杁差岳 夕陽とご来光とハクサンイチゲの絶景が広がる頼母木小屋泊♪おまけに14番目の月(byユーミン)まで…!
- GPS
- 14:47
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,166m
- 下り
- 2,182m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:14
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:20
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは奥胎内ヒュッテ玄関前と足の松尾根登山口にあります。 |
その他周辺情報 | 登山後の日帰り温泉は奥胎内ヒュッテにあります。タオル無しの600円です。しかし、入湯時間がAM11:00~PM4:00までとなりますので、要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
シェラフ
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感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー(登山中毒者)でございます。
K姐さんのリクエストで、6/13(月)~14(火)と、初めての山域である飯豊連峰の杁差岳に登って参りました。頼母木小屋に一泊するという、ゆったりとした行程の山歩きとなりました。事前の天気予報ですと、初日は曇りベースで晴れ間が時々…、二日目は一日中曇りと言う事でしたので、眺望は期待せず…ハクサンイチゲの群生を見る事が今回の最大のミッションでした。しかし、天気が悪かったのは初日の午前中だけで、お昼前から翌日の下山するまで、非常に良い天気が続き、360度の大パノラマが眼の前に広がりました。おまけに、宿泊地の頼母木小屋からは日本海に沈む雄大な夕陽(地神山にはちょっとアーベントロート)や落陽後の東の空にはほぼ満月(14番目の月)、翌朝には蔵王連峰の右には…広大な雲海の上に昇るご来光(杁差岳にはちょっとモルゲンロート)を拝む事が出来ました。初日の大石山分岐から頼母木小屋間と二日目の大石山分岐から鉾立峰から杁差岳間の山頂稜線上にはハクサンイチゲの大群生をメインとした百花繚乱のお花畑が続きます。そして、360度の大展望が広がります。この時ばかりは…ずーっと ここに居たいって思いますが…後ろ髪を引かれながら…下山と相成ります。
南魚沼市の自宅からK姐さんをピックアップして、6/13(月)AM3:30に出発。関越自動車道〜北陸自動車道〜日本海東北道を経由して国道7号線を北上し、胎内川を渡って右折、県道53号線を奥胎内ヒュッテへ進みます。(途中、道を間違い行きは約3時間かかりましたが、帰りは間違わなかったので、約2時間30分で帰れました)
奥胎内ヒュッテ前の駐車場に到着すると、この後しばらくご一緒して頂いた長野県からお越しの男性と避難小屋の管理人のHさんとお会いし、色々な情報を教えて頂きました。因みに長野県からお越しの男性は杁差小屋に宿泊(6/13(月)は3名の宿泊)、Hさんとは この後、避難小屋で再会。この日は避難小屋への荷揚げの日で、Hさんはヘリで荷物と一緒に小屋まで上がっていました。
まずは、奥胎内ヒュッテ隣の登山者用トイレに入って用を足してから・・・スタート。アスファルト道路をしばらく進みます。途中霧雨が降って来ましたが、直ぐに止みました。胎内川ダムを右手に見ていると砂利道に…。奥胎内ヒュッテから約1時間で足の松尾根登山口に到着。K姐さんが事前に作成した登山届けを登山ポストに入れます。登山口にはこの間(緩やかな上り)に自転車を利用する方がいるようで、7台の自転車が停まっていました。
ここから、本格的な登山開始。木の根が張り巡らされている急登を九十九折に登って行きます。一部細尾根がありますので、要注意。姫子ノ峰にて休憩。山頂方面稜線上には雲が…。西には二王子岳がチラッと見えます。笹団子とチョコを食べスタート。この先も細尾根がしばらく続きますので、要注意。英三ノ峰、水場前後には雪渓があり、雪が消えたばかりの所にはスプリングエフェメラル(カタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲetc)が咲き始めていました。この後、ブナ林の急登が続きます。
ヒドノ峰〜イチジ峰〜西ノ峰間は標高が上がるたびに眺望が広がり、絶景が眼の前に現れます。そして、イチジ峰にてモグモグタイム(ランチタイム休憩)・・・。カップラーメンを頂きます。食後にインスタントコーヒー(ネスカフェクラシック)で頂き、短時間で休憩を終了し、直ぐに出発。程なく大石山分岐に到着。360度の大パノラマが広がります。この日は杁差岳へは向かわず、まずは頼母木小屋へ向かいます。ここからは、今までの細尾根&急登の連続から開放されて、気持ちの良い稜線歩き…。ハクサンイチゲの大群生を中心としたお花畑を歩くと、程なく頼母木小屋に到着。予定では、小屋にザックを下ろし、頼母木山までピストンでしたが、朝早い出発だったのと、想定以上の細尾根&急登の連続で疲れちゃって、寝床を確保後に小屋前で、担ぎ上げた凍らせたゼリー飲料で冷やしておいた缶ビール(サッポロ黒ラベル350㎖を僕が2缶、K姐さんが1缶)でK姐さんと、乾〜杯♪旨かった…。その後、小屋泊まりの方々と色々とお話し、ワインを一本明け、落陽を待ちます。尚、この日の頼母木小屋は荷揚げの関係者と登山者合わせて、超満員の約30名の宿泊でした。新潟県のローカルテレビのBSN放送のカメラマン(ヤマップユーザーu.igaさん)もご一緒していて、お花畑の絶景…夕陽、ご来光を撮影されていました。※6/21(火)PM6:15〜「ゆうなび」にて、北飯豊の絶景が放映されるそうです。興味のある方は是非見て下さい。
