【鈴鹿の尾根と谷を行く】vol.2 空谷〜高室山〜保月〜アサハギ谷〜南後谷集落 脇ヶ畑カルスト台地南部の谷を行く。


- GPS
- 07:17
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,217m
コースタイム
天候 | うす曇 最低気温12℃ ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
greenriverさんの車でスタート地点の大君ヶ畑に向かい、「茶野登山口」前の駐車スペースに駐車しました。 国道306号線は東西からともつ通行可能(鞍掛峠は斜面工事中)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バリルートなので全体的に道迷い注意。 ・大君ヶ畑〜高室山:犬上川支川沿いに遡上。標高600mあたりまでは沢沿い。河道内の河原を歩くか、歩きにくい場合は左岸右岸に乗り上げて沢の脇を歩けば問題ない。ある程度、ルーファイルが必要。浮石には注意。標高600mあたりで沢が左右に分岐する。ここで中央の支尾根にとりつき、p693を目指し、ザラノ取付き点へ。この区間は、地形が複雑で斜度が緩く特徴のない地形をトラバースしたり、谷(深さはないので安全)を横断するので、GPSを頻繁に確認した方が良い。支川の源頭部手前の川の分岐点あたりは等高線でのっぺりとしている感じを受けるが、こういった場所は等高線に現れない深い谷があることが多いので注意していた。しかい実際はのっぺりとしる地形だったので、ここは直線的にショートカットするコースでもよさそうだ。慎重に行けば、p693あたりからショートカットして直接、高室山にも行けそうな感じだった。 ザラノ取付き点から高室山へは問題なし。 ・高室山~地蔵峠(保月集落):危険は特にない。所々、踏み跡が少ない箇所や林道、林業の作業道などがある。保月集落の廃屋にはアナグマが住んでいる(しばしこちらを見て、廃屋に飛び込んで行った)。皆で静かに見守ろう。愛すべき獣です。 ・地蔵峠(保月集落)~南後谷登山口:保月から林道をあるきアサハギ谷へ。そこから沢を遡上して源頭部まで行く。アサハギ谷から源頭部までは犬上川支川と同様の状況。安全に遡上できるルートのルーファイ必要。無理して自分の技量以上の岩や崖を登ろうとせず、巻いていけば危険はない。ただし、岩場はもろく剥離するような箇所や、浮石があるので注意する。P753から標高600mまでは急登で足場が泥で滑るため注意。入口のコースをきちんとルーファイして安全を確保できるコースを選ばないとリスクがあがる可能性あり。慎重にルーファイルすること。標高600~300mまでも急登で泥で滑るため注意。 ・南後谷登山口〜佐目自然公園:危険個所無し。ちょいちょい、観光客用の施設があるので、目を通しても楽しいと思う。ウェルカムしていただいているので、感謝の念も込めて少し見ていただいても良いと思います。 |
写真
(b)グリーンさん、今日はよろしくお願いします。
(g)こちらこそ、社会不適合者の自分(最近、色々あり、実は少しネガティブ状態(笑))をお誘いいただき、ありがとうございます(笑)。よろしくお願いいたしますm(__)m。
(b)ウチ、オス犬飼ってるから・・・
(g)そういえばありましたね。転んで運が悪ければ、「みんな・・・今までありがとう。」の言葉を言わなくてはいけなくなるかも・・・。
(g)いえいえ、最近、運動不足で太ももとか顔とかふっくらとしてきたので、そんな感じに見えるだけです。それとbeggioさんがいますからね。にこやかにもなります。
(g)ここ、ポイントの1つですね。地図読みできるかどうかで、事前に予測ができますが、こういった地形の地図読みは楽しいですね。
(g)ドリーネうんちくURLです。
http://repo.nara-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php/AN10533924-20060300-1028.pdf?file_id=3978
石灰岩が雨水で溶けて、地面がへこんだところですね。風穴も形成要因は同じだけど洞窟になった。
(b)マジか!
(g)すんませんm(__)m。おしゃべりなもので・・・。beggioさんが聞き上手だから困る(笑)。
(g)ここまで歩いて、結果的にもっとショートカット可能な地形だとわかりました。でも、等高線だけからだと、谷筋の地形はリスクを把握できないことが多いので、無理しない方がよいですね。
「佐目自然公園」駐車場に到着。
グリーンさん、今日は本当にありがとうございました。
めっちゃ楽しかったです!
