下権現堂山〜上権現堂山〜唐松山プチ縦走 今年も錦繡の稜線歩きと黄金色のブナ林♪
クライムジャンキー
体力度について
- GPS
- 07:43
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,395m
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| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一部細尾根あり、権現堂三山主脈稜線に取り付くまでの間の急斜面にトラロープ7本あり。このトラロープは古くなって劣化していて、針の様になっている物もありますので、必ず丈夫な手袋が必要です。因みに昨年僕はチョット使い古した手袋を持っていってしまい、上りは問題無かったんですが、下りでは、ボロボロになって穴もあき、左手に2箇所針の様な物が刺さってしまいました。一つは直ぐに抜けましたが、もう一つは中々抜けなくて帰宅後、刺抜きでやっと抜けました。 上権現堂山への上り下りの急斜面が滑りやすいので要注意です。唐松山への稜線に出るまでの急斜面には太いロープが5本あります。そして、唐松山への稜線上には崩落個所と細尾根がありますが、どちらも 注意して対応すれば問題ありません。また クマがいる所ですので、熊鈴やラジオや笛などのクマ避け対策を万全にしておいて下さい。登山ポストはありませんので、WEB等で登山届を提出して下さい。 |
| その他周辺情報 | 下山後は 日帰り温泉｢ゆ〜パーク薬師｣(650円)、「神湯温泉俱楽部」（700円）がお勧めです。どちらもタオル無しです。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
本日は一昨年新規開拓した❝超コスパの良いルート❞を使って紅葉の権現堂三山プチ縦走を敢行致しました。登山口から鈍足で上りが苦手な僕でも1時間そこそこで下権現堂山山頂まで到着し、先ずは360度の大パノラマを拝めることが出来ます。がしかし、今日は曇天の為、眺望はイマイチ…。曇り空ですので、越後三山が薄っすらと見える位で、北の目の前の守門岳ですら、雲の中…。本来、天気が良ければ山頂からの眺望は刈羽三山、火打山、妙高山、苗場山、飯士山、坂戸山、金城山、六万騎山、長森山、坊谷山、巻機山、越後三山、大力山、鳴倉山、笠倉山、荒沢岳、会津駒ケ岳、未丈ヶ岳、会津朝日岳、毛猛山塊、浅草岳、御神楽山、守門岳、粟ヶ岳、角田山、多宝山、弥彦山、鋸山、佐渡ヶ島etcが良く見えるはずなんですが…今日は残念…。
AM5:00に自宅を出発。R291を北上します。途中、道の駅深雪の里にてトイレ休憩。県道70号線を北上します。須川集落を過ぎ須川林道へ右折します。約15分林道を走ると須川登山道入口に到着。身支度をし、予定より11分遅れのAM6:11登山開始。頭上は曇天…まだ日差しもありません…。登山口のこの辺りの紅葉は超見頃なんですが、日差しが無いので、イマイチ綺麗に見えません。下権現堂山山頂は見えていますが、後の守門岳は雲の中…。ちょっと急登の黄金色のブナ林の登山道を登って行くと、後の眼下の広神地区には雲海が見えます。急登を登り上げると緩斜面を歩きます。すると、東の雲の間からお日様がちょこっとだけ頭を出してくれます。日差しを浴びると紅葉は五割増しで綺麗になります。
しばらく緩斜面を歩くと、このルートの核心部分の激登り区間(トラロープ7本)を一気に上ります。標高も一気に稼げます。本来であれば、眺望も良くなるはずなんですが、生憎の曇天の為…守門岳も浅草岳も雲の中…。毛猛山塊が一時、ちょこっと見えただけでした。程なく、山頂稜線(須川ルート分岐)に到着。この辺りの一部の木々は葉を落として、山頂稜線上の紅葉は早くも終盤戦を迎えつつあります。まずは、右にまがり下権現堂山山頂を目指します。
しばらく歩いて下権現堂山山頂に到着。鐘を鳴らします。登山口から約1時間…ほぼ予定通り。相変わらず曇天の為、眺望はあまり良くありません。守門岳や浅草岳や毛猛山塊も雲の中…。越後三山だけはこの時点では、かろうじて薄っすらと見えていました。(この後の越後三山は雲の中…)しかし、南に伸びる南魚沼盆地には雲海が広がっています。これはこれで見事ですね。今日は先が長いので、直ぐに上権現堂山に向かいます。途中、うらじろ平付近でスマホからJアラートが作動…ラジオも緊急速報。眼下の魚沼市の防災行政無線でもJアラートの緊急放送が聞こえます。「安全な地下に避難して下さい…」…ここは山頂稜線上…どうしましょうかね?…。※数年前にも平標山〜仙ノ倉山への稜線を気持ち良く歩いていると今回と同じJアラートが…。地下に避難は出来ません…。まあ、北朝鮮の方向に注意しながら先に進みます。
