ノートレースの平標山周回、吹雪が来る前に駆け抜けました。
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- GPS
- 07:16
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 999m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:17
天元新道入り口スタート 5:42
ヤカイ沢ゲート 5:56
尾根に取り付く広い場所 6:37
一つ目の尾根上 7:21
山の家へ続く夏道の尾根 8:45
山頂 9:15〜9:30
松手山コース階段上部 10:00
階段下部 10:15
松手山 10:50
鉄塔 11:05〜11:15
林道ゴール 13:10
天候 | 曇りのち若干晴れ間 その後は真っ白ガスガスで、午後から吹雪。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
元橋にある平標登山口の駐車場は、除雪されており、使用可でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
松手山コースから登ろうと思って朝行ってみたのですが、ノートレースでした。 でも雪は固く締まっていたので、どうしようか悩みましたが、松手山から先強風だとアウトになるので、強風でも、最初の稜線までは樹林帯である冬季ルートから登ることにしました。 冬季ルートは、とりあえず天元新道を進みます。 最初のゲートの所から左へヤカイ沢に沿って進みます。 (スキーやスノーボーダーが多く入る場所なのでトレースはついてることが多いです) 樹林帯を抜けやや開けたところに出たら右の尾根に向かって登ります。 基本的にルートは無いですから、好きな所を選んで登ってください。 (スキーで滑り降りてきたトレースが直進方向にたくさんついていますが、そちらに行かないように、行くとおそらく徒歩ではキビシイ状況になります。) 尾根に乗ったら尾根なりに進んでいくと平標山頂にほど近いところで、山の家に向かう尾根と合流します、そのまま左に進んでいくと山頂にたどり着きます。 尾根上、雪庇が発達していますので歩くルートに注意の事。 今回ここまでは雪が締まっておりアイゼンで行けました。 山頂は風で飛ばされて雪はほとんどありませんでした。 まったく視界がありませんでしたので、仙ノ倉はあきらめました。 風はありましたが、稜線から飛ばされるほどでは無かったので、同じ道を帰るのもつまらないから松手山コースを下りました。 山頂から下るとき降り口が平標新道への道とほぼ並んでごく近くにありますので間違えないように。 ここからは、ワカンに替えて進みました。 15〜20cm位沈む感じの雪でした。 尾根を進んでいきますが左側がやや急になっていますので気をつけてください。 この尾根にはあまり雪庇は無い様子でした。 木製階段が見えたら下って行きます。 階段はほぼ出ていて、ワカンでは歩きにくかったですが、階段をはずすと踏み抜くのでそのまま進みました。 階段を下りきったところが広い雪原になっており、何度か腰まで潜りましたので締まっていそうな場所を選んで歩いてくださいね。 そのあと、雪庇が発達した尾根を行きます。 雪庇に乗らないよう歩いてください。 雪はクラストしていて歩きやすかったです。 松手山は雪庇に埋もれて山頂標識は見つけられませんでした。 まあ、雪庇の発達した尾根なりに進んでいくと鉄塔にたどり着きます。 ここまでくればほぼゴールと思っていたのですが・・・ 実は今回ここからが一番厳しかったです(笑) 急坂なうえに、アイゼンもワカンもピッケルも全く効かない雪質になっており、苦労しました〜〜。 夏道がたまに出ていましたが基本的にはほぼ雪の樹林斜面でした。 