記録ID: 417886
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アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳東尾根（敗退）
2014年03月15日(土) [日帰り]
noborunda
- GPS
- 09:33
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 931m
- 下り
- 935m
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標高グラフを拡大コースタイム
駐車場 05:47 → 登山指導センター 05:59 → マチガ沢出合 06:36 → 出合小屋 07:22 →
一ノ倉沢出合 07:26 → 07:40 一ノ沢出合 07:58（ワカン収納、アイゼン装着）→
左方ルンゼ取付き部 08:44 → 09:33 シンセンノコル 09:43 → 第二岩峰取付き 10:00 →
10:20 第二岩峰上部雪稜 10:55 → 撤退 → 第二岩峰下降完了 11:10 → 11:52 シンセンノコル 12:05 → 12:09 コル下の急斜面 12:42 → 左方ルンゼ横 13:00 → 一ノ沢出合 13:29 →
13:40 出合小屋 14:25 → マチガ沢出合 14:56 → 15:20 登山指導センター
一ノ倉沢出合 07:26 → 07:40 一ノ沢出合 07:58（ワカン収納、アイゼン装着）→
左方ルンゼ取付き部 08:44 → 09:33 シンセンノコル 09:43 → 第二岩峰取付き 10:00 →
10:20 第二岩峰上部雪稜 10:55 → 撤退 → 第二岩峰下降完了 11:10 → 11:52 シンセンノコル 12:05 → 12:09 コル下の急斜面 12:42 → 左方ルンゼ横 13:00 → 一ノ沢出合 13:29 →
13:40 出合小屋 14:25 → マチガ沢出合 14:56 → 15:20 登山指導センター
| 天候 | 未明まで吹雪、その後くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場は24時間出入り可能、1,000円/日 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・登山指導センター 〜 一ノ倉沢出合 午前零時半に着いた時は猛吹雪、指導センターより先は勿論ノートレース。 朝の出発時、先行者2〜3名によるツボ足のトレースが出来ていた。 マチガ沢出合までは踏み抜きを堪えてツボ足で進むが、踏み抜きで体力を奪われる為、 マチガ沢出合でワカン装着。 以降、踏み抜きは少なくなったが、一ノ倉沢が近づくにつれて、 雪を被った林道が斜面のトラバース状となる為、ワカンでは歩きにくい。 一ノ倉沢出合 〜 一ノ沢 〜シンセンノコル 一ノ倉沢出合より約10分程で一ノ沢出合に着くが、デブリ跡を歩く。 一ノ沢出合にてワカン収納し、アイゼンを装着した。 あとはシンセンノコルまでひたすら登る・のぼる・ノボル・・・ 雪渓登りと同じだが傾斜は白馬大雪渓や針ノ木雪渓より遙かに急である。 シンセンノコルより尻セードをしたならば、 標高差500m以上の急斜面をボブスレー並みに超高速で滑走出来そう。 と云うより、滑落したら下の一ノ沢出合まで止まらないでしょう。 一ノ沢は左方ルンゼ辺りで時間的にちょうど中間になると思います。 ここに取付くとシンセンノコルまで腰を下ろして休息可能な場所はありません。 書きたいことは、急斜面ゆえ、雪崩の事も踏まえて、出来るだけ早く通過すべし。 シンセンノコル 〜 第二岩峰 〜 観倉台 〜 第一岩峰 〜 オキノ耳 ここの部分がスリル満点のバリルートになります。 第二岩峰、決して侮れません、基部より取付きが難しい。 岩に取付く手前の下はポッカリと空いており落ちる訳にいきません。 手前左の雪壁をダブルアックス、フロントポイントで右横にカニさん移動、 まるでアイスクライミングです。 岩に着くといきなりのハイステップ、残置スリングを掴んでA0で通過、と云うか攀じ登る。 バンド状になっている岩が外側にかなり傾斜しており、ここをアイゼンで通過する事になる。 