中越分岐を過ぎると、本日初めて登山者に会いました。ヤマップユーザーの「かず」さんが追い抜いて行きました。しばらく歩いて上権現堂山に取り付きます。まだ、この時点ではここは軽くクリアして上権現堂山山頂に到着。「かず」さんと登山道を整備されている「かず」さんの恩師の方がお話をしていました。ここは、低くて暗い雲が辺りを覆いつくしています。当然、眺望は最悪…。何にも見えません…。「かず」さんも唐松山までを予定していたそうですが、こんな天気なので、今日は断念…との事…。僕はトレーニング(体力維持)の為、雨が降らなければ唐松山まで行って見る事にしました。
まずは、激下りで唐松山手丿又コース分岐地点まで、注意しながら下ります。途中、ちょっと広くて平らな場所で本日初めての小休止。山崎製パンコッペパンはちみつ＆マーガリンを一個頂き、リスタート。手丿又コース分岐にて、休憩中のカップルとスライド。挨拶を交わし、先を急ぎます。下権現堂山直下のブナ林や中越下のブナ林も見事ですが、手丿又コース分岐から唐松山稜線までの鞍部のブナ林も大好きなんです。春には新緑、秋には黄金色の黄葉…イイですね。相変わらず、曇りベースでたまに日が差す中を歩いて行きます。そして、唐松山稜線への激登り区間(太いロープ6本)を一気に登り上げます。何とか、唐松山稜線に出ました。まずは、南に切れている箇所を注意深く歩けば、後は猫岩〜前唐松山(去年までニセ唐松山だったよな…)〜唐松山まで、多少のアップダウンはありますが、気持ちの良い錦繍の稜線歩きが楽しめます。
途中、何と…何と…イワウチワが一輪だけ、僕を待っていてくれました。何か…ホッコリしますね…嬉しい!程なく、唐松山山頂に到着。相変わらず、眺望はイマイチ…。ここで、二回目の小休止。山崎製パンソースメンチカツサンドを一個頂き、下山開始。後続の方々が見えます。直ぐに、女性7人組とスライド。その後、数名の登山者とスライドし、気持ち良い唐松山稜線とはオサラバ…。太いロープ6本使って激下り…。鞍部のブナ林を地味に上り、このルートの核心部分(ラスボス)の上権現堂山への登り返し…。手丿又コース分岐から約160m登り上げます。流石に疲れているので、ここからはいつもの様に❝牛歩戦術❞を使います。何とか、灰になる前のジョー(あしたのジョー)の様な感じで登り上げ、再び上権現堂山山頂に到着。山頂には5、6人休んでいました。うらじろ平で最後の小休止予定なので、先を急ぎます。中越分岐からうらじろ平間でも5、6人の方々とスライド。
程なく、うらじろ平に到着し、小休止。山崎製パン薄皮白あんぱんを2個とみかん(小)を2個頂き、須川登山口に向かいます。下権現堂山手前の須川登山口分岐を右に曲がり、一気にトラロープを使って激下り区間を慎重に下ります。その後、緩斜面を小走りで進み、最後のブナ林の急斜面をまたまた慎重に下り須川登山口に到着。
今日も無事に楽しい山歩きが出来ました。
※結局、権現堂三山プチ縦走もこの須川登山口ルートでのピストンだったら、ノーマルルートの戸隠神社から下権現堂山〜上権現堂山〜唐松山〜中越からの下りを使う一部周回のプチ縦走よりも距離にして1.65�辧∋�間にして約1時間短縮出来ました。弥三郎清水手前のブナ林と中越分岐から下のブナ林を歩けないのはチョット寂しいですが、よく考えたら須川登山口ピストンのプチ縦走は気持ちの良い稜線をずーっと歩けるんで・・・これはこれでとっても楽しい山歩きが出来ました。また 車が二台あれば、北から南に抜ける事も出来ますし、逆に南から北に抜ける事も出来ます。色々なルートが考えられます。今後は 機会があれば西からのルートの清本登山口からもチャレンジしてみます。
坂戸山を始め、いつも登っている苗場山 谷川岳 巻機山 越後駒ヶ岳etc から良く見えるこの縦走路は アズマシャクナゲやムラサキヤシオツツジが咲く春とブナの紅葉が見られる秋には訪れるようにしていますが、秋は中々 スケジュール調整が上手くいかず、紅葉が終わったこの時期の冬枯れた景色の中を歩く事が常となってしまいました。ですが・・・今回もほぼドンピシャ紅葉を拝めることが出来ました。
下権現堂山〜中越周遊、下権現堂山〜上権現堂山周遊登山、唐松山単独登山は別々に何回かはありますが 一気に縦走するのは5回目でした。チョット長いですが、気持ちの良い稜線歩きは・・・止められません・・・。また 来年もチャレンジします。
このルートで上権現堂山から望む 遥か彼方に見える約3.6km 先の唐松山へは約250m下って、約330m登り返すという 一瞬 絶望感に襲われ、目眩がする位 ドMの方々には超お薦めのコースです。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
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