伯耆大山・甲ヶ山・矢筈ヶ山
- GPS
- 16:57
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,571m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:24
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:02
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・東京駅より出米子駅行き夜行バス ・米子駅より7:20大山寺行きバス 【帰り】 ・米子駅行きバス ・米子駅→東京駅 寝台特急サンライズ出雲 |
写真
感想
友達に誘われて、久しぶりの遠征百名山へ。今回は2日かけて、鳥取の伯耆大山とその周辺の山に行ってみた。
【1日目】
夜行バスが金曜日の夜発なので、仕事終わりに慌ただしく出発地の東京駅鍛冶橋駐車場へ。東京駅に電車が着いてからこの場所へは少し離れてるので注意が必要かも。4列シートだけど、人数を調整しているのか車内は1人2席で過ごせるようになっていた。すでに全席フルリクライニング状態になっているし、長時間だけど過ごしやすそう。定刻通り出発、だいたい2時間おきにSAで休憩があった。今回耳ほぐタイムって耳を温められるやつとアイマスクを用意したけど、結局満足に寝られなかった。
現地は晴れ。駅前のセブンで昼ごはんとか調達して、駅前のロータリーから大山へバスで向かった。車内は立ちはいないけど座席は埋まってる状態。今回の宿の緑荘に少し荷物を置かせてもらい、まずは大山目指して登山開始
登りは夏山登山道。森林の中を進み、最初から階段だった。一時的かと思ったら全然そんなことなくて、山頂付近で傾斜は緩くなるけど結局ずっと階段だった。何合目とか標高の看板が定期的にあるのがありがたい。行者登山道との分岐を過ぎて、いきなり目の前に大山の岩岩した斜面が目の前に広がった。ところどころ崩落して岩剥き出しになった斜面が続いていて、結構カッコいい。一旦見え始めてからはずっとこの眺めを見ながら、後ろを振り向けば米子の街や綺麗なカーブの弓ヶ浜、日本海で、眺め最高でテンション上がる。
山頂を周回できるところまで来ると、それまでの辛い登りはなくなり、ひたすら大展望を楽しむ時間に。緩やかな草原のようになっていて高い木もなく見通し最高、青空だったから気持ちよかった。のんびり景色を楽しみ山頂へ。避難小屋の先は展望テラスのようになってそこに山頂標識があった。ここから先の大山最高峰の剣ヶ峰に伸びる稜線はあるけど、崩落が激しく立ち入り禁止になっていた。宿の方曰く30年前はこの稜線は歩けたそう。避難小屋内には売店があって、ちょっとした飲み物や食べ物が置いてあった。さらに手ぬぐいやここ限定のTシャツまであった。
眺めを楽しみ腹ごしらえを済ませてから、本日もう一つの目的地、三鋸峰へ向かう。行者登山道分岐まで下りてからそちら側へ向かった。元谷避難小屋から大屏風岩を経て上宝珠越というルートにしようかと思ったが、中宝珠越への直登も地図の踏み跡を見るとあったので少し覗いてみることに。進めるところまで進もうとしたら途中からかなり険しくなり、急斜面の完全な藪漕ぎになった。本来ならまず通らないルートだと思う。ここで2人とも時間と体力を消耗したので、一旦正規ルートの尾根に出てから三鋸峰を眺められる場所まで行って、宿へ下山することにした。
宿坊という情報だったけど泊まってみたら風呂トイレ洗面所共用の安宿だった。夕飯はなんと焼肉や刺身、朝もしっかり食べられたしおにぎりまでついて、良心的な宿だった。
【2日目】
しっかり朝ごはんを食べたら今日はゴジラの背と呼ばれる場所を目指して甲ヶ山へ。最初は車道と何回か交差しながら進み、川床から登山道に入る。大山は階段や登山途中の標識、避難小屋などかなり整備されていて、人がとても多かったが、こちら側は山そのままって感じでバリルートでなくても草をかき分けて進むようなところもあったり、登山客にも1人としか会わなかった。
せっかくなら周回コースにしたかったので、香取からの急登ルートを取る。甲川手前で一旦大きく下ったあとは、稜線まで400mの急登が始まる。最初は岩場を進み、次第に急斜面をよじのぼるようになっていく。途中でルートを外れて藪漕ぎ状態のまま稜線まで突破したけど、ピンクテープや標識は皆無なので、地図を確認して周りを見渡しながら進んだ方が良いと感じた。ゴジラの背と呼ばれる稜線上に大岩が並ぶ場所は甲ヶ山の北側にある。足元を見ると左右切り立っていて高度感は抜群、これまで進んできた意外と広大な森が見えたり、大山や日本海もばっちり見えて最高の眺めだった。岩が巨大で足場もしっかりしているので、落ち着いて足元見ながら進めば思ったより怖くなかった。むしろ甲ヶ山から矢筈ヶ山への下りが凄かった。いきなり目の前が切れ落ちた斜面が見えて、進む先に目を向けると遥か下まで岩場の激下り。常念岳から蝶ヶ岳方面への下りのような大迫力で、ここだけ北アルプス⁇って雰囲気で一瞬怯んでしまった。落石しないように自分も落ちないように気をつけながらひたすら下り切ったら、矢筈ヶ山まではアップダウンを繰り返す。ここまでで結構疲れていたので登り返しもきつかった。甲ヶ山もそうだけどこちらも山頂からは大山が目の前に見える。
あとはひたすら下り。途中の大休峠避難小屋にはトイレもあった。避難小屋からしばらくは石畳が続き、ほぼ平行移動で歩きやすい道が進む。香取への分岐まで戻ればあとは来た道を辿って下山終了。
温泉に行く前にコモレビトというカフェでハンバーガー🍔ジビエのハンバーガーらしくて、クセが全くなくて食べやすく、ジューシーでおいしかった。温泉は豪円湯院。建物に昔ながらの雰囲気があり、良い湯だった。大山牛乳のソフトクリームも忘れずにいただいた(おいしかった!)
今回は雨降るか読めなかったけど登山中は全く降らず、しっかり山歩きできた上にご当地グルメも満喫できて大満足だった。山自体もエリアが広く、奥深さもあり近くに住んでたら通いたくなるなと思った。いろいろルートもあるからまた行ってみたいな⛰
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する