皇海山

2022年05月08日(日) [日帰り]

• GPS: 09:53
• 距離: 26.5km
• 登り: 2,273m
• 下り: 2,270m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:13
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:53

6:40 銀山平駐車場
7:08 7:09 笹美木橋
7:22 7:22 一の鳥居
8:05 8:05 猿田彦神社跡
8:11 8:12 庚申山荘
8:32 8:44 大胎内(分岐)
9:03 9:03 庚申山
9:08 9:09 庚申山展望台
9:19 9:19 御岳山
9:34 9:34 駒掛山
9:41 9:41 渓雲岳
10:00 10:03 薬師岳
10:08 10:08 白山
10:51 10:57 鋸山
11:18 11:19 不動沢のコル
12:00 12:08 皇海山
12:34 12:35 不動沢のコル
13:04 13:04 鋸山
13:31 13:32 女山
13:37 13:37 六林班峠
15:08 15:08 天下の見晴分岐
15:15 15:16 天下の見晴
15:20 15:20 天下の見晴分岐
15:26 15:27 庚申山荘
15:31 15:31 猿田彦神社跡
15:55 15:58 庚申七滝
16:00 16:00 一の鳥居
16:09 16:09 笹美木橋
16:33 銀山平駐車場

天候

晴れのち少し曇りがち

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

宇都宮駅前のホテルサンルートに前泊し、銀山平駐車場までタイムズカーで往復。

コース状況／危険箇所等

踏み跡がわかりづらい箇所が多いので、実際に歩いた人のGPSログと照らし合わせながら進むと安心。自分はそれでも大きく2箇所、細かくは何か所も道を見失った。

チェーンスパイクを使うかどうか微妙だった。雪の上では着ける方が歩きやすいが、雪渓が複数個所に分かれているので着脱が手間。木の根が多いので雪渓間をチェーンスパイクのままというのも避けたい。

