湖南アルプス縦走ー堂山、太神山、矢筈ヶ岳ー

2022年05月05日(木) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 16.3km
• 登り: 945m
• 下り: 944m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:18
• 合計: 7:44

8:56 帝産バスアルプス登山口
9:06 9:14 渡渉地点
10:14 11:05 堂山
11:55 11:57 鎧ダム
12:23 12:24 迎不動
12:25 12:25 迎不動 トイレ
13:56 14:05 太神山不動寺
14:06 14:09 太神山
14:11 14:11 太神山不動寺
15:11 15:12 矢筈ヶ岳
16:05 16:08 御仏河原
16:32 16:32 渡渉地点
16:40 帝産バスアルプス登山口

湖南アルプス、金勝アルプスの奇岩怪石がなぜ、どのように創られたか、気になっていた。その昔、京都に近いことから、この付近の樹木が大量に切り出され、花崗岩が露出、この花崗岩の節理が長年の日照、風雨により脆くなり、削りとられて残ったのが現在の奇岩怪石群らしい。花崗岩トア（tor）というらしい。これらの風化した花崗岩が砂となり、瀬田川、天神川の洪水を誘発したとのこと。このため、明治時代にオランダ人技師レ・デーケの指導により作られたのが、鎧堰堤や迎不動堰堤の砂防ダムとのこと。

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路復路共：JR石山駅⇔（帝産湖南交通）アルプス登山口バス停
※バスはICカードは使用不可故、要注意。

コース状況／危険箇所等

コースルート／アルプス登山口→堂山→鎧堰堤→迎不動堰堤→不動寺→太神山→矢筈が岳→御仏ヶ原→富川道出合→アルプス登山口
コース状況／堂山から鎧堰堤にかけては、奇形大小の岩、砂岩で固まったザラ場の登山道は、滑りやすい、滑落注意。下山は集中して取り組む必要がある。

写真

5/5 8:49

（帝産バス）アルプス登山口バス停。

5/5 8:55

バス停前の天神川。この川を渡渉して堂山にとりつく。

5/5 8:57

湖南アルプスへの標識あり。

5/5 9:02

天神川沿いの舗装路を進む。

5/5 9:05

渡渉点を目指し、左手、川へ降りる。

5/5 9:10

北側（右側）の堂山への天神川の渡渉点を探す。

5/5 9:10

山から流れ込む沢を上って行きたいが、川幅が少しあり渡渉できない、近辺を探す。

5/5 9:12

少し上流に渡渉できるよう石を積んで渡れるようにしてくれている箇所あり(感謝！)。

5/5 9:15

沢沿いの登山道、赤テープの誘導あり。

5/5 9:16

大小の岩が露出した沢を登っていく。

5/5 9:17

沢沿いはシダやササヤブとバラ科の植物のトゲのツル。
迷い込むと、トゲが刺さるので注意。

5/5 9:18

ちょっとした沢登気分。

5/5 9:39

小さな堰堤が見える。

5/5 9:41

大きな立派な堰堤も・・・

5/5 9:57

矢筈ヶ岳、なるほど、山頂は「矢筈ヤハズ」の形に似ている。

5/5 9:57

田上山系の西端に位置する笹間ヶ岳。

5/5 9:57

堂山山頂、だいぶ近くなってきた。

5/5 10:01

ツツジは時期が悪かったか、あまり咲いていない。モチツツジのよう、今日は外に花はなさそう。

5/5 10:13

堂山384m山頂に到着、水準点。

5/5 10:14

堂山。ここからの見晴らしは抜群。

5/5 10:24

琵琶湖対岸の比良山系。

5/5 10:25

比叡山と琵琶湖、大津市街。手前は南郷の水田。

5/5 10:25

京都の大文字山、山科の音羽山。

5/5 10:25

湖南アルプスの西端、笹間ヶ岳432m。

5/5 10:25

湖南アルプスの矢筈ヶ岳562m。

5/10 11:45

次の目標、湖南アルプスの主峰、太神山599．6m。

5/5 10:26

特に下山方向の標識なし。堂山正面の大きな奇岩にアプローチする。 手掛かりの少ない巨岩脇を降りる、手がかりにする岩が崩れたら危ない。

5/5 10:26

下に降りてみると、近くを小学生たちが通過？　彼等の来し方見ると、トラロープの下がった降り口発見！　もう一度、山頂に戻り、トラロープで降りることにする。

5/5 10:37

付近は奇岩怪石のオンパレード。花崗岩トア（TOR）か。

5/5 10:37

堂山山頂からの降り口、よく見ると、木に青色のビニール紐が結ばれている。

5/5 10:40

堂山山頂からのトラロープ、掴みやすいように握りコブシの結び目あり。

5/5 10:40

トラロープが下がっている。

5/5 10:42

トラロープがあるので安心。

5/5 10:37

とりあえず、正面の大きな奇岩までわたることにする。

5/5 10:42

降りると、誘導赤テープあり。

5/5 10:43

花崗岩の削られた奇岩。

5/5 10:47

堂山を振り返る。

5/5 10:47

花崗岩の滑りやすい巨岩、奇岩の登山路。

5/5 10:52

北方に見える近江富士の三上山が見える、いつ見ても秀麗な山容。

5/5 10:54

とにかく滑りやすい、ザレ場ばかり。油断大敵！

5/5 10:55

奇岩、怪石の連続。

5/5 11:15

金勝アルプスと同じような岩場、なかなかスリリングでした！

5/5 11:21

岩場が終わり、シダ混じりの登山道になる。

5/5 11:46

鎧ダムと思われる場所に出る。

5/5 11:51

一面広い砂場になっている。ここは鎧ダムの位置だが・・・。　 キャンプしていた人に尋ねると、もう少し行ったら、鎧堰堤があるとのこと。ダムとは砂防ダムのことだった、納得！

