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ヤマレコ

記録ID: 431030 全員に公開 沢登り丹沢

河内川水系 ヒイチ沢(火打沢)

日程 2014年04月19日(土) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
 hitomaru(SL)
, その他メンバー1人
天候曇り(やや涼し目)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
棚沢山荘駐車場は遡行当日、チェーンで閉鎖されていた。
仕方なく県道沿いの湯本平の先路肩使用。
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

湯本平先8:55−
9:07棚沢山荘吊り橋−
9:23ヒイチ沢標高220m堰堤上で沢に下りたつ−
9:40標高260m二俣状−
(右沢へ)
13:00標高460m二俣−
(右俣へ)
標高590m二俣状15:00−
15:37標高710m二俣状−
標高740m辺りで登山道目指し植林帯を登る−
15:51不老山登山道16:10−
16:40棚沢山荘茶畑−
17:07湯本平の先=
入浴(山北駅南口 さくらの湯)
コース状況/
危険箇所等
■丹沢の他沢記録は
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■河内川水系 ヒイチ沢

 ゴルジュの中に幾つもの直登できない連瀑を架け、その高巻きには
 ちょっとしたクライミング力とルートファインディング力が必要。
 中盤からは滝の間に見事なナメも存在し、厳しさと優しさの
 ミックスした沢だ。

 遡行グレード:2級(ただし上記能力を有すること前提)
  ※一部の書籍では2級下とグレーディングされているが
   「下」は取った方がよいと思います。

仝共交通機関は小田急線新松田駅より西丹沢行きバス乗車し、
 棚沢キャンプ場か向河原バス停下車。
 車の場合、向河原バス停の箇所から河内川に鋭角右折する道で
 棚沢キャンプ場に行ってみたが、遡行日当日はチェーンで閉鎖
 されていて使えなかった。
 路肩は狭く周辺の邪魔になるので、道の駅やまきたから少々歩くなど
 考慮しなければいけない。

 青い吊り橋を渡ってすぐ左折し、突き当りを右折。
 芝地を抜ければ「不老山」登山道の標識があるので、少しの間
 登山道を上がる。
 なお、東京起点沢登りルート120遡行図に記載の「東屋」とは
 芝地の端にある資材小屋のことと思われる。
 標高280m辺りで登山道が沢から離れて右へ行ってしまうので
 薄い鹿路を追ってヒイチ沢に向かい下降すると
 標高220m堰堤の上流で沢に下りたつ。
 次の堰堤は手前左岸の枝沢の易しい棚を登ってトラバースして巻く。

標高260mでは左から2条15m滝と右から本流である10m滝が
 両門滝となっている。
 左の2条滝の沢は間隔も開いておりすぐに終わってしまう短い沢なので湧き水かな?
 右の10m滝は20mほど戻って左岸ガレを30m上がってトラバースし
 滝に向かって小尾根を下降して落ち口脇に出る。
 続く5×8m滝は右コーナーを易しく登る。
 すぐに2段3m滝。

I弦290mで4段30m滝が見事な水を落としている。
 ここは右岸(左のこと)から巻き始めると、途中古いロープが
 2カ所出てくるので、それ沿いに巻き登り2m滝上流で沢に
 何とかロープなしで戻れる。
 ゴルジュの中のS字長さ5mナメ、倒木のあるトロ、1.5m滝、
 CS3m滝(右)を越えていく。

ど弦380mは深いゴルジュの中で三俣状となっている。
 正面方向の中俣には50mはあろうかと思われる涸れた棚で
 大雨の後などはおそらく見事な滝となるのではないであろうか。
 ここで本流は北西から南西に直角に曲がり20m滝を架けている。
 直登は不能で、20m滝左手ルンゼの更に手前の壁に古いロープが
 垂れ下がっているので、これを手助けに登ってみる。
 見た目より少し手強いので初級者帯同の場合はロープが必要。
 (卦蘊紂A0)
 残置ロープの架かる木まで15mほどクライミングし、10mほど
 左斜めに上がって、上部の弱点に向かい足元の悪いザレを登る。
 20m滝の上には連瀑で5m、2m、5m、5mがゴルジュ内に
 連続しており、一旦ゴルジュの緩んだところで何とか沢に戻る。

