越後駒ヶ岳

2022年04月10日(日) [日帰り]

• GPS: 10:16
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,353m
• 下り: 1,348m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:46
• 合計: 10:15

6:48 石抱橋
10:08 10:09 道行山
10:46 10:46 小倉山
11:37 11:37 百草の池
12:09 12:22 前駒
13:27 13:37 駒の小屋
13:54 14:14 越後駒ヶ岳
14:20 14:21 駒の小屋
14:31 14:32 前駒
17:02 17:02 石抱橋
17:03 ゴール地点

天候

晴天、無風、灼熱

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奥只見山荘宿泊、石抱橋横からスタート（送迎付き）
※2021年よりシルバーラインが開通しても銀山平方面は除雪の関係で遅れて開通します。銀山平への不通期間は宿泊者のみ通行することが可能です。

コース状況／危険箇所等

道行山手前の斜面は雪が切れてシートラで夏道を使いました。
前駒までの急斜面と駒の小屋下の急斜面はシートラ、ブーツアイゼン。
雪は緩んでいたので、難なく登ることができました。
小屋下はクラック多数あり注意。
11時ころヘリが上空を飛行していました。
滑走は山頂より小屋まで降りて、その後、駒の小屋下の急斜面をトラバース気味に降りましたが非常に雪崩やすい所なので注意。
白沢は十分雪量もあり全体的に問題なく通過できました。
雪質はシャウダー、ザラメで気持ちの良いポイントも何か所かありましたが、雪崩のリスクもあるのでできれば午前中に危険地帯は通過したいところ。
足元を取られるスラフ雪崩、巨大デブリ多数も十分通れたので問題なし。
問題の白沢は滝場は左岸を軽く高巻いてのトラバースで通過でき特に問題なし。
宿に帰る近道として川を上流の方で渡渉する方法もありますが、濡れるので来た道を戻りました。
初めて白沢を滑走しましたが、割れている箇所も多数、デブリも多数で賞味期限は短いものと思われます。
銀山平開通前だったので人が少なくて良かったです。
枝折峠から登ってきたというスキーヤーは藪漕ぎで大変だったと言っていました。

その他周辺情報

下山後は魚沼のソウルフード、生ホルモンの焼き肉をご賞味ください。
旧小出町にある「ホルモン焼やまに」と「こあさ焼肉店」が双璧の有名店。
オーダーはホルモンとハラミだけで良いです。腹いっぱい食べてください。
めちゃくちゃ安くて、驚くほど美味しいので、超オススメです。
タレも置いてありますが、塩と胡椒が地元の通の食べ方です。
魚沼産コシヒカリのおにぎりもオススメです。
■こあさ焼肉店
所在地： 〒946-0011 新潟県魚沼市小出島１２０９−７０
電話： [phone]
営業時間：17:00〜23:00
日曜営業しています。定休日は不定休

