ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 439690
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
石鎚山

鎖場でハラハラの石鎚山(土小屋ルート)

2014年05月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.2km
登り
638m
下り
638m

コースタイム

7:50土小屋駐車場-8:00登山口-8:30第1ベンチ-8:50第2ベンチ-9:10第3ベンチ-9:50成就ルート合流点-10:00二の鎖入口-10:50三の鎖入口-11:00弥山頂上山荘-11:15天狗岳-1130弥山-12:30成就・土小屋分岐(昼食)13:00-13:40第2ベンチ-14:20土小屋駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石鎚スカイライン終点 土小屋無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
残雪の斜面をトラバースする箇所が多くあり、アイゼンは必要ないもののロープ等はなく、滑落すると危険な場所が数ヶ所ありました。

二の鎖は腕力のない女性は苦労します。同行者や周囲のサポートも必要だと思いました。

三の鎖は5/3現在、通行止めでした。

トイレは土小屋駐車場、弥山頂上にありました。
GW初日に四国に遠征です!
2014年05月03日 06:24撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:24
GW初日に四国に遠征です!
石鎚スカイラインをずっと走って、面河渓との分岐。
2014年05月03日 06:24撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:24
石鎚スカイラインをずっと走って、面河渓との分岐。
土小屋方面には7時にならないと通行できません。
2014年05月03日 06:26撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 6:26
土小屋方面には7時にならないと通行できません。
土小屋まで18km30分の標識がありました。
2014年05月03日 06:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:25
土小屋まで18km30分の標識がありました。
トイレもある広い駐車場で、開門時間まで待機します。
2014年05月03日 06:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 6:27
トイレもある広い駐車場で、開門時間まで待機します。
開門後、約30分で土小屋に着きました。
2014年05月03日 07:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 7:50
開門後、約30分で土小屋に着きました。
案内図でルート確認。
2014年05月03日 07:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 7:56
案内図でルート確認。
まずは石鎚神社の土小屋遥拝殿で安全登山のお詣りです。
2014年05月03日 07:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 7:56
まずは石鎚神社の土小屋遥拝殿で安全登山のお詣りです。
登山口から山頂まで4.6km。
2014年05月03日 07:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 7:59
登山口から山頂まで4.6km。
最初は緩やかな坂道が木立の中に延びて行きます。
2014年05月03日 08:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:03
最初は緩やかな坂道が木立の中に延びて行きます。
案内標示は豊富にあったので安心です。
2014年05月03日 08:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:04
案内標示は豊富にあったので安心です。
走ってきた石鎚スカイラインが見えます。
2014年05月03日 08:06撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:06
走ってきた石鎚スカイラインが見えます。
今年初の百名山です。
2014年05月03日 08:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 8:09
今年初の百名山です。
前半は平坦な道が多いです。
2014年05月03日 08:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:12
前半は平坦な道が多いです。
傾斜のある場所は木の階段で整備されています。
2014年05月03日 08:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:20
傾斜のある場所は木の階段で整備されています。
最初の雪渓を渡ります。
2014年05月03日 08:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:21
最初の雪渓を渡ります。
1/3くらいかな?
2014年05月03日 08:28撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:28
1/3くらいかな?
ほんとに歩き易い道です。
2014年05月03日 08:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:29
ほんとに歩き易い道です。
スタートから30分でベンチのある広い場所に着いたので、最初の休憩をしました。
2014年05月03日 08:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:32
スタートから30分でベンチのある広い場所に着いたので、最初の休憩をしました。
ここは第1ベンチ。
2014年05月03日 08:37撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:37
ここは第1ベンチ。
第1ベンチから山頂がちらっと見えました。
2014年05月03日 08:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 8:38
第1ベンチから山頂がちらっと見えました。
まだ少し時期の早いアケボノツツジですが、ちらほらと花開いていました。
2014年05月03日 08:45撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 8:45
まだ少し時期の早いアケボノツツジですが、ちらほらと花開いていました。
人の通る足元に、力強く咲いているショウジョウバカマです。
2014年05月03日 08:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 8:46
人の通る足元に、力強く咲いているショウジョウバカマです。
第2ベンチは更に広い休憩好適地です。
2014年05月03日 08:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:50
第2ベンチは更に広い休憩好適地です。
この日、初めての急坂の峰を登ります。
2014年05月03日 08:54撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:54
この日、初めての急坂の峰を登ります。
峰のピークに上がると、山頂がはっきりと見えました。
2014年05月03日 08:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/3 8:59
峰のピークに上がると、山頂がはっきりと見えました。
山頂まであと2kmです。
2014年05月03日 09:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:00
山頂まであと2kmです。
北の斜面に入ると残雪が多くなります。
2014年05月03日 09:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:09
北の斜面に入ると残雪が多くなります。
足元は狭いですが、慎重に歩けば大丈夫です。
2014年05月03日 09:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:10
足元は狭いですが、慎重に歩けば大丈夫です。
2/3まで来ましたよ。
