乗鞍岳（畳平〜剣ヶ峰〜富士見岳〜大黒岳〜魔王岳）

2022年05月29日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.6km
• 登り: 571m
• 下り: 555m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 1:38
• 合計: 5:58

8:20 畳平バスターミナル
8:58 9:10 摩利支天分岐
9:23 9:26 肩ノ小屋
10:20 10:26 蚕玉岳
10:39 11:00 乗鞍岳
11:08 蚕玉岳
11:39 11:45 肩ノ小屋
12:01 12:10 摩利支天分岐
12:18 12:31 富士見岳（乗鞍）
12:39 12:40 県境ゲートバス停
12:52 12:55 大黒岳（乗鞍）
13:16 大黒岳登山口
13:31 13:37 畳平バスターミナル
13:50 14:08 魔王岳（乗鞍）
14:18 畳平バスターミナル

スタートからゴールまでの飲料摂取量は500mlでした。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

畳平まで岐阜県側のほおのき平からバスで約45分、または平湯温泉から約1時間。
夏〜秋は長野県側の乗鞍高原観光センターからのバスもあります。

コース状況／危険箇所等

【危険箇所】
畳平〜剣ヶ峰の間には5月29日現在積雪箇所があり、アイゼンが必要な箇所があります。

【登山ポスト】
確認はしていませんが、畳平〜剣ヶ峰へ行く際も登山届が義務化されています。（私はネットで提出しました）

【トイレ】
畳平に複数のトイレがあります。（バスターミナルの建物内のトイレは有料です）
また、肩の小屋の営業シーズンでしたらそちらのトイレも利用できると思います。（有料）

その他周辺情報

【平湯大滝】
ほおのき平駐車場から車で約10分。
駐車場は第１、第２とあり、第２は滝の展望台から近いですが収容台数は数台程度、第１駐車場は広大ですが10分程度歩きます。
第１駐車場から滝の展望台へ行く途中にトイレがあります。

写真

5/29 6:07

午前6時過ぎに ほおのき平バスセンターに到着。
ここから標高2702mの畳平までバスで登ります。
ちなみに畳平行きのバスは平湯温泉が始発ですが、大規模な無料駐車場を完備したほおのき平から乗る人がほとんどです。

5/29 6:32

6:30時点の畳平の気温は2℃だそうです。

5/29 6:51

ほおのき平バスセンターの目の前はスキー場です。
バスターミナル前にある広大な駐車場は冬場はスキー客用の駐車場になります。

5/29 7:43

ほおのき平発6:55のバスに乗車。
車窓からまだ雪が多く残る白山とその手前に高山の街が見えました。

5/29 7:47

バスは雪の壁を抜けて行きます。

5/29 8:24

畳平バスターミナルに到着後、準備をしてから乗鞍岳の最高峰・剣ヶ峰を目指して出発。
バスターミナルから少し行くと鶴ヶ池があります。
4年前の5月に来た時と比べ水量が少ないですね。

5/29 8:37

鶴ヶ池と魔王岳（右）と恵比須岳。

5/29 8:45

鶴ヶ池の向こうに槍ヶ岳や穂高連峰などが見えます。

5/29 8:45

鶴ヶ池と槍穂高と笠ヶ岳（左）

5/29 8:45

畳平バスターミナルと恵比須岳
恵比須岳には人が立ち入ることは出来ません。

5/29 8:49

正面に気象観測所。

5/29 8:51

ここから先は火口域から1km圏内だそうです。
ちなみにこの火口とは権現池を指しているそうです。
乗鞍岳の一番最近の噴火は約500年前とされています。

5/29 9:01

ここから先は道に雪があるので一旦アイゼンを装着します。

5/29 9:08

アイゼンを本格的に使うのは登山を趣味として始めた4年前以来です。（氷瀑を観に行った際に雪の積もった階段で使った事はありますが）

5/29 9:13

剣ヶ峰が見えてきました。

5/29 9:13

長野県側の乗鞍エコーラインや乗鞍高原が見えます。

5/29 9:15

再び雪が！
ここはかなりの急斜面なので落ちたらやばいです。

5/29 9:23

肩の小屋
今の時季はまだ営業していません。

5/29 9:26

ここから先は本格的な登山道となります。

5/29 9:48

雪の斜面をトラバースして進むと突き当たってそこから直登になり、4年前の5月の蝶ヶ岳での経験（雪の斜面で十数メートル滑落し、木の枝に掴まって辛うじて助かった）があり雪の斜面にはかなり臆病になっていたため、これ以上は危険と判断し剣ヶ峰は断念することに。