こけつまろびつ、最終的にはちょっと違う所に下山してしまいました〜〜。 鉄塔から先はまあ、どちらに進んでも(基本的にはほぼ真っ直ぐな感じです。左は急なので進めないし)危険な所を通らず車道に必ず出ますので、トレースが無い場合あまり神経質にルートを探さなくても大丈夫です。 あはは、楽々周回したつもりが、最後の最後でもがきました〜〜〜 午後からは荒れる予報になっていましたので12時までに降りたかったのですがちょっと間に合いませんでした。 12時半ごろから舞い始めた雪は、車道に出たころ、ベショベショの猛吹雪となったのでありました。 ※この先、このコースの雪解けは急速に進むと思われます。 もう少し溶けるまでは、 雪が扱いにくくなってますので、行かれる方は気をつけて。 快晴なら迷う事もない、なんてことないコースですが、 ガスで真っ白になると、尾根が広いがために、あらぬ方向へ進む可能性が大きいです。 次のポイントへの距離感等、解らない方はガスったら引き返したほうが良いと思います。 ここはスキーやボーダーが好む山であるため、登山者は少ないです。 スキーヤーと登山者ではルート取りが若干違ってきますのでご注意ください。 スキーのトレースを追いかけると、徒歩ではキビシイ斜面に出る可能性があります。 全ルート上、赤布などの目印はほぼありませんのでご注意ください。 |
写真
苦労しすぎて写真ナシ。
おまけに手袋プチ谷底に落っことして、拾いに降りたら登り返すの嫌になってちょっと違う方向に降りてしまった。
感想
先週上がったs女子のレコ。
キレイだな〜〜とうっとり眺めてたら行きたくなった。
昨年11月にうっすら雪の付いたこのコースへは出かけたけど、
やっぱり、もっふり雪が付いた上越国境の稜線を見たいもの。
白くそびえるエビス大黒・・・いいなあ〜〜♡
で、出かけたんだけどさ〜〜〜
なんだかこの山域今年は天気に泣かされる。
11月は快晴だったけど(一緒に行った皆さんの行いが良かったのか)
そういえば、この前の雪洞も快晴だったけど(これも皆さんのおかげか)
一人で出かけると真っ白ばっかりだな〜〜〜〜涙
この日は午前中は天気はなんとか持つ感じでした。
9時頃までなら晴れ間もあるかな?という感じ。
でも午後には大荒れになりそう。
とにかく午前中に終わらせるしかない。
ということで頑張ってスタート。
ここは過去、厳冬期に何度か来ている。
腰までのモフモフラッセルに尾根の上部まですらたどり着けず敗退した事いくたび・・・
一時間頑張って100m進まないラッセルになるんだもん〜〜〜
グレるよ〜〜しばらく平標来たくなかった位。
でも、さすがにもう春。
雪は締まっていて歩きやすかった。
これはイケるね!!と尾根に乗る。
太陽がまぶしい。晴れてるよ〜〜〜景色もきれい。
でも晴れたのは8時半頃までだけでした。
夏道の尾根に乗ると同時位に白い世界に・・・
とりあえず山頂にだけ行って・・・
来た道引き返そうかと思ったけど、同じ道戻るのも面白くないし、
松手山コース下りました。
真っ白で階段を見つけられるかちょっと不安はあったんだけど、
それは簡単に見つけられた(まるまる出てたから)
気持ちの良い雪庇の尾根を爽快に下りました。
楽々ゴールのつもりが、鉄塔から先の樹林帯でめっちゃ苦労しましたけどね。
ええ、翌朝起きたら、全身くまなく筋肉痛でしたとも!!
(良かった〜〜一日遅れて出なくて)
樹林帯で転がったり滑り落ちたりしましたので
ジャケットが泥だらけになっちゃった。
薄い色のアウターはダメですねえ。
(雪山でしか使わないから汚れないと思ってたけど汚れました)
帰って、お湯でやさしくブラシ洗いしてきれいになりました。
キレイになったことだし、もう今シーズンは使わない事にしようかなあ。
後はカッパで行ける程度の雪山にしよっ〜〜と。
と言い聞かせて、押入れにしまいました。
さあ、この誓いが守られるかどうか乞うご期待!!