(g)こちらこそ、すっかり心のデトックス完了できました。またご一緒させてくださいね。1人ではちょっと怖いなあ・・・というところは特にお声かけ下さいm(__)m。
装備
個人装備 |
トレぺ
コンタクト1式
温度計
サングラス
熊鈴大
帽子
モンベルリッジライン薄手パンツ
モンベルウィックロンジオサーマルロング
モンベルウィックロンクール長袖
サロモンスピードクロス5GTX
スーパーフィット(試験中)
レインウェア上下
ザック(パーゴワークスrush28改)
非常食(柿の種)5袋とカロリーメイト2袋
ヘッドライト(レッドレンザーMH5を2個と予備電池2個)
GPS(ガーミンmap66sを2個と予備電池3セット)
スマホ
ココヘリ
JROカード
お金クレジットカードなど
地図
エマージェンシーグッズ1式
水1L
パン2個(消費800kcal)
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感想
急遽決まった今回のコラボ山行。
グリーンさんとは4月に一度お会いしているが、山行自体は昨年の3月以来なので約1年2ヶ月ぶりとなる。
今回、自分がご提案させて頂いたルートは・・・
大君ヶ畑から空谷を遡上し、一旦高室山へ。
高室山からマイナールートで北上し、地蔵峠・保月へ。
林道を経由しアサハギ谷を遡上、そのまま南後谷に降下し、ゴール地点の佐目集落へ至るというもの。
いつも通り地味でマイナーなルートをご提案させて頂きました。
久しぶりにご一緒させて頂いたグリーンさんは相変わらずのご健脚ぶり。
しかしそれ以上に、多くの難ルートを踏破された技術や突破力は流石というしかありませんでした。
同じルートを歩くとしても、自分と比較すると明らかに全然余裕があるのです。
あと、印象的だったのは安全に対する真摯な考え方です。
自分はここ最近、特になぁなぁになっていた安全に対する考え方を見直す良いキッカケになりました。
急遽決まった今回のコラボ山行でしたが、とても得る物の多い、良い山行になりました。
本当にありがとうございました。
また次回のコラボ山行、楽しみにしてます!
惑星ベジータといえば「サイヤ人ベジータ」!!
鈴鹿山脈と言えば「鈴鹿仙人beggio」さん!!
そう、今回はスーパー鈴鹿仙人、beggioさんとの登山である。
beggioさんと言えば鈴鹿300山を踏破し、これからは鈴鹿300尾根300谷を踏破予定の鈴鹿の生き字引である。
そんな鈴鹿仙人のbeggioさんが鈴鹿300山を終え、今度は尾根と谷に挑むという。以前から鈴鹿の谷には興味があり、是非とも同行させていただきたいと思っていた。そんなわけで、突然の2日前おねだりの電撃同行となった(本当に非常識、迷惑な輩で申しわけございませんm(__)m)。
ちなみに今回の同行において、beggioさんの自然や山の美しさに対する感受性にはとても共感を覚えました。足元の自然、命といったものを1つ1つ拾い上げ、そこに感動する。この行為は登山の本質であり、登山を行う原動力そのものだろうと思う。自分はこの点を忘れないように気を付けているが、beggioさんは自然体でこれを体現されている。これはすばらしいことだと思う。
そんなbeggioさんにお願いです。
鈴鹿300山を書籍化してくださいm(__)m。
これまでの経験をぜひ、鈴鹿を愛する登山者全員へ情報展開していただきたいのです。地図上にピンポイントでピークの記録がない鈴鹿300山。その300山について、「鈴鹿300山とはなんぞや?」から始まり、その山々を書籍やお仲間のご協力を得て手探りで特定し、そこから現場でスマホ1台を片手に山を特定する。そんなロマンにも似た地道な作業を行うことで成し遂げた鈴鹿300山。これは未知なる山への挑戦そのものであり、それを我々が身近に感じている鈴鹿で成し遂げたということは、現代社会における身近な登山においても、いまだロマンがあることを指し示すものだと思うのです。これは、忘れていた現代登山への魅力の掘り起こしであり、今後の登山者への道しるべともなるものです。
なんだか壮大な話となってしまいましたが、本当に書籍化してほしいと切に願うgreenriverでした。
コメント
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久々のコラボですね。御在所以来ですか。
さすがベジさん今回のルートは(も)ベジさんらしい独創的な、何がなんだかよく分からないルートですね😆
しかしその中に魅力的な谷や源頭が現れて鈴鹿の奥深さを実感します。素晴らしい。
グリーンさん社会不適合者??そんなことないハズですが…何かありましたの?
