三浦アルプス(仙元山〜畠山)
- GPS
- 05:22
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 610m
- 下り
- 553m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
登山口バス停:風早橋 下山口バス停:不動橋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースは市販のガイドブックには載っていません(仙元山周辺のみ載っている本がありますが)。私がこのコースを知ったのは「新ハイキング 1999年3月号」に掲載された記事を読んだことがきっかけで、初めて歩いた1999年12月当時はほとんど歩く人がおらず、道標も設置されていないところが多いため、新ハイキングの記事を頼りに歩きましたが、その後京浜急行がハイキング案内を作成し配布し始め、ネット上にもPDFファイルの形で案内を掲載したことから有名になったようで、今回は大勢のハイキング客やトレラン練習の人が行き交っていました。道標も完備され迷うことは少なくなったと思います。ただ、全行程の歩行時間は4時間超と長く、最高地点が標高213mと低いながらアップダウンが多いため、初心者向きではありません。トイレは仙元山山頂にあるだけなのでご注意を。 |
写真
感想
南風が吹き、気温が上がった3月29日、三浦アルプス(仙元山〜畠山)を歩いてきました。このコースは、コース状況のところで書いた通り初心者向きではありませんが、住宅街に隣接しているにもかかわらず車道に出ることなく4時間超を歩くことができ、しかも杉などの植林帯が少ないといった、魅力あふれるコースです。三浦半島は戦前、旧日本海軍の要塞地帯だったため、こうした緑地が残っているのでしょうか。
さて、9時少し前にJR逗子駅の東口改札口に集合した私たちは、9:00発のバスに乗り込み、登山口近くの風早橋バス停を目指しました。参加者は会員2人とお試し参加の女性が1人です。バスは逗子駅でほぼ満席となり、新逗子駅バス停からも人が乗って混み合っていました。
10分ほどで風早橋バス停に到着。ここからバスの進行方向に向かって歩き、トンネル手前の交差点を右折、右折後最初の信号のところで左斜めに戻るように曲がると舗装路の急坂となり、曲がったところに「仙元山ハイキングコース」の看板が出ています。この坂を登っていくと正面に教会が現れますが、ハイキングコースは教会の左側に入っていきます(ここにも看板があります)。ここから先は山道となり、程なく仙元山山頂に到着です。
仙元山は標高118mと低いながら相模湾が見渡せます。今日は春の陽気で霞んでいましたが、江ノ島、さらには雪で真っ白な富士山まで望むことが出来ました。
思わぬ展望に幸運を感じながら仙元山を出発。しばらく歩くと急階段の登りとなります。京浜急行の地図に「約250段の階段を登る」と書かれているところで息が上がります。登りきったところは小ピークとなっており、ベンチがあったのでちょっと休憩しました。
少し下っていくと、木に「三浦アルプス入口」と白ペンキで大きく書かれたところに出ます。道標も設置されており、間違えるなと言われているようです。直進する道の方が広いのでこのようになったようですが、案内が完備されたのは喜ばしいことです。道標に沿って左折します。ところが左折するとさらに分岐が出てきます。ここには道標が設置されていません。ここは左折が正解なのですが、スマホで位置を確認していた相方が「右ではないか」と言い、ちょっと確認に時間がかかりました。スマホ地図には山道は表示されておらず、GPSを使った位置確認にも注意が必要なようです。
ここからは小さなアップダウンが続きます。同じような感じのところが多く、長く感じられます。これまでと違って笹が生い茂って見通しが悪いところもあります。それでも観音塚で小休止したり、三浦半島中央道路のトンネル上にいることを確認したり、桜の巨木を見たりして進んでいきました。この辺りの桜の木はまだ開花しておらず、お花見ができるのはもう少し先になりそうです。
お昼過ぎに送電線鉄塔のところに到着。団体さんのお食事中で少し混雑していましたが、鉄塔の下は平らで、休憩にはもってこいの広場となっているため、私たちもお昼にしました。お昼を食べていると、上空から鳶が滑空してきました。何かを取って飛んでいきましたが、ハンティングは失敗に終わったようです。人数が多かったのでのんびり見物していられましたが、少人数で休憩しているときに襲われたらちょっと怖いかもしれません。
40分ほど休憩して出発です。ここまでは、道が整備され道標が設置されたことを除けば、14年前の記憶とほぼ一致していましたが、ここから先は記憶とちょっと食い違っていました。まずは送電線鉄塔。すぐ先にもう一つ鉄塔があり、14年前の記憶では今回休憩した鉄塔と同じように開けていて、こちらでお昼休憩をしたことになっているのですが、今回はいつのまにか鉄塔を過ぎてしまい、後から鉄塔を過ぎたことに気付くといった具合でした。鉄塔周辺の木々が生い茂って見えなかったらしいです。また、畠山までの道も軽いアップダウンがあった程度と記憶していましたが、今回歩いてみると急なアップダウンであり、結構な負担だなと感じました。京浜急行の案内図には「急坂」と書かれたところが2か所もあって、私の記憶が間違っていたことは明白なのですが、何となく腑に落ちませんでした。
鉄塔から50分ほどで畠山山頂に到着。平らな山頂で三角点があり、私の記憶とも一致します。ここからは横須賀港や猿島、横須賀の市街地が見渡せ、私たちは暫しこの景色を眺めていました。
畠山山頂からは下山口の不動橋バス停へ下ります。山頂を出発して下ってもまた登り返しがあり、この点も記憶と違っているのでちょっと不安になりましたが、あっけなく不動橋バス停に着きました。
バスの時間を見ると、6分後に逗子行きのバスがあるというちょうどよいタイミング。バスは空いており座った途端に居眠りを初めて、気が付くと逗子駅近くまで来ていました。
逗子駅では昭和の香り漂う喫茶店でお茶をして、16時過ぎの電車で帰りました。たっぷり歩いたので心地よく疲れることができました。
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