tekutekugoさんこんにちは。
ここって、前にご一緒させていただいた平標山と同じ平標山ですよね
本格的な冬山になるとこんな感じになるんですね。
天候ひとつで、もふもふで楽しいどころじゃないですね。
前回はテクさんがお迎えに行ってましたが、今回はご主人にお迎えに来てもらったのですね
ご主人のお怪我も早く治るといいですね。
私は、平標山はお花畑のころに行って、その時はふわとろの揚げ豆腐も食べてみようと思います
姉さん またまたスゴイところに突入されてますね
かなりの急斜面に雪庇やら・・・ラッセルまで、
レコ見ただけで、折れそうになります。
難易度高そ〜
ここまでスゴイと私なら撤退おじさんです
殿はだいぶ復調されたようで、良かっただすね〜
こちらは、仕事が多く・・山中毒が発症しています。
花の山、平標山の印象なので雪の季節は登っていないけど
松手山への登りで汗のかき過ぎでバテたことがある。
あの急坂に雪だと下りは考えただけでも怖いなぁ。
それにしても一人で広い笹尾根を歩けるなんて真似できない。。。
ホワイトアウトが怖くないんですかぁ
親方の完治はまだ先ですか?
可哀想ですね。
お大事に。
上越の山は、いつもの花園インターから入ると遠くないのに、あまり登っていませんので、なかなかイメージが湧きません。楽しそうだなと思いつつ、ハードルが高そうな気もしています。すぐ天気悪くなりそう。
土地勘ないと苦しそうです。
この日は、雪が激しくなって除雪を中止しましたから、他の山でも荒れていたようですね。そろそろ雪モードから、無雪期モードに意識変えなくちゃね、って思いました。
tekutekugoさん、こんばんは〜
先日は私の乗鞍レコにもお越しいただき、ありがとうござました!
その戴いたコメントの中で、今季の上越のお天気が・・・
と、仰っておりましたが、今回の平標、どうしてなかなか
私には雪タップリで、しかもあの登りの冬季用直登急斜面なんか、
まさに真っ白でほぼノートレースの雪の急斜面を直登でしょ?
見させていただいて、”これぞ、雪山登山っ!”って私は感じましたよ!
帰りの扱いにくい雪質でのハマりはチョッとでしたが
私的には、イイ感じの雪山山行とお見受けいたしました
それと私にとっては、昨年tekuさんにお誘いいただいた
想い出のお山でもありますので、
その意味でも、しっとり感慨深く見させていただきました
やっぱり、平標とその周辺も含めた上越国境の山々・・・イイですね!
tekuさんにこの周辺の山々の良さを教えていただいたので、
今度、谷川から平標までの縦走をしてみたいと思いました
チリさん
そう、おんなじ平標山ですよ〜〜
上越の雪はものすごいですからね。
ここは別世界になります。
まずは厳冬期の谷川などに行けるよう頑張ってみてくださいね。
最高の景色なんですよ。
お花の時期はまたみんなで行きましょう。
揚げ豆腐は本当に美味しかったです。
きゃろさん
ここは晴れたら気持ちいいんですけど、
ガスると難易度高いレベルじゃなくなりますから夏に歩き尽くさないうちは行かないほうがいいよ。
なんせ、私、あまのじゃくだから、人のいないとこが好きなの〜〜
花の平標一緒に行こうね
OBABAさん
ホワイトアウトはコワいですよ。
でも、私、ここで過去、1m先が見えないくらいの濃厚なガスに巻かれたことがあって・・・これはコワかった。自分の回りがぐるっと崖に囲まれてる気がするのね、踏み出すと自分がどっち向いてるのか登ってるのか下ってるのかすらわからずパニクりそうだった。
今回は言っても50m位先は見えましたから、大丈夫でした。
親方は山に行けないのは平気みたいですが、スキーが出来ないのがめちゃくちゃ悔しいようです
devilman さん
そうですね〜〜〜
この山域はあっという間に天気が変わるので・・・
土地勘無い人が踏み込んで良い場所ではないですね。
初夏の平標は本当に美しいです。
良かったらご一緒しましょ
リフターさん
そうですね、乗鞍とはまた違った意味でデンジャラスな山行でした。
やり遂げた感はありますよ
上越国境縦走は本当に素晴らしいです。
秋がいいよ〜〜〜夏は藪だったりするし暑いから。
でもテント不可で避難小屋も狭いから週末はキビシイ。
平日休みのリフターさんにはもってこいですね。
リフターさんも初夏編に良かったら来てね〜〜〜
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