矢倉岳・金時〜箱根湯本(泊)・東海道(箱根街道)を三島宿まで


- GPS
- 15:05
- 距離
- 53.4km
- 登り
- 2,727m
- 下り
- 2,942m
コースタイム
24日・朝の散歩4:30~5:45.宿発7:30.畑宿8:40.甘酒茶屋9:30/45.関所跡10:33.<迷30分>釜石坂11:27.箱根峠11:42.山中城跡12:30.錦田一里塚13:56.三島大社14:25.三島駅14:45.
天候 | よく晴れて暖かかった ※地図は2003年の「山と高原地図29・箱根」を持参したが、新しく建設された道路が未記載なので、地図は最新のものを用意したい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
24日・三島14:56.熱海15:10/18.小田原15:41/53.代々木上原17:22. 日本橋から東海道を下るのは2015年5月 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-648691.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所は無い 2日目の東海道(箱根街道)は湯本(江戸へ22里)から錦田一里塚(28里)+三島宿まで2kmの約六里半(26km)の街道筋で、復元された石畳の道が続く。 |
写真
感想
金時から明神ヶ岳は何回か日帰りで歩いたが、北側の矢倉岳を起点として箱根湯本で一泊して翌日は旧東海道(箱根街道)を三島まで歩いてみた。昔の大名行列や庶民の往来を想像しながら歩くのも楽しいものだ。
事前調査で新松田から地蔵堂行きは8:45.9:25.10:10の三本とのことで8:45発を狙って8:14に着くがバス停には8:40発と記載があり、駅前の箱根蕎麦・桜エビ天450円をゆっくり食べてパスを待つ。ほぼ席を埋めて発車したバスは関本(大雄山駅)に8:55到着・9:00発で南西に進み9:10矢倉沢バス停では半数以上が降りて矢倉岳方面に向かう。良く晴れて暖かく桜も咲き始めているのでのどかなぽかぽかハイクが楽しめそうだ。
日当たりの良い南面をゆるく登った矢倉岳870mで白い富士山に対面し目的の金時山を望み、北西に濡れた急坂を滑らぬように注意して下った山伏平で西に緩く下った670m鞍部から西〜南西に巻き気味に樹林を抜け、二カ所矢倉岳の眺めを楽しんで行けば10:50万葉公園に出て万葉集の石碑を眺めながら南下すれば10:55バス停の車道に出て舗装路を南下すれば11:05足柄峠の関所跡(730m)を過ぎ、一部砂利道を混ぜて道なりに行けば11:30駐車場(10台ほど)のゲートを過ぎ960mで金時山を大きく見上げた後に少し下って急坂に取り付く登山口に自転車一台あった。
北面の金時山への登りは凍結した残雪が残るので下りはかなり怖そうだ。ゲートから45分で着いた山頂1212m(12:15)は賑わっているが富士山はかなり霞んで見えにくく、南東へはそれほど滑らず矢倉沢峠(850m)のうぐいす茶屋(12:40)までは神山・駒ケ岳を眺めながら気持ちよく下り、960mまで登り返す道も乾いて歩きやすく振りかえる金時山の姿が良い。この先の竹藪の道は積雪で倒れた竹が邪魔で歩きにくく何カ所も股いだりする場所がある。うぐいす茶屋から45分で着いた火打石山の肩(13:25)から先は見晴らしの良い道を進み、950m鞍部から200mほど登れば明神ヶ岳1169m(14:05)まで40分。あとは道なりに明星ヶ岳(15:02)まで57分、塔ノ峰(16:05)まで63分、阿弥陀寺から東の車道を箱根湯本駅(100m)16:40到着。温泉街や旧東海道の石畳などを歩いて宿に入り温泉に浸かってくつろぐ。
2日目は早朝に早雲寺(本堂修理中)で五代の墓に参り、石畳を箱根観音(大慈悲寺)に寄る。朝食後7:30に出て東海道の旧道を行き鎖雲寺の先から須雲川自然探勝歩道(畑宿へ1.7km.元箱根へ6.2km)に入る(8:09)。畑宿まで沢を渡ったり(8:17)旧道を北に渡り南に下って畑宿街を過ぎ一里塚(江戸へ23里・8:47)から石畳の道を登り1号線の歩道や脇の階段など標識に添って登れば9:30甘酒茶屋に着いて400円で一杯頂いてくつろぐ。茶屋の裏から石畳を進み芦ノ湖の一里塚(10:20)、関所(10:33)を過ぎて30分ほど迷走したあと芦川入口の先の石畳の釜石坂(11:27)から1号線に出て、道なりに登れば11:42箱根峠を越える。道の駅から西の舗装路を進み11:51左(南)へ標識(三島へ11km)に添って旧箱根街道に入り、車道を何回か横断しながら接待茶屋跡、農場前、山中城跡(12:30)、富士見茶屋(12:54)、錦田一里塚(13:56)、三島大社(14:25)を経て箱根峠から3時間でJR三島駅に14:45到着した。
石畳の道は幕府の方針で1680年から敷設され、14代家茂公の上洛のため再整備されたとのことで、下りの石畳は土に比べて衝撃は大きいので底の硬い登山靴にはちょっときつかったが、大名や庶民が駕籠や徒歩で往来したことを想いながら歩くのも楽しいものでありました。ただ篤姫や和宮は木曽路の中山道を下ったはずなのでここは通らなかったと気づけばちょっと残念ではあった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
箱根外輪山+旧東海道の箱根越え、とても良いコースです。
昔の人は確かにみんな歩いて超えたんですもの、たいしたものです。
ハードそうですが、とても楽しそうです。
行ってみたいコースです。
lesbourgeonsさんこんばんは。
普段は尾根歩きが主体ですが集落と集落を結ぶ峠越えの道も面白いものです。
箱根八里といえば東海道五十三次のうち、小田原宿から箱根宿が四里、三島宿まで四里弱らしいのですが一里ごとに土を盛って樹を植えた一里塚ごとに旅を刻んだ気持ちもわかるような気がしました。江戸から28里の錦田一里塚のような塚が街道の両側に対であったそうです。ただ、石畳は滑らないのは有難いですがかなり足裏には衝撃なので底の硬い登山靴はふさわしくない感じでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する