2014年05月03日 09:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:14
2/3まで来ましたよ。
落石注意区間もありました。
2014年05月03日 09:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:22
落石注意区間もありました。
木道が雪で埋まってますね。
2014年05月03日 09:23撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:23
木道が雪で埋まってますね。
ここは木道を歩けます。
2014年05月03日 09:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:25
ここは木道を歩けます。
皆さん慎重な足取りです。
2014年05月03日 09:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/3 9:27
皆さん慎重な足取りです。
山頂まで1kmです。
2014年05月03日 09:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:31
山頂まで1kmです。
この日、一番危険を感じた雪渓です。
右の谷が切れ落ちて、滑落したら止まらなそうです。
2014年05月03日 09:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 9:43
この日、一番危険を感じた雪渓です。
右の谷が切れ落ちて、滑落したら止まらなそうです。
下は見ないほうがいいかも…
2014年05月03日 09:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 9:46
下は見ないほうがいいかも…
成就社からの表参道ルートに合流しました。
2014年05月03日 09:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:53
成就社からの表参道ルートに合流しました。
鳥居の先に、二の鎖場が見えてきました。
2014年05月03日 09:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 9:53
鳥居の先に、二の鎖場が見えてきました。
鎖場に行かずに巻き道を選ぶことも出来ます。
私たちはせっかくなので鎖場に。
2014年05月03日 09:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:57
鎖場に行かずに巻き道を選ぶことも出来ます。
私たちはせっかくなので鎖場に。
ほんとに登るの?
垂直に見える岩場です…
2014年05月03日 10:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/3 10:05
ほんとに登るの?
垂直に見える岩場です…
鎖は大きいです!切れることはなさそう。
2014年05月03日 10:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 10:05
鎖は大きいです!切れることはなさそう。
皆さん黙々と登ってます!
私は途中で引き返そうかと思いました…
2014年05月03日 10:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/3 10:15
皆さん黙々と登ってます!
私は途中で引き返そうかと思いました…
40分かかって登り終えました…
腕がパンパンです!
2014年05月03日 10:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:40
40分かかって登り終えました…
腕がパンパンです!
まだ三の鎖があるらしく不安です…
2014年05月03日 10:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 10:50
まだ三の鎖があるらしく不安です…
三の鎖は通行止でした。
ホッとしたような、残念なような…
2014年05月03日 10:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:51
三の鎖は通行止でした。
ホッとしたような、残念なような…
三の鎖の巻き道、鉄製の立派な階段が設置されています。
2014年05月03日 10:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 10:51
三の鎖の巻き道、鉄製の立派な階段が設置されています。
階段は左側通行です。
2014年05月03日 10:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:53
階段は左側通行です。
建物が見えてくると弥山の山頂です。
2014年05月03日 10:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 10:57
建物が見えてくると弥山の山頂です。
頂上山荘に到着しました。
2014年05月03日 10:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 10:58
頂上山荘に到着しました。
日本百名山9座目になる石鎚山ですが、正確には弥山は1974mで、最高峰はここから先の天狗岳になります。
2014年05月03日 10:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/3 10:58
日本百名山9座目になる石鎚山ですが、正確には弥山は1974mで、最高峰はここから先の天狗岳になります。
最高峰の天狗岳に向かいます。
2014年05月03日 11:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
5/3 11:02
最高峰の天狗岳に向かいます。
西日本の最高峰、天狗岳(1982m)に辿り着きました!
2014年05月03日 11:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
5/3 11:14
西日本の最高峰、天狗岳(1982m)に辿り着きました!
天狗岳から北東に望む瓶ヶ森です。
堂々とした山容ですね。
2014年05月03日 11:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 11:14
天狗岳から北東に望む瓶ヶ森です。
堂々とした山容ですね。
西の方角に見えるのは、西ノ冠岳から二ノ森、鞍瀬ノ頭、堂ヶ森と続く稜線です。
2014年05月03日 11:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 11:14
西の方角に見えるのは、西ノ冠岳から二ノ森、鞍瀬ノ頭、堂ヶ森と続く稜線です。
そして天狗岳以上に、鋭く切り立った姿の南尖峰。
今日は見るだけにしました。
2014年05月03日 11:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/3 11:16
そして天狗岳以上に、鋭く切り立った姿の南尖峰。
今日は見るだけにしました。
弥山に戻ります。
2014年05月03日 11:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 11:18
弥山に戻ります。
ズームにすると凄い人!
2014年05月03日 11:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/3 11:19
ズームにすると凄い人!
こんな足がすくむ場所もありました。
2014年05月03日 11:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/3 11:21
こんな足がすくむ場所もありました。
山頂は人が多すぎたので、第2ベンチまで戻ってお昼にしました。
2014年05月03日 13:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 13:38
山頂は人が多すぎたので、第2ベンチまで戻ってお昼にしました。
下山は登られる方との行き違いで渋滞もあり、時間がかかりましたが、無事に登山口に帰ってきました。
2014年05月03日 14:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 14:18
下山は登られる方との行き違いで渋滞もあり、時間がかかりましたが、無事に登山口に帰ってきました。
今日は松山市内のホテルに泊まって、翌日はゆっくり観光しました。
2014年05月03日 14:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/3 14:21
今日は松山市内のホテルに泊まって、翌日はゆっくり観光しました。