5/29 9:48

元来た道を戻って雪の無い他のピークを目指すことに。

5/29 10:12

しかし途中まで戻ると剣ヶ峰方面に斜めに登っていくトレースがあり「これだったら大丈夫かも」と思い、ビビりながらも慎重に進み安全な所までやって来ました。

5/29 10:21

尾根の上まで出て権現池が見えました。
右奥には白山が見えます。

5/29 10:23

長野県側の景色

5/29 10:24

振り返ると穂高、槍、笠ヶ岳などを見渡す絶景が！

5/29 10:25

剣ヶ峰手前の蚕玉岳

5/29 10:26

剣ヶ峰はすぐそこです。

5/29 10:32

山頂の神社がはっきりと見えてきました。

5/29 10:32

振り返ると北アルプスの絶景。

5/29 10:32

蚕玉岳を振り返る。

5/29 10:42

剣ヶ峰山頂から御嶽山

5/29 10:43

御嶽山ズーム

5/29 10:43

少し霞んでいますが、中央アルプス、南アルプス方面。

5/29 10:47

剣ヶ峰山頂標と御嶽山

5/29 10:48

権現池とその奥に高山の街と白山。

5/29 10:54

剣ヶ峰山頂に鎮座する乗鞍本宮。

5/29 10:56

石垣には氷が！

5/29 10:56

剣ヶ峰から北アルプスの絶景！

5/29 11:43

肩の小屋まで下りてきました。
後方には気象観測所。

5/29 11:49

剣ヶ峰を振り返る。

5/29 11:53

雪渓でスキーしている人も多くいました。

5/29 11:56

最後の難所

5/29 12:12

富士見岳にも行ってみます。

5/29 12:20

剣ヶ峰と不消ヶ池

5/29 12:21

富士見岳山頂から畳平、鶴ヶ池と北アルプス。

5/29 12:31

富士見岳の山頂標と剣ヶ峰と中央アルプス（左）

5/29 12:39

こちら側は長野県松本市。

5/29 12:39

こちら側は岐阜県高山市。

5/29 12:45

鶴ヶ池と畳平

5/29 12:47

剣ヶ峰とその手前にちょっと前に登ってきた富士見岳。

5/29 12:50

大黒岳山頂には休憩所があります。

5/29 12:53

大黒岳の山頂標

5/29 12:54

山座同定盤もあります。

5/29 12:57

ハイマツの道を進みます。

5/29 13:00

正面に笠ヶ岳、焼岳、槍、穂高

5/29 13:05

真ん中手前の山が焼岳です。

5/29 13:08

尖った山がありますね。

5/29 13:08

池がありますね。

5/29 13:13

岐阜県側の乗鞍スカイライン

5/29 13:23

ハイマツと雪渓と尖った山。

5/29 13:26

雪の壁と気象観測所

5/29 13:27

雪の壁と槍ヶ岳

5/29 13:32

畳平のバスターミナルに戻ってきました。
トイレに寄って、この後更に魔王岳へ行くことに。

5/29 13:40

亀ヶ池と恵比須岳

5/29 13:40

亀ヶ池

5/29 13:46

こちらは鶴ヶ池。

5/29 13:46

鶴ヶ池
やはり4年前の5月の時と比べて水量が少ないですね。

5/29 13:49

恵比須岳

5/29 13:49

先ほど登った大黒岳。

魔王岳の山頂標を撮ろうとしたけど人が居たので後回しにして、とりあえずその先まで行ってみると、向こうから来た登山者の方がライチョウがいることを教えてくれました。

5/29 14:00

魔王岳山頂の先端部から槍、穂高方面。
手前には乗鞍スカイライン。

5/29 14:04

畳平バスターミナルとその奥に剣ヶ峰。

5/29 14:07

魔王岳の山頂標

5/29 14:08

亀ヶ池とその後方に恵比須岳。

畳平バスターミナルに戻り、1階の軽食コーナーで遅い昼食として飛騨牛肉まんをいただきました。
2階のレストランで食事をするつもりでしたが営業しておらず、それに時間的に14時過ぎで帰宅してから夕食を食べる時間まであと4時間もなかったので、昼食は軽く済ませることにしました。

それと肉まん1つだけでは物足りなかったので、持参したぷち大福もいただきました。
親指の爪が見苦しい状態になっているのでモザイク加工してあります。

5/29 15:02

14:50発のバスに乗って下山。
奥に見える山の雪の尾根部分がナイフの刃のように鋭くなっていました。

5/29 15:02

雪の壁を通って行きます。

5/29 16:08

ほおのき平に到着後、車で10分ほどの平湯大滝へ。

5/29 16:08

あまり近付けないようですが見事な滝でした。

撮影機器：

SHV39 SHARP

感想

pawanaiexp

残雪期の乗鞍岳の美しい風景を見たくなり、5月の残雪期としては私が登山、山歩きを趣味として始めた年以来4年ぶり（2回目）に行ってきました。
乗鞍（畳平周辺）へ行ったのは今回で6回目でしたが、今まで最高峰の剣ヶ峰と畳平バスターミナルから一番近い魔王岳にしか登ったことが無く、今回は初めて富士見岳と大黒岳にも登りました。

剣ヶ峰へ行く際、アイゼンを装着して歩いた雪の斜面では途中の直登箇所を目の当たりにして怖くなってしまい一度は剣ヶ峰を諦めて戻りかけましたが、途中で斜めに登るトレースの道がありここなら行けそうだと思い、雪の斜面にビビりながらも無事に剣ヶ峰まで行くことができました。
雪の斜面に関しては4年前の蝶ヶ岳での十数メートル滑落して木の枝を掴んで辛うじて助かった経験があるためにかなり臆病になっているので、今後は自分が危険だと判断した雪の斜面を歩くことは控えようと思います。