ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4395738
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山

白神岳ー最急登二股コースに挑む

2022年06月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:31
距離
13.9km
登り
1,318m
下り
1,302m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:54
休憩
1:24
合計
8:18
6:28
6:28
32
7:00
7:03
91
8:34
9:05
121
11:06
11:10
2
11:12
11:47
17
12:04
12:04
56
13:00
13:00
27
13:27
13:38
28
14:06
14:06
23
14:29
14:29
8
14:37
14:37
0
14:37
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場の広さは十分。
綺麗なトイレあり。
コース状況/
危険箇所等
二股までのトラバースでは崩落個所があり。
二股の渡渉は登山靴を脱いだ方が無難。渡渉の岩に滑りもあり。
また増水時の渡渉は危ないと思う。
その他周辺情報 温泉は八森いさりび温泉ハタハタ館を利用。500円。
車中泊した道の駅はちみねから20分ほどで登山口駐車場へ到着。
6時過ぎの様子。広い駐車場だった。
1
車中泊した道の駅はちみねから20分ほどで登山口駐車場へ到着。
6時過ぎの様子。広い駐車場だった。
駐車場の案内板に最急登「二股コース」の記載はなし。
1
駐車場の案内板に最急登「二股コース」の記載はなし。
駐車場の立派なトイレ。この横から出発する。
1
駐車場の立派なトイレ。この横から出発する。
白花満開だ。
g)ハクウンボクでしょうか?
3
白花満開だ。
g)ハクウンボクでしょうか?
今日は別の山を予定していたためここ白神岳の予習なし。どんな登山になることやら...
1
今日は別の山を予定していたためここ白神岳の予習なし。どんな登山になることやら...
二股との分岐点に到着。
1
二股との分岐点に到着。
二股コースの案内図はここにあったか。上級者向けとのこと。

しかし水場の記載が大雑把だなぁ、どこが水場か見当つかず。
1
二股コースの案内図はここにあったか。上級者向けとのこと。

しかし水場の記載が大雑把だなぁ、どこが水場か見当つかず。
二股へGo!
トラバースに崩落個所があるので注意を払う。
4
トラバースに崩落個所があるので注意を払う。
標高400m台のトラバースが続き標高稼げず...体力的には温存できる。
4
標高400m台のトラバースが続き標高稼げず...体力的には温存できる。
g)枝沢を何本か横切る
これらは全て容易に渡れた
3
g)枝沢を何本か横切る
これらは全て容易に渡れた
これ、でっかいタラの芽。(多分)
2
これ、でっかいタラの芽。(多分)
g)針葉樹と紅葉樹林帯が交互にやってきて飽きなかった
植生の境目あたりの標高をずっとトラバースしているためかな??
1
g)針葉樹と紅葉樹林帯が交互にやってきて飽きなかった
植生の境目あたりの標高をずっとトラバースしているためかな??
g)これもキングサイズ銀ちゃん
6
g)これもキングサイズ銀ちゃん
沢の音が大きい。その音から水流の規模が想像できた。
2
沢の音が大きい。その音から水流の規模が想像できた。
沢沿いで今日初めて3名パーティとすれ違い。夕べは小屋泊りだったとのこと。
3
沢沿いで今日初めて3名パーティとすれ違い。夕べは小屋泊りだったとのこと。
さてさて、渡渉だな...
2
さてさて、渡渉だな...
ムムム...
ちょっと岩が滑っているが、その上を慎重に...

g)岩の上を渡るには、それなりの足の長さと体幹と度胸が必要だ!(←無かった
4
ムムム...
ちょっと岩が滑っているが、その上を慎重に...

g)岩の上を渡るには、それなりの足の長さと体幹と度胸が必要だ!(←無かった
gは脱いだ。冷たそうで楽しそう。

g)楽しいぞ♪
8
gは脱いだ。冷たそうで楽しそう。

g)楽しいぞ♪
無事渡渉を終えて小休止。今日の配給。
3
無事渡渉を終えて小休止。今日の配給。
配給その2。これは美味しかった。
5
配給その2。これは美味しかった。
休憩を終えていざ「最急登」へ挑む。
1
休憩を終えていざ「最急登」へ挑む。
結構な斜度。小屋泊まりから下山のお二方とすれ違い。ずっとこの斜度とのこと...
1
結構な斜度。小屋泊まりから下山のお二方とすれ違い。ずっとこの斜度とのこと...
ロープが各所にあり。
1
ロープが各所にあり。
これのお陰で比較的楽に登ることが出来た。
1
これのお陰で比較的楽に登ることが出来た。
ちょっと平になる場所。ここが唯一の休憩ポイントか。
1
ちょっと平になる場所。ここが唯一の休憩ポイントか。
ここまでずっと樹林帯だった。ようやく隙間に青空を見る。
1
ここまでずっと樹林帯だった。ようやく隙間に青空を見る。
更に急登は続いた。

