GW初日 留浦駐車場〜雲取山ピストン 膝は笑わなかった
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,753m
コースタイム
5:29 鴨沢バス停
5:57 小袖乗越駐車場
6:01 雲取山登山口
7:16 堂所(お茶、ポカリ)
8:05 七つ石小屋(トイレ レーズンパン2個 塩熱飴 お茶 ポカリ)
8:47 ブナ坂
8:57 ダンシングツリー
9:14 ヘリポート
9:18 奥多摩小屋
9:27 偽ピーク(レーズンパン2個 お茶 ポカリ)
10:20 雲取山(カレーメンチカツバーガー レーズンパン1個 お茶 ポカリ)
10:30 雲取山山頂出発
12:05 七つ石小屋(レーズンパン2個 お茶 ポカリ 沢水をくむ ペプシ購入)
12:50 堂所
13:52 小袖乗越駐車場
14:20 留浦駐車場
天候 | 早朝は快晴 雲量1 頂上は晴れ 雲量7 遠くの山は霞み、富士山は見えなかった。 気温は8℃〜10℃くらい、頂上からは珍しく長そでを着て下山した。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鴨沢駐車場はその時点で満車 両方とも車中泊者多し また両方にトイレがある 最初利用しようと思っていた小袖乗越駐車場については、鴨沢から向かう林道が進入禁止になっており断念、しかし停めていた人もいるということから、他のところからここに来ることができるようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的にはじりじりと高度を稼いでいく道。土、落ち葉、木の根、石のミックス。七つ石小屋前と、小雲取山前に急登あり。 石尾根は歩いていてすがすがしい。 HPによってコースタイムは違うが、おおむね登りは4時間〜6時間半、下りが3時間〜4時間半。往復で約25kmと長いので、日帰りで行こうとするのであれば早朝出発を余儀なくされる。(小袖乗越からなら約22.5km程度) 温泉は道の駅「たばやま」併設の「のめこい湯」 600円 単純硫黄泉。しかし、pH9.8とアルカリ性を示すため、余分な肌の角質が溶けて美肌になれる。38度の湯船はずっと浸かっていられそう。 |
写真
感想
いやあ、実に疲れた。しかし、体には痛みが全くない。25km近く、標高差1400m越え、だらだらとした下り、どれをとっても膝が笑ってしまいそうなのに、今日の膝には賛辞を送りたい。
プロローグ1
さて、話は昨年9月にさかのぼる。私は8月に登山に復帰し、天城山に行ってきたのだ。四辻のベンチで千葉県から来たというカップルと話をしていた。千葉県の方は、高い山に登るためには東京都を抜けなければならない、それがいつも渋滞で厳しいと話していた。そして日本百名山を目指したいと言っていたので、「そういえば東京にも日本百名山があったのではなかったか・・・と適当な知識で話してしまったのである・・・山の名前も知らずに・・・。」
家で私は、小学校の時に使っていた地図帳(帝国書院)を広げてみると、確かに東京でも奥多摩の方には山がたくさんあり、登山が盛んだということがわかった。
その地図帳には、例えば私が住んでいる三浦半島には「大根」「西瓜」など名物の絵が描いてある、そして雲取山には足の絵が描いてあり横に申し訳なさそうに「山登り」と書いているのである。そうか、奥多摩では山登りが名物なのだな・・・。と雲取山を理解した。
プロローグ2
昨年。私は11〜12月に3回に分けて笹尾根を歩いた。その笹尾根に続くのは・・・雲取山だなあと理解した。いつかは雲取に行かなければならない。と理解した。しかし、その頃はもう夏山登山には適さなくなっていた。
私は、とても25kmを歩く自信はなかった。でも、冬の間に少しずつ歩き方を身に着け、ロングを歩く中で「ひょっとして、行けるかも・・・」と思ったのである
3月末に、丹澤の大倉→蛭ヶ岳ピストンを行い、近い距離、高低差を歩いた。雲取は丹沢よりもアップダウンが少なく、登りっぱなしの下りっぱなしである。「雪が無くなったら行こう。」そう思えるようになったのである。
毎日ヤマレコには一度は来て最近の山行をチェックする、積雪期の文字が少なくなり、無雪期が増えてきたので、日取りを今日に設定したのだ。しかし、今日は時間設定をした。12:00になった時点でどこにいてもそのまま元来た道を戻ることにしたのである。
さて、昨日は職場を定時に出て、帰宅し準備、あわただしく車を出す。仮眠は道の駅「たばやま」と考えていたので、そうナビゲーションに入れると、平塚、厚木、八王子から青梅を通って奥多摩に抜けるルートが一番早いというがどうも信用ならない。ラッシュ時になぜ東京都下を走るのか・・・。
結局、行きかえりとも、厚木、相模湖、上野原、小菅、丹波山に続く道を選択した。実際はどちらが早いのでしょうかねえ・・・それはわからない。
上野原のヤマザキショップに立ち寄り行動食や飲み物を求める、なんと「ヤマザキ春のパン祭り」である。行動食は8個入りレーズンパン(204円)、カレーメンチカツバーガー(54円)となる。
道の駅「たばやま」で3時半まで仮眠を取り、小袖乗越駐車場に向かう。GWだからみんな早いだろう。と思ってのことだが、鴨沢集落からの道が進入禁止になっている・・・とりあえず他の方法で小袖乗越駐車場に行くことを知らないので、留浦駐車場でさらに仮眠する。
5時代になって準備をはじめ出発する。鴨沢駐車場、そして小袖乗越駐車場、なんと数台停まっているではないか・・・。私の知らない道があるんだなと思うがもう後の祭りである。入山口に勢いよく飛び込む。
雲取山までの道は基本的にはなだらかな道で距離をたくさん歩く中で高度を稼いでいく。普段のペースで歩けるのだ、自分の感覚の中ではあっけなく堂所、七つ石小屋までたどりつく。息を整えるのも100歩に1度くらいである。(先週の茅が岳後半は30歩に1度であった)
七つ石小屋では新しくなったトイレに注目である。本当にきれいだった。100円を忘れずに!!
休憩後は、七つ石山には行かず巻道を選択する。今日の目標は雲取山山頂だ、体力や行動食、水などをできるだけ温存しなくては、と考えた上での行動である。
しばらくして石尾根に出る。ここはいい道、歩きやすく大展望、たまに急な所があるがそれはご愛嬌。さっきと打って変わって小ピークにも登っていく。特に写真の中にもある小ピークへの登りはしんどかった。その後、小雲取山に向けての胸突八丁、それを超えたらあとはいい道である。
避難小屋があり、その近くに山梨県の山頂標示があるがこれに騙されてはいけない、もっと高いところにある山頂標示こそ本物である。避難小屋の前でも後ろでもいいが向かって右に歩くと30mほどで本当の頂上である。山梨県の標識は山頂に立っていない。本当の山頂は、東京都と埼玉県のものであり、厳密にいうと山梨県は山頂30メートル前に県境が来てしまっているのである。
頂上では、昨日ヤマザキショップで買ったカレーメンチカツバーガーを食べる。これがめっぽううまい。バンズは歯を程よい抵抗で受け入れある瞬間から千切れていく、カレーはスパイシーでミンチ肉の臭みを撮るだけでなく香ばしさも与えている、あっという間に食べてしまった。
10時半に山頂を後にする。いい道を勢いよく降りていく。奥多摩小屋でテント泊の人、雲取山荘などで宿泊する人が多いようだ、果たしてテントは全員張れたのであろうか。雲取山荘50張、奥多摩小屋10張、七つ石小屋10張、三条の湯15張しかテン場はないようだ(ウィキペディアによると)。それ以上の人数がテントを担いで登っているように感じましたが、大丈夫だったのでしょうか・・・。
七つ石小屋でポカリスエットを飲み干し、そのペットボトルに沢水をくむ。これは帰宅してから焼酎で割って飲もう。その後も順調に下山していく。1時半近くに、出会った外国の方は半そで短パンで、トレランリュックを背負い、ゆっくり上っていた。どうやら水も持ってなさそうだ。大丈夫かなと思ったが、きっとこの上の山小屋で水を汲んだり行動食を買ったりするだろうと思い、話しかけなかった。山岳事故になってなければよいが・・・。
下りはゆっくりと植物を撮影しながら戻ってきた。花の百名山ということもあり、たくさんの植物に恵まれている山だと思う。私の方が全然知らないので、写真を撮っても載せられないことを残念だと思う。そして、25km近く歩いているのに、今日は膝が笑わなかった(笑いそうになった時もあったがこらえた。温泉後の今では「明日また登山だよ」と言われたも対応できる気がする)
小袖乗越駐車場、鴨沢駐車場を経由して自分の車に帰ってきた。さ、まずは温泉と昼食だ。
今回は両方とも道の駅「たばやま」で済ますこととする。まず食事は、「丹波鹿のカレー」1.5人前で950円である。鹿肉は私は好きで、独特の固さと風味をカレーでまろやかにしていると思う。鹿が増えすぎている丹沢でもやればいいのに(もうやっていたらごめんなさい)
そして、吊り橋を渡って「のめこい湯」に入る。源泉露天風呂や41度湯船もあるのだが、38度の湯船があるのがいい、ただゆっくり浸かれる、いつまでも浸かっていたくなってしまう。そしてpHが9.8とアルカリ性を示しており、皮膚の角質が溶けていく美肌の湯なのである。本当に山梨はいい温泉多いなあと思う。
そんなこんなで、帰宅。
雲取山は、三峰神社の三峰のうちの一つである。そのうち、いつか三峰神社からも登ってみたいと思った。きっと宗教的なものがいろいろ見られるに違いない。
今日がGW初日、あと何回山歩きできるかなあ。
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