上部は雪と草付のミックスでとても嫌らしい、草付部、雪の硬い場所にアックスを決めて 上の細い雪稜部へ這い上がる。 確保なしのフリーで登るには正直言って少々きつい。 岩場でのアイゼントレ等をこなしていることが前提と云うべきか。 ここ、登りは何とかなるが、下りに使うのはNGとした方がいいでしょう。 ロープ使ってもかなりきついです、多分テンションかかります。 ロープ使っての下降ならば左側の雪壁を懸垂で下りるべきかと、 但し、上の支点は親指程度の細い灌木を束ねる程度。 あとは、スノーバーやデッドマン等で・・・、 でも、はたして自分の体重をそれらに預けられかな？ 観倉台への壁は3通りのルートあり、 1) 向かって右側の雪壁を両手両足を使って登る、しんどく苦しそう。 2) 向かって左側、マチガ沢側より攀じ登る、雪の状態によっては上部は垂直に近く見える。 先行パーティーが取付いたが斜度約60度の上部で行詰まり、 かなりの時間をかけてクライムダウンしてきた。 3) 残りは岩場を直登し、その後は雪の壁を登る。 観倉台より先の強烈なナイフリッジの縁を通過。 左手にピッケルを持ち非常に急な斜面のトラバース、間違えると一ノ倉沢側へ滑落します。 第一岩峰は右からの巻が無難なるも、かなりの傾斜となるので慎重に。 直登する手もあるが取付きが難しく、 私のようなソロでは止めた方が無難、やはりビレーしてもらって初めて選べるルートだろう。 オキノ耳直下、大きく張り出た雪庇を目指してひたすら登り、雪庇を切り崩して山頂へ出る。 雪庇は大きいところでは4-5mに成長しているので比較的薄い右側より攻める。 が、先行者がいない場合、ピッケルやスコップを使って雪庇を崩さないと上には上がれない。 急な傾斜のもとでの作業となるのでバランスを崩すとそのまま滑落につながる。 気安めにしかならないが、片側のアックスかスノーバーでビレーした方がいいかも。 雪庇があまり出ていない左側より登る手もあるが、 雪庇の下、左に長い距離をトラバースする事になる、これもリスクあり。 どちらでも、白馬中央稜で山頂直下の壁を登る時と似ていると自分では理解しています。 今回は観倉台の雪壁手前で撤退した為、自分で歩いた事を書いた訳ではありません。 自分なりに下調べしただけのものです、お含みおき下さい。 ・登山ポスト ロープウエー駅の切符売り場横。 あとは登山指導センターの中にあります。 西黒尾根やらバリルートに行くなら後者のポストをお勧めします。 |
写真
目が覚めたら5時を回ってて焦りました。 4時に出発するつもりが登山指導センターを出たのはほぼ6時・・・
昨夜12時過ぎに着いた時には吹雪、勿論ノートレースでしたが、今朝は既に先行者2-3名が出かけてます。
出合よりマチガ沢ですが、お天気良くありません。 雪が降ってる訳ではないと思いますが、軽い地吹雪模様。
新雪は10-15�冂�度ですが、踏み抜き防止の為にマチガ沢出合でワカン装着。 踏み抜きは地味に体力を奪います。
デブリを乗り越えてから振り返ったところ。 このように林道が雪で覆われているのでルートはトラバースと同じ、ワカンは逆に歩き難い・・・
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3/18 22:35
デブリを乗り越えてから振り返ったところ。 このように林道が雪で覆われているのでルートはトラバースと同じ、ワカンは逆に歩き難い・・・
出合小屋には数名がいらっしゃいました。 小屋番さんみたいな主の方がいらっしゃいました。 きっと、クライマーさん達を見守ってるのでしょうね。 帰りにお世話になりました。
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3/18 22:35
出合小屋には数名がいらっしゃいました。 小屋番さんみたいな主の方がいらっしゃいました。 きっと、クライマーさん達を見守ってるのでしょうね。 帰りにお世話になりました。
出合小屋で、先行者7名が向かったと聞きましたが、5名しか見えません。 あとで分かったのですが、内2名はデブリを避けるため、左の樹林帯を進んでいた正統派でした。 結果、時間がかかり私が追い抜く事になりましたが、上で撤退の際にお世話になりました。