写真

4/10 6:44

さあスタート

4/10 6:45

ここから入ります

4/10 7:01

林道はトラバースルート

4/10 7:03

デブリを跨ぎます

4/10 7:20

おお！越後駒ヶ岳が見えてきた。

4/10 7:39

橋を渡ります。

4/10 7:58

4/10 8:01

なぎ倒された木々。何があったのでしょうか？強風？

4/10 9:18

難儀していますが道行山直下の雪切れエリア

4/10 9:44

かなり急で大変でした。

4/10 10:01

荒沢岳

4/10 10:04

越後駒ヶ岳

4/10 10:06

うっとりエチコマ

4/10 10:08

すごい景色！

4/10 10:08

ド迫力！！

4/10 10:09

まだ遠い

4/10 10:13

近づかないw

4/10 10:18

歩くのが嫌になりました（笑）

4/10 10:43

時限爆弾・・・

4/10 10:50

ヘリ？

4/10 10:50

上空から捜索している様子でした。

4/10 10:52

念願叶いました。

4/10 11:06

雪のエチコマに上りたかったんです。

4/10 11:19

日焼け止めテープ効果大！

4/10 11:23

前駒までが急登

4/10 11:29

先行者が登頂するのでズーム

4/10 11:32

天気が良くて最高！

4/10 11:40

すごいわ

4/10 11:40

まだ遠いなあ

4/10 11:48

荒沢をバック

4/10 11:48

この尾根最高！滑りたい。

4/10 11:54

がんばれー

4/10 12:33

装備チェンジ（アイゼンに）

4/10 12:42

駒の小屋

4/10 13:05

がんばれー！

4/10 13:08

ファイト―！

4/10 13:49

振り帰る

4/10 13:49

山頂の稜線

4/10 13:50

言葉にできない（オフコース）

4/10 13:50

ここを滑るのか。楽しみ。

4/10 13:53

山頂です。

4/10 13:55

達成感ある。

4/10 14:20

シュプール

4/10 14:20

次行きましょう。

4/10 14:37

いいなー

4/10 14:37

ここから白沢にドロップイン

4/10 14:38

あちこち割れ始めています

4/10 14:39

シュプール見ちゃうよね

4/10 14:41

クラック

4/10 14:43

デブリ

4/10 14:43

雪崩れています。

4/10 14:45

これが白沢

4/10 14:46

4/10 14:46

デブリを避けて

4/10 14:48

自然の力ってすごい！これに飲まれたら体が潰れてペシャンコになりますね。恐ろしい。

4/10 14:49

振り返る

4/10 14:58

もう少しで滝なので注意しながら

4/10 15:04

ストップ！滝です。落ちたら終わり。

4/10 15:05

滝を振り返る

4/10 15:46

生け花

4/10 16:56

ただいま〜

4/10 17:01

やったね！

4/10 18:12

こあさ

4/10 18:13

名店すぎます。

4/10 18:16

通は角打ち

4/10 18:36

タンも最高！目一杯食べて2千円ちょっと。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

GPS ビーコン ゾンデ棒 シャベル ヘルメット ゴーグル ウェイペット アイゼン ツェルト エマージェンシーシート エイドキッド ガス コッヘル 防寒着

感想

seigodon

越後駒ケ岳行きの誘いを頂戴したので、二つ返事で行くことに。
数年前に、厳冬期に大湯から歩いて登頂に成功したというレポを見て、いつか雪の越後駒ケ岳を登ることを夢見ていました。
そのチャンス到来です！
銀山平から入山する一般的なルートですが、下山をどのルートで滑走するかは当日の雪の様子を見ながら決めようということに。
いくつか有名なルートがあるようですが、中でも白沢は長い距離でダイナミックな沢で、越後駒を味わうには是が非でも滑りたいところ（らしいです）。
越後三山の盟主、越後駒ケ岳の心臓部ともいえる核心の白沢をスキーを始めて1年目でいきなり滑走できるなんて夢のよう。
出だしの林道歩きは長くて億劫で、道行山の取り付きも急ですが、稜線に出れば荒沢岳を横目に雄大な越後駒ケ岳を目指しながら歩けるので、ロングルートの疲れも吹っ飛びます。
前駒と小屋下は核心的な急登ですが、今回は雪も緩んでおりイージーでした。
長いルートだけあって、登頂の喜びもひとしお。
仲間と喜びを分かち合い、いざ滑走！
山頂からのドロップは格別です。
まずは小屋を目指して最初の滑走。
小屋下は急なのでトラバース気味に移動しましたが、ここが雪崩易くて、スラフ発生でちょっと怖かったです。
トラバース後の前駒斜面は眺めが最高で、絶景の中での滑走でした。地球の大地そのものを滑っている感覚でとても気持ちが良かったです。
白沢に入ってからは雪が良い具合に緩んでおり、シャウダー、ザラメで気持ちよく滑走できました。デブリの障害物を避けながら、グラビティに身を委ねて滑走していくのは究極の遊びですね。
一気に標高1,000mを30分ほどで滑走するという贅沢な滑走となりました。
雪山の越後駒ヶ岳は何度でも来たいと思わせる素晴らしい山でした。
実際、同じ宿に宿泊してたペアのスキーヤーは二日連続越後駒ヶ岳滑走だったようです。