鈴鹿300山の書籍化!文豪ベジさんに是非執筆してもらいましょう😁
beggioさんとは1年以上ぶりだったんですね。なんだか意外でした。時が経つのは早いですね。やりたいことやらないとすぐに死んじゃいますね。
今回のルート、特に谷コースが楽しかったです。ちょっと荒れたコースをあえて巻かずに乗り上げて遊んでました(笑)。
ちなみにbeggioさんのこと、ディス誉めできる仲が良い感じです^_^。社会人になってから、そんな関係築けるのって、やはり登山は良いですねえ。しみじみ、、、。
ちなみに私は立派な社会不適合者でっす!なんとか頑張ってますが、山がないと多分、今はないと思います。
また機会がありましたら、一緒に遊んでやってください。宜しくお願い致しますm(_ _)m
グリーンさんとは昨年の3月以来なので、約1年2ヶ月ぶりの山行となります。
今回のルートは、誰が喜ぶんだよっていうような地味なイメージのルートでしたが、グリーンさんはイヤな顔一つせずお付き合い下さいました😅本当にありがたいことです。
まぁ実際に歩いてみたら楽しかったですがね😆
文才の無い自分には書籍化なんてとてもとても!
山レコのレコ書くだけでもヒ〜ヒ〜いってるのに😩
ベジさん、遅ればせながら鈴鹿300達成おめでとうございます。仙人に近づきましたね。
グリーンさんは、毎週どこ行くのか楽しみになってます。(^^)
一般人には参考にならないレコを、これからも楽しみにしてますよ〜(^^)
自分は社会不適合者ですが、変態ではないですよ?おかしいなあ、、、。褒め言葉として受け取っておきますね(なんでや(笑))。
来週は、、、そうですねえ、天気悪そうで、どうしましょうか?仕事も繁忙期で心身共にきついので、たまにはお家で引きこもりでも良いかもしれないですね。
シゲさんと約束した腰痛改善の日記も書かないといけないなあ、、、と思いつつ、先延ばしになってますので。もう少しお待ちください。申し訳ありませんm(_ _)m
300山の件、お言葉頂き本当にありがとうございます。
鈴鹿の仙人への道のりはまだまだ遠いですが、少しでも近づけるよう頑張っていこうと思います。
変態って、グリーンさんはともかくとして、僕はそうでも無んですがねぇ・・・何故か皆に変態って言われるんですよね😩
まぁ確かに自分らのレコは一般的ではないかもしれませんが😅
これからもよろしくお願い致します。
流石ですね、コース取りの目の付け所が違いいます。アサハギ谷は随分前に源流まで辿ってザラノへ上がった事があります。その時もこんな所に家がと言う記憶があります。アサハギ谷上流の小さな溜まりに岩魚が棲んでいるのを見た事があります。下流は伏流して水が無いのに不思議なものですね。
空谷は一度行ってみたいと思っていましたがまだ実現していません。しかしこの山行記録の写真で行った気になりました。有り難うございます。
鈴鹿にドリーネは多いですね。縦穴も多いし皆さんの様に道無き所を歩かれる場合は気を付けた方が(お前はどうなんだと言う声が聞こえそうですが)。一度だけですが小さなドリーネの中に立ったらフワフワしていた事があります。気のせいだったかも? でも知らない所には入らない方が無難かも知れません。
兎に角、面白い山行記録を有り難うございます。
カレンフェルト、カルスト、ドリーネ、風穴。どれも石灰が生む奇跡ですよね。きっと地中の風穴に地下水が流れて、麓の豊かな大地を潤しているのだと思います。鈴鹿の麓の大地との関係も機会があったら勉強してみたいと思ってます。それと、ドリーネ、きっとヒルの巣窟のような気がします^^;。一度、スコップで掘り起こしてみたいような気もしますが、恐怖もあって、未だにやらずじまいです。yjinさん、一度お試しされて、レコあげていただけないでしょうか(笑)。
ルートの件、お褒め頂きありがとうございます😆
岩魚って、凄いですよね。
ここにいるか!
ってビックリしたことが何度もあります。
ドリーネの件、特に北鈴鹿では気を付けた方がよさそうですね。
バリルートでスポっとハマったら誰も助けに来てくれませんからねぇ😩
そしてこちらこそ、いつも自分のレコ見て頂きありがとうございます。
そしてコメントも頂き、本当にありがとうございます。
自分中でレジェンドであるyjinさんのお言葉は本当に励みになります。
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