また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 405812
全員に公開
雪山ハイキング
奥多摩・高尾

雪山初歩の初歩、長靴で青梅丘陵散策/長淵山雪上ハイク/高尾〜景信山

2014年02月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
19:20
距離
33.4km
登り
1,563m
下り
1,480m

コースタイム

2月11日(火)青梅丘陵ハイク
 6:40 青梅駅スタート
 7:50 第一休憩所
 9:15 第三休憩所(中休止)
 11:30 矢倉台休憩所
 12:30 宮の平駅到着

2月13日(木)長淵山ハイク
 6:20 青梅駅スタート
 6:50 天祖神社(ハイキングコース登り口)
 7:50 旧二ッ塚峠
 9:10 天狗岩
 10:20 梅ヶ谷峠入口
 10:50 宮の平駅

2月20日(木) 高尾山〜景信山
 5:20 高尾駅
 7:30 稲荷山展望台
 8:30 高尾山大見晴台
 9:50 城山
 11:15 景信山
 13:15 小仏バス停
 14:20 高尾駅
 
 
 
 
天候 2月11日(火) 曇り

2月13日(木) 曇り

2月20日(木) 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
2月11日(火)青梅丘陵ハイク
 往路
 JR東 立川→青梅
 復路
 JR東 宮の平→立川

2月13日(木)長淵山ハイク
 往路
 JR東 立川→青梅
 復路
 JR東 宮の平→立川

2月20日(木) 高尾山〜景信山
 往路
 JR東 立川→高尾
 復路
 JR東 高尾→立川
コース状況/
危険箇所等
2月11日(火)青梅丘陵ハイク
青梅丘陵積雪、
林道で20〜30cm
脇道の吹溜りでも40〜50cmぐらい。

2月13日(木)長淵山ハイク
コース全体で積雪20〜40cmぐらい。
雪上にトレース跡あり、道標もしっかりしていて道迷い不安なし。
コースはほぼ林間コースなので眺望は期待薄(赤ぼっこ、天狗岩からは見れる)

