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Yamareco

記録ID: 423804
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積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

春の女峰山 霧降高原から女峰山へ

2014年04月01日(火) 〜 2014年04月02日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.6km
登り
1,246m
下り
2,042m

コースタイム

9:30霧降高原-小丸山-11:35赤薙山-奥院跡-14:27ビバーク地4:20-4:40一里ヶ曽根-6:20女峰山6:45-7:00唐沢避難小屋7:15-10:40行者堂-10:50二荒山神社

天候 はれ。
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東武日光駅より霧降高原バス停まで720円。8時48分発乗車
コース状況/
危険箇所等
霧降高原〜赤薙山:階段はほとんど雪なし。アイゼン、ストックなどで傷つけないようにしてください。焼石金剛までは雪は少なく そこから先は雪の上となる。樹林部凍結あり。
霧降高原センターは4/1-10/31の間は9:00-17:00。トイレ、自販機あり。

赤薙山〜女峰山:トレースは古いものの名残がある程度。昼も回ると踏み抜きがひどくなる。早朝はカリカリ状態。山頂少し手前で二度ほど雪壁のような斜度を越す場所もあった。下るのは困難かと思う。雪の量は、少なかったり多かったりで不安定。雪洞適地はいくつもあり。

黒岩尾根:山頂直下は急斜面で硬め。慎重に。登りの時は直登でかまわない。小屋は使用可能。水場はまだ雪の下だろう。2100mの田母沢のコルあたりでアイゼンは不要になった。下部は荒れている。登山道が見づらい場所もある。
いい天気!!!!大分雪がなくなっています。
2014年04月01日 09:27撮影 by  PX , RICOH
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4/1 9:27
いい天気!!!!大分雪がなくなっています。
ときどき雪が残っていたりする。
2014年04月01日 09:33撮影 by  PX , RICOH
4/1 9:33
ときどき雪が残っていたりする。
階段の展望台より。気持ちの良い天気。暑いので半袖になっていたりする。
2014年04月01日 10:05撮影 by  PX , RICOH
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4/1 10:05
階段の展望台より。気持ちの良い天気。暑いので半袖になっていたりする。
キスゲ平。だーいぶ地表が見えている。
2014年04月01日 10:12撮影 by  PX , RICOH
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4/1 10:12
キスゲ平。だーいぶ地表が見えている。
あっさり赤薙山へ。少し雪が多く視界が高くなり普段見れない景色が道中楽しめた。夏道は無視して直登で。
2014年04月01日 11:35撮影 by  PX , RICOH
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4/1 11:35
あっさり赤薙山へ。少し雪が多く視界が高くなり普段見れない景色が道中楽しめた。夏道は無視して直登で。
女峰山がはるか先に。ここだけ見ると関東地方とは思えないよね。
2014年04月01日 12:30撮影 by  PX , RICOH
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4/1 12:30
女峰山がはるか先に。ここだけ見ると関東地方とは思えないよね。
吹き黙って3m位になっている。
2014年04月01日 14:15撮影 by  PX , RICOH
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4/1 14:15
吹き黙って3m位になっている。
女峰がテラテラしている。これ以上は踏み抜きがひどくなりそうなので早めにツェルトを張る。夕暮れまでのんびり読書。
2014年04月01日 14:16撮影 by  PX , RICOH
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4/1 14:16
女峰がテラテラしている。これ以上は踏み抜きがひどくなりそうなので早めにツェルトを張る。夕暮れまでのんびり読書。
真夜中。ヘッドライトの灯りが雪を照らす。
2014年04月02日 04:25撮影 by  PX , RICOH
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4/2 4:25
真夜中。ヘッドライトの灯りが雪を照らす。
一里ヶ曽根。道標の向こうは日光市街。
2014年04月02日 04:41撮影 by  PX , RICOH
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4/2 4:41
一里ヶ曽根。道標の向こうは日光市街。
夜が明けてきた。
2014年04月02日 05:06撮影 by  PX , RICOH
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4/2 5:06
夜が明けてきた。
夜明けだ。
2014年04月02日 05:23撮影 by  PX , RICOH
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4/2 5:23
夜明けだ。
