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Yamareco

記録ID: 419984
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積雪期ピークハント/縦走
丹沢

まさかの道迷い!丹沢山(宮ヶ瀬〜大倉尾根)

2014年03月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:31
距離
21.9km
登り
2,278m
下り
2,292m

コースタイム

7:47 三叉路BS
7:50 登山口
8:26 御殿森ノ頭
8:57 高畑山
9:00頃 分岐(道間違い)
9:15 鉄塔
9:30 道間違いに気付きUターン
10:10 分岐(本来の登山道に復帰)
10:25 金冷シ
11:35 本間ノ頭
11:44 無名ノ頭
11:57 円山木ノ頭
12:17 太礼ノ頭
12:30 瀬戸沢ノ頭
13:05 丹沢山頂 昼食〜13:40
14:30 塔ノ岳 休憩〜14:35
14:48 金冷シ
14:57 花立山荘
15:19 堀山ノ家
15:31 駒止茶屋
15:46 見晴茶屋
15:53 大倉高原山の家
16:00 観音茶屋
16:18 大倉BS
天候 晴れ〜曇。雲が多めで眺望は△
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)小田急本厚木駅からバス「宮ヶ瀬行き」三叉路BS下車。
帰り)大倉BSからバス「渋沢駅行き」終点の渋沢駅まで。
コース状況/
危険箇所等
◆登山口〜本間ノ頭まで
 積雪はほとんどありません。トレースはありますがかなり不明瞭です。道標は各所にあり、迷うハズないのですが、私自身が道間違いを起こしましたので絶対とは言い切れません・・・。山腹を横切る道などはかなり細い上、落ち葉が堆積していたりするのでスリップ注意。崩落箇所が何箇所かあります。橋が架かっていますが手すりはありませんので通行には十分ご注意を。

◆本間ノ頭〜丹沢山
 積雪がかなり残ってます。アイゼンなくても登れますが、逆方向に下る際はアイゼン必須かと思います。

◆丹沢山〜塔ノ岳
 丹沢山からの下りでのみアイゼンが必要です。他の箇所はかなり融けている、もしくはアイゼン不要な程度。

◆塔ノ岳〜大倉
 相変わらず泥だらけです。部分的に腐った雪の箇所があり滑りやすいです。花立あたりは完全に乾いており、本来のガレ場になっていますので落石の方に注意です。
朝7:37頃 始発バスにて到着。下りたのは私のほかには3名のみ。
朝7:37頃 始発バスにて到着。下りたのは私のほかには3名のみ。
車道を少し歩くと登山口の看板が。丹沢山までは11kmの道のり。長丁場です。
車道を少し歩くと登山口の看板が。丹沢山までは11kmの道のり。長丁場です。
「きけん 戻れ」って彫られているのに違和感を覚えながら先へ。
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「きけん 戻れ」って彫られているのに違和感を覚えながら先へ。
さわやかな春っぽい気候でした。
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さわやかな春っぽい気候でした。
サザンカ(ツバキ?)がそこかしこに咲いては散っているので登山道が華やかです。
サザンカ(ツバキ?)がそこかしこに咲いては散っているので登山道が華やかです。
御殿森ノ頭。祠がひとつあるのみで眺望はイマイチ
御殿森ノ頭。祠がひとつあるのみで眺望はイマイチ
苔の付いた大岩がある登山道とか実に私好みです!
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苔の付いた大岩がある登山道とか実に私好みです!
松らしき幼木が生えまくるエリア。実に春らしい。
松らしき幼木が生えまくるエリア。実に春らしい。
高畑山。休憩スペースあります。
高畑山。休憩スペースあります。
問題の分岐。Y字路になっているのですが、左への分岐看板が角度的に見えておらず、分岐点と認識していなかった。。。
 しかも正面の残雪を避けようとしたため、意図せず左ルートに合流するという間の悪さ。正しくは残雪の上を乗り越えていくルートでしたよ・・・
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問題の分岐。Y字路になっているのですが、左への分岐看板が角度的に見えておらず、分岐点と認識していなかった。。。
 しかも正面の残雪を避けようとしたため、意図せず左ルートに合流するという間の悪さ。正しくは残雪の上を乗り越えていくルートでしたよ・・・
で、こちら間違ったルート。ほとんど人が入らないようで荒れ放題。崩落と区別が難しい巻道なんかを越えてずんずん進みます。
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で、こちら間違ったルート。ほとんど人が入らないようで荒れ放題。崩落と区別が難しい巻道なんかを越えてずんずん進みます。
道標に「丹沢山」の文字がないのに違和感を感じながらも手持ちの地図(や○ちず)には青宇治橋という地名も見当たらないため、かえって混乱することに。(山と高原地図には、この地名、記されていました・・・こっちにしておけばもっと早く間違いに気付けたかしら)
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道標に「丹沢山」の文字がないのに違和感を感じながらも手持ちの地図(や○ちず)には青宇治橋という地名も見当たらないため、かえって混乱することに。(山と高原地図には、この地名、記されていました・・・こっちにしておけばもっと早く間違いに気付けたかしら)
間違ったルート上にある鉄塔は、絶好の展望場所でした。いわば怪我の功名。
不動ノ峰〜蛭ヶ岳の稜線くっきり。
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間違ったルート上にある鉄塔は、絶好の展望場所でした。いわば怪我の功名。
不動ノ峰〜蛭ヶ岳の稜線くっきり。
宮ヶ瀬湖を挟んでの仏果山も明瞭
宮ヶ瀬湖を挟んでの仏果山も明瞭
鉄塔のフレーム越しド真ん中に大山が鎮座
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鉄塔のフレーム越しド真ん中に大山が鎮座
塔ノ岳から丹沢山の稜線だって、こんなにキレイに見えるんです。
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塔ノ岳から丹沢山の稜線だって、こんなにキレイに見えるんです。
でもあくまで間違ったルートですからね、いよいよ道が道らしくなくなってきたのと、明らかに高度が下がりすぎてきたため流石に道間違いに気付いて回れ右。来た道を登り返します。
でもあくまで間違ったルートですからね、いよいよ道が道らしくなくなってきたのと、明らかに高度が下がりすぎてきたため流石に道間違いに気付いて回れ右。来た道を登り返します。
先ほどの分岐点から正しいルートに戻って一安心。ただ、正しいルートの方も危険度はさっきの道といい勝負でした。
先ほどの分岐点から正しいルートに戻って一安心。ただ、正しいルートの方も危険度はさっきの道といい勝負でした。
崩落箇所にかかる橋。実はこの橋、わずかに谷側に傾いています。心臓に悪いコースですよ全く。
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崩落箇所にかかる橋。実はこの橋、わずかに谷側に傾いています。心臓に悪いコースですよ全く。
宮ヶ瀬湖方面の眺望はなかなか。あの赤い鉄橋は「虹の大橋」っていう名らしいですね。
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宮ヶ瀬湖方面の眺望はなかなか。あの赤い鉄橋は「虹の大橋」っていう名らしいですね。
高度が上がるほどに雪が増えてきます。
高度が上がるほどに雪が増えてきます。
本間ノ頭。別称・東峰。ここに来るまでは地獄の登りでした。
本間ノ頭。別称・東峰。ここに来るまでは地獄の登りでした。
無名ノ頭。無名らしく手書き
無名ノ頭。無名らしく手書き
円山木ノ頭。別称は中峰
円山木ノ頭。別称は中峰
太礼ノ頭。別称は西峰です。
太礼ノ頭。別称は西峰です。
瀬戸沢ノ頭。丹沢山まであと1.2km!長かったけどあと少し
瀬戸沢ノ頭。丹沢山まであと1.2km!長かったけどあと少し
この角度から蛭ヶ岳が見えるのは初めてです。山荘の屋根の形が分かりますね。雪も随分減ったようです。
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この角度から蛭ヶ岳が見えるのは初めてです。山荘の屋根の形が分かりますね。雪も随分減ったようです。
ようやく丹沢山に到着!したとたんに天気はどんより。
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ようやく丹沢山に到着!したとたんに天気はどんより。
先日見飽きるほど見たとはいえ、富士山が見えないのは残念。
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先日見飽きるほど見たとはいえ、富士山が見えないのは残念。
塔ノ岳方面は近いからか、比較的よく見えます。
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塔ノ岳方面は近いからか、比較的よく見えます。
不動ノ峰に隠れて蛭ヶ岳はあまり見えません。
不動ノ峰に隠れて蛭ヶ岳はあまり見えません。
竜ヶ馬場付近。1ヶ月前に通った際とはまるで別の道になっています。
竜ヶ馬場付近。1ヶ月前に通った際とはまるで別の道になっています。
東側、大山方面はすっきりと見晴らせます。
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東側、大山方面はすっきりと見晴らせます。
日高の向こうに塔ノ岳がそびえる構図。これから辿っていく稜線が見通せると少し楽しい。
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日高の向こうに塔ノ岳がそびえる構図。これから辿っていく稜線が見通せると少し楽しい。
ほんの少し。下の方だけうっすらと富士山見えてきました。
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ほんの少し。下の方だけうっすらと富士山見えてきました。
1ヶ月前は雪の壁に圧殺されそうだった尊仏山荘の今日の様子。ここにイグルーがあったなんて、あの時期を知らない人にはとても信じられないでしょうね。
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1ヶ月前は雪の壁に圧殺されそうだった尊仏山荘の今日の様子。ここにイグルーがあったなんて、あの時期を知らない人にはとても信じられないでしょうね。
相変わらずの泥倉尾根。
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相変わらずの泥倉尾根。
花立は既に夏と同じ感じに戻っていました。雪で覆われて忘れていましたけど、確かにここって岩だらけだったんですよね。
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花立は既に夏と同じ感じに戻っていました。雪で覆われて忘れていましたけど、確かにここって岩だらけだったんですよね。
大倉高原山の家からの秦野市街地の展望。
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大倉高原山の家からの秦野市街地の展望。
大倉に下りてきました。丹沢クリステルさん、以前からネームタグ首から提げていましたっけ??
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大倉に下りてきました。丹沢クリステルさん、以前からネームタグ首から提げていましたっけ??

