☆赤岳☆残雪期？まだまだ厳冬期のお地蔵さん
sanngopapa
mayuponn
体力度について
- GPS
- 52:36
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 1,888m
- 下り
- 1,886m
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標高グラフを拡大| 天候 | 1日目・・・・晴れ 2日目・・・・雪 3日目・・・・晴れ＆爆風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
普通乗用車は美濃戸口バス停より手前の3箇所の駐車場（500円）早朝入山は後払いです。 領収書はシールタイプのステッカーになっております。（デザインが沢山あると集めたくなるのですが、、、） 美濃戸まではジープタイプの四輪駆動車（デフロック付）が望ましいです。 轍が大きく乗用タイプは車両下部の損傷を招きます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・美濃戸口より美濃戸まではチェーンスパイクがgood。もちろん12本アイゼンでも可。 ・美濃戸より南沢経由の行者小屋はトレースはバッチリですがドカ雪後はどうでしょうか？ またトレースも途中で別れますが、下山時の尻セードなどのトレースもあります。登りで使うと体力の消耗が厳しいです。 3段目の砂防堰ですがショートカットできる冬道は砂防堰を越える部分の融雪が激しく段差1m位あります。 雪はしっかりとしていて濡れることもなく快適に歩けます。 ・行者小屋〜赤岳鉱泉はトレースバッチリ！ただ、赤岳鉱泉より行者小屋方面は途中で左に向かうトレースがありますがこちらはクライミングルートのトレースと思います。 ・行者小屋から地蔵尾根は森林限界まではトレースあり！森林限界以降はトレースは期待できません。3月11日早朝は膝前後のラッセル。深い所で股下でのラッセルです。階段＆鎖場は所々見えてますが使用不可、ルートファイティングの目印程度（視界良好時）です。地蔵の頭直下（20mか30m位）左右に切り込んだナイフリッジは要注意、距離にして15m程だが斜度は滑落は初期制動で停止可能ですが下は見えません。。。 ・尾根より、積雪はなくコースは明瞭、強風時はバラクラバ、ゴーグル装着は必至。 |
写真
予備日を含めて3日間。天候、体調、実力見極めて臨機応変に行ってきま〜〜す。
日曜日・・・大人気の南八ヶ岳！駐車場は朝8時で満車！私を含め3台の乗用車は係りの人の恩赦とも言える指示でバス停無の前のスペースに無理やり止めました。御岳山が綺麗でした＾＾
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御岳山が綺麗でした＾＾
林道は春の兆しを感じましたが・・・
ここでの写真はきっと皆様テンションが上がることと思います。
このあたりでヤマテンより明日の情報を確認です。
・・・ヤマテン情報（赤岳）冬型強まる。上空500hpaに−36℃の寒気が停滞。明日は終日曇りで降雪は少ないものの吹雪く、赤岳稜線では終日−20℃以下の酷寒。。。。明後日は回復とのこと。さてどうする？予備日の使用と使用方法！
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さてどうする？予備日の使用と使用方法！
さすが日曜日の行者小屋のテント場！賑わっております。予定ではここでテン泊、明日赤岳アタック！
でも予備日の使用を決断！
赤岳鉱泉のステーキも捨てがたい＾＾：
今夜を赤岳鉱泉？テン泊？
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予定ではここでテン泊、明日赤岳アタック！
でも予備日の使用を決断！
赤岳鉱泉のステーキも捨てがたい＾＾：
今夜を赤岳鉱泉？テン泊？
小屋受付の左には今夜の献立が＾＾やりましたステーキですぞ＾＾V
このもて余す時間が山の魅力の一つでもあります＾＾
全てが贅沢な山小屋に感謝！
食後はやはり挽きたてコーヒーを楽しみます＾＾Vそして今後の行動計画を・・・
�，海海把簑擇轡謄鵐版�
��行者小屋まで移動しテント泊
少しでも距離を稼ぐため�△鯀�択