ヂ瑤脇酘鄒省向に向きを変え、1.5m滝、長さ5mナメの上は
 トロと2×5mナメ滝となる。
 トロは左側を濡れないでへつろうとすると途中で行き詰る。
 ここは右側(左岸)から巻いて短い窪を下りられる。
 続けざまに2m、2×4m、そして右上にCSの乗ったすだれ状の
 きれいな5m滝だ。
 股下くらいの深さの釜から右壁を登ろうと試みたが、この時期は
 水も長く浸かると冷たく出だしがツルツルであったので諦め
 右岸の土ザレを登ってトラバースし、一本先の浅い尾根から下りた。

ι弦460m二俣は水量比1:5で本流の右俣には3条2m、2mトイ状、
 2m滝と3連瀑だ。
 この2mトイ状滝は結構ツルツルでステミング突破を試みたが×。
 二俣下から左岸の薄い作業路を使って巻いた。

北に向かう本流はナメと小滝、そして見栄えのする4段5×20m滝。
 向きが西北西に変わってもナメと小滝が続き癒される。
 標高525mは水量比2:1で、支流の右沢には3段40m滝が架かる。
 本流の左沢に入り左岸に土ザレを見て少しで2段6m滝。
 左から取付き卦蕁櫃らいで越えていく。

標高570mも深いゴルジュ内で両側から滝が合わさっており独特の風景。
 支流の左沢の滝は水量少ないながらも落差30mはあろう。
 対岸の本流、右沢は15m直瀑。
 さて直登は不可なので高巻きを探る。
 両滝の間のガレ沢を10mほど上がって、右沢15m滝落ち口方向に
 向かうべく弱点をついて右上する。
 ここもベテラン以外はロープを出すべきだ。(50mロープがよい)
 木にランニングを取りながら15m滝の上側に上がると
 ゴルジュ壁の上で更に上流には滝があるらしくラペルしなければ
 下りられない。
 また登れない滝が続くと厄介なので、真上のバーティカルな面を
 木を使って10m以上直上すると、境界標のある仕事道が横断していた。
 ロープは50mまであと数mといったところで、ルート取りは屈曲しており
 後続の引き上げはロープが重たい。
 仕事道を使うと案外楽に沢に戻れた。
 標高590m二俣状まですぐのところであった。
 結局上から見たところ15m、4m、4m、4mといったところか。

標高590mは水量比1:2で本流は右。
 小滝を幾つか越えていくと標高640mで10m滝が出現する。
 手前の3m滝を右から登り、10m滝は左からくの字状に落ち口に向かって
 登っていく。(卦蕁
 小滝、ナメ滝がまだまだ続き標高700m辺りで最後の滝である6mだ。
 左から取付き中央を少々シャワー浴びながら突破。(卦蕁檗

標高710m二俣状は水も細くなったが水量比1:2。
 右へ行けば少しで水も涸れ、次第に植林の倒木や笹がうざくなる。
 標高750m辺りで右手植林斜面を登れば少しで不老山登山道に出て終了。

下山は山市場に向かって登山道を下る。
 昨年女性センター職員の方が登山道の調査中、道を外れヒイチ沢に墜落された
 こともあるので踏み跡はしっかり追ってほしい。
 約30〜45分で棚沢キャンプ場の登山道入口に戻れる。
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図 [pdf]