2月20日(木) 高尾山〜景信山
積雪は相当あるが、トレースがしっかりついている。
稲荷山コース行くなら軽アイゼンぐらいは必携。
景信山、小仏峠、城山、もみじ台、など、茶屋、休憩所はすべて休業中
今回の持ち物。
日帰りなので食糧と防寒対策ぐらい。
それと軽アイゼンとピッケル(これはおまけ)。
水食糧全部含めて5.7kg
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今回の持ち物。
日帰りなので食糧と防寒対策ぐらい。
それと軽アイゼンとピッケル(これはおまけ)。
水食糧全部含めて5.7kg
6:40青梅駅前。数日前の雪がまだだいぶ残っていた。
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6:40青梅駅前。数日前の雪がまだだいぶ残っていた。
青梅駅だが、なんか雪国感が・・・
2
青梅駅だが、なんか雪国感が・・・
足元はワークマンの防寒長靴。
防寒の度合いも十分で半日雪の上を歩いたがそんなに冷たならず十分耐えられた。
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足元はワークマンの防寒長靴。
防寒の度合いも十分で半日雪の上を歩いたがそんなに冷たならず十分耐えられた。
おっひょ〜。
多いところで膝ぐらいまでの坪足だった。
トレースのないところをズボズボ歩くのがけっこう楽しかった。
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おっひょ〜。
多いところで膝ぐらいまでの坪足だった。
トレースのないところをズボズボ歩くのがけっこう楽しかった。
風の子太陽の子広場。
雪に埋もれていてそれなりに風情があった。
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風の子太陽の子広場。
雪に埋もれていてそれなりに風情があった。
金刀比羅神社
青梅市街。
曇ってはいたが無風で寒さはそんなに感じなかった。
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青梅市街。
曇ってはいたが無風で寒さはそんなに感じなかった。
その向こうに新宿のビル群が見えた
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その向こうに新宿のビル群が見えた
今回のパッキング。UL用に使ってた20Lのライペン。
用もないのだろうがせっかく買ったのでピッケルも括りつけてきた。
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今回のパッキング。UL用に使ってた20Lのライペン。
用もないのだろうがせっかく買ったのでピッケルも括りつけてきた。
デザインがハイカラで新興宗教なのか、と思ったがやはり、「新興宗教『太陽整髪教団』が建てたもの」とのこと
デザインがハイカラで新興宗教なのか、と思ったがやはり、「新興宗教『太陽整髪教団』が建てたもの」とのこと
第三休憩所。
急ぐ山行でもないのでブランチの一服。
第三休憩所。
急ぐ山行でもないのでブランチの一服。
今回の火器は1年以上前に買った使いかけの「DUAL HEAT」。火力はエスビットほどではないが煤が着かないし、途中での消化や再度の点火など簡単でいい。
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今回の火器は1年以上前に買った使いかけの「DUAL HEAT」。火力はエスビットほどではないが煤が着かないし、途中での消化や再度の点火など簡単でいい。
足元の軽アイゼンは必須ではないが持ってきたのでせっかくなので着けた。
長靴にもちゃんと装着できてちと感心(笑)
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足元の軽アイゼンは必須ではないが持ってきたのでせっかくなので着けた。
長靴にもちゃんと装着できてちと感心(笑)
青梅市街は雪の下に眠っているように静かだった。
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青梅市街は雪の下に眠っているように静かだった。
時折陽が射すが、晴れると雪が眩しい
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時折陽が射すが、晴れると雪が眩しい
眩しいので簡易サングラス作成。
窓ガラスに張る遮光フィルムを切ってメガネに張りつけた。けっこういいアイデアだと自画自賛なのだが・・・。
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眩しいので簡易サングラス作成。
窓ガラスに張る遮光フィルムを切ってメガネに張りつけた。けっこういいアイデアだと自画自賛なのだが・・・。
矢倉台休憩所。
ほんと見晴らしが良かった。
今日は、気温は0〜1℃ぐらいだったがほぼ無風だったので一日寒さはほとんど感じなかった。
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ほんと見晴らしが良かった。
今日は、気温は0〜1℃ぐらいだったがほぼ無風だったので一日寒さはほとんど感じなかった。
奥には新宿も見えた。
江戸時代には江戸城が見えたのかも・・・
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奥には新宿も見えた。
江戸時代には江戸城が見えたのかも・・・
矢倉台から踏み後のない斜面を恐る恐る下ったら、こんなところに出てしまった。
入口には立入禁止とかロープ張られていたが山側からはフリーで入れた。
矢倉台から踏み後のない斜面を恐る恐る下ったら、こんなところに出てしまった。
入口には立入禁止とかロープ張られていたが山側からはフリーで入れた。
12:30宮の平駅に到着。
完全無人駅で待合室もなくホームのベンチで電車を待った。
12:30宮の平駅に到着。
完全無人駅で待合室もなくホームのベンチで電車を待った。
ここから2月13日(木)長淵山ハイク。
パッキングは前回とほぼ一緒だが、若干不用品減らしたので軽くなって4.9kg