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3/18 22:35
出合小屋で、先行者7名が向かったと聞きましたが、5名しか見えません。 あとで分かったのですが、内2名はデブリを避けるため、左の樹林帯を進んでいた正統派でした。 結果、時間がかかり私が追い抜く事になりましたが、上で撤退の際にお世話になりました。
いよいよデブリの中に突入しますが、できるだけ左の端（右岸寄り）を進みました。
アップると先ほどの先行者が5名見えます。 3人は左方ルンゼを登ると出合小屋で聞きました。
デブリ跡を歩き一ノ沢を詰めて行きます。 段々と傾斜が強くなっていきます。
斜度が強くなってきた頃、下を振り向くと、先行した2人（樹林帯を進んだ正統派）が一ノ沢に合流してきました。
そろそろ一ノ沢も中間部に近づきつつあると思いますが、上のコルは見えません。
左方ルンゼを越えるとシンセンノコルが見えてきます、が、ここら辺りで時間的にちょうど中間となりました。 写真では分かりませんが、強烈な風が沢の下から吹き上げてきて、先行者2名のトレースは瞬く間に消えてしまってます。 トレースは10分で跡形も無くなります。
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3/18 22:35
左方ルンゼを越えるとシンセンノコルが見えてきます、が、ここら辺りで時間的にちょうど中間となりました。 写真では分かりませんが、強烈な風が沢の下から吹き上げてきて、先行者2名のトレースは瞬く間に消えてしまってます。 トレースは10分で跡形も無くなります。
コルが段々近づいてきました。 一ノ沢はコルまで登らないと途中で気を抜いて休む場所がありません。 雪の状態によっては雪崩れのリスクを少しでも避ける為にコルまで一気に登り切る事が必要です。
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3/18 22:35
コルが段々近づいてきました。 一ノ沢はコルまで登らないと途中で気を抜いて休む場所がありません。 雪の状態によっては雪崩れのリスクを少しでも避ける為にコルまで一気に登り切る事が必要です。
写真を撮っていると足元でバッっと音が・・・。 見ると足元に亀裂が入ってます。 慌てて上に2-3歩飛び移りました。 ここで雪崩に巻き込まれるのはごめんです。
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3/18 22:35
写真を撮っていると足元でバッっと音が・・・。 見ると足元に亀裂が入ってます。 慌てて上に2-3歩飛び移りました。 ここで雪崩に巻き込まれるのはごめんです。
シンセンノコルより南側に見えるのは西黒尾根です。 高度的にはちょうどラクダのコルの辺りでしょうか。 薄日が差してます、予報ではそろそろお天気が好転してくる筈なんですが。
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3/18 22:35
シンセンノコルより南側に見えるのは西黒尾根です。 高度的にはちょうどラクダのコルの辺りでしょうか。 薄日が差してます、予報ではそろそろお天気が好転してくる筈なんですが。
コルより登って来た一ノ沢を見る。 コルは狭く、ここでハーネスやガチャ類を装備するとしたら、3-4人でいっぱいでしょうか。
第二岩峰取付き部に向かってる先行パーティー。 この後わかった事ですが、こちらはカップルでした。
第二岩峰基部に取付いた先行パーティー。 このルートの最初の核心部となります。
この二人、フリーで登ってます。 男性は難なく登って行きましたが、女性は少し手こずってたようです。 残置スリングを利用してA0で行きますが、残置スリングにかけたカラビナが、上に上がり過ぎた為に外れなくなってたようです。
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3/18 22:35
この二人、フリーで登ってます。 男性は難なく登って行きましたが、女性は少し手こずってたようです。 残置スリングを利用してA0で行きますが、残置スリングにかけたカラビナが、上に上がり過ぎた為に外れなくなってたようです。
