赤岳
- GPS
- 07:51
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,251m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢は、登り始めて直ぐに登山道上に積雪あり。冬の間から人が踏み固め続けたせいか、まさに登山道上の日当たりの悪い箇所に固い氷があり滑りやすい。こういった氷の上に泥が乗っかっていると、見た目には氷と分からない。特に、下る際には気を付ける必要があり、時間が余分にかかった。 登り続けると本格的な積雪になるが、逆にこちらの方が登りやすく、快適な雪上歩行ができる。行者小屋から先は、アイゼンを装着した。文三郎尾根の急登箇所の階段は、完全に雪の中。頂上まで、ごく一部を除いて積雪上を登る。文三郎尾根分岐より先の鎖場も、同じく雪の中。冬の大雪のせいで、例年よりも確実に積雪が多い。しかし、日当たりがよく雪が適度にほぐれているので、アイゼンが効かずに滑るという心配はなさそうだった。 下りは、地蔵尾根を経由。赤岳山頂から赤岳展望荘までの間、地蔵尾根の上部、といった箇所が急斜面。こちらも鎖、階段等は全て雪の中。昼頃になり気温も上がると雪がグサグサになり、逆に足場が悪くなった。アルバインポールで下っている登山者も見かけたが、急斜面でのスリップすれば滑落につながるので、ピッケルを使用すべきように感じた。 |
写真
感想
年末より幾度となく諏訪地域を訪れ、その都度、赤岳に登りたいと思ってきたが、向かう先はスキー場であった。スキーシーズンも終わり好天が訪れるのを待ちわびていたが、4月に入ってからの日曜日は曇りがちの天気が続く。しかし、27日はこれほどまでもない最高の登山日和となり、念願かなって5か月ぶりの赤岳登山となった。
登り始めてすぐに登山道上には雪が出現。踏み固められたものが氷化しており歩きづらいが、かといってアイゼンを付けるほどでもない。登り始めて30分もすれば完全な積雪となり、その後、行者小屋までは快適な雪上歩行ができる。トレースは極めて明瞭である。行者小屋は軽食類の提供を始めており、小屋前のテーブル等も既に使用可能。小休止の後、アイゼンを装着し、文三郎尾根に向かう。文三郎尾根への取り付き箇所周辺には複数のトレースがあるので、注意が必要。騙されると谷をつめることになってしまう。尾根上の急登箇所にある階段は完全に雪に埋もれており使用不能。なかなか急な斜面なので、登りは良いが、下る際は注意が必要だろう。文三郎尾根分岐付近で、わずかに登山道が露出している個所があるが、その他は完全に積雪状態。頂上までの間にある鎖も完全に雪の下だが、登る分には特に問題なし。天気も良く、稜線上でもほぼ無風であったため、登っている最中は暑いくらいだった。
下りは地蔵尾根を経由。赤岳山頂から展望荘、地蔵尾根の下り初めはかなり急である。午後になり、日当たりも良く雪が緩んでいるため、気を付けないと急斜面で足場がずるずると滑ってしまう。ピッケルを打ち込みながら慎重に下る。アルパインポール片手に怖い怖いと連呼しながら下ってくる登山者がいたが、何のためにピッケルを携行しているのか?という感じであった。行者小屋まで下れば、斜度もなく快適な雪上歩行。アイゼンを取り外す。しかし、下りのラスト30分はなかなかに歩きづらかった。岩、泥、氷の三者が混在しており、泥にカモフラージュされた氷のせいで思わず滑る箇所があった。
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