大擂鉢から釣瓶岳〜武奈ヶ岳〜八雲ヶ原〜八つ淵の滝周回
- GPS
- 06:26
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 998m
- 下り
- 998m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:26
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八つ淵の滝はガリバー旅行村の観光客でも気軽に見に行けそうな位置に感じるが、滝周辺の登山道は鎖とロープの連続で不用意に歩けるところではない。 今回持ってこなかったが、ヘルメットを着用すべきであった。 しかしルート全体に鎖等のサポートはしっかりしている。 大擂鉢から東の尾根への取り付きは深い岩の切れ込みを渡るので危険が伴う。 渡ってしまうと勾配は急だが岩や樹木の手掛かりもあってぐいぐい登れる。 少し緩やかになってからがヤブこぎの試練が待っている。 ナガオ尾根に上がってからは特に危険個所はない。 下り、比良ロッジ跡手前から八淵の滝は、あまり歩かれていない登山道というより踏み跡に近い道になる。 ルートロスに注意して歩く。 貴船の滝手前に分岐があり、滝の脇の岩場を下る鎖場のルートと大擂鉢まで迂回するルートに分かれる。 かなりの危険が伴うのは間違いないので無理をしないこと。 |
写真
感想
最近の比良で嵌っている尾根探索。
先日のカラ岳への尾根の近くでまたよさそうなルートを見つけた。
出発点は先日と同じガリバー旅行村。
登山者用の無料駐車場があるのは本当にありがたい。
早朝の場内を歩いてそのまま八ツ淵の滝へのハイキングコースへ。
林道の終点には滝のマップに並んで注意書きが掲示してある。
麓に近いので気軽に散策できそうに思えるが、実際には死亡事故も起きているし、ある程度の経験者でなければ歩けない道だ。
分岐ポイントの大擂鉢へは、魚止滝、障子滝を巡るルートと、滝を迂回するハイキングコースに分かれる。
当然滝めぐりのルートを歩いたのだが、前回(2011年)歩いた記憶はほぼなく、どれかの滝の横を鎖をつかんで登っていた映像が頭に残っているくらい。
足を滑らす等のうっかりミスには注意しながら、青ガレの何倍かという迫力のガレ場を越え、滝のしぶきを全身に浴びる渡渉ポイントを越え、全身アドレナリンの塊になって大擂鉢までやってきた。
ここから右(東)の尾根に取りつく予定だ。
その尾根はすぐに見つけたのだが、今の自分の位置からだと沢を一本渡らないといけない。
幅はあまりないけれど、両岸が垂直に数m落ち込んだ谷になっている。
滑落というより転落の危険がある。
ポイントを探してうろうろした結果、少し上部で張り出した岩を見つけて渡ることができた。
これで予定のルートを辿れそうだ。
取り付いた尾根は、しばらく土の崖が続く。
足元はもろもろと柔らかく滑りやすいが、木の根や枝などつかめるものが多いのでそう苦労はしない。
130mほど急登を這い上がったどころで緩やかな尾根に変わった。
痩せた尾根をヤブこぎしながらナガオ尾根に出てしまえば、そこからは前回のルートを辿って釣瓶岳へ。
今回も足のつりをごまかしながらの無理やり山行が楽しい。
細川越を経て武奈ヶ岳に至る。
山頂では風が強い。
空気は涼しくしっとりしていて、汗をかいた体には心地いい。
上空は雲が増えだして、予報通り午後には下り坂になりそう。
八雲からロッジ跡に登り返す途中で左に折れて八ツ淵の滝に向かう。
貴船滝の迫力とスリルにまた刺激を受けながら危なっかしい岩場下りを楽しむ。
途中片足を脛まで水につけてしまったのはご愛嬌。
滝と緑と花
メインイベントがありすぎて一日で終わるのがもったいない山行だった。
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