記録ID: 4305405
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ハイキング
阿蘇・九重
くじゅう連山。ミヤマキリシマを蝕む蛾の幼虫大発生！
2022年05月19日(木) 〜
2022年05月20日(金)
野風
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:26
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,516m
- 下り
- 1,542m
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1日目
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:14
| 天候 | 1日目：薄曇り 2日目：曇り、一時雨パラパラ（レインウェアや傘は必要なかった） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ビジターセンター周囲には、トイレ、食堂、モンベルなどあり 法華院温泉山荘に宿泊。1泊2食11,000円。モンベル250円、JAF500円割引など。 源泉かけ流しの温泉あり。湯の華が浮く柔らかい硫黄泉。せっけん、シャンプーは使用不可。予約は山荘の電話090-4980-2810のみで受付。（電話予約受付時間7：00-21：00） http://hokkein.co.jp/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは雨ケ池、すがもり越（諏蛾守越）など各登山道の入り口にあった（私はコンパスでWeb提出） 長者原からすがもり越： 登り始めてすぐ先で工事による迂回路あり。何度かクロスしながら迂回路は続く。登山道に戻りしばらく進むと、すがもり越への登山口分岐がある。急登を登ると、大曲登山口からの登山道と合流 すがもり越から三俣山： 急登。湿ったところは滑りやすい。雨の日は注意 三俣山から坊ガツル経由で法華院温泉： 南峰からの下りの取り付きが分かりにくい。GPSで方向を確認しながら、いくつもある踏み跡を迷いながら進んだ。下りが始まると劇下り。真ん中少し下から滑りやすい急斜面になる。お助けロープはあるが、木の枝や根っこも使っておりた。心が折れそうになるくらいいやらしい下り。雨の日は下りで使わない方が良い。すがもり越へ戻って坊ガツルへ進むことをお薦めする 法華院温泉から大戸越： テン場の先で大船山との分岐に出る。大戸越への道も滑りやすい。下山で使う場合は注意 大戸越から平治岳南峰： 写真の冒頭で説明するように、蛾の幼虫（3センチくらい）が大量発生しており、ミヤマキリシマの葉を食い尽くしている。ミヤマキリシマを漕いで登るのだが、体に虫がくっつく。平治へ行かれる方は、幼稚園児が着る雨合羽のようなもので防備した方がいい 大戸越から北大船山： ドウダンツツジのトンネルを抜けて行く。こちらのミヤマキリシマにも虫が発生しているが、比較的少ない。山頂付近はミヤマキリシマがきれい。2−3分咲きというところか 北大船山から大船山： 使用不可の避難小屋の先で左右に道が分かれる。右側（谷側）の道の方が歩きやすかった 大船山から坊ガツル： 比較的、歩きやすい。部分的に滑りやすい箇所あり 坊ガツルから雨が池経由で長者原： よく整備された道 |
| その他周辺情報 | コンビニ： 周辺にはないので、熊本や由布などの市街で調達すること 日帰り温泉： 九重星生ホテルの「山恵の湯」：一番のおすすめ ８００円。お釣りの２００円は貴重品ロッカーに使用（返却なし）。0973-79-3111。 【平日】10:00〜19:30（受付は18:30まで） 【火･金 】14:30〜19:30（受付は18:30まで） 【土・日】10:00〜19:30（受付は18:30まで） この日はメンテナンス日で午後２時半から利用可能のため断念。 とにかく露天風呂が最高。鉄分の入った薬湯や単純泉、硫黄泉などいくつかの露天風呂がある。内湯に入る必要なし 法華院温泉 高原テラス 別館「花山酔」： 法華院温泉山荘の系列。５００円。内風呂一つで露天は休止中。0973-79-2230。 「山恵の湯」の露天風呂の鉄分が入った黄土色の湯と同じ泉質。なお、法華院温泉山荘を利用しても割引はない 11：00〜18：00 受付は17：00まで） http://hokkein-hana.jp/ |
写真
まずは蛾の幼虫による被害状況レコ。ミヤマキリシマの葉を食い尽くしている様子。大戸越から平治岳南峰に向かう取り付きで撮影
かなり食い荒らされた株。何匹いるか分かるかな？私には14匹見える。くじゅう連山の場所によっては今年のミヤマキリシマは咲かないかも？
1
5/20 6:20
かなり食い荒らされた株。何匹いるか分かるかな？私には14匹見える。くじゅう連山の場所によっては今年のミヤマキリシマは咲かないかも？
大戸越から南峰へ向かう登山路はミヤマキリシマの群生を漕いで進むが、この辺りはすでに食い荒らされている。果敢に体をこすりながら通過すると・・
5/20 6:29
大戸越から南峰へ向かう登山路はミヤマキリシマの群生を漕いで進むが、この辺りはすでに食い荒らされている。果敢に体をこすりながら通過すると・・
案の定、パンツに2匹とシャツに1匹くっついていた。動揺してピントが虫に合ってない。即撤退決意。暫くトラウマになりそう。大戸越まで戻り、シャツもパンツも帽子も脱いでチェック（笑）
5/20 6:31