夕陽&落陽、14番目の月(ほぼ満月)を見た後、ぐっすり眠って翌日AM3:30に起床。出発準備をし、AM4:00過ぎの広大な雲海の上に浮かぶご来光を見た後、今回の登山ツアーのメインイベントである杁差岳へ向かいます。大石山分岐までは気持ちの良い稜線歩き。しかし、その先の鉾立峰へは大きく下り、大きく登り返します。キツイ・・・苦しい・・・。そして、鉾立峰から杁差岳へも登り返しがあります。やっぱり、キツイ・・・苦しい・・・。ふーっ・・・早朝からボロボロになりながら、何とか杁差岳山頂に到着。でもでも・・・北には朝日連峰、鳥海山、月山、蔵王連峰、吾妻連峰、飯豊連峰、粟島、佐渡ヶ島、二王子岳、西蒲三山、越後三山etcが良く見えました。これがあるから、この苦しさは我慢できます・・・。そしれ、この時間帯は日差しもあまり無く、風も無く快適に歩けましたが、再び、今登り返した鉾立峰を登り、大石山分岐まで登り返さなければなりません。やっぱり、キツイ・・・苦しい・・・。
何とか大石山分岐に到着。ここでは、昨日駐車場でお会いした長野県の男性や小屋の管理人のHさんらと再会し、少しお話をしてから、下山開始。この日も当初の予報に反して晴れています。そして、平日ですが、大勢の方々が登って来ます。下り始めて直ぐに、登山道南側の雑木林でガサガサっと動物と思われる音が…。K姐さんに、笛を鳴らす様に指示を出しました。クマかと思いましたが、音から判断すると、そんなに大きく感じなかったので、子グマかな?…。そうすると、母グマも…なんて考えていたら、スライドした男性に「サルがいますね」と言われ、一安心…。
その後、昨日苦戦した細尾根、急登(今日は激下り)区間も意外と難なく下れて、昨日同様に姫子ノ峰にて休憩。その後、最後の細尾根、木の根の急登(今日は激下り)区間を下り、足の松尾根登山口に到着。砂利道からアスファルト道路を約1時間歩いて奥胎内ヒュッテ先の駐車場に到着。
今回も無事に下山出来ました。そして、超素晴らしい山行となりました。
但し、残念な事に二日間で、僕の撮った画像約400枚が全て失くなってしまいました。原因は良く分かりません…。デジカメの不具合かな?
そんな事で、作りかけで画像データが無いのに気付き…一度は作成を諦めたレコですが、6/17のPM8:00にヤマレコ運営側より、杁差岳のレコのアップを促され、K姐さんからお借りした画像を使って何とかヤマレコにアップした次第です。
お花はカタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、シラネアオイ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、イワハタザオ、ギンリョウソウ、エンレイソウ、ヤマツツジ、アカモノ、ミヤマニガイチゴ、マイヅルソウ、アズマシャクナゲ、エチゴキジムシロ、オオバキスミレ、キバナノコマノツメ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ミツバオウレン、イワカガミ、コイワカガミ、オオカメノキ、アズキナシ、コメバツガザクラ、ツクバネソウ、エゾユズリハ、サンカヨウの蕾、ツバメオモト、ナナカマド、ムラサキヤシオツツジ、チゴユリ、ナルコユリ、ユキザサ、ミネカエデの花、ミズナラの花、サラサドウダンツツジ、ヒメサユリの蕾、コバノギボウシの蕾、カラマツソウ、ヒメカンスゲ、ツルアリドオシの赤い実、ヤブコウジの赤い実、ヒメアオキの赤い実、アカミノイヌツゲの蕾etcが綺麗に咲いていました。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
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18日に二王子岳より鉾立峰の三角と隣の朳差岳を見てきましたよ、他の飯豊山脈は雲の中で頭は見えませんでしたが、朳差岳は良く見えていましたよ。
頼母木小屋泊はいいですよね、水を引いてくれていますので水には困らない移動運動も無し、それに引き換え朳差小屋は水場まで結構降るし沸騰させないと飲用できませんからね・・・一度生水で混ん水を飲んで二人で大当たりした苦い経験を思い出しましたよ。
飯豊山の花の時期ね登られていろんな花を観賞できて、良かったですね。
お疲れ様でした。
僕は初めての山域の飯豊連峰・・・厳しい登りが続きますが、山頂稜線は天国の様な感じでイイですよね。
しかし、残念な事に デジカメの約400枚あったはずの画像データがぶっ飛んじゃって大ショックなんです・・・。
ですから、来年ももう一回今回と同じルートを歩いて朳差岳にチャレンジしたいと思います。もちろん、水の心配の無い頼母木小屋泊の予定です。
ではまた・・・。
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