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ここから2月13日(木)長淵山ハイク。
パッキングは前回とほぼ一緒だが、若干不用品減らしたので軽くなって4.9kg
食糧も前回とほぼ一緒。
お菓子とバケットとおかずと飲み物で約880g
しかし、ミニドーナツ以外何も食べなかった。
内訳は山ゴハンコミュのトピック「日帰りから〜」
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?p=topic&tid=518
のコメントNo.24にあり
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食糧も前回とほぼ一緒。
お菓子とバケットとおかずと飲み物で約880g
しかし、ミニドーナツ以外何も食べなかった。
内訳は山ゴハンコミュのトピック「日帰りから〜」
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?p=topic&tid=518
のコメントNo.24にあり
青梅と言えば昭和レトロと赤塚不二夫
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青梅と言えば昭和レトロと赤塚不二夫
以前、青梅市役所で聞いたところ、実際には赤塚不二夫と青梅には繋がりはないのだそうだ。
以前、青梅市役所で聞いたところ、実際には赤塚不二夫と青梅には繋がりはないのだそうだ。
雪おんなの碑。
残念ながら「雪女」には会えなかった。
右下のL.Hはラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)小泉八雲の事
雪おんなの碑。
残念ながら「雪女」には会えなかった。
右下のL.Hはラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)小泉八雲の事
長淵山ハイキングコース初っ端の天祖神社の登り階段。
ゲ・ゲ・ゲ〜・・・だった。
今風に言うと「じぇ、じぇ、じぇ・・」なのか?
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長淵山ハイキングコース初っ端の天祖神社の登り階段。
ゲ・ゲ・ゲ〜・・・だった。
今風に言うと「じぇ、じぇ、じぇ・・」なのか?
階段を登り切ると神社の裏からコースが始まる
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階段を登り切ると神社の裏からコースが始まる
下って・・・
登って・・・
の繰返し。
登って・・・
の繰返し。
突然左手に「ローマスタイルの野外円形劇場」かと思ったら市の墓地だった。
突然左手に「ローマスタイルの野外円形劇場」かと思ったら市の墓地だった。
そしてまた下っては
そしてまた下っては
登る・・・
を繰り返す
登る・・・
を繰り返す
今回の新兵器テスト。
薬品作業にも使える完全防水ビニル手袋。
デジカメの操作がギリギリできる。
もう少し軟いといいのだが・・・
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今回の新兵器テスト。
薬品作業にも使える完全防水ビニル手袋。
デジカメの操作がギリギリできる。
もう少し軟いといいのだが・・・
コース中、一番の見晴らしポイント「赤ぼっこ」。
眼下に多摩川沿いの市街地。
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コース中、一番の見晴らしポイント「赤ぼっこ」。
眼下に多摩川沿いの市街地。
そして、正面左手に川乗山
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そして、正面左手に川乗山
東京方面もバッチリ!
筑波山も見えた
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東京方面もバッチリ!
筑波山も見えた
多分、日光山系の山並みだと思う・・・
多分、日光山系の山並みだと思う・・・
天狗岩。
雪が積もっていて何が天狗なのかさっぱり判らなかった。
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天狗岩。
雪が積もっていて何が天狗なのかさっぱり判らなかった。
コース上の積雪は一番深いところで30〜40cmぐらい
コース上の積雪は一番深いところで30〜40cmぐらい
10:50 今回は宮の平南口に到着
10:50 今回は宮の平南口に到着
駅ホームから見えた看板。
当駅下車徒歩二分のここから「スカイツリーが見える」って・・・
ん〜ん、絶句・・・
駅ホームから見えた看板。
当駅下車徒歩二分のここから「スカイツリーが見える」って・・・
ん〜ん、絶句・・・
ここから2月20日(木)高尾山〜景信山。
高尾駅の改札の上にこんな天狗がいたとは・・・
ここから2月20日(木)高尾山〜景信山。
高尾駅の改札の上にこんな天狗がいたとは・・・
道路わきに雪かきを積み上げた塊りが人の背丈を越えていてちとビビリ・・・
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道路わきに雪かきを積み上げた塊りが人の背丈を越えていてちとビビリ・・・
ケーブルカーは2月5日(水)〜4月10日頃までの間、巻上機等更新工事の為、運休だそうだ。
リフトは営業しているとのこと
ケーブルカーは2月5日(水)〜4月10日頃までの間、巻上機等更新工事の為、運休だそうだ。
リフトは営業しているとのこと
間違えて6号路を進んでしまい、途中で気がついて引き返した。
間違えて6号路を進んでしまい、途中で気がついて引き返した。
この道標の手前側しか見てなかった。
引き返して確認したら、その後ろに「稲荷山コース」の道標がちゃんとあった。
この道標の手前側しか見てなかった。
引き返して確認したら、その後ろに「稲荷山コース」の道標がちゃんとあった。
稲荷山コース登り口。
数歩進んだらツルっと滑ったので、「ヤバい」と直ぐ軽アイゼンを装着。そのまま下山まで着けっぱだった。
