武甲山〜小持山〜大持山(一の鳥居駐車場S/G)


- GPS
- 05:48
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:58
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小持山から大持山に向かう下りで少々アクロバット的な個所がある以外、全般的によく整備された歩きやすいトレイルです。 |
その他周辺情報 | 駐車場には最近できたばかりの立派なトイレ。内部はまだ新築の香りが漂っています。外には靴の洗い場も完備。男子便器一台ごとにコンセントが設備されているのには驚きました。(どう使うかはナゾだけど) ただ、周辺には自販機もありませんので、必要な飲料や食料は予め確保しておく必要があります。 |
写真
では、次行ってみよう!
装備
個人装備 |
半袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
保険証
スマートフォン(Android・GPS/iPhone)
スマホ充電ケーブル(Android/iPhone)
サングラス
タオル
カメラ
ステッキ
保冷剤
予備バッテリー(単4・ヘッドランプ用)
予備バッテリー(カメラ用)
モバイルバッテリー
熊よけ鈴
ヘッドランプ充電器(USB用)
タイラップ
レインウエア(上下)
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感想
初めて晴れてても富士山が見えない山(たぶん)に登ってみました!プチ過ぎる山行の登谷山を除けば、埼玉の山に登るのもお初。芝桜が有名とのことで半分は観光気分だったのですが、程よい距離感と曇り予報だった割には後半青空も広がり、楽しい山歩きができたと思います。芝桜も見事です。
ただ、登っているときは気づきませんでしたが、麓から見上げる武甲山の山容は衝撃的でした。石灰石の採掘によって山の半分が無くなってる!山頂まで達するベンチカットに歴史を感じます。石灰石といえばセメント原料と思われがちですが、他にも肥料や農薬、工業製品、土建資材など多くの分野に利用されており、また、国内需要をほぼ国産品のみで満たすことのできる数少ない資源です。それ故、輸入に頼る他の資源と比較して価格が安定しているため、この山が日本の高度成長を支え、現在に至ってもその存在が多くのインフラ整備に役立っているのは間違いありません。こんな現場を間近で見たかったのも、ここを訪れた理由の一つです。
この100年続くという採掘事業には当然のごとく賛否があり、地元の経済が潤うと同時に失ったものも多いようです。NETで採掘がはじまる前の武甲山の写真を見つけましたが、今とは全く違うその姿に驚かされます。かつての山頂は発破によって吹き飛ばされ、貴重な植物群もその姿を消してしまったそうです。
では、ここでの採掘を止めるのか?となれば、話はそう簡単ではないでしょう。工場や関連企業、産業で働く人々の裾野は広くその影響は甚大、製品の供給不足による混乱も避けられません。このような事業は、他の産地もそれぞれ需給バランスの上に操業計画を立てているため、どこかが無くなったからといって簡単に生産量を増やすことはできないからです。
自然保護と経済活動の両立という、答えの出ない問題を象徴するような光景に、ちょっと考えさせられる山行ともなりました。この巨大な山が跡形なく消滅する日は来るのか?と想像すれば、なんだか恐ろしい気がします。
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