朝日に照らされる女峰山。まだまだある。
2014年04月02日 05:48撮影 by  PX , RICOH
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4/2 5:48
朝日に照らされる女峰山。まだまだある。
急登部。50度くらいだろうか
2014年04月02日 05:55撮影 by  PX , RICOH
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4/2 5:55
急登部。50度くらいだろうか
さらに急な場所。足元はすっぱり切れ落ち雪の斜面は目の前にある。ここは60-70°位の傾斜。雪が緩い時は登れないなぁ
2014年04月02日 18:46撮影 by  PX , RICOH
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4/2 18:46
さらに急な場所。足元はすっぱり切れ落ち雪の斜面は目の前にある。ここは60-70°位の傾斜。雪が緩い時は登れないなぁ
そして、貸し切りの山頂へ。雪は少ない。
2014年04月02日 06:21撮影 by  PX , RICOH
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4/2 6:21
そして、貸し切りの山頂へ。雪は少ない。
2014年04月02日 06:23撮影 by  PX , RICOH
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4/2 6:23
2014年04月02日 06:23撮影 by  PX , RICOH
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帝釈山。
2014年04月02日 06:23撮影 by  PX , RICOH
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帝釈山。
今日も特殊部隊モード。
2014年04月02日 06:30撮影 by  PX , RICOH
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4/2 6:30
今日も特殊部隊モード。
女峰山と別荘。冬にここを目指してくる人は皆6-8時間要しているよう。車組なので出発は早い。電車組になるともう少しかかるだろう。
2014年04月02日 07:23撮影 by  PX , RICOH
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4/2 7:23
女峰山と別荘。冬にここを目指してくる人は皆6-8時間要しているよう。車組なので出発は早い。電車組になるともう少しかかるだろう。
2100mの田母沢のコル。雪はここでなくなる。
2014年04月02日 08:07撮影 by  PX , RICOH
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4/2 8:07
2100mの田母沢のコル。雪はここでなくなる。
遠のくのはあっという間
2014年04月02日 08:22撮影 by  PX , RICOH
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4/2 8:22
遠のくのはあっという間
外人さんがテント張っていた。いいロケーションだよね。
2014年04月02日 08:46撮影 by  PX , RICOH
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4/2 8:46
外人さんがテント張っていた。いいロケーションだよね。
水場の高原。開けていて気持ちの良い場所。
2014年04月02日 09:35撮影 by  PX , RICOH
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4/2 9:35
水場の高原。開けていて気持ちの良い場所。
鳴き虫山の沢筋がよくわかる。舟ヶ沢の右俣佐俣がくっきりと。沢はまだ雪渓状だろうなぁ
2014年04月02日 09:39撮影 by  PX , RICOH
4/2 9:39
鳴き虫山の沢筋がよくわかる。舟ヶ沢の右俣佐俣がくっきりと。沢はまだ雪渓状だろうなぁ
木漏れ日がとても気持ち良かった。
2014年04月02日 18:47撮影 by  PX , RICOH
4/2 18:47
木漏れ日がとても気持ち良かった。
行者堂。
2014年04月02日 18:47撮影 by  PX , RICOH
4/2 18:47
行者堂。
二荒山神社。
2014年04月02日 10:53撮影 by  PX , RICOH
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4/2 10:53
二荒山神社。
強飯式。
2014年04月02日 10:58撮影 by  PX , RICOH
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4/2 10:58
強飯式。
桔梗にてとんかつ。思った以上に大盛りで焦った。
2014年04月02日 11:55撮影 by  PX , RICOH
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4/2 11:55
桔梗にてとんかつ。思った以上に大盛りで焦った。
撮影機器:

感想

2014.04.01-02 晴れ 単独

よし!4月だ!
バスが霧降高原まで上がるぞ!
と言うことで霧降高原から女峰山を目指しました。
この時期、このコースは二度目。稜線の踏み抜きがひどく1ビバークで山頂になる。
とまぁ、大体の雰囲気は知っているのだが
大雪の影響で思うようには行かないだろう…と予測していたのだが…