感想

今年もゴールデンウィークになりました!
去年は四国の剣山を登ったので、今年は同じく四国の石鎚山に行っ
て来ました。
石鎚山は四国の最高峰でありながら、西日本でも最高峰の日本百名
山であり、花の百名山でもあります。

前日の金曜日に大阪から自家用車で四国に入り、石鎚スカイライン
で関門と呼ばれる面河渓との分岐地に早朝に到着しました。
ここから登山口のある土小屋までの道は、朝7時まで通行を禁止さ
れている為、トイレもある広い駐車場で待機します。
流石にGWなので、開門の1時間前には既に10台近くの車が待機し
ていました。

7時の開門と同時に、20台ほどの車が一斉に石鎚スカイライン終点
の土小屋に向けて出発します。
関門の駐車場から土小屋までは約18kmで、ちょうど30分で広い駐
車場に着きました。

土小屋には国民宿舎や食堂などがあり、広い駐車場にはバスも入れ
る、石鎚山山頂までは最短距離の登山口にもなります。
トイレを済ませて、駐車場からすぐの石鎚神社土小屋遥拝殿で安全
登山のお詣りをして、いよいよスタートです。

8時に案内板が立ち並ぶ土小屋の登山口を出発して、緩やかで明る
い木立の道を歩いて行きます。
取り付きから、鈴鹿では頂上付近にしかなかったクマザサが周囲に
あり、既に標高1,400mを超えていることを感じさせられます。

右下に国民宿舎の青い屋根を見下ろしながら歩を進めて、鶴ノ子ノ
頭の東斜面をトラバース気味に歩いていると、好天からか既に汗が
出ます。
登山口から30分の休憩適地の第1ベンチでは、先行されていた方々
が皆さん上着を脱いでおられました。

ここまでほぼ平坦な道が多く、多少のアップダウンはあっても、木
道や案内標識で整備された登山道は親切そのものです。
更に進むと広い踊り場の第2ベンチがありました。ここから先はこ
の日で初めての急坂を登って、峰をひと登りします。
峰のピークからは、目指す石鎚山山頂がはっきりと見えて、自ずと
テンションが上がってきました。

途中に咲いていたのショウジョウバカマや、まだ蕾が多いものの、
ちらほらと花を開いたアケボノツツジに癒されながら、峰を過ぎて
暫く進むと、北稜にさしかかったのか残雪が多くなり始めます。
雪質は湿ったザラメ雪ですが、ステップはしっかりしていて、慎重
に歩けば問題はなさそうです。

ただ何度目かの雪渓では、切れ落ちた雪の斜面に木々や岩がなく、
もし滑落すれば絶対に止まらなさそうな場所があって、足がすくみ
ました。
なんとか無事に雪渓を通り過ぎ、周囲の木々が減って、青空が近づ
いてきた辺りで、ロープウェイの成就社からの表参道コースとの合
流地点の二の鎖下に着きました。

ここから鳥居を越えて、急な木の階段の先に、急崚な岩峰を何人も
の人が鎖をよじ登っている姿がはっきり見えました。
二の鎖は巻き道もあるので、自信がなければ迂回すればいいのです
が、相方はこの鎖場こそが楽しみだった様子なので、私も付き合う
ことにします。

二の鎖の取り付きに立つと、65mあると言われる鎖場は、ほぼ垂直
に立っているように見えます。
他に誰も居なければ登るのをやめるかも知れませんが、既に私たち
の後ろにも列が出来ているので行くしかありません…

意を決して登り始めると、思ったよりはスムーズに登っていけそう
で、鎖も大きくて丈夫そうなので、まず切れたりすることはなさそ
うです。
岩もよく観察すると、手や足を置く場所があるので、少しずつです
が登って行けました。

