ガスで真っ白でしたが楽しめました!冬の荒島岳 (勝原コース)
- GPS
- 07:25
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
天候 | 天気予報は晴れの予想。 所々晴れ間も出ましたが、頂上付近はガスがなかなか切れませんでした。 ということで、稜線以降では終始真っ白でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※道路状況 現地まで道路上に積雪はありませんでしたが、R158よりカドハラスキー場への道・駐車場は除雪されていませんでしたし、道中も早朝だと橋などは凍結している可能性が十分ありますのでスタッドレス装備で行かれたほうがいいと思います。 ※カドハラスキー場までの行き方 (廃業のためナビで検索しても出てこないので載せておきますね) (岐阜方面より)東海北陸道白鳥ICから中部縦貫道へ入ります。油阪峠を越えて道なりにR158(美濃街道)を福井方面へ走ります。九頭竜温泉を過ぎ少し走り、「馬返しスノーシェッド」を抜けるとカドハラスキー場の看板があります。(下に荒島岳登山口と書いてあります) 看板の先の左カーブに入った直後に左へ上がれる道があり、登って行くと駐車場です。 ※周辺施設 高速降りてから現地までコンビニ等はありません。 トイレは2ヶ所確認しました。 ・JR九頭竜線 九頭竜湖駅 (道の駅も兼ねてます)(自販機あり) ・九頭竜温泉(ホテルフレアール和泉の前の国道沿い)(駐車場併設・自販機あり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山ポスト カドハラスキー場駐車場にあります。使われなくなった電話ボックスの中に用紙・ポスト・筆記用具あります。 ※登山道の状況 終始トレース明瞭です。 (駐車場よりゲレンデトップまで) 廃業したスキー場のゲレンデ歩きです。 ツボ足で問題ありませんが、トレース外れると膝くらいまで埋まる時もあります。 (ゲレンデトップよりシャクナゲ平まで) ブナ林の樹林帯登りです。ツボ足でも問題無いと思いますが、シャクナゲ平直下はそこそこ急登のため手前で休憩ついでにアイゼン着けました。 もちが壁へのトラバース道はトレースありませんでした。 (シャクナゲ平より荒島岳山頂まで) シャクナゲ平より下ると、最初の難関「もちが壁」があります。 12本アイゼン・ピッケル装備が望ましいと思います。 当日の雪の状態は締まってなく、ズルっといく時もありましたが問題無く通過できました。 凍ってたりするとなかなか怖い場所だと思います。 もちが壁を越えて少し登ると森林限界です。左側に雪庇ができてますので、あまり近寄らないように歩きました。 その後頂上までは一カ所急登がありますが、ステップをしっかり切っていけば問題ないと思います。その他はなだらかな稜線歩きです。 (荒島岳山頂よりシャクナゲ平まで) 雪庇に注意しながら、アイゼン・ピッケル装備のまま下りました。 もちが壁の下りはザクザクと快調に下れました。 (シャクナゲ平よりゲレンデトップまで) こちらもツボ足で快調に下れます。ただし踏み抜き注意です(笑) (ゲレンデトップより駐車場まで) ツボ足で好きな所歩けますが、こちらも踏み抜きにはご注意を。 |
写真
感想
つい先日、皆様のレコで冬の荒島岳の素晴らしい景観を拝見しました。
1500m程の標高ですが、3000m級と言っても過言では無い程の景色が広がっていて、それに心が大きく動きました。
という訳で行って参りました。冬の荒島岳。
ほぼ毎週どっかしらの山行ってますが、いままで福井の山域は行ったことが無く、ワクワク感を持ちつつ新鮮な気持ちで家を出ました。
高速は積雪等も無く快調に走れました。高速を降り、R158を福井方面へ。
真っ暗・車もほとんど走ってない状況での九頭竜湖周辺は少し怖かったです。
そんな状況の中、バカな事に昔ニュースで報道されていた冷凍庫殺人事件のことを思い出してしまい、余計怖かった。
途中、JR九頭竜湖駅に立ち寄りおトイレ済ましてカドハラスキー場へ向かいました。
カドハラスキー場は現在廃業していますので、ナビにも出てこないため事前に皆様のレコ・ストリートビュー等でしっかり下調べしていきました。(岐阜方面からの行き方を「アクセス」のところに記載しておきました)
駐車場へ着くと本日一番乗り。
予想通り「登山届ボックス」は雪で扉が開かない状態でした。自分のも出せないですし、他の方のためにも除雪して扉が開くようにしておきました。
除雪完了後、準備にとりかかろうとしていると本日二番目の方がやってきました。
ごあいさつをし、しばし談笑。地元福井から来られた単独の男性の方(福井のお兄さん)で、本日はボードを担いで登るとのこと。話も盛り上がり、せっかくなので本日はご一緒することに。
準備を済ませ、届けを提出し登山開始!