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稲荷山コース登り口。
数歩進んだらツルっと滑ったので、「ヤバい」と直ぐ軽アイゼンを装着。そのまま下山まで着けっぱだった。
圏央道高尾山IC。
こういうICを見ると古い映画の「惑星ソラリス」を思い出す・・・
映画の一部に未来都市の情景として東京の首都高が使われていた。
圏央道高尾山IC。
こういうICを見ると古い映画の「惑星ソラリス」を思い出す・・・
映画の一部に未来都市の情景として東京の首都高が使われていた。
稲荷山コースはメジャーコースのようで立派で綺麗なトレースがつながっていた
稲荷山コースはメジャーコースのようで立派で綺麗なトレースがつながっていた
稲荷山展望台から東京を見渡す。
稲荷山展望台から東京を見渡す。
今日も新宿やスカイツリーが見えた。
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今日も新宿やスカイツリーが見えた。
東京湾も陽射しを受けて輝いていた。
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東京湾も陽射しを受けて輝いていた。
展望台のあずま屋、立入禁止。
雪の力の恐ろしさ・・・。
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展望台のあずま屋、立入禁止。
雪の力の恐ろしさ・・・。
薄日が差す中、風もなく快適な雪上ハイク。
薄日が差す中、風もなく快適な雪上ハイク。
ザクッ、ザクッと雪に噛む軽アイゼンの音が気持ちいい。
ザクッ、ザクッと雪に噛む軽アイゼンの音が気持ちいい。
高尾山山頂への最後の登り。
画像では大したことないがもう少し傾斜がきつかったと思う。
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高尾山山頂への最後の登り。
画像では大したことないがもう少し傾斜がきつかったと思う。
丁度、大見晴台に出てくる。
丹沢もだいぶ白くなっていた。
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丁度、大見晴台に出てくる。
丹沢もだいぶ白くなっていた。
薄っすらとだが、富士山も見えていた。
薄っすらとだが、富士山も見えていた。
「これより奥高尾」
へぇ〜、こんな道標あったんだ・・・
「これより奥高尾」
へぇ〜、こんな道標あったんだ・・・
もみじ台から見た丹沢山塊
もみじ台から見た丹沢山塊
晴れそうでなかなかすっきりは晴れなかった。が、その方が雪目にならなくてよかったかも・・
晴れそうでなかなかすっきりは晴れなかった。が、その方が雪目にならなくてよかったかも・・
今日の足元。
この冬、ワークマン防寒長靴&軽アイゼンが思った以上に活躍してくれて大助かり!
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今日の足元。
この冬、ワークマン防寒長靴&軽アイゼンが思った以上に活躍してくれて大助かり!
一丁平からの丹沢山塊。
一丁平からの丹沢山塊。
気のせいか奥に進むに従って雪が深くなっているような・・・
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気のせいか奥に進むに従って雪が深くなっているような・・・
城山。
天狗様がちゃんとお出迎えしてくれました。
城山。
天狗様がちゃんとお出迎えしてくれました。
茶屋は営業してなかったがハイカーが一人。
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茶屋は営業してなかったがハイカーが一人。
猫を抱いていた。なんか城山に住みついている有名な猫らしい。
一匹は倉庫に閉じ込められて鳴いている、と随分心配していた。
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猫を抱いていた。なんか城山に住みついている有名な猫らしい。
一匹は倉庫に閉じ込められて鳴いている、と随分心配していた。
まったく屋根の意味がない・・・
まったく屋根の意味がない・・・
小仏のタヌキも親だけがかろうじて雪から出ていた。
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小仏のタヌキも親だけがかろうじて雪から出ていた。
増々、雪が深くなっているような・・・
増々、雪が深くなっているような・・・
景信山への登り
綺麗なトレースがついていた。
綺麗なトレースがついていた。
春の息吹き・・・
なんの木、蕾かはまったくわからない。
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春の息吹き・・・
なんの木、蕾かはまったくわからない。
景信山の茶屋も全部休業していた。
この積雪では当たり前だろうな。
景信山の茶屋も全部休業していた。
この積雪では当たり前だろうな。
相模湖が見えた。
相模湖が見えた。
陣馬山・・・?
ん〜ん、無理! 今日はここまで。
ここからバス停に向かって下山。
陣馬山・・・?
ん〜ん、無理! 今日はここまで。
ここからバス停に向かって下山。
下山の前にチャチャっと昼飯を・・・
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下山の前にチャチャっと昼飯を・・・
ツボ足の下り、って、けっこう難しかった。ツボ足は登りもきついが下りもやばそう・・・
もう少し訓練がいるよな・・
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ツボ足の下り、って、けっこう難しかった。ツボ足は登りもきついが下りもやばそう・・・
もう少し訓練がいるよな・・
林道は除雪されていなかった。
林道は除雪されていなかった。
当然、バスは運休。
早めに下りて正解。ここから1時間ちょっと高尾駅まで歩いた。
当然、バスは運休。
早めに下りて正解。ここから1時間ちょっと高尾駅まで歩いた。
日影沢分岐手前で見つけた木の上の小屋。
あんまり居心地良さそうにも思えないが・・・
日影沢分岐手前で見つけた木の上の小屋。
あんまり居心地良さそうにも思えないが・・・