第二岩峰の全容。 手前の岩を登り、狭い雪稜（歩けるところは幅1m位）を伝って岩峰基部へ。 岩峰左の雪の部分を簡単に登れるかと思ってましたが、行ってみるとほぼ垂直に近いもので、前日の雨の影響からか雪がグスグスでアックスもフロントポイントも決まりません。 岩に取付くにも足元がスポッと空いており、いきなりハイステップ。 確保なしで登るにはかなりのリスクあります。
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3/18 22:35
第二岩峰の全容。 手前の岩を登り、狭い雪稜（歩けるところは幅1m位）を伝って岩峰基部へ。 岩峰左の雪の部分を簡単に登れるかと思ってましたが、行ってみるとほぼ垂直に近いもので、前日の雨の影響からか雪がグスグスでアックスもフロントポイントも決まりません。 岩に取付くにも足元がスポッと空いており、いきなりハイステップ。 確保なしで登るにはかなりのリスクあります。
向こうには白毛門、笠ヶ岳、朝日岳方面。 この時だけ見る事が出来ました。
先行の二人は難しい方のルート、マチガ沢側の急な雪壁に挑戦してます。 岩場の先へ出る最後の部分が斜度60度以上、見てると垂直に近い場所を登ってるように見えます。 雪の状態が悪く行き詰まり、この後撤退されました。 中央の岩場を直登する方法もありますが、私は右側の雪壁を登るつもりでした。 が、今回はここで撤退します。
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先行の二人は難しい方のルート、マチガ沢側の急な雪壁に挑戦してます。 岩場の先へ出る最後の部分が斜度60度以上、見てると垂直に近い場所を登ってるように見えます。 雪の状態が悪く行き詰まり、この後撤退されました。 中央の岩場を直登する方法もありますが、私は右側の雪壁を登るつもりでした。 が、今回はここで撤退します。
第二岩峰下部まで下りてきました。 ソロだったのでロープ持ってきませんでした。 後続の二人（都内の某山岳会所属）が第二岩峰を登ったあと、ロープを使わせていただきました、感謝です。 第二岩峰を登ってしまうと簡単には撤退できなくなります、進むしかないんです。
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第二岩峰下部まで下りてきました。 ソロだったのでロープ持ってきませんでした。 後続の二人（都内の某山岳会所属）が第二岩峰を登ったあと、ロープを使わせていただきました、感謝です。 第二岩峰を登ってしまうと簡単には撤退できなくなります、進むしかないんです。
しょっぱい思いでシンセンノコルに下ります。 ここも雪質悪くところどころクライムダウンです。 コルから先は気合入れていかないと即事故につながるような場所ばかりです。
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しょっぱい思いでシンセンノコルに下ります。 ここも雪質悪くところどころクライムダウンです。 コルから先は気合入れていかないと即事故につながるような場所ばかりです。
先ほど雪壁に取付いていた先行パーティーが第二岩峰を下りてきます。 岩の左側、核心部を通過中ですが、ロープを使ってますね。
先ほどの某山岳会のお二人、壁の下部に取付いてます。 目一杯アップしてみました。
女性が無事に下りるまで待機しました。 下からのビレイなので万一の場合、二人とも転落なんて事もないでしょうが、居合わせた者の義務だと思います。
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3/18 22:35
女性が無事に下りるまで待機しました。 下からのビレイなので万一の場合、二人とも転落なんて事もないでしょうが、居合わせた者の義務だと思います。
雪壁を登高中の二人。 この時間では雪質も悪く今日の内に国境稜線に抜けられないかも。 様子見てビバークされるようです。
ロープが揺れたので一瞬焦りましたが、ロープが何かに絡んだようです。