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そして今後の行動計画を・・・
�，海海把簑擇轡謄鵐版�
��行者小屋まで移動しテント泊
少しでも距離を稼ぐため�△鯀�択
一晩降雪はあったもののスコップいらずです＾＾
晩御飯は暗くなる前に！キムチ鍋うどんです＾＾
持ち込んだ野菜をクッカーに入れたらカラカラカラ♪・・・カチンコチンですね
贅沢に豚肉もたっぷり＾＾
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キムチ鍋うどんです＾＾
持ち込んだ野菜をクッカーに入れたらカラカラカラ♪・・・カチンコチンですね
贅沢に豚肉もたっぷり＾＾
一人鍋のスープって便利です
腰と足裏にはカイロ。寒さに邪魔されず快眠
日の出前の出発、日の出は時間を計算して・・・
膝下のラッセルはフワフワのモッフモフ♪
ハーネスは簡易ハーネス補助ロープは8ミリの20メートル。森林限界以降はアンザイレンで進みます
地蔵の頭まで標高で2〜30mだろうか、最後の鎖場と思われる所を過ぎて鋭利なナイフリッジ・・・距離は10メートル強、斜度は初期制動で停止はできる程度だが落ちれば下は見えない・・コンテで進がまさかの滑落、真弓の左足のキックステップが甘いのが確認できたが声をかけるまもなく真弓が『アッ・・』と発した瞬間足元から滑落！恐ろしく冷静な私！瞬時にピッケルを両手で根本まで刺し補助ロープのテンションをゼロにして制止を・・・しかしテンションが掛かる前に妻が自分のピックで滑落停止。事なきをえた。コンテで進んでいて良かった＾＾；
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事なきをえた。コンテで進んでいて良かった＾＾；
気温はー20℃
風は予報では15m/sとか！
先ほどの滑落で恐いという気持ちがビビリになり確実な一歩が出せない、これは危険！しかも滑落でゴーグルを濡らし、くもらせた(>_<)サングラスで対応できる？絶対に凍傷は避けれない。
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サングラスで対応できる？絶対に凍傷は避けれない。
天望荘の影で身支度を再度確認し撤退準備！地蔵尾根を下る。視界の確保がままならないので私のゴーグルをまゆみに装着させ、私は裸眼で尾根を降りる。
時間との戦いかもしれないが、風をやり過ごし、進行方向を確認してバックで下山すれば行ける。
しかも常に真弓を後方の真弓を見れる。
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視界の確保がままならないので私のゴーグルをまゆみに装着させ、私は裸眼で尾根を降りる。
時間との戦いかもしれないが、風をやり過ごし、進行方向を確認してバックで下山すれば行ける。
しかも常に真弓を後方の真弓を見れる。
冬の厳しい稜線を体験。。。生きて帰れた喜びを感じたことは大げさではないよね！ナイフリッジ以外はサクサク下山！
真弓の頬にできた凍傷・・・本人いつ告知しようか(´・_・`)
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ナイフリッジ以外はサクサク下山！
真弓の頬にできた凍傷・・・本人いつ告知しようか(´・_・`)
あと一泊できる食料はあるんですが・・・
『お嫁にいけな〜〜〜い』
・・・『俺がもらってやる』
感想
予備日を持って臨んだ赤岳、天候を見極め行動を何パターンも用意しました。与えられた条件・天候・実力・装備で充分満喫できた3日間でした。
まゆみには怖い思いをさせたのが反省点ですが私も多くのことを学習できました＾＾
滑落の瞬間を振り返るとよく冷静でいられたと・・・もしかしたら本当は危機感がないから冷静だったのかな？？
そしてなにより真弓本人は、よく滑落停止姿勢を瞬時にできたと！色々反省は残ります。。。