感想

★2月11日(火)青梅丘陵ハイク
まったく自慢にはならないが、基本寒いのが苦手と言うか嫌いで、冬山、雪山などほとんど歩いたことがなかった。
もっとも最近の記憶でも2年前の12月に蕎麦粒山へ行った時に雪が少し積っていただけでビビってたくらい。
と言うことで、冬靴、雪靴もないし、アイゼンもない、ハードシェルやまともな防寒着もまだない。
それなのに雪山がどんなもんか?行ってみたくなった。
東京でン十年ぶりの大雪のニュースで、こりゃ近場でも雪山を体験できるかも・・・と。
それに昨年暮れに買ったピッケルが戸棚の奥で泣いている・・・(泣)

さて、どこへ?
高尾山は混んでいるだろうし・・・日帰りで奥多摩の奥まで行くのもメンドクサイし・・・それに長靴でまともな雪山も難しいだろうし・・・
と言うことで、一度行ったことのある青梅丘陵へ。ここなら立派な林道が通っていて単独でも遭難する心配はなさそう。
ただ、いくら初歩の雪道歩きとは言っても林道をただ歩いてるだけではあまりに面白くないだろうと、林道脇の雑木林の中の凸凹の山道をエッチラオッチラ歩いてきた。
結論から言うとけっこう楽しかった。
雪山もなかなか面白いのかも・・・寒くなければ(笑)

朝6:00過ぎの青梅線に乗りこむ。ちらほらハイカーも目に着く。
青梅で奥多摩への乗り継ぐハイカーがけっこう多かったのにびっくり。みんな雪山を目指しているのだろう。素晴らしい!
青梅の駅前は数日前の雪がまだけっこう残っていた。
鉄道公園向かいの青梅丘陵ハイキングコースへ入って行くと予想通り除雪されてない新雪が積もっていた。踏み込むとスボ、スボ、っと20〜30cmぐらい沈む。凍ってはいなかった。
長靴で正解だったかも。
吹溜りの深いところだと膝ぐらいまで沈むが、大体長靴でカバーできるくらいだった。
林道脇の雑木林の起伏の中の雪の積もっている登山道をのんびり登り降りして、雪山の感触を体験。
ズボズボ沈むツボ足だとコースタイムがけっこうかかる。通常の倍ぐらい?
それに脚力が予想以上に必要。明日筋肉痛か???
雪の下の地面の状態に気を付けないとつっかかったりスリップしたりする。
などなど実際に歩くと色々発見したり、実感したりする。
天気はいまいち曇り空だったが、風が吹いてないのが良かった。ほとんど寒さを感じず快適な雪山歩きができた。

せっかく持ってきたのでピッケルも使ってみる。普段ストックをまったく使わないので使い方のイロハも判らない。が、斜面の斜度が20〜30度を超えてくるとピッケルのありがたみを感じる。
軽アイゼンもなくても登り降り出来てたが、どうせなら・・・と装着してみた。
長靴に着くのか?ちと不安だったが、けっこうちゃんと着いた。数時間歩いたが緩むこともずれることもなかった。立派!
アイゼンがあるとやはり雪面へ喰い込みが効いて登り降りにも安心感が出る。なくてもなんとかなるが、あるとメチャ楽、と感じた。
そんなこんなを実感しながらなるべく足跡のない登り降りをあっちふらふら、こっちうろうろ・・・
コースタイム1時間ぐらいのところを5時間ぐらい楽しく彷徨っていた。

途中急ぐこともないので休憩所で湯を沸かしてブランチ。
今回ガスほでもないだろうし、アルコールやエスビットもめんどくさくなって一番簡単な使いかけの「DUAL HEAT」を持ってきた。すでに1年以上使ってないので火が着くか心配だったが杞憂で簡単に着火できた。
エスビットと比べると火力が弱く、沸かすのに若干長めの時間がかかったが、それでも外気温0℃〜1℃くらいの中で12〜14分ぐらいでシエラカップの水を沸かすことができた。ちと、見直した。
エスビットは煤がどうも好きになれない。その点、この固形燃料はまったく綺麗なもん。そして繰返しの点火、消化もメチャ楽。そこそこ活用チャンスもあるのかも。

