雨に煙る日本最低峰・大阪の天保山

2014年03月20日(木) [日帰り]

• GPS: 00:35
• 距離: 1.0km
• 登り: 3m
• 下り: 1m

コースタイム

12:45　地下鉄大阪港駅発
12:55　天保山公園入口
13:08　天保山頂上（二等三角点）
13:20　天保山渡船のりば着
（写真を撮りながらですのではっきり言って遅いです。普通に歩けば6〜7分？)

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

電車 船

大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅下車。
帰りは天保山の目の前にある大阪市営天保山渡船（無料）と徒歩でJR桜島線桜島駅へ。

コース状況／危険箇所等

天保山公園内は雨天時ぬかるみが多いので御注意を。
とくに、頂上を示す立て看板の前は記念写真を撮る人が多いためか、いつの間にか土が削られて、ちょっとした凹み→水たまりになっています (笑)。

写真

3/20 20:49

スタートは地下鉄大阪港駅から。これからの目的地よりも、奥に停まっている近鉄電車に貼ってある「あべのハルカス」の方が遥かに高いという……(笑)。

3/20 20:49

駅に掲げてある観光案内には天保山の二等三角点は載っていません (汗)。

3/20 20:51

いっぽう、街区案内には詳細な道筋が。まぁ参考にするまでもなく街路に出れば一目瞭然ですが。

3/20 20:52

未知の世界へ誘う無人の歩道橋……と思いきや、電車が着くたびに何故かカップルだらけになります (滝汗)。

3/20 20:54

というわけで、いよいよ天保山登頂へGo！

3/20 20:57

どう考えても危険建築。どう考えても商売する気があるのか不明……。

3/20 20:58

ありふれた大阪の街並みと非日常の快楽が同居しています。

3/20 21:00

観覧車方面への道と分かれると突如、場末感がハンパなくなりました。

3/20 21:01

と思ったら天保山公園の入口に到着！

3/20 21:03

これが日本最低峰を取り巻く全貌！

3/20 21:05

登山道案内がやけにハイテンションです。そんな看板をわざわざ撮る自分もやけにハイテンション (笑)。

3/20 21:07

絶対にこの浮世絵は誇張ありすぎだと思うのですが、川底を浚渫した土を盛った当初は本当にこのくらいあったのでしょうか？

3/20 21:09

この絵も周囲の長屋に比べて山容……というか盛り土が明確ですし。雨やら風化やらで削られたのでしょうか。

3/20 21:10

まずは展望台に登ってみます。但しこれは三角点峰ではありません。三角点よりも全然高いですが……(笑)。

3/20 21:12

展望台からの眺め。樹木に遮られがちですが、あと1週間か10日ほどで眼下は桜の花で満ちることでしょう。

3/20 21:13

こんな雨の中、わざわざデカいカメラを持って気合いを入れて来るなんて、お主もアホよのぅ……と言われているような気がしますが、このお方は大阪築港建設の功労者とか。

3/20 21:24

そしていよいよ天保山の核心部へ……明治天皇観艦記念碑と天保山大橋。

3/20 21:15

つ、ついに、日本最低峰・天保山頂の二等三角点登頂！！　明治天皇碑の裏に隠れるようにあります。

3/20 21:16

先日NHK-BSで『剱岳・点の記』を見たばかりでここを訪れますと、同じ三角点でもこんなに安易に到達出来て良いのか？という煩悶すら湧いて来ます (笑)。

3/20 21:17

おなじみ (？) 天保山頂の看板。

3/20 21:21

1.5kgほどの一眼レフ＋レンズを左手でつかみ、セルフタイマーにして記念撮影。カップルがこちらを見てヒソヒソしていましたが、そんなことを気にしていては男の孤独なロマンは追求できません (^^;

3/20 21:26

冷たい雨の中にも確実に春が訪れていました。

3/20 21:22

今来た道を戻るのは面白くないので、大阪市営の天保山渡船で対岸に渡ります。

3/20 21:27

これが天保山渡船の時刻表。表記の時間に天保山前を出航し、3分ほどで桜島側に到着、客の乗降を済ませるとすぐに天保山に戻ります。というわけで、桜島側から乗る場合にもこの時刻表を参考にするのが良いでしょう。

3/20 21:30

乗船開始は出航直前。それまでは門が閉まっています。

3/20 21:31

船内は椅子が全くなく、チャリを積載可能。こういう渡船は以前上海で乗ったなぁ〜。

3/20 21:33

桜島側から、天保山へ帰って行く渡し船、天保山大橋、そして明治天皇記念碑＝三角点 (渡船操縦室の真上あたり) を望む。

3/20 21:35

少々歩いてJR桜島駅到着〜。JR西日本は数年後に環状線・桜島線から4ドア車を消す方針のようですので、201系電車の生き残りに乗りたい方はお早めに。

撮影機器：

Canon EOS 5D Mark II Canon

感想

ゆきまる@bobandou

　世の中は花粉症シーズン真っ盛り。私もスギ・ヒノキ花粉に長年悩まされておりますので、3月はまず山登りしたくないのですが (苦笑)、そんなときでも何かしら非日常を求めてしまいたくなるものです。そこで、関西を出張で訪れたついでに時間を確保しまして、一度やってみたかった日本最低峰・天保山 (二等三角点・4.53m) 登頂を果たして参りました。いやその……天気が良ければ別の場所を訪れてみたかったのですが、折悪しく暗い雨ということで、そんな日は大して駅から遠くなく時間もかからないスポットでお茶を濁しつつ、その割には「チープな達成感」が半端なものではない場所を選んでみようということです。

　というわけで、地下鉄の駅を出てから渡船に乗るまで、如何なるハードな登山道も存在せず、登頂と呼ぶのもはばかられるような雨中の散歩に過ぎないものでしたが、「そんな感じでも二等三角点峰に到達できてしまって良いのか？」と意識しますと、逆にピークに至るまでの一歩一歩の緊張感がスゴい……。標高1mあたりの気合い指数という点では、他の如何なる山よりも天保山はものすごいものがあるのかも知れません (笑)。