g)ルート上にお花はほぼなく、このムラサキヤシオはとても目立っていた
2
更に急登は続いた。

g)ルート上にお花はほぼなく、このムラサキヤシオはとても目立っていた
振り返ると日本海が見えた!
3
振り返ると日本海が見えた!
g)この日1番感動した瞬間
水平線がやけに高く見えた
5
g)この日1番感動した瞬間
水平線がやけに高く見えた
凄い景色。急登の疲れも忘れるほど。
g)4時間展望無しだった分、この景色は本当に嬉しかったなあ
11
凄い景色。急登の疲れも忘れるほど。
g)4時間展望無しだった分、この景色は本当に嬉しかったなあ
晴天だがまだまだ涼しい登山日和。
2
晴天だがまだまだ涼しい登山日和。
g)たしかに振り返れば涼しい顔で余裕のPさん。一方の私は心拍数MAXな上、アキレス腱に負荷かかりすぎて切れそう!😱
4
g)たしかに振り返れば涼しい顔で余裕のPさん。一方の私は心拍数MAXな上、アキレス腱に負荷かかりすぎて切れそう!😱
遠方に見えていたのは男鹿半島の寒風山か?
2
遠方に見えていたのは男鹿半島の寒風山か?
マテ山コース方面。

急登の途中からは素晴らしい景色だった。
2
マテ山コース方面。

急登の途中からは素晴らしい景色だった。
で、急登はまだまだ続いた。
2
で、急登はまだまだ続いた。
g)こんな斜度ロープ無しで登れる筈もなく…しかもこれ延々と続いている。どこまでもロープ、果てしなくロープ!
2
g)こんな斜度ロープ無しで登れる筈もなく…しかもこれ延々と続いている。どこまでもロープ、果てしなくロープ!
g)ぽつんと咲いたハクサンチドリに励まされる
3
g)ぽつんと咲いたハクサンチドリに励まされる
最後は藪っぽい感じ。(でも問題なく通過)
g)問題なくというより、私的にはハード過ぎてそれどころではなかった。笑
2
最後は藪っぽい感じ。(でも問題なく通過)
g)問題なくというより、私的にはハード過ぎてそれどころではなかった。笑
藪を抜けるとドンと出た!

二股から山頂へ直登した感じ。
5
藪を抜けるとドンと出た!

二股から山頂へ直登した感じ。
無事登頂おめでとう。Pは初登頂。
6
無事登頂おめでとう。Pは初登頂。
一等三角点。儀式完了。
2
一等三角点。儀式完了。
雪渓に続く道があった。

後から知ったがこの先に水場があるようだ。小屋泊まりするには貴重な水場だな。
3
雪渓に続く道があった。

後から知ったがこの先に水場があるようだ。小屋泊まりするには貴重な水場だな。
お花見しながら山頂小屋へ向かう。
g)シラネアオイはまだがんばっていました😍
3
お花見しながら山頂小屋へ向かう。
g)シラネアオイはまだがんばっていました😍
ノウゴウイチゴ。
4
ノウゴウイチゴ。
コンパクトな小屋だった。小屋内部も見学しよう。
2
コンパクトな小屋だった。小屋内部も見学しよう。
コンパクトながら3階フロアだ。20人は泊まれそう。夕べの宿泊者は6名だったとお聞きした。今度は泊まって夕日もみたい。
2
コンパクトながら3階フロアだ。20人は泊まれそう。夕べの宿泊者は6名だったとお聞きした。今度は泊まって夕日もみたい。
山頂で休憩後、今度はマテ山コースで下山する。さよなら山頂トイレ。
2
山頂で休憩後、今度はマテ山コースで下山する。さよなら山頂トイレ。
夏道が無い向白神岳。
2
夏道が無い向白神岳。
その奥に岩木山の頭が見えた。その岩木山は今年4回も滑ったよ。
6
その奥に岩木山の頭が見えた。その岩木山は今年4回も滑ったよ。
g)ミヤマキンバイ
4
g)ミヤマキンバイ
海に向かって帰ろう!
2
海に向かって帰ろう!
g)視界の半分は空と海の青い色が占めている。本当に素晴らしい景色でした😍
2
g)視界の半分は空と海の青い色が占めている。本当に素晴らしい景色でした😍
下山の方が疲れないかい?
g)登りに比べたらこちらは天国♪
1
下山の方が疲れないかい?
g)登りに比べたらこちらは天国♪
g)ミネザクラ。
g)先週はこればかりだったツバメオモトも1週間で数は激減
4
g)先週はこればかりだったツバメオモトも1週間で数は激減
フデリンドウみっけ。
4
フデリンドウみっけ。
こちらのマテ山コースは斜度は緩いが6km以上もあるのね。
1
こちらのマテ山コースは斜度は緩いが6km以上もあるのね。
緑のブナ林を下る。
2
緑のブナ林を下る。
最終水場があった。ここの水は管から出ていた。安心して飲めそう。
2
最終水場があった。ここの水は管から出ていた。安心して飲めそう。
あれれ、ここにもあるんだ! 

