 405385
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雪山ハイキング
丹沢

雪が降ったのでいつもの丹沢へ![大倉尾根−表尾根−政次郎尾根−戸川林道:周回]

2014年02月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:06
距離
16.3km
登り
1,467m
下り
1,480m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:20 大倉BS
11:50 塔ノ岳
13:50 政次郎尾根分岐
15:50 戸沢
17:25 大倉BS

※GPSログは何故か途中で飛んでまた復活しているのでそのまま掲載します。
天候 晴れのち曇り一時小雨
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往復:渋沢(小田急)←→大倉(神奈中バス)
コース状況/
危険箇所等
大倉尾根
 駒止茶屋を過ぎた辺りから結構な積雪でした。私は堀山の家でアイゼン装着しました。
 トレースは完璧についています。
表尾根
 塔ノ岳直下はいつも良い雪が期待出来るのですが前日の強風の影響か地面の見えている所もありました。
 ただし吹き溜まりは優に2mを超えていたのでトレースを外れての踏み抜きには要注意です。
 こちらも十分なトレースが付いていました。
政次郎尾根
 分岐から50m程でトレースが消えていました。その先ワカンに履き替え一人ラッセルしました。
 踏み抜くとワカンでも股下まではまります。
 上部ではテープやペンキ等の目印がほとんどありません。
戸川林道
 今回の積雪後の車での入山はゼロでした。当然林道歩きの半分以上はヒザ下程度のツボ足でした。
 戸沢山荘の登山ポストまでは幾つかのトレースがついていました。
 後半は雪が溶け出してビチョビチョでした。
樹林帯を抜けて見返すと雲海が広がっていました。
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樹林帯を抜けて見返すと雲海が広がっていました。
表尾根方面にも雲が上がってきています。
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表尾根方面にも雲が上がってきています。
塔ノ岳山頂。
風もほとんど無く温かだったので、久しぶりに富士山を眺めながら山頂でゆっくり昼食休憩をしました。
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風もほとんど無く温かだったので、久しぶりに富士山を眺めながら山頂でゆっくり昼食休憩をしました。
丹沢山と蛭ヶ岳。
尊仏山荘の裏手に回って少し北斜面を下ると、雪質積雪量が変わります。
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丹沢山と蛭ヶ岳。
尊仏山荘の裏手に回って少し北斜面を下ると、雪質積雪量が変わります。
山頂は結構な賑わいでした。
大半の方は尊仏山荘側の斜面に陣取っているので写真には写っていません。
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山頂は結構な賑わいでした。
大半の方は尊仏山荘側の斜面に陣取っているので写真には写っていません。
南からどんどん雲が湧き上がって来ます。
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南からどんどん雲が湧き上がって来ます。
表尾根は完全なガスの中。
強風で吹かれたところは地面が見えています。
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表尾根は完全なガスの中。
強風で吹かれたところは地面が見えています。
毎度おなじみの木ノ又小屋前の吹き溜まりは一段と高くなっていました!
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毎度おなじみの木ノ又小屋前の吹き溜まりは一段と高くなっていました!
新大日の道標もほとんど雪に埋まっています。
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新大日の道標もほとんど雪に埋まっています。
札掛方面はノートレース。
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札掛方面はノートレース。
新大日の小屋前も凄い吹き溜まりでした。
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新大日の小屋前も凄い吹き溜まりでした。
一瞬雲が引いて三峰越しに東京方面が見えました。
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一瞬雲が引いて三峰越しに東京方面が見えました。
見返しても雲の中。
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見返しても雲の中。
そして行く手も雲の中。
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そして行く手も雲の中。
政次郎尾根の分岐。
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政次郎尾根の分岐。
ここでトレースは引き返していました。
先行者はスーノーシューのようです。
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ここでトレースは引き返していました。
先行者はスーノーシューのようです。
ここでアイゼンからワカンに履き替え
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ここでアイゼンからワカンに履き替え
ショートカットして戸沢山荘の間から下りて来ました。
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ショートカットして戸沢山荘の間から下りて来ました。