ところが途中で足元の岩が滑って、どうしても進めない場所が出て
きてしまいました。
男性なら腕の力だけで登れるのかも知れませんが、私の力ではどう
にもならず、結局相方に下から押してもらって何とか難所を越える
ことが出来ました。

結局40分かけてようやく二の鎖を登りきると、もう腕がぱんぱんで
す!
この後の三の鎖は、私だけでも巻き道に迂回しようかと思いました
が、三の鎖は通行禁止になっていて、内心ホッとしました。

迂回路は立派な鉄の階段になっていて、雪渓渡りもあったりもしな
がら、ようやく頂上の建物が見えてきて、スタートからちょうど3
時間の11時に弥山の頂上に到着しました。

弥山にはトイレと頂上山荘があり、石鎚神社頂上社が置かれていま
す。
でも、ここは標高1974mの頂で、1982mの西日本最高峰は切り立
った尾根を更に進んだ先にある天狗岳です。
既にかなりの人が弥山で休憩中だったので、私たちは先に天狗岳を
目指すことにしました。

弥山から鎖の架かった岩を下りてから、200m離れた天狗岳まで、
細く痩せた尾根を登って行きます。
左側は絶壁、右側も急斜面、 靴底が滑るとヒヤリとする場所を15
分ほど歩いて、狭い岩の上に小さな祠が祀られた天狗岳に到着しま
した。

天狗岳の更に先には、天狗岳と同じ標高の南尖峰がそびえています
が、今日は眺めるだけにします。
弥山に戻ると、ほんの30分ほど前よりもはるかに人が増えていて、
休憩する場所にも困りそうだったので、頂上山荘で登山バッヂを買
った後、そのまま下山してどこかで食事する場所を探すことにしま
した。

下山中も流石はGWで、ちょうど時間はお昼に近いこともあってか、
登って来られる方が半端ない数です。
足元が狭い雪渓を渡るのに、行き違いが出来ないのですが、登りの
方の列が途切れません。

20分ほど待っても列が途切れないので、仕方なく声をかけて登るの
をストップしてもらいました。
その隙に雪渓を渡るのですが、渡りきった後に繋がった登りの列が
30〜40人ほどになっていてビックリしました!

結局、二の鎖下でもスペースはなく、第2ベンチに空きがあったの
でお昼休憩することが出来ました。
その後、14時20分に土小屋の駐車場に戻って来ました。

土小屋から石鎚スカイラインを戻って、今日は松山市内で泊まって
温泉でゆっくり過ごせました。

二の鎖は途中でどうなることかと思い凄い体験でしたが、登りきっ
た達成感でいっぱいです。
雪渓には気を使いましたが、西日本の最高峰にも立てたし、大満足
の山行になりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:961人

コメント

はじめましてcamiiさん(^^)
同じ日に石鎚山に登ったmaamaと申します♪
天狗岳登頂お疲れさまでした
私たちは成就社からのルートだったので一の鎖を登って私は満足し(^^ゞ
二の鎖は巻き道で、相方と別れて進みました。
天狗岳も相方が行くのを弥山から見送りました。
camiiさんが天狗岳から弥山を写した写真に私たちが写っていて
嬉しくなりました♪
この一枚いただいていいですか?ありがとうございます
2014/5/6 11:02
maamaさん♪はじめまして〜(*^^)v
四国遠征お疲れ様でしたぁ♪
石鎚山、剣山と好天でよかったですね

二の鎖の渋滞を引き起こしたのは私かもです…
maamaさんと同じく巻き道にすればよかったかな?

弥山の写真、どーぞどーぞ記念になさって下さい
お二人の仲睦まじい姿が確かに写ってますね

これからもよろしくお願いします♪
2014/5/6 12:31
四国の今年は
雪が大量に積もったので6月末までアチコチに雪渓が残っていました!今年の石鎚は残雪に絡む事故も何件か発生し、一人の方が亡くなってしまいました!
camiiさんは無事楽しまれたようで何よりでした!
西日本一の石鎚山は連休ともなると凄い人出で北アルプスの有名な山並みの大混雑です、都合がつくようなら次回は連休で無い土曜日か平日にゆっくりお楽しみください!
2014/7/6 15:01
nekojigenさん♪こんばんは☆
GWの石鎚山は雪渓で大混雑でしたが、スリルのある鎖場や春のお花に癒されて
大満足の山行でした。
滑落事故の件は、私たちが訪れる10日ほど前のことだったので、雪渓ではやはり
怖かったです。
実はnekojigenさんの4月の記録を参考にさせていただいておりました。
次回はアドバイス通り、連休以外の紅葉の時期に登ってみたいと思います。
2014/7/7 0:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
積雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
土小屋から残雪石鎚山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
御来光の滝から中沢で石鎚山に
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら