記録ID: 4200796
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
【南ア】二児山(2243m) 二児山西峰(2220m) 葉沢(1870m) 入野谷山(1773m)
2022年04月23日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:53
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:53
<分杭峠〜入野谷山〜青ガレ>
「光のテラス」に遊んで「入野谷山」へ。静かな山頂だ。パノラマ尾根の頭を仰ぐササ原に出る。縦横に走る鹿道の造形に心を奪われる。朝日が射し始めた。山肌の濃い陰影にゾクッとくる。
パノラマ尾根の頭に立てば、西側が大展望。木曽駒ヶ岳・宝剣岳・千畳敷カール。檜尾・空木・南駒・越百・安平路・摺古木・恵那山・大川入山。
木曽駒の右手に大棚入山・乗鞍・槍・笠・燕・経ヶ岳・戸倉山。南に熊伏・大西山・二児・塩見・南アの山たち。
根っこが生えそうだが、先は長い。葉沢の反射板までは楽勝。尾根はやせたり太ったり。二重山稜も出てきた。1924南のダケカンバの立つ展望地は、仙丈ヶ岳が真正面。あっ、白峰三山まるっと見える。1950ピークは東面の巻き。青ガレに出る。北川牧場を裾野に、いよいよ二児山が大きい。
<青ガレ〜二児山西峰>
コルに降りると、明るい裸地が点在する森に吸い込まれた。2020m峰は西面のトラバース。いきなり、爽快なササ原に飛び出す。
二児山までは、地図読みの世界。自信を持ってコースを選んだのに、それが裏目に。伊那側に寄せすぎたか。倒木のトラップにはまる。コケの美しさは一級品。ものごとには常に両面がある。
最初のターゲットは、二児山西峰の北にある2100mの尾根突端だ。じわじわ登り詰める。さらにそこから標高差120m。
ズボリ雪で、とにかく進まない。ワカンのきかない急登になった。ズボズボ・ガボガボ・・・鬼の行軍。山頂の一角に飛び出した時には、膝から力が抜けた。
<二児山西峰〜二児山本峰〜分杭峠>
南端の岩峰に立つ。う〜ん、いい感じ。黒河山と笹山が前景。本谷山につながる北西尾根が、じわり高度を上げている。その奥座敷が、烏帽子岳〜本谷山〜塩見岳のスカイライン。右に悪沢岳・聖岳・赤石岳。鳥肌立ちそう。
絶景に袖を引かれるが、振り切って二児山本峰へ。勢いに任せてコルに駆け下りるが、登り返しで再び泣きが入った。
辿ってきた青ガレ・葉沢反射板・パノラマの頭・入野谷が見える。遠景に伊那富士、霞の中に、うっすら中央アルプス。見飽きぬ風景。トウヒ・シラビソ・コメツガの針葉樹を分けてゴールテープを切った。
山には喜怒哀楽のすべてがある。この日は満額回答を得て、メロメロだった。
「光のテラス」に遊んで「入野谷山」へ。静かな山頂だ。パノラマ尾根の頭を仰ぐササ原に出る。縦横に走る鹿道の造形に心を奪われる。朝日が射し始めた。山肌の濃い陰影にゾクッとくる。
パノラマ尾根の頭に立てば、西側が大展望。木曽駒ヶ岳・宝剣岳・千畳敷カール。檜尾・空木・南駒・越百・安平路・摺古木・恵那山・大川入山。
木曽駒の右手に大棚入山・乗鞍・槍・笠・燕・経ヶ岳・戸倉山。南に熊伏・大西山・二児・塩見・南アの山たち。
根っこが生えそうだが、先は長い。葉沢の反射板までは楽勝。尾根はやせたり太ったり。二重山稜も出てきた。1924南のダケカンバの立つ展望地は、仙丈ヶ岳が真正面。あっ、白峰三山まるっと見える。1950ピークは東面の巻き。青ガレに出る。北川牧場を裾野に、いよいよ二児山が大きい。
<青ガレ〜二児山西峰>
コルに降りると、明るい裸地が点在する森に吸い込まれた。2020m峰は西面のトラバース。いきなり、爽快なササ原に飛び出す。
二児山までは、地図読みの世界。自信を持ってコースを選んだのに、それが裏目に。伊那側に寄せすぎたか。倒木のトラップにはまる。コケの美しさは一級品。ものごとには常に両面がある。
最初のターゲットは、二児山西峰の北にある2100mの尾根突端だ。じわじわ登り詰める。さらにそこから標高差120m。
ズボリ雪で、とにかく進まない。ワカンのきかない急登になった。ズボズボ・ガボガボ・・・鬼の行軍。山頂の一角に飛び出した時には、膝から力が抜けた。
<二児山西峰〜二児山本峰〜分杭峠>
南端の岩峰に立つ。う〜ん、いい感じ。黒河山と笹山が前景。本谷山につながる北西尾根が、じわり高度を上げている。その奥座敷が、烏帽子岳〜本谷山〜塩見岳のスカイライン。右に悪沢岳・聖岳・赤石岳。鳥肌立ちそう。
絶景に袖を引かれるが、振り切って二児山本峰へ。勢いに任せてコルに駆け下りるが、登り返しで再び泣きが入った。
辿ってきた青ガレ・葉沢反射板・パノラマの頭・入野谷が見える。遠景に伊那富士、霞の中に、うっすら中央アルプス。見飽きぬ風景。トウヒ・シラビソ・コメツガの針葉樹を分けてゴールテープを切った。
山には喜怒哀楽のすべてがある。この日は満額回答を得て、メロメロだった。
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感想
「二児山」から南アルプス主稜線の「本谷山」までは歩いたけど、「分杭峠」〜「二児山」までは宿題でした。
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