感想

 当初は泊まりで日光方面を登ろうと計画していましたが、予想外の大雪で急遽電車で丹沢に切り替えての山行です。
 いつものように蓑毛からヤビツに登って表尾根から塔ノ岳に回る予定でしたが、前日夕方時点でのバスの運行状況はヤビツはおろか蓑毛までも運行不能とのことで、更に当日朝の確認でも藤棚止まりとのことで、最終的に大倉尾根をピストンの計画で登ることにしました。
 朝起きた時点で横浜はまだかなりの強風が吹いていたので天気予報を確認しながらあれこれ逡巡しているうちに出発時間が遅れてしまい、更に家から駅までがまさかのツボ足!&アイスバーン!ここでも結構な時間をとられ、結局渋沢駅に着いたのが7時半近くになってしまいましたが、この時間でも大蔵行きのバスは満員でした。
 当然ながらこの時間なので完璧なトレースは出来上がっていますが、さすがの大雪でかなり下の方までしっかりと雪が付いていましたが、上に行っても木立の開けた南面はすっかり溶けて(風で吹かれて)地面の出ているところもあるため、滑り止めを付けるタイミングが難しいと思います。他の登山者を見ていると、こんな場合はアイゼンよりもとチェーンスパイクの方が良い様に感じました。
 当日は風がほとんど無く気温も高いため最初から最後までアウター無しで歩いていても汗だくでした。お陰で塔ノ岳の山頂では久しぶりに富士山を眺めながらゆっくりと昼食をとることができました。
 写真を撮りに少しだけ塔ノ岳の北斜面を下りて行きましたが、やはりここから先は雪質積雪量ともに別格です。思わず行きそうになりましたがこの時間で丹沢山往復は確実に下山がヘッデンになるのであきらめて、そのかわりと言う訳でもありませんが、少しでもイイ雪を求めて一旦表尾根に下りてから政次郎尾根から戸沢経由で大倉まで戻ることにしました。
 ところが塔ノ岳直下にいつものようなフカフカの雪はありませんでした。降雪時の気温が高すぎたのと強風で吹き飛ばされてしまったようです。その代わり吹き溜まりの積雪量は例年の倍近いように感じました。
 そして結果的に本日の核心部となった政次郎尾根は、半分期待はしていましたが、まさかのノートレースでやっとワカンの出番となりました。最初から最後まで尾根筋の樹林帯の中なので吹き飛ばされずにしっかり雪が付いていました。表面は湿雪ですが下のほうはそうでもないようで、ワカンを付けていてもたまに股下まで踏みぬく箇所もあり中々気を抜けません。さらに湿雪で雪が重く沈んだワカンを持ち上げるのが一苦労です。途中何度か見えない木の根や岩に足を取られて転びかけるも事なきを得ましたが、どうもその際にストックの先を雪の中に盗られてしまったようで、気が付くと3段継ぎの先端が無くなっていました。左右のストックの跡を見ながら急な斜面を30分程登り返しましたが、ずっと片方だけスノーバスケットの跡が無く結局見つけられず仕舞いで、泣く泣く諦めて下山することにしました。
 無事戸沢に下り切ってまたビックリ!林道自体に全くトレースがありませんでした。四駆で入って蛭ヶ岳を目指したり、天神尾根辺りから下りて来るもの好きな人も何人かは居るだろうと思っていましたが考えが甘かったようです。諦めてワカンは付けずにツボ足で歩き出すと右手の登山ポストのある小屋まではトレースが来ていたので妙に安心しました。しばらく歩くと前方に4人パーティーの方々が下山中でした。いったいどこから下りて来たのでしょうか?
 帰りに立ち寄った弘法の里湯は大雪の影響かとても空いていてゆっくり汗を流して一杯頂いてから帰路につきました。
 今日も一日雪と戯れ楽しい山行でした。

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