前穂高、奥穂高、屏風の耳
長野県
岐阜県
屋久島ガイド本舗
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,418m
- 下り
- 2,413m
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標高グラフを拡大コースタイム
23:00頃 新宿にて、上高地行きの夜行バスに乗車
10月6日
5:30頃 沢渡でバス乗り換え
6:00頃 上高地バスターミナル着
8:00頃 岳沢ヒュッテ
10:47 前穂高岳
13:15頃 奥穂高岳、休憩
14:30頃 穂高岳山荘、テント設営
10月7日
5:30頃 起床
8:00頃 穂高岳山荘からの下山を決意。
10:00頃 涸沢からパノラマコースへ
11:18 屏風のコル
12:00頃 屏風の耳
15:00頃 徳沢園、テント設営
10月8日
5:30頃 起床
8:00頃 出発
10:10 上高地発の路線バスに乗車
12:00頃 松本駅
| 天候 | 晴れ、雪、曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
|
写真
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感想
10月6日、7日、8日
2012年の登山第35〜37弾。単独テント泊。
歩行時間：不明
歩行距離：不明（槍ヶ岳から上高地バスターミナルまでは22キロ）
○感想
上高地から重太郎新道、前穂高岳、奥穂高岳を経て、穂高岳山荘でテント1泊目。
奥穂高岳からジャンダルムを経由して西穂山荘でテント2泊目。
3日目は焼岳によっての下山という計画を予定していたのだが。
二日目の10月8日に雪が積もってしまったので、断念。
おそらく、とてつもなく寒いだろうということは予想できたので、
防寒対策は万全にしてきた。
けれども、雪対策は皆無。軍手すて持ってきていなかった。
雪国出身なので、雪によるスリップや転倒に対しては
注意力と経験値で乗り切れる自信はあるが、
雪の積もった冷たい岩に、素手をさらせない。
せっかく奥穂高岳に来たというのに、もったいないというか無念すぎる。
翌日晴れたとして、10時頃までひたすら待機すれば雪もそれなりに溶けるだろうから、
西穂高まで行けた可能性はあるものの、
かなりの寒さで5:30頃には目が覚めてしまった。
そこからテント内で4時間半も待つのは、とてもしんどかった。
山はいつでもそこにあるので、また来よう。
そう思いこんで、予定を変更して下山することにした。
初日は荷物が重かったのか、体力不足だったのか、
重太郎新道がかなりハードに感じられた。何度か下ったこともあるし、
初めて通る道でもないから心に油断が生まれていたのだろうか。
前穂高岳から奥穂高岳までの区間では、さらにしんどさが増してきた。
普段ではここまでの回数をとらないのだが、
今回に限ってこまめにこまめに何度も休憩をして、なんとか登りきる。
奥穂高岳山頂付近にはビバークできそうなスペースもあるのだが、
そこで日没を待ってビバークしてしまおうかと思うほどの疲労感だった。
結果として奥穂高岳山頂付近で、それなりの元気が戻ってきたので、
穂高岳山荘まで行って、幕営料を支払い、テント泊をした。
夕方くらいから雪がふぶき出して、翌朝に積もった状況。
雪が降ったこともあって、やはり夜中はすごく寒かった。
そろそろ冬用の寝袋を買うとか、寝袋のグレードアップをしたいものだ。
夏用の寝袋では、しんどい。
二日目は、下山の決断に従って、
ザイテングラートを下る。
初ザイテングラート、初涸沢。
これまで訪れることのなかった涸沢を経由してみた。
体育の日がからむ三連休の中日ということ、降雪があったということもあり、
ザイテングラートは、上りと下りの登山者が集中しすぎてしまい、
夏場の富士山みたいな大渋滞が発生していた。
テント泊ではなく、穂高岳山荘に宿泊した人も下山している影響なのか、
下る人たちが雪に戸惑って、ものすごいスローペース。
涸沢に泊まっていた人たちも奥穂高岳を目指して登ってくるし、
けっこうなパニック状態だった。
ザイテングラート、恐るべし。
たぶん、下りは、今回のようなエスケープ時にしか利用しなそうだな。
ただ、ザイテングラートは大渋滞しやすい、
ということを学べたことは、すごく勉強にはなった。
体育の日連休の涸沢も、大にぎわい。
テント場と山小屋も登山道も、人、人、人。人だらけ。
自分のそのひとり。他の登山者からしてみたら、自分も混雑の原因のひとりなわけで、
なんとも考えさせられるものもある。
初めて涸沢に来たけれど、人が多かった、という印象。
紅葉の季節だから、仕方ないか。
もしもう一度来るのなら、人が少ない時期に来てみたい。
紅葉はきれいだった。
うつくしい紅葉が見られて、人も少ない平日に訪れるのがベストなんだろうな。
涸沢以降は、パノラマコースを選択。
横尾へ向かうコースも歩いたことはなかったのだが、
たぶんこちらは、いつか利用する機会はあるだろう。
GW前後に、奥穂高岳に登る際とかに。
パノラマコースも、初めて通ることになる。
自分の登山計画だと今後も、
パノラマコースを登ることはないような気がしたので、
今回、下っておくことにした。
孤高の人の最終回で見た、
屏風のコルはこんな感じなのか。
と、屏風のコルでは、感じるものがあった。
せっかくなので、屏風の耳まで行ってみた。
晴れていれば、ものすごく眺めがよさげなところ。
また来てみたい。
二日目は、徳沢キャンプ場でテント泊。
体力的にも時間的にも小梨平まで行けたのだが、
徳沢ロッジのお風呂に入りたった。
そのため、徳沢キャンプ場にした。
このときの小梨平がお風呂に入れるのか入れないのかは未確認だったが、
できるかぎり早くお風呂に入りたかったのが大きい。
ただ、徳沢ロッジの従業員の方に
「1年で一番混雑しておりまして」
というようなことを言われて、実際にお風呂に入れたのは夕方だった。
入れただけでも十分有り難かったので、それでよし。
今回は
穂高岳山荘から西穂山荘までの縦走による岩場訓練と、
職業についての考え事をするために北アルプスへ。
岩場訓練はできなかったが、考え事はそれなりにまとまった。
ちょっとではあるけど雪が積もった状況を
悲観することなく、
速攻で家に帰りたいとも思わず、わりと楽しめた。
いい経験になったと思いたい。
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