しかし更に怖いのはアイウエア・・・ゴーグルでした。今回の撤退理由はゴーグルの曇りと予備の不保持。あそこで無理に山頂を目指し本当に行動不能になったら・・・せっかく来たから・・・頑張れば行ける！など論外ですね。たかが遊び安全・確実に帰れるのが前提でその中に少しの冒険やスリルがあるのが理想なのでしょうか？そんな意味で言うなら地蔵の頭まで帰るのが今回の限界点でした。ただ、下山時に視界を吹雪以外で奪われるのは想定外ですし恐怖でした。でもどんな爆風でも強弱はあるし止まる瞬間はある。焦らずその時を待つことができたのは時間にゆとりをもった計画のおかげでしょうか・・・確実な一歩は確実に進んでいる！とにかく安全第一で確実な一歩のために風が止まる時を待ちました＾＾ ナイフリッジを無事に通過して以降はサクサク降りました森林に入り風もなくなり視界もゴーグルなしで問題ないので楽チン♪
私も凍傷覚悟でしたが幸いなことのほほの上部に少しだけ・・・
ちょっとスリルはあり過ぎましたが楽しい3日間でした
緑の赤岳を体験し、いつかは雪景色の赤岳も行ってみたいなぁ〜・・いつか・・
が、こんなに早く訪れるとは！！
12本のアイゼン、ピッケルは☆初(´∀｀)
アイゼンの履き心地は思っていたより◎
ピッケルの使い方は夫にコンコンと説明を受け、使用することはない。。と思っていました。
1日目、どんどん悪くなる体調・・・手がグローブのようにむくみ痛い(+。+)
ラッキーにも巡り合えた赤岳鉱泉のステーキも食べれず・・・(´；ω；｀)
早めの就寝と、絶対良くなる！！！の精神で( *｀ω´)、翌朝は目覚めもよくすっかり回復！！
2日目は極寒のテント泊(・_・;)何もかも凍ってしまうテント中の物。。。
眠れるのか・・・心配っだったのですが、“豚肉キムチうどん鍋”と“ホットワイン”のおかげで
体の中身を温め、カイロとお湯を入れたペットボトルで皮膚を温め意外と快適〜( ´艸｀)
こんな体験、初めてだし、何か楽しいね〜っと非、日常生活を満喫した1日でした。
3日目、いよいよ雪の赤岳へ！！！ヘットライトをつけ、暗い地蔵尾根を黙々と登る。。。
こんな体験をしている自分が、自分でないような感覚。登ってきた後ろを見ることもできず、
ただただ登る。。。
鎖場もハシゴも意外とすんなりクリアヽ(*´∀｀)ノ
・・・あのナイフリッチにたどり着き普通に進む夫、弘泰を横目に続きますが2歩目の左足が滑り滑落・・・・
『あ、、、落ちる。。イヤーー』
でスルスルと。。。右手で持っていたピッケルを持ち直し雪の壁に突き刺し滑り落ちる体を止める。
と、同時に弘泰とつながっていたロープで止めてくれた。
・・怖かった・・・・でも、落ちちゃダメだ！！！と必死だった。怖くて泣き崩れ震える私に
『落ち着こう！！大丈夫だよ。大丈夫！！』
って言葉がちゃんと耳に入ってきて前に進めました。
地蔵尾根にあがった時のあの爆風！！！顔に当たる雪？本当に雪？みたいなものすごい音と風。
これまた非、現実的な世界！！！体感しちゃいました〜
顔が痛いな〜と思っていたんですがこんなことになっちゃっていたとは。。。
黒光り！！（爆笑）しちゃってる頬の弱凍傷！！！こんな山ガール。いないよな〜って凹む間もなく
新種の山ガール！！！広げまーす（笑・ガールではないですね〜昔山ガール？かな(*´∀｀*)
振り返り。。。大泣きし、大笑いし、非・日常生活と、非・現実世界を感じ、
大きく皮のついた3日間の山でした。
当たり前なのかもしれない。
《無事にお家に帰れる幸せ》
も改めて感じ、いつも安全と、安心を与えてくれる
夫・弘泰に感謝の山でした☆
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パパさんマユさん！やりましたね！！
冷静な判断、余裕の計画、的確な技術、そして山が好き〜！(^^)/
奥武蔵での下りに腰が引けてた山ガール(笑)と同一人物とはとても
思えません。
滑落後に進んだ！ことがまたすごいです。
即座にコラボの際のリーダーは返上いたします。
TA100は足手まといにならない程度にお二人に付いていきます！
すばらしいご経験。
それを無事に実現させたsanngopapaさん。
それを楽しめたmayuponnさん。
絶景と緊張と厳寒と陽射と。
ありがとうございましたあ！
卒業式の記念写真もみてみたい
ステーキのリトライ誓ってません？
リーダー
正しい判断かどうかは怪しいが冷静さは有ったと感じます。やはり時間のゆとりは心のゆとり
極寒のテント泊、稜線での爆風・・非、日常の体験は面白いものでした＾＾
滑落して雪面にへばりついているとき、「もっと子供達に優しいお母さんでいてあげればよかった」と思いました＾＾：ちょっとスリルが大きすぎましたがまた行きたいです＾＾もちろんステーキも！