感想

三連休の最後の日・・・
どこか登りに行きたいけれど、いつも登ったことのない山ばかりを狙うのも山登りに対する姿勢って点で良くないかなあ。じゃあ、ひと月ぶりに丹沢に行こうかな。でも慣れた大倉尾根を登って下りるだけじゃちょっと味気ない・・・。そうだ、宮ヶ瀬からのルートなら最近ヤマレコでも上がっていたし、初見のコースで新鮮だし、歩き応えも有りそうだし良いかも!
こんな経緯で登って来ました丹沢山。
そのときは連想してませんでしたけど「初見コース」ってことは「道迷いのおそれあり」なのですよね。最近ルートを見失うことが少なかったので油断もあったのでしょうか。

とりあえずバスで三叉路にある登山口まで。ダイヤの関係で普段よりちょっと遅めのスタートです。日が高いため始めから気温が高く汗ばむくらい。春らしい陽気の中をテクテク歩を進めます。若干薄いもののトレースは付いているのでルートについてはあんまり心配していませんでした。道標も頻繁でしたし。

そんな油断のためか、Y字分岐の道標を分岐と認識せずに不注意に通過。本来とは別の脇の尾根にしばらく進んでしまいます。鉄塔の手前の道標に違和感を感じながらも「いままで一本道だった」と思い込んでいたため道を間違えたとは思わずとりあえず進むことに。おかしいと思ったら停止、とは知っていてもなかなか出来ないものですね。
それが明らかに道でないのならともかく、荒れ気味とはいっても一応登山道らしいのがまた判断を誤らせます。いよいよ道が逸れ、明らかに高度を下げる方向に道が延びるに至ってようやく道を誤ったと確信、鉄塔の手前まで戻ります。このときは鉄塔辺りまでは正しい道と考えていたので、周辺に別の踏みあとがないかしばらくウロウロ。雑木林の中ではあちこち怪しく思えて明瞭なトレースでなくても道のように見えてきます。不思議なものです。
いよいよ周囲に人の通ったあとがないと分かり、もっと手前の方で間違ったと考えて高畑山方面へ。写真で示した分岐点に至ってようやく原因と経緯が判明しました。時間にして1時間ちょっとのロス。体力は大幅なロス。情けないやら腹立たしいやらで精神的にも大きなダメージです。

気を取り直して正しい道に歩を進めたのは良いのですが、今度はコースの厳しさに息も絶え絶えに。特に金冷シから本間ノ頭までおよそ2kmの高低差は550m!延々と続く上り坂は大倉尾根並みです。ただし大倉尾根と違い途中の平坦部なし山荘なし。道迷いでムダな体力を使ったことを本気で後悔しました。

本間ノ頭から先は細かいアップダウンはあるものの大きな高低差はないため若干ラクな印象でした。最後の雪面の登りを乗り越えれば見慣れたみやま山荘が視界に入ります。登山口から丹沢山まで11km、大倉から塔ノ岳経由でも10kmくらい。距離だけ見れば大きな差はないハズとは思うのですが今日のルートの方がずっと気力を使い果たした気がします。

丹沢山から塔ノ岳までは無雪期並の歩きやすさ。塔ノ岳から大倉までも特に苦戦するところはなかったので丹沢山から大倉までの下山は2時間38分でした。登りでは5時間以上かかったのと対照的すぎですね。

今回、何事もなければ「距離が長くて大変だった」程度で終わったのですが、途中見事に道に迷いましたので反省点多数です。思い返しても「何か変だぞ」と思えたところは多々あったのですがそれを判断に活かせなかったのは情けない限り。もう少し地図読みもしっかり出来るようにならないといけないですね。

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