5/5 11:55

鎧堰堤到着。

5/5 11:56

鎧堰堤の説明板。

5/5 11:56

そう云えば、金勝アルプスのオランダ技師デ・レーケと田辺技師の堰堤もこの近くだった・・・。説明板が堰堤の歩道面に多数貼ってある。

5/5 11:57

新鎧堰堤。

5/5 11:58

迎不動への道標。迎不動も堰堤の名称（迎不動堰堤！）。

5/5 12:12

迎不動付近の小滝。

5/5 12:17

近辺の砂防事業の説明板。

5/5 12:18

向江不動堰堤の説明。

5/5 12:18

迎不動堰堤。

5/5 12:24

天神川に出る。

5/5 12:24

太神不動寺・田上公園への道標。予定より1時間遅れ。

5/5 12:34

太神不動寺に向けとにかく出発する。

5/5 13:07

山道にあった祠。　上り続け、だいぶ疲れてきた。　とにかく、ひたすら山道を登って行きます、結構な上り続く。

5/5 13:29

泣不動に到着。

5/5 13:33

矢筈ヶ岳への分岐。本願谷付近は通行不可とのことだが、ここは通らないので関係なし。

5/5 13:39

だいぶ疲れてきた、ひたすら進む、太神山だけは登ろう！

5/5 13:43

不動寺の二尊門に到着。

5/5 13:43

参道両脇の不動明王の石造、表情が面白い！

5/5 13:54

不動寺本堂の説明。

5/5 13:54

古い大きな寺院、少し歴史等調べてくればよかった。

5/5 13:57

不動寺鐘楼。

5/5 14:04

不動尊本堂、大岩に寄りかかるように作られている。

5/5 14:05

本堂脇の大岩、三角点を探すが見当たらない、時間もないので、早々に諦めて進む。

5/5 14:08

本堂脇の階段、階段下から本堂を見上げる。

5/5 14:10

不動寺本堂の説明、時間もないのですぐ出立。　矢筈ヶ岳分岐まで行ってから矢筈ヶ岳に登るか、その時に判断することにする。

5/5 14:32

矢筈ヶ岳に登ることにする、拙いことに靴の底が剥がれかけ、細紐で応急措置、なんとかもちそう。

5/5 14:39

赤テープが頻繁にあり心強い！

5/5 14:45

それにしても、見晴らしは全然ない、薄暗い樹林の登山道を赤テープを頼りに進む。

5/5 14:49

一応、GPS、地図、コンパスでも確認とりながら登る。

5/5 15:11

矢筈ヶ岳562m到着、ホッとしました。　残念ながら
見晴らしなし。

5/5 15:22

笹間ヶ岳分岐、御仏ヶ原方面へ進む。

5/5 15:38

シダが見えてきた、沢が近い。

5/5 15:57

天神川の枝沢に出合う。

5/5 16:00

笹間ヶ岳への道と合流。　笹間ヶ岳へのコールポイントS5。

5/5 16:27

富川道出合に到着、あとはこの舗装路を天神川沿いに下って行くのみ、バスの時間にも余裕あり。

5/5 16:03

露出した大小の岩を踏み、沢を下る。7年前の笹間ヶ岳から下山したルートを思い出す。

5/5 16:41

やっとアルプス登山口、疲れました！

撮影機器：

Xperia XZs SO-03J docomo SONY

装備

備考

山座同定でミスが見つかり、後日訂正した。慎重に同定しないと・・・

感想

yama002

　ハイキング仲間と行く堂山の下見をかねて、湖南アルプスの縦走を考えた。　7年前、笹間ヶ岳には登っているので、残りの三山、堂山、太神山、矢筈ヶ岳を縦走することにする。堂山は、一説には非常に怖い下りの岩場がある、いや、たいしたことはない、諸説・・・あり、自分も含め、高齢者のハイキングなので実見聞する必要もあった。　なるほど、堂山からの下りの岩場は、手がかりの少ない脆い岩場とザレ場が多く、油断はできないが、気をつければ問題ないと思った。ただ、ルートを間違うと危険な箇所もある。太神山への上りは、長い登りが続く。麓の不動寺は歴史を感じさせる寺院だった。本堂は大岩にもたれ掛かるように建築されている。階段も長い。矢筈ヶ岳への登山道は、木陰の細い長いほぼ一本道のトラバース道。赤テープが高密度に巻かれており道迷いの心配はなかったが、途中の眺望もなく、面白みに欠けた。下山路は笹間ヶ岳の下山路と合流し、露岩で埋まった沢を下る。長い下り。全体を通して、山登りとしては堂山の周回が断然面白かった。　とにかく、疲れました。