玉子焼きやハムをおかずにパンをかじって、スープやコーヒー飲みながら景色眺めたり地図見たり・・・
のんびり満足のブランチをしたが、30分もじっとしているとさすが身体が冷えてくる。
満たされたお腹を抱えて再びあっちふらふら、こっちうろうろで矢倉台へ。
最初の雪山歩きはこんなもんで十分満足だろう、と宮の平へ降りていく。
正規のコースを外れ登山道っぽい感じの踏み後のない斜面を方向感覚だけで適当に下って行った。
雪山だと意外とどこでも行けてしまうのも新鮮で面白かった。里山で市街地が近いから出来る小さな冒険だった。ほんとの山の中ではナビゲーションスキルもないのでまず出来ない。
無事下界に降りたらほとんど駅近く。
俺って、けっこうナビゲーションセンスあるのかも・・・なんちゃって。
アイゼン外し、ピッケルも仕舞い、来た電車に乗り込む。

雪山初歩の初歩にしては十分楽しめたし満足のいく山歩きだった。[img]http://www.yamareco.com/uploads/thumbs/894.gif[/img]
お疲れ様でした。


初心者でもこのくらいの勢いをつけていけばけっこうイケそう(笑)




★2月13日(木)長淵山ハイク
一昨日の青梅丘陵雪山(雪道?)ハイクでちょっと味をしめたのでもう一度どこか歩いてみることにした。
まだまだ急こう配の本格的な山は無理だろうし、なんとか単独で長靴でも行けそうな場所、ということで今回は青梅の南側、長淵山ハイキングコースを歩いてみることにした。
天気予報は明日から大荒れとの予想だが今日はまだ大丈夫、と言うかもう少し晴れる予報だったはずだが結局一日曇り空だった。ただ前回同様風がほとんどなかったのでけっこう快適な雪上ハイクができた。

早朝6:30前の青梅市街は人もまだまばら。
テクテク歩いて多摩川を渡って長淵山ハイキングコースの入り口天祖神社に着く。
げ・げ・げ〜!の登り階段、最初から一気に足に来た(泣)
ただ実際のコースに入ると起伏もそんなに激しくなく雪上のトレースもしっかり付いていて思った以上に苦労なく歩けた。
全体通して歩行タイムもほぼコースタイムで行けてしまった。

コースは全体通して林間部で眺望はほとんどなかった。
ので、逆に「赤ぼっこ」から見えた景色に感動!
眼下の多摩川沿いの街並みや、大岳山や川乗山などの奥多摩の山並み、そして東京都心、その向こうに筑波山、さらに日光系の山並みまで見えた。

ゆっくり景色を眺め、デジカメパシャパシャ写し、ちょっと菓子をつまんだ。
が、食事する雰囲気にまではならなかった。
結局今日は行程が短かったのもあるが他に何も食べず飲まずで持ってきた物をほとんどそのまま持って帰ってきてしまった。

景色が見えたのはこの「赤ぼっこ」と「天狗岩」だけだった。
「天狗岩」は雪が積もっていたためか何が天狗岩なのかさっぱり判らなかった。

コース上の積雪は深いところでも40〜50cmぐらいだったが、ラッセルすることもなくけっこう楽勝に歩けた。
登り始めてから下界に降りるまで誰とも合わず、獣もおらず、風もなくまったく静かなハイキングだった。
ま、平日だもんね。

宮の平の駅に着いたのが11:00前。
時間的にもう一歩き出来そうな気もしたのだが、天気もイマイチっぽかったし、気力も湧かなかったので、来た電車に大人しく乗って帰ってきてしまった。

二度目の雪上ハイク、お疲れ様でした(今日はほとんど疲れてないけど・・・(笑))

今回のハイキングの総括としては、
長靴ハイキングでもけっこうイケるのかも・・・とちと自信ついてしまったこと。
これが過信にならないように気をつけねば!
今度はもう少し山らしい山に行ってみたい気がしてきた・・・

ま、青梅と言うこともあるし、「これで、いいのだ〜」




★2月20日(木) 高尾山〜景信山
雪山初歩の初歩、長靴ハイク3回目はようやく「山」と言う名前がつくところ、高尾山へ行って来た。
どこまでか?行けるとこまで・・・、と奥高尾に進んで行った。
陣馬山までは行けなかったが景信山まで行った。