霧降高原に着いてみると
ありゃ、雪がない。
雪解けは急速に進み、例年通りの春の装い。
こりゃぁ小屋まで届くかな?
赤薙山まで順調に進み状況は悪くはなかったのだが
そこからが本番だった。
雪の量が多い。ラインはわかるのでトレースが消えていようが
問題ないのだが雪が多く藪を漕ぐような感じとなる。
避けたいのだが両のサイドはスッパリ落ちているのでいくしかない。
それで時間をくい奥院跡へついた頃には
太陽は真上をとうに越えて雪は緩さをましていた。
んー。この感じだと17時に山頂だけど 体力ばかり消耗して面白くないよね。
それだったら早目に休んでカリカリになった早朝歩こう。
と夜景のよく見える場所を選んでツェルトを張って夜営。
吹きだまりを削り取り風避けにし時間が過ぎ行くのを待つ。

午前2時半 起床。さすがにイスカ エア150じゃ寒かった。
水を作り食事を取り4時15分撤収。出発。
あたりはまだ暗く日光市清滝の灯りが眼下に見える。
チラチラと瞬くような雰囲気で山の上から見る灯りもまたいい。
一里ヶ曽根の手前で夜営をしたのだが この先は尾根が曲がりくねっている。
いくつか北に伸びる尾根があり引き込まれたりすると厄介なので尾根の高い場所を忠実に辿りつつ、
左手側に清滝の灯りを意識して進む。ちなみに夏のマーキングは雪の下だ。

一時間もすると空が白み始め朝が来る。空がオレンジに染まる頃、第一の急登に差し掛かる
。崩落した部分が南側にあり北に回り込むように慎重にラインをとり抜けるのだが
北の斜面は滑落しようもののならば一気に標高を2、300m下げられそうだった。
それがもうひとつある。第二の急登は雪の付き方が悪く さらに集中、注意が必要でどっと疲れた。
正直、ここは下りたくない。無理。死ぬ。
女峰山から霧降高原へはこの時期オススメできません。

急登を登ってしまうと後は平らも同然。
目線の先に山頂部がすぐそこに。会津駒ヶ岳、燧ヶ岳を北方向に望みながら
最後の稜線歩きを楽しむ。空気は冷え、空は高い。
とても気持ちよく ずっと続けばいいのにと思えてくる。

山頂は貸し切り!ヾ(゜∀゜)ノやったー!!
ここに来るまで雪が多かったり少なかったりと読み難かったが山頂春の装い雪が少なかった。
360℃遮るものもなくよく見える。
低気圧が近づいているので遠望は利かなかったが最高だ!

山頂をひとしきり楽しみ下山。
ガレ場までの急斜度を慎重にアイゼンを効かせ降る。
あっという間に避難小屋へ到着。雑記帳がありきれいに整頓されている。

そこからは夏道を辿って下まで下るだけ!!
2100mの田母沢のコルまで下ってくるとアイゼンも不要になった。
3月半ばに来た頃と比べると大分、雪解けが進んだようだ。

ぴぃ と鹿の警戒音が響き西へとかけていく群れがあった。
小さい鹿もおり あー春なんだなぁ と言った感じだった。
七滝遙拝石まで来ると何やらテントが見えた。

???
登りのトレースはなかったが…まだ、居るのか?

コルまで下りきるとモソモソとテントが動き出し
大男が出てきた。欧米人だった。
話しかけられたが英語のみだったのでよくわからなかった。
女峰はあのピークか?(いえ。あれは前女峰ですよー)
女峰までどれだけかかる?(3,4時間かなー)
来週、富士山に登るんだ。(死ぬなよー)
と言った感じだった。

さて、オーバーパンツはここで脱ぎサクサクと下っていく。
ここからは歩きやすい。落葉松の森以外はほぼ雪はなかった。

二荒山神社まで下ってくると観光客が多かった。
ちょうど輪王寺で強飯式をやっていた その行列をみた。
カメラの調子が悪くて写真が取れなかったのが残念だった。

鉢石公衆トイレで顔を洗い、タオルを濡らして体をぬぐう。
その後、旧消防署そばの食事処桔梗へ行き 栃木県産豚のとんかつでおなかを満たす。
普通の定食屋のとんかつと言った感じ。時々食べたくなる味。また来よう。

東武駅に着くと12時台は快速がないorz
仕方がないので各駅を乗り継いで帰ることとなりました。

天気がよく、よく焼けた。日焼け止めが役に立たないぐらいだった。
昼もまわると雪も緩み歩きづらくなるので早朝から行動するべきな二日間だった。

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