ゲレンデを快調に登っていきます。当日はトレースもしっかりあり、雪も程々に締まっていたため歩きやすかったです。福井のお兄さん曰く、降雪直後はこのゲレンデのラッセルが大変とのことです。
小一時間でゲレンデトップへ到着。小休憩をいれブナ林の樹林帯へ。
トレースもしっかりありますし、気持ちのいい樹林帯歩きでした。
シャクナゲ平手前で小休憩。この先急登もありますし、難所のもちが壁も控えているのでここでアイゼン着けました。
もちが壁へのトラバース道があるのですが、本日はトレースが無かったので断念。
シャクナゲ平でピッケルも装備し、いざ「もちが壁」へ。
一旦コルまで下り、見上げるとまさに「壁」。
こちらもトレースはしっかりあり、雪の状態もちょっと緩んでいる程度だったので、慎重に行けば問題ありませんでした。(凍ってたりすると結構怖いと思います)
もちが壁を越えて行くと左側に雪庇がでてきますので、あまり近寄らないよう歩きました。
森林限界を越え、この辺りよりガスの中へ突入(笑)
あの絶景が見たかったのに展望ゼロで「チッ。っんだよ〜」と心の中で思いつつも、段々とその気持ちも薄れ、この状況が楽しくなってきました。(もちろんヤバいと判断すれば即下山しますが、来たからにはそれなりに楽しまなきゃ損ですしね。)
異次元の世界にいるような状況のなか、ぼちぼち歩き無事頂上到着。
少し寂しいですが、頂上のしるしである「棒」の横で記念撮影(笑)
数枚写真を撮り、寒いのでさっさと下山にとりかかりました。
ここで福井のお兄さんはアイゼンを外し、ボードに換装。
頂上からドロップインして、もちが壁手前まで滑るとのことでしたが、ガリガリのバーンのためだいぶ難儀してました
もちが壁の下りもザクザクと快調に下れ、コルにて軽く昼食がてら休憩しました。
福井のお兄さんはボードをテーブル代わりにして水作り。
頂上からまともに滑れなかったので、「今日は大きなテーブル持って来たようなもんですね」の一言に爆笑。
以前より気になっていた、福井の方言で踏み抜くことを「がぼる」と言うことの意味も聞けて良かったです。
談笑しながらのひと時、とても楽しかったです。
軽めの昼食後下山にとりかかり、シャクナゲ平を越えた辺りでアイゼン外しました。
下山中、テン泊装備の男性が登ってきました。本日はシャクナゲ平で幕営だそうです。
快調に下り、あっという間にゲレンデトップ。
ここで再度一服休憩をして、ゲレンデを下り、駐車場着にて今回の山行終了!
今回は展望ゼロで景観は楽しめませんでしたが、とても満足な山行でした。
いつものことですが、どんな状況でも他の登山者の方との会話や出会いが山行を素晴らしい思い出へ変えてくれます。
実は福井のお兄さんも僕が住んでいる所のすぐ近くで学生時代下宿していたそうで、つい先日もこちらまで用事で来ていたそうなんです。こんなとこで地元ネタが話せてほんと楽しかったです。
福井のお兄さん!またどこかでお会いできること楽しみにしております!
今回も人との出会い・ふれ合いに感謝な山行でした。
山行中に出会った方楽しい会話をありがとうございました!
この間はご一緒させていただきましてありがとうございました。
ガスっていましたが楽しかったですね。
またどこかの山で会いましょう。
追伸:帽子とゴーグルはやっぱりスキー場終点に有りました。
福井のお兄さん!!
見つけてくださいましてありがとうございます
こちらこそ当日はありがとうございました!
生憎の天候でしたが、おかげで楽しい山行でしたし、いい思い出になりました
また機会がございましたらどこかご一緒しましょう
ゴーグルはやっぱりゲレンデトップにありましたか
見つかってよかったですね
コメントありがとうございました
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