KOIWAIMILKを発見!
5
あれれ、ここにもあるんだ! 

KOIWAIMILKを発見!
ここの水は冷たくて美味い。

本日、ここ以外の場所に水場らしい場所は見かけなかった。
3
ここの水は冷たくて美味い。

本日、ここ以外の場所に水場らしい場所は見かけなかった。
変わった花だな。キレイ。

g)オドリコソウだ、輪になって踊っているみたい😍
4
変わった花だな。キレイ。

g)オドリコソウだ、輪になって踊っているみたい😍
無事下山、お疲れ様でした。14時半、すっかり車の台数も減っていた。
3
無事下山、お疲れ様でした。14時半、すっかり車の台数も減っていた。
g)帰り道、はじめて白神岳の全貌を見ました。堂々として格好良い山だ😌
8
g)帰り道、はじめて白神岳の全貌を見ました。堂々として格好良い山だ😌

感想

誘いを受けたのは自身未踏の二百名山。
暑くなる前にここはやっておこうと、喜んで岩手を出発した。
でも大した予習もせずにここへやってきたわけでどんな山行になるのか?
なんとも、メインディッシュは最急登(山と高原地図の表記より)への挑戦とのこと。

二股までのルートはトラバースが多く標高は稼げず体力は温存。
難所の二股渡渉を無事終えて小休止。
さてさて...メインディッシュ...

一気に約2時間、最急登を黙々と熟す。

各所にロープが留置されているのでそれと腕力を頼りにした。
おかげで比較的消耗せずに登れた感じ。

終盤に振り返った景色に日本海があった。
それを見ただけで疲れも忘れてしまうほど。
でもなんだかんだで山頂まで5時間近くかかったな...

晴天でも涼しい登山日和だった。
ここは暑くなったらやりたくないね...
次回、小屋泊りも秋の紅葉もいいな!

大本命の計画が悪天により延期になったため、急遽天気が一番良さそうな白神岳へ今週も向かう。
今回は提案に応えてくれたPさんが遥々岩手より参戦してくれたので、気になっていた破線ルートの二股コースに挑戦することができた。

青い空、眩しい新緑、鳥の鳴き声以上に盛大なハルゼミの大合唱…先週とはまるで違った山に来ているみたい。
二股コースは看板に「上級者向け」とある通り、そんな雰囲気が濃厚。
蜘蛛の巣だらけで足元が少し不安定なトラバース道が、アップダウンしながら延々と続く。
(その間に山からマダニのお土産を各自一匹ずついただいてしまう)
渡渉ポイントは私には水量がやや多く岩がぬめって滑るため、足の長さに自信のない私は迷いなく靴を脱ぎ裸足で渡った。(めちゃ冷たくて楽しかった!)

ルート後半はひたすらに急傾斜の悪路を進む。
延々続く急斜面にはずっとロープが垂れていて、それに頼らないととても下半身の力だけでは登ることができなかった。
壁のような登山道とロープは果てしなく続くように思われ、とにかく苦しい。
何度も呼吸を整えるために立ち止まる。
なんだかいつもの登山筋とは全く別の部位を使っているような気がする。
あああアキレス腱が千切れそう…!😱

もういい加減終わってほしいと心の底から思い始めた頃、ふと振り返ると目の前に青空と日本海が広がっていた。
視界の半分を埋め尽くす青色に、それまで4時間展望なしで歩き続けた苦労が報われた思いがした。

下山路のマテ山コースは、2週連続ということもあり随分楽に感じられた。
終わってみると疲労感はあまりなく、登りのあのつらさは全て心肺とアキレス腱(千切れなくてよかった!)に集中していたようだ。

今回で登山筋と下山筋どちらもばっちり調整が仕上がったので、この絶好調のまま大本命の山行に繋げたい!



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:410人

コメント

渡渉と配給に
心打たれました♪

二股コース楽しそうですね♪
2022/6/15 9:46
chohoさん、こんにちは!
シャトレーゼのどら焼き、ふわふわで美味しかったです😋
何故か青森市内のローソンで今売っていますよ〜♪
沢は男性なら靴のまま渡れそうですが、私は度胸なくて無理だった😁
二股コースのS度は凄いですよ😂辛ければ辛いほど楽しめるタイプなら、きっと楽しい!笑
ぜひ挑戦して私のように追い込まれてきてくださいな😂
2022/6/15 12:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら