徳本峠から霞沢岳(時間切れでK1ピークで撤退)
- GPS
- 13:06
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,649m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 13:53
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に今は登山適期ではありません。 徳本小屋は休業中、登山口にはハシゴを外してあるという注意書きがあります。 上部は雪渓のトラバースも複数箇所あります。 (小梨平〜徳本峠) 基本夏道だが何か所か雪のトラバースあり。 沢2箇所スノーブリッジがありましたが、復路時は崩壊の危険があったので渡渉 (徳本峠〜ジャンクションピーク) ここも夏道と雪道が交互に出てきます。 (ジャンクションピーク〜K1) ジャンクションピークからは雪上歩き。一部夏道露出。 三ヶ所の雪渓トラバースがありアイゼンとピッケル必須。 K1直下の核心部は急斜面で雪も緩んでおり滑落の危険性高い。 |
写真
感想
新緑と残雪の穂高を見たいと思い、霞沢岳へ。
前日は家族とこの時期満開のニリンソウを見に徳澤園までハイキング。
その後家族と分かれ、自分は小梨平でテント泊。
何気に初めて泊まりましたが、穂高は見れるしお風呂入れるしで良いですね、ここ。
23時に起床し、0時に出発。徳本峠中間地点あたりから雪渓のトラバースが出てくるが、
ツボ足でステップを作って通過。ジャンクションピークまで順調。
JPの眺望は良くない事は分かっていたが、ここからドローンを飛ばしてみたかった。
日の出の方位がこの時期若干微妙だが、うまく穂高(明神)と霞沢岳のモルゲンロートを拝めました。
ここまでまあ順調、さあここからK1まで一気にいくぞと思っていたがここから地獄の始まり。
しばらくは雪の樹林帯を進みながらアップダウンを繰り返す。トレースは無し。GPS見ながら迷わない様にルートを辿る。
K1ピークが迫ってきたタイミングで大きな雪渓。でも斜度はまだそんなに無い。普通に通過。
二度目の雪渓。さっきより傾斜が急、慎重さが求められる。進行方向の上部に道らしき空間。
そこを目指してトラバースしながら登る、八割通過した時点でここは道では無いと気づく。
上から下を見ると、20mほど下に道を発見。間違えた。
ここから降りようとダガーポジションに切り替えた瞬間、滑落。
必死にピックを刺すが雪が柔らかい。刺した雪ごと滑っていく。
何とか5mくらいの距離で停止。初めての滑落で心臓がバクバクいっているのが分かった。
まだドキドキが続いている中、K1ピーク直下の核心部に。
おいおい、さっきより急だよこれ、、、
急なだけならまだしもこの高温で時間が経つにつれ、どんどんと雪の状態が悪くなる。
雪渓の先にガレ場を発見、ルート的には最短っぽい。急な斜度も若干避けて行ける。
そちらに向かうが、今度もこれが失敗。
ガレ場は急すぎて登れない、浮石多数。冷静に考えたら雪が落ちるほど急な斜面なのに何故そっちへ向かったのか。
結局ガレ場の途中で遠回りして本来の夏道ルートへ。道が露出していて助かった。
K1ピーク。ここまで来てようやく大展望。来た甲斐がありました。
撮りたかったドローンの撮影も十分出来ました。
さて、ここからはあと30分程で頂上だが、既に予定時刻は過ぎているし、恐らくそれ以上に時間がかかる。
何より、気温はどんどん上がっていて、雪の状態は更に悪くなる。
当初の撮影目的は達成しているし、ここで撤退を決める。
帰りは行き以上に慎重に。
雪は、やっぱり悪い。
さっきは歩きながら行けた雪渓もダガーポジションで降りる。
ようやく3つの雪渓を通過し、ここでアイゼンを外しようやく安堵する。
徳本峠より下の、行きは普通に行けたスノーブリッジも崩壊しかけて渡渉へ。
明神まで来てコーラを飲み、無事帰還しました。
結局この日霞沢岳を目指したのは自分以外誰もいませんでした。
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