ロープを回収中です。 シングルロープでしたが3本見えますので途中の支点を利用して何らかのシステムを構築してたようです。 さすがですね、私も覚えたいです。 女性も約40分かけて自力で下りたのでひと声かけて下山続行します。 あとで出合小屋でお会いした際、「見守っていただきありがとうございました」って。
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ロープを回収中です。 シングルロープでしたが3本見えますので途中の支点を利用して何らかのシステムを構築してたようです。 さすがですね、私も覚えたいです。 女性も約40分かけて自力で下りたのでひと声かけて下山続行します。 あとで出合小屋でお会いした際、「見守っていただきありがとうございました」って。
下の方はいつの間にか膝下近くまで積もってました。 降雪と云うより風で飛ばされてきた雪が張り付いたって感じですね。
中央稜の偵察に行かれた二人が戻ってきます。 この二人の直ぐ前にはソロで中央稜に向かった方が撤退してきてます。
一ノ倉沢出合より。 写真撮ってると出合小屋より、「お〜い、お茶飲んでけ〜」と声を掛けられて小屋に寄せていただきました。
朝も居らした小屋の主（？）でした。 ずっとここに居るのかな？ 40分程雑談し帰途につきました。 きつい一発、「谷川はそんな甘くないよ、だいたい朝のスタートが遅すぎたよ」とかまされてしまいました。
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3/18 22:35
朝も居らした小屋の主（？）でした。 ずっとここに居るのかな？ 40分程雑談し帰途につきました。 きつい一発、「谷川はそんな甘くないよ、だいたい朝のスタートが遅すぎたよ」とかまされてしまいました。
teku姐さんが見たら喜ぶような吹き溜まり。 掘れば直ぐに雪洞です。
マチガ沢出合より山頂方面。 右前方のイワイワの上の方に居た訳です。
谷川岳と仙ノ倉山の稜線は凄い事になってます。 上は風が強かった訳です。
参考写真� 〇笋詫祥気覆�て撮れませんでしたが、第二岩峰の核心部です。 クライミングシューズや普通の登山靴でならともかく、アイゼンつけたままでは厳しいです、慣れてないと。
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参考写真� 〇笋詫祥気覆�て撮れませんでしたが、第二岩峰の核心部です。 クライミングシューズや普通の登山靴でならともかく、アイゼンつけたままでは厳しいです、慣れてないと。
参考写真�◆ヾ兪丗罎悗寮稱匹任后� この取付きで撤退しました。 登りたかったなぁ〜
参考写真�� ここも核心部のひとつ。 時にはダブルアックスでカニさん歩きするところです。
参考写真�ぁ‖莪豐篳�より山頂直下、最後の難所です。 山頂には雪庇が大きな庇となって待ち構えてます。
感想
3年前に始めて東尾根を知り、こんなところ行けるのかなぁ〜、行ってみたいなぁ〜なんて漠然と思ってた。
昨年、是非行くぞ〜と思いつつも諸事情で腰が上がらず、タイムアウト。
このエリアは2月一杯入山禁止、そして、3月23日以降は雪崩れの危険性から再び入山禁止となる。
残雪期としては、僅か20日程度しか入山できる機会がない、それも週末にお天気に恵まれる前提で。
前週取付きたかったが天気予報からするとNG、21-23日の三連休は他の予定あり。
じゃぁ、いつ行くの？ 「今でしょう」と云う結果となり出かけた。
14日深夜到着した際は吹雪、登山指導センターには誰も寝てない。
ロープウエー駅駐車場に車を停めて仮眠を取る間にお天気は若干ながら好転した模様。
と云うより、寝坊をしてしまい、午前4時出発予定が、目が覚めたら午前5時を回っており大慌て。
昨夜着いた時は勿論ノートレースだったが、今朝3人程先行している模様。
マチガ沢出合まではツボ足で進むも踏み抜き多発の為、ワカン装着する。
しかし、途中の林道が雪に覆われており常に右傾斜のトラバースとなり歩き難い。
ワカンのまま一ノ沢出合まで行き、そこでアイゼン装着する。
一ノ沢に一旦取付くとシンセンノコルに上がるまで腰を下ろして休む場所は無し。
雪の状況によっては雪崩れの可能性もあるので出来るだけ急いで歩を進めた。
途中、左方ルンゼに取付く3人パーティーが居たが、この左方ルンゼ辺りが時間的に見てちょうど中間。