足でまといはやはり私たちですよ！
またどこか行きましょう
sanngopapa＆mayuponn
初めてコメントさせていただきます
初ピッケルで滑落停止、素晴らしいですね。ご無事で何よりでした
あと、凍傷も軽くて何よりです。自分も先週末に自分の不注意で微凍傷？になりましたが、指先の一部はまだ少ししびれています
本当に万全を期せねばと反省しております
また時折レコ拝見させていただきます
ponchanさん
夫にこんこんと滑落停止の方法は聞いていましたが、まさか実践で使うとは
ごく普通の夫婦の普通の山歩きですが面白おかしく夢のある山遊びを満喫したいです
コメントありがとうございました
sanngopapa＆mayuponn
ルート図を見て「ピークハントなし？」と思ったのですが。勇気ある撤退ですね。きっと次は絶景が待っています。地蔵尾根は３月のほうがクラストしているしナイフリッジになってるので難しいですね。とにかく無事でなによりでした。
n7548kwさん
sanngopapa＆mayuponn
お久しぶりです。
いやぁ〜、よく頑張りましたね。
状況と二人の気持ちが見えるすばらしい記録です。
あの赤岳の事故を乗り越えてのことですから。
Ta100もきっと感化されていることでしょうね。
私も初めての雪山が赤岳でした。
お疲れ様でした♪
makasioさん
今回の赤岳は充実度は高かったです
お疲れ様をありがとうございました
sanngopapa＆mayuponn
sanngopapaさん☆mayuponnさん☆
こんばんは(^^♪
八ヶ岳お疲れ様でした！
私も９日は美濃戸からの八ヶ岳でした！近くにいましたね
１１日は風が強かったんですね(>_<)
撤退するのって、決断するのが難しいことだと思いますが、良く状況を見て冷静に考えて…さすがですね
ご無事な下山何よりです
山は逃げませんもんね
今回もご夫婦仲良しレコに、にやけちゃいます〜(´∀`●)
「お嫁に行けない！」「俺がもらってやる！」なんて、いいなーいいなー（●＾o＾●）♡
……あーだれか私も嫁にもらってくれないかな(´ー｀)
tamagooさん
９日ですか
山は逃げないけど加齢は待ってくれない
冷静な判断にはゆとりある行動計画は重要ですね！これは今後も心がけたいです
頬の傷は時間はかかると思いますが大丈夫だと思います。ご心配ありがとうございます。
いつの日かtamagooさんの夫婦レコが見れるのを楽しみにしています
sanngopapa＆mayuponn
こんにちは〜♪sanngopapaさん、mayuponnさん (*^_^*)
赤岳お疲れ様でした☆そして、本当に無事でなりよりです
ゆとりのある山の計画、『せっかく来たのだから・・あと少し頑張れば・・』という気持ちだけではなく、山頂を目の前にして、その時の状況を判断して今回は下山しようと決める事は出来そう出来なかったり･･ヤマ歩きしている中で、とても大切な事なのかもしれないですネ
ナイフリッジ･･私たちも三度目の冬の赤岳の時、足が竦み一歩が怖かったという経験があります(>_<) 冬の時期の中でも、状況次第でこうも違うのか感じた事を、このsanngopapaさんたちのレコを見ていて思い出しました！二度目の赤岳の時には、地蔵の手前で風雪を浴びて凍傷になっちゃいました
本当にヤマではいろんな事を教えてくれたり学ぶことが、これ以上ないというぐらい、たくさんありますネ
いつも思いますが、お互いにとても信頼し合っているんだろうなぁ〜というのが伝わって、とてもステキだなぁ〜と思います
また、お二人で力を合わせて白い赤岳に登れた時には、思いっきりの笑顔でヨロシクお願いします☆楽しみにしてます
kchanさん
“人生山あり谷あり”の言葉通り、山は人生そのもの
お互いに楽しい山旅少しのスリルを求めて楽しみましょう
白い赤岳かぁ〜〜きっと二人で登ります
滑落シーンではもうドキドキしてしまって…
でも本当にご無事でよかったです(T ^ T)
『お嫁にいけなーい』『俺がもらってやる』に感動しました
どんな困難も共に乗り越えていくお二人はステキです
でわでわ
algaeさん
今回は少々スリルがすぎました
笑って帰ってこれたので最高の八ヶ岳でした。
sanngopapa＆mayuponn
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