六林班経由の下りルートは笹払いがされていた。感謝。

その他周辺情報

銀山平駐車場の南450mのキャンプ場の入口にトイレあり。

下山後は宇都宮近くまで戻ってコール宝木之湯で日帰り入浴。
（かじか荘の露天が気持ち良さそうだけれど、日帰り入浴はコロナ対策で15時まで）

銀山平周辺には夕方に食事できる店がほとんどない。

写真

5/8 6:33

銀山平の駐車場。先行者の車は3台のみ。

5/8 7:12

天狗の投石。どうやってできたのか不思議・・

5/8 7:22

一の鳥居。林道が終わってここからトレイル。

5/8 7:30

しばらくは沢沿いの新緑を緩やかに登っていく。

5/8 7:37

御岳のロックガーデンのような爽やかさ！
（この当たりまでは・・）

5/8 7:44

鏡岩。

5/8 7:51

夫婦蛙岩。

5/8 7:52

裏から見ると・・・なるほど。

5/8 7:58

仁王門。この当たりは筑波山の奇岩群のよう。

5/8 8:07

八重咲の水仙が。山荘の方が育ててるのかな？

5/8 8:08

猿田彦神社前。ヤマプラでコースポイントになっている嶺峯山荘というのは右上に見える廃屋かな？ 庚申山荘をポイントにすれば良いのに。

5/8 8:12

で、庚申山荘。並べられた布団は登山日和の証。

5/8 8:14

庚申山荘の北側200mの水場。

5/8 8:23

ここで左（南西）に曲がったのだけれど、正面の岩壁にもっと寄ってから左折すべきだった。あとで道なき斜面を西に登り返すことになった。

5/8 8:29

前の写真から直線距離で70m、ここで踏み跡と合流できた。

5/8 8:41

一の門。この当たりは妙義山風。

5/8 8:44

大胎内。くぐって往復してみた。

5/8 9:04

庚申山到着。

5/8 9:09

山頂西100mの展望台で初めて皇海山がど〜ん。左は鋸山。右奥は先週登った至仏山。

5/8 9:07

日光白根山（左）から男体山まで。

5/8 9:32

続いて駒掛山。

5/8 9:51

鋸山がさっきよりはるかに険しく見えてきた。「襟」のあたりを登っていく。

5/8 10:01

薬師岳。

5/8 10:08

白山。鋸山がいよいよ間近に。

5/8 10:10

右は武尊山。中央やや左は谷川連峰。

5/8 10:16

ここまで近づくと鋸山に掛けられた梯子が見える。不安とワクワクと。

5/8 10:21

鎖場が苦手で、この下りには時間がかかった。

5/8 10:25

左手の梯子の基部から右に鎖が伸びているので、まずは右に登り、それから左に鎖でトラバース。

5/8 10:33

来た道を振り返る。左手前は白山。

5/8 10:40

こんな岩峰を乗り越えて

5/8 10:46

この鎖の下りはさっきのほどは難しくなかった。この上が剣山だったのかな？　標識を見落とした。

5/8 10:51

鋸岳着いた〜。既に達成感十分（笑）。でも正面に見える皇海山まで！

5/8 10:52

中央が武尊、左が谷川、右が巻機。

5/8 11:19

不動沢のコルまで下ってきた。地図にある通り、携帯が通じた（ドコモ）。

5/8 11:26

ここでアイゼンを着けたが

5/8 11:49

この木の根地獄ではさすがに外した。斜度30度はありそう。

5/8 11:59

青銅の剣。

5/8 12:00

着いた〜！

5/8 12:17

少し下って鋸山を望む。一番右に見える雪渓を通ったと思う。雪渓の脇にギリギリ夏道が出ていて、すべり止めなしで何とか行けた。

5/8 13:12

鋸山の南に下って鋸山（右）を振り返ったところ。少し高曇りになってきた。

5/8 13:35

気持ちの良い笹原の稜線も。

5/8 13:38

六林班（ろくりんぱん）峠。ここからはジョグできるなだらかな下りが一気に増えた。

5/8 13:44

最初の渡渉。このあと似たような谷筋の沢を十前後横切る。

5/8 14:45

緑地公園のような走れる区間も。

5/8 15:11

天下の見晴に足を伸ばしてみると、途中に見事なアカヤシオ。

5/8 15:14

天下の見晴の岩の上から。一番右はたぶん庚申山。

5/8 15:54

庚申山荘を過ぎ、この分岐を右に入って庚申七滝に寄り道してみた。

5/8 15:57

思っていたより立派な滝。

5/8 15:57

橋の上から見た滝の上半分。

5/8 16:00

一の鳥居に戻ってきた。

5/8 16:33

駐車場に帰還。いや〜長かった。でも達成感のある山旅だった。もう自分の車1台だけ。

感想

Echigoya

皇海山――2019年の台風19号で群馬側の登山ルートが崩壊し、栃木側のいわゆる「クラシックルート」でしか登れなくなって、一気に難易度の上がった山。

加えて、こう言っては失礼だけど、インスタ映えするような撮影ポイントがあるわけでもなく、花で有名なわけでもなく、登る人は少ない。深田さんがいう「皇海山は今なお静寂の中にある」は、2019年以降さらに当てはまるようになったんじゃないだろうか。

そんな人の少ない、奥深くてタフな山になぜかふと挑戦したい気分になって、足を運んでみた。この日の入山者は自分を含めて多分4人。

いやー、登りごたえがあった。岩場あり、鎖場あり、残雪あり、ルートのわかりづらい箇所もたくさんあり。でも、タフでしんどいけれど、なんだか気持ちの良い山だった。新緑が綺麗とか滝もあるとかいうのではなくて（それもあったけれど）、がっつり山に向き合って1日真剣勝負してあの奥深いコースを周回することの達成感がハンパなく、めちゃくちゃ印象に残った。

*****
庚申山荘の水場で十分水を補給し、水3リットル近くを担いで出発したものの、半分近く残してしまった。六林班からの下山路でいくつも沢を横切ることを考えれば1Lちょいで庚申山荘を出発すれば足りた。

*****
山頂の最高気温は10度弱だったと思う。午前中の稜線では時々風がビューっと吹きつけた。上半身は半袖ジップアップ。寒暖調整はアームカバー、グローブ、ヘッドバンド、ホントに寒い時だけウインドブレーカー。

心拍数は平均115，最高142。