先行パーティーが居て、その僅か15-20分後に追従しても、沢の下から地を這うような強風で踏み跡は直ぐに消える。
結局、自分の選んだ歩き易そうなところを進む。
シンセンノコルより上は神経を使うような場所が続く所謂バリルート。
今回は体調不良にて観倉台への雪壁に取付く前に撤退を決めたが、
撤退するなら早目、特に核心部のひとつである第二岩峰を登ってしまうと撤退も困難となる。
今回は第二岩峰を通過した後の撤退だった為、第二岩峰をどのように下りるかが焦点となった。
小一時間悩んでいる時に後続の二人パーティーが登って来た。
彼等が使用しているロープを使わせていただき第二岩峰を下りる事が出来たが、
一時は尾根上のビバークも覚悟した。
都内の某山岳会のお二人でしたが、本当に助かりました、ありがとうございます。
今回は幸運にも後続のパーティーが居た為に救われました。
この日、このルートに入ったのは朝から先行していたカップルのパーティー（のちに撤退されたが）と私、
それに某山岳会のお二人、計5人に留まった。
もし私が最後だったならば、きっとかなりの難儀をしたに違いない。
ソロなのでロープを携帯しても使う場面が無い、特に第二岩峰を下りるなんて事は想像もしていなかった。
もっとも、ロープを所持していても支点となるような目ぼしい木や岩がある訳でもなく、
敢えて言えば、所持しているスノーバーやデッドマンに自分の身を任せられるか、と云う事になる。
帰りの道すがら、反省ばかり、しょっぱい思い一杯で帰宅しました。
来年は自分も60歳を迎える。
体力的にも気力的にもハードな場所へ行くのも気が引けるだろうし億劫になるだろう。
どうしても今の内に行っておきたいルートが何本か残っている。
ここ、谷川岳東尾根もその中のひとつ、登っておきたかった。
山は逃げないとよく言われますが、私はそうは思いません。
山自体はそこにあっても、そこに行く為の体力、気力、技術力、それに経済力が落ちてしまえば、
その山は壁に飾った絵や写真の如く、遙か遠くに遠去かってしまい、
自分の手が届かなくなる・・・。
今の内に行かないと・・・、一生行く事が出来なくなるんですね。
谷川岳東尾根、今季も残された時間はあと僅か。
今週末の連休は他に予定があり今季のリベンジはほぼ絶望的・・・、はぁ〜
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全部の写真、コメント、興奮しながら読ませて頂きました。
とにかく無事で良かった…
東尾根、僕も憧れていますが、
この時期にソロで行くのはスゴすぎです。
ここまで行けたのでもふつう無理です。
天気と体調か良ければ…
山は逃げる。それも分かります。
絶好のchanceの時にリベンジしてください。
でも気をつけて〜
まだ60じゃないですかぁ。
俺に技術と経験があれば…
noboさん おはようございます。
年始にお誘いいただき（憶えていらっしゃいますか？
東尾根のクライムダウンは、懸垂準備で行かなきゃアブナイですよ。
本当に後続パーティがいてよかったと思います。
しかし今回の山行で体力の低下を思い知らされました。
ここ1年以上のあいだ、山に入る回数も減り、内容もユルユルが多くなって・・・
独り焦ってる今日この頃です。
体力と長い脚が欲しいなぁ〜
飲み会の時に言った言葉、勿論、覚えてますよ。
ただ、あまりお気に入りじゃなかったと思ってたもので・・・
仲間も振り向いてくれずソロになりました。
装備は大事ですね、再認識させられた思いでした。
めっちゃ喜びます。
Ｉlave 谷川の雪ですわ〜〜〜〜
しかし私はバリはやりませんのでノーマルルートでよろしくお願いします
ぜひぜひ、冬と言わず、またご一緒させてください〜〜〜
ダンナの骨折で動きの悪いteku家です。
（あれ〜〜そもそも別行動が多いだろって？）
お互い別行動ならいいんだけど、私だけ動くとなるとひがむんだなこれが
teku姐さん、今更忘れた頃の超カメレスでごめんなさい。
来期は是非とも一緒に雪洞やらなきゃいけませんね。
最近はお友達の日記や山行記録もほとんど見られないので知りませんでしたが、
旦那さん、骨折されたんですか、スキーで？
もうとっくに完治されてると思いますが、お大事に〜！
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