装備、食糧は前回とほぼ変わらないが、使わなかったものなど減らして約3.5kgまで軽くなった。この程度の重量なら担いでいる感覚にもならず、楽勝。
足元もまったく変わらず、ワークマンで買った防寒長靴にマウンテンダックの6本歯の軽アイゼン。

早朝、5:30前、JR高尾駅をぶらぶら歩き始めるが、道端の雪かきで積み上げた雪の量の多さにちとビビる。
6:30 明るくなったのを見計らってケーブルの清滝駅脇から稲荷山コースへ。
登り始めて初っ端からツルっときてあわてて軽アイゼンを装着。
この長靴+軽アイゼンはこの冬、予想以上に活躍してくれて大助かり。年末に買ったピッケルの何倍も使用価値があった。
天気は一日を通して薄日の射す明るい曇り。風もなく止まって景色眺めていてもほとんど寒さを感じない最高コンディションだった。
高尾山はメジャーな山でどのコースも踏み固められた立派なトレースがついていて歩きやすく迷う場所もなかった。
無雪期に何度か来ているがこれだけの積雪を体験したのは初めて。まったく違う姿が新鮮だった。
途中で会ったハイカーの人も「これは完全に雪山でしょう・・・」と言っていた。
山頂はまだリフトも動いてない早朝と言うこともあってハイカーもまばらで静かだった。
天気が良く、東京方面は新宿、スカイツリー、東京湾まで見えた。白くなった丹沢山塊も見えたし薄っすらと富士山も見えた。

とりあえず行けるとこまで・・と奥高尾へ進んでいく。
一丁平、城山、小仏峠・・気のせいか奥に行くに従って積雪量が増えてトレースのくぼみが深くなっているように思えた。
トレースをわざと外れて雪の中へ入っていくと、足がズボっと腰近くまで完全に埋まる。ほとんどまともに歩けないし前に進めない。2倍、3倍どころではなく多分10倍ぐらいの時間と体力が必要そうだった。こういう時がワカンやスノーシューが活躍する世界なのだろう、きっと。
一日を通して数人のハイカーにしか会わなかい静かな山行を満喫できた。

11:00過ぎ、景信山到着。途中もすべてそうだったが、茶店、休憩所は全部休業、ここもまったく営業していなかった。これだけの積雪では当然かも。
トレースはまだ先まで続いていてきっと陣馬山までもつながっているのだろう。
が、今日はここまで。雪深い高尾山は十分堪能した。
下山前に雪の積もっていないベンチで湯を沸かして昼飯。風もなくのんびり周りの景色を見ながら優雅なひと時を過ごせた。
12:00 小仏バス停に向かって下山。時間は十分余裕。ここでも試しにトレースを外れてツボ足での下山を試してみるが、まったくまともに下れなかった。ツボ足は登りもきついが下りも難しい。もう少し経験、練習を重ねて慣れるしかないのだろうな。

無事林道まで降りたが、バスは運休だった。
欲出して陣馬山まで行かず正解だった。
高尾駅まで1時間半のんびり歩く。

これまで二度、三度雪の上を歩いてきて雪山の予想やイメージはおぼろげに掴めてきたような気はする。
が、いずれの時も天気は良く、登山道のトレースもはっきりついていて雪山の条件としては最上級のクラス。この先、雪山の入門、初歩から初級、中級へ進むには降雪や強風、寒冷などもう少し条件の悪い時も経験せねばならないだろう。そして最悪時のリスク管理として雪中泊、ビバークも体験、テストしなければ先へ進めないだろうし、自分自身でも落ち着いて雪山を歩きまわることが出来ないだろうと思う。
今日、「昨晩、高尾山山頂でテント泊してた」と言っていたハイカーに会った。
「へぇ〜、高尾山でテン泊出来るんだ」と感心したが、自分も次のステップとしてどこかで雪中ビバークぐらいやってみたい。
なんせ、「雪の上に寝る」と言う感覚がどんなものか今まだまったく想像ができないから。
本格的な雪山装備に手を出し始めるのはその辺を無事クリアーして少しイケる自信がついてからでいいかな、と思っている。


でも、本心は雪山を極めるより早く春になって貰いたい・・・


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ハイキング 関東 [日帰り]
青梅丘陵
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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