案の定、パンツに2匹とシャツに1匹くっついていた。動揺してピントが虫に合ってない。即撤退決意。暫くトラウマになりそう。大戸越まで戻り、シャツもパンツも帽子も脱いでチェック（笑）
ここから通常の山レコ。昨年12月にくじゅう連山を訪れ、下山後に入浴した「山恵の湯」。いくつかある露天風呂の一つがこちら。三俣山を借景にした素晴らしい風呂で、浸かりながら次回は三俣山に登りたいと思い、今回は三俣山からスタート
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12/13 13:58
ここから通常の山レコ。昨年12月にくじゅう連山を訪れ、下山後に入浴した「山恵の湯」。いくつかある露天風呂の一つがこちら。三俣山を借景にした素晴らしい風呂で、浸かりながら次回は三俣山に登りたいと思い、今回は三俣山からスタート
長者原を11時にスタート。すがもり越え方面の登山道は工事中で迂回させられる
大曲登山口からの道と合流。前回も通った道だ。噴煙を上げる硫黄を眺める
すがもり越に登り上げた。前回は北千里が浜へ下って法華院温泉へ直行したが、今回は三俣山に向かう
三俣山のミヤマキリシマも食い荒らされ始めていた。平治岳に比べれば、まだ被害は小さい
北千里が浜は独特の世界なので、時代劇やSFなどのシーンにはうってつけだろうな
12月に縦走したメインの山並み。右から久住山、天狗が城、中岳、稲星山
南峰から坊ガツルへ下る。劇下りで、中間の下あたりが滑りやすく難儀した。下りで使うルートではないな・・
坊ガツルへ下りて、ベンチで休憩。真ん中の沢のような部分やすぐ横を下りてきた。心が折れそうになった
法華院温泉山荘に到着。チェックイン後、温泉へ直行し、湯上りにロング缶3本
翌朝は著色を弁当にしてもらい5時過ぎに出立。ミヤマキリシマを眺めながらテン場方面へと進む
分岐を平治岳方面へ進むとこの看板。私も1個手に持ち、「この先に投入してください」の看板まで運ぶ
ちょっと滑りやすい樹林帯を抜けた（下りで使うときは要注意。特に雨で濡れた時は）
大戸越（うとんごし）の被害に遭ったミヤマキリシマ。枝と蕾を残して葉っぱは全て食い荒らされている。これでは咲かないだろう
下の方は涸れたような状態。平治を断念して反対側の北大船山へと向かう
北大船の斜面にもポツポツいたが、被害は少なくミヤマキリシマが咲いていた
この辺りはまだ2−3分咲きというところか。これから一面に咲くんだろうな
雨がポツポツし始めたが、ラッキーなことにドウダンツツジの新緑のトンネルで雨は降りかからない
北大船山の群生。ピークはすごい人だろうな。まだ早いので、直前に電話しても法華院温泉がすんなり予約できた。6畳個室
撮影機器：
感想
ぜひとも再訪したいと思っていたくじゅう連山。出来ればミヤマキリシマの咲くころと思っていた。以外にも早くそのチャンスが訪れた。ミヤマキリシマにはちょっと早いようで、法華院温泉もすんなり直前に予約できた。満開の頃にはとても予約できないし、山も混雑する。株によっては満開のものもあったので、ちょっと早いくらいで良かった
ただ、残念だったのは、蛾の幼虫の発生。どなたかのレコに「キシタエダシャク」という蛾の幼虫ではないかとあったが、真偽は分からない。でもひどい食い荒らし状態で、今後のミヤマキリシマを思うと残念でならない
虫を除けば、三俣山にも大船山にも登れて大満足。慌ただしい3日間の山旅だったが、本当に来て良かった
帰りの成田行きのJetstarで急病人が発生し、関空に緊急着陸したのはまさかの誤算だった。どうせなら羽田に緊急着陸してくれたらよかったのにと、不謹慎にも心の中で愚痴ってしまった
余程の重病かと思ったが、関空に着陸したら最前席までご自分で歩いて行った⁉︎。ご家族と一緒に搭乗されていた若い女性のように見えた
すぐに下ろして出発するかと思いきや、医療スタッフがいろいろ問診などして待機状態が20分ほど続き、結局、女性は医療スタッフと歩いて降機した。その後、飛行機は給油して成田に向かうことに。さて、どれくらい遅れて成田に着くのだろう？
このレコの感想部分は、まさに関空待機中に執筆。いろんなことがあるもんだな。久しぶりに乗った飛行機でこうなるとは・・
そういえば、前回飛行機に乗ったのは5年前。坂本龍馬「脱藩の道」を歩くため、羽田から高知へ行き、松江から羽田に戻ってきた時だったな・・
後記：結局、ほぼ2時間遅れで成田に到着。4時間弱、飛行機に乗っていたわけで、羽田ー上海ぐらいの飛行時間だ。疲れた
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また、飛行機の緊急着陸での待機もお疲れさまでした。
それにしても蛾の幼虫の繁殖ぶりは恐ろしいですね。
温暖化の影響か、害獣駆除を活発化したり頻度を落としたりした影響なのか。
冬でも年々雪の量が減っていますし、数年単位でこれほど変わるのかという変化が起こることに、自分もその要因の一部なわけですが唖然としてしまいます。
ミヤマキリシマを楽しむなら早めに訪れないといけないのかもしれませんね。
週末に熱が出て寝込んでいた（PCR検査は陰性でした）ためか、山の写真よりも温泉の写真に心惹かれてしまいます。
九重に行った際には「山恵の湯」に行きます！
くじゅう連山のミヤマキリシマは、早いうちに出かけた方が良さそうです。
行かれた際には、ぜひとも山恵の湯に入浴してください。
法華院温泉山荘も、今は詰め込みではなく個室重視ですので、山荘に泊まるのもありかと思います。
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