鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳 日帰り

2014年05月11日(日) [日帰り]

• GPS: 08:44
• 距離: 18.7km
• 登り: 2,326m
• 下り: 2,308m

コースタイム

04:09　柏原新道登山口
04:37　南尾根入口
06:37　爺ヶ岳
07:13　冷乗越分岐
07:23　冷池山荘
08:05　布引山
08:30　鹿島槍ヶ岳
09:13　休憩
10:00　冷池山荘
11:16　爺ヶ岳
12:49　下山

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

マイカー
扇沢・柏原新道登山口前=無料駐車場あり

コース状況／危険箇所等

道の状況

☆登山口〜爺ヶ岳南尾根
南尾根入口に案内板に従いトレース上を歩く。
樹林帯の道は凍結・踏み抜き・木の根があって歩き難い。
2300m付近まで尾根の雪渓上を急登する(トレース有り)
2300mより爺ヶ岳南峰まで雪の無い踏み跡を登りきる。

☆南峰〜中峰〜北峰〜冷池山荘
中峰・北峰の巻き道ですが、早朝は雪が固まっており踏み抜くことはなかったが、帰りは腐れ雪で踏み抜き地獄でした(この巻き道は雪が解けるのも早いでしょう)

☆冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳
残雪上にトレースあり。
東側にある大きな雪庇に注意。
布引山の登りから山頂まで雪は少しだけありますが、ほとんどが夏道でした。

今回、ピッケル・アイゼンを装着しないで、ストックだけで歩くことができました。
晴れて気温が上がるとシャーベット状・踏み抜き地獄で大変でした。

☆登山口に登山ポストあり。
☆下山後のお風呂=大町温泉郷・薬師の湯　http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/

写真

さあ!　日帰りで爺ヶ岳まで?　
じゃないですよ〜!　鹿島槍まで日帰りです(笑)

白み始める蓮華岳。

まだ暗い中、爺ヶ岳南尾根に取り付きました。

樹林帯の残雪上を登って行く。
踏み抜き跡だらけだが、雪が固まってて問題なし。
帰りが大変そうです(汗)

蓮華岳と針ノ木岳がモルゲンロートに染まる。

1900m地点より尾根の残雪上を登ります。

ノーアイゼンで行きました。

あそこの2300mまで登ると爺ヶ岳が見えます。
がんばるぞぉ〜!

2300mピークで爺ヶ岳南峰が見えました。

山頂まで雪の無い踏み跡上を登って行く。

やっと剣岳も見えました。

登って来た道を振り返って見る。

もう少しで山頂だぁ〜!

風が強くて寒いけど、超快晴の爺ヶ岳南峰に到着しました。

さあ!　目指すは鹿島槍ヶ岳だ。

まだ雪が固まってる爺ヶ岳の巻き道を進む。

赤岩尾根分岐より。

ここから見る鹿島槍もカッコイイですね♪

冷池山荘で一休みしました。

GWは営業中とのこと。

待ってろよ〜!　鹿島槍ヶ岳。

布引山の激急登ですが、雪は解けて夏道を歩けました。

大きな雪庇がある布引山ピーク。

あともう少しだぁ!
でも、あの雲の流れ方を見ると風が強そう。

やったぞぉ〜!　日帰りで鹿島槍ヶ岳に到着だぁ〜♪
凄い強風で寒かったでし、自撮写真は大変でした(--;)

遠く、槍・穂高連峰の大絶景♪

後立山連峰♪

鹿島槍北峰と遠く頸城山塊の大パノラマ♪

剣・立山連峰の大絶景♪

なんと!　山頂に雷鳥が出没。
かわいい♪
真っ白な雷鳥を見るのは初めてです(^^)/

さあ!　帰ります。

大きな雪庇です。

爺ヶ岳まで遠いなぁ〜。

冷池山荘で休憩。

山頂は雲に覆われてしまった。

今から爺ヶ岳へ登り返しでテンションダウン。

踏み抜き地獄で大変。

踏み抜き地獄で最悪な巻き道でした(泣)

鹿島槍さん!　さようなら〜　今年の夏にまた来ますよ。

爺ヶ岳南峰から立山連峰の眺め。

蓮華岳と針ノ木岳の眺望。

大町の街も見えてます。

さあ!　南尾根を下ります。

無事下山しました。

登山ポスト。

高瀬川・蓮華大橋から見える白きアルプス。

新緑と後立山連峰。

感想

tomuzoo

残雪の鹿島槍へ挑戦してきました。

まだ暗い中、柏原新道登山口を出発して爺ヶ岳南尾根に取り付く。
快調に歩を進め爺ヶ岳に到着。
山頂は強風が吹き荒れ寒いぐらいだが北アルプスの大絶景を堪能しました。
さあ!　ここで下山としたいところだが、今回目指すは鹿島槍ヶ岳。
天気が良いのに下山はもったいない。

雪が固まった爺ヶ岳の巻き道を進み冷池山荘へ行くが、帰りにもう一度歩く巻き道は踏み抜き地獄と予想する。
冷池山荘で一服した後、高低差500mある鹿島槍まで気合を入れて行く。
布引山の登り出しから雪は無く、ほぼ夏道を歩くようになりノーアイゼンでも歩ける。
稜線を吹き荒れる風に耐えながら待望の鹿島槍ヶ岳に到着。
もちろん貸切でした。
素晴らしいほどの大パノラマに感激した鹿島槍。
風が強く寒かったけど山頂に40分もいました。
すると「グェ〜」っと鳴き声が・・・なんと山頂に雷鳥が出没しました。
こんなに真っ白な雷鳥を見れたのは初めて。
なんと運が良いのだろう。

さあ!　来た道を帰ります。
案の定、爺ヶ岳の巻き道と南尾根の下りは踏み抜き地獄。
かなり疲れてしまい、お昼過ぎに無事下山。
往復9時間は満足。
結局、アイゼンとピッケルを装備せずストックだけで行けました。

甲斐駒と同様、この日帰りも厳しいと思いました。
快晴に恵まれ大絶景と雷鳥に会えて、今回の山行は大成功になりました。

楽しかったぁ〜♪