第16回青梅高水山トレイルラン30km上級クラス


- GPS
- 04:46
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,576m
- 下り
- 1,561m
コースタイム
11:15雷電山(らいでんやま)山頂付近
11:27榎峠(えのきとうげ) 関門は11:30
12:10常福院(じょうふくいん) トイレあり。今年はエイドなし。氷砂糖だけ配ってた
12:55白岩地区エイド
13:53ノスザワ峠
14:45ゴール
天候 | 曇り時々雨、あられ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス | 青梅駅より徒歩5分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に残雪なしだが、崖に少し残っていた。前の日の雨の影響で、岩や木の上が滑りやすい。石ころが多い場所や急な場所あるが、危険個所は特になし。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック、佐藤スポーツお試しレンタル 5リットル raid light Ultralight Olmo 5L
水分 2000cc トレーニング用の錘、水は飲まず
ゼリー飲料[0.8kcal/1ml] 400kcal アミノバイタル
ソフトシェル 1
靴 新品のサロモンsense mantra
手袋
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感想
KFC主催の第16回青梅高水山トレイルラン。15km中級と30km上級クラスがあり、普段ロードを走っている人が多く参加している様子。
GPSデータの距離は、上級クラスで22~23km、登り累計1400mとなっている。
上級クラスの制限時間は4時間50分、途中関門1時間30分。決して余裕がある訳ではないが、関門の榎峠まで緩やかなアップダウンが続き、広いハイキングロードが多いので、ロード30km程度を無理なく走れる人なら十分ゴール可能。上級クラスと言っても初心者から中級者向けのレースだと思う。
ただし、制限時間ギリギリで走る人は、渋滞に巻き込まれやすく、関門通過出来ない人もいる。きっと、初心者の方が多く、少し急な勾配ではペースが落ちるためだと思う。また、頂上の常福寺でお守りを貰ってお参りするが、その渋滞もひどかった。10分程度ロスした。
3時間程度でゴールする人なら大きな渋滞に巻き込まれる事はないが、15kmクラスの後方の方と三方山分岐付近の急坂ですれ違うので、若干の渋滞があるかも知れない。大抵15kmの人が道を譲ってくれる。
2014年のレースの特徴は、2月の大雪の影響でスタート位置が変更になったため、若干、スタート直後の渋滞が緩和された事。ただ、渋滞に巻き込まれないようにスタートダッシュすればいいので、例年の風の子太陽の子広場の方が広くてトイレや座る場所もあるのでいいと思う。
今年は、何よりも寒さが敵だった。スタート前は晴れから曇りだったが、スタート1時間後には雨が降り出し、榎峠までは寒い思いをした人が多いと思う。折り返し後(スタート3時間後)の雷電山から三方山分岐付近まで、時折、あられが降っていた。自分は最後尾の方をゆっくり走っていたが、軽装な方も多く、あのペースだと体温を奪われて危険だと思った。3時間程度でゴールできる人は軽装でも大丈夫だと思う。
4月の上旬は、天気も崩れやすく、標高は低いものの雨が降れば、かなり冷え込む可能性があるので注意が必要。反面、一昨年位のレースだと暑くて大変だった記憶もある。去年も晴れたものの、強風で、榎峠から雷電山付近は傾斜がきつくペースも上がりにくいので寒い思いをした。少しでも気温が下がる事が予想されるなら、念のためソフトシェルや軽量レインジャケットの一枚でも持っていく方がいい。特に後方から行く人は必須だと思う。
道案内のスタッフやボランティアも多く配置されているので迷うことはないし、何かあれば、すぐに無線で連絡をしてくれる。また、下山ルートも所々にあるので不足の事態でも怖くない。そういった意味でも初心者の方でも安心して楽しめるレースだと思う。毎年、ハセツネ30kとどちらを出るか、両方出るかで迷うが、初心者も多いのでなんとなくこちらを優先してしまう。
コースは傾斜のきつい登りがあるものの危険個所は少ない。前半と後半部分はハイキングロードなので、広く走りやすい。晴れていると登山者が多いので注意が必要。特に、後半部分は、下りが多いので快適に走れる。前半、ある程度飛ばしても、後半は何とかなってしまう所も初心者に優しい。
今年は、東青梅の佐藤スポーツがフランスのRaid Lightのザックやウェストバックの貸出をやっていた。自分もショルダーハーネスのフロントボトルが前から気になっていたので、Ultralight Olmo5リットルを借りて試走してみた。店頭で試着してみた時は、胸が締め付けられて呼吸しにくい点と下を向くとフロントボトルのチューブが気になる点で買うのをやめたが、今回、試走してみると、全く気にならずに使えた。サロモンのスキンプロなどにもショルダーハーネスにボトルやソフトフラスクを付けられるタイプがあるが、どうもコンセプトが違う様子。自分の場合はスキンプロは身体のラインに合わず、荷物を増やすとザックの揺れが気になったが、Raid Light は大丈夫だった。
サロモンのベストタイプはショルダーハーネスとチェストストラップで身体に密着させるタイプ。たぶんきっちり調節して身体のラインに合わないといけない。
対して、Raid LightのOlmo系は、ショルダーハーネスに装着したボトルで胸郭を圧迫して固定させるタイプ。なので、あまり身体のラインは関係なく調節は不要と思われる。完全に左右のボトルで胸を押さえつけて固定させるので、深呼吸した時にちょっと息苦しさは感じる。たぶん、呼吸時に負荷がかかってしまうので、ロードや短距離トレイルなど深く速い呼吸が多い場面には向かない。呼吸数を上げ過ぎないで走るような長いレースに向いていると思う。
Olmo5では、STYやハセツネのレギュレーションの装備は入りきらない。Olmo12リットルはUTMFの必須装備も入りきるらしい。冬場や100マイルレースにはOlmo5は不向きだが、防寒が不要な時期の40km程度のレースには最適だと思う。
Olmoはザック本体に装着するポール用ホルダーとゼッケンベルトが付いている。ポールを使わない人のためにも結構工夫がされている。ホルダーとベルトを本体から取り外して、ベルトとホルダーを繋げて腰に巻くと、ウェストポーチみたいに使える。ホルダーの中にはシェルなどを押し込めば落ちることなく走れる。
ザック自体もかなり丈夫で、他社よりも木の枝でほつれたりすることは少なそう。丈夫=重いにつながるのは仕方ないが、一つ許せないのは、メーカー公表の重さだ。カタログでは400gになっているが、おそらくボトル抜きの重さ。ボトルを入れると500~650gになりそう。ボトルで胸郭を圧迫して固定する性質上、ボトルを外して走る事は出来ない。なら、ボトル込みの重さをカタログに表示しなきゃならないと思う。
Olmoシリーズはお店で試着した時には、買いたくないものだったが、実際使ってみるといいものだった。一度お試しで使ってみるのがお勧め。ただし、女性の方は、左右のボトルで胸郭を押さえつける性質上あまり好まないかも。ハーネス全体で背負うのではなく、左右ボトルの2面で胸を押さえる仕組みなので。普通にショルダーハーネスとチェストベルトで調節した方がフィットさせやすいはず。
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