写真

ヒイチ沢全景
2014年04月19日 09:04撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ヒイチ沢全景
棚沢キャンプ場駐車場は閉鎖されていた〜
2014年04月19日 09:05撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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棚沢キャンプ場駐車場は閉鎖されていた〜
吊り橋渡る
2014年04月19日 09:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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吊り橋渡る
少しの間、登山道を登ります
2014年04月19日 09:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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少しの間、登山道を登ります
標高220m堰堤上に下りました
2014年04月19日 09:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高220m堰堤上に下りました
次の堰堤は左岸から巻きます
2014年04月19日 09:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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次の堰堤は左岸から巻きます
うぉ!?両門状?
2014年04月19日 09:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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うぉ!?両門状?
左の2条15m滝
2014年04月19日 09:42撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左の2条15m滝
10m滝は左岸から落ち口へ巻きます
2014年04月19日 09:54撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10m滝は左岸から落ち口へ巻きます
5×8mは右コーナーから
2014年04月19日 09:57撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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5×8mは右コーナーから
4段30m滝
すごいわ
2014年04月19日 09:57撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4段30m滝
すごいわ
2
右岸尾根から巻きます
2014年04月19日 10:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右岸尾根から巻きます
残置ロープあり
2014年04月19日 10:11撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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残置ロープあり
巻き終わり
2014年04月19日 10:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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巻き終わり
凄いねぇこの沢は
2014年04月19日 10:39撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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凄いねぇこの沢は
1
上記大滝の左から残置ロープ沿いにクライミング
見た目よりちょっと悪いぞ
2014年04月19日 10:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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上記大滝の左から残置ロープ沿いにクライミング
見た目よりちょっと悪いぞ
トラバース
2014年04月19日 11:19撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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トラバース
巻き終わり
2014年04月19日 11:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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巻き終わり
このトロ右岸へつりは悪いよ
2014年04月19日 11:50撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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このトロ右岸へつりは悪いよ
ドボンしちまったNGくん
ご愁傷様
2014年04月19日 11:54撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ドボンしちまったNGくん
ご愁傷様
セミになっているhitomaru
仕方ないからお助けだしてあげた
2014年04月19日 11:56撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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セミになっているhitomaru
仕方ないからお助けだしてあげた
1
このトイ状2mはツルツル
結局巻いた
2014年04月19日 12:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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このトイ状2mはツルツル
結局巻いた
すだれ状滝
2014年04月19日 13:25撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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すだれ状滝
1
本流の15m滝
2014年04月19日 13:55撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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本流の15m滝
対岸には30m滝
2014年04月19日 13:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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対岸には30m滝
ここから登って巻くぜ
2014年04月19日 14:02撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ここから登って巻くぜ
45mロープ出した
2014年04月19日 14:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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45mロープ出した
ムンターヒッチで後続をビレイするhitomaru
2014年04月19日 14:41撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ムンターヒッチで後続をビレイするhitomaru
1
ビレイ中のhitomaru
2014年04月19日 14:46撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ビレイ中のhitomaru
下り口は作業路あり楽だ
2014年04月19日 14:46撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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下り口は作業路あり楽だ
水も涸れ源頭だ
2014年04月19日 15:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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水も涸れ源頭だ
左岸から登山道へ
2014年04月19日 15:40撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左岸から登山道へ
登山道に出た
2014年04月19日 16:05撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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登山道に出た
ヒイチ沢の支流にかかる橋
2014年04月19日 16:29撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ヒイチ沢の支流にかかる橋
戻ってきました
2014年04月19日 16:46撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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戻ってきました

感想/記録
by kamog

急遽、河内川の宿題であるヒイチ沢へ。
なかなかゴルジュと次から次へと出てくる滝の素晴らしい沢だった。
南側のコノマ沢(モロト沢)は下流部に超V字ゴルジュが集中しているのに対し
火打沢は後半もゴルジュと滝が随所に出てくる。
過去に市販されたルート集とは少し違った高巻きをしたが
おそらく崩壊等もあり過去情報より今回のルート取りでよかったと思う。
不老山の沢は北面の大矢沢、源五郎沢など丹沢の沢では中級以上で小難しい沢が多い。

予約していた秀山荘の渓流シューズ「忍者2014」が前日届いたので試着。
アクアステルスからビブラムにソールが変更されたのだけでなく
つま先部分と靴紐通しが強化されている構造。
価格も上がったけれどまぁまぁかな。
訪問者数:1984人
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