編笠山北西尾根〜鋸岳第一高点 横岳峠で力尽き2日目断念

2022年06月18日(土) 〜 2022年06月19日(日)

• GPS: 16:31
• 距離: 25.5km
• 登り: 2,296m
• 下り: 2,275m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:46
• 休憩: 0:38
• 合計: 12:24

4:16 スタート地点
4:22 4:23 釜無川ゲート
11:11 11:13 編笠山
13:21 13:30 三角点ピーク
14:00 14:01 角兵衛沢のコル
14:20 14:30 鋸岳
14:45 14:45 角兵衛沢のコル
15:10 15:25 三角点ピーク
16:40 横岳峠

2日目

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:07

8:47 横岳峠
9:16 9:27 「富士川の水源」標識
10:02 10:02 ログハウス（小屋）
12:47 12:48 釜無川ゲート
12:54 ゴール地点

天候

1日目　曇り
2日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

林道の尾根取り付き〜編笠山〜三角点ピークまで登山道はありません。

編笠山頂まで
藪の密集してくる2400m辺りからガレ場に出るまでひたすら尾根上を歩き、ガレ場も見た目より石が安定してるので普通に登れます。

編笠山〜三角点ピーク
ここは地形図にもある尾根の右側、ハイマツ帯を行けば良かったものの、踏み跡があるもかもと思ってしまったのか尾根左側の針葉樹の密集地に入り込んでしまい余計な時間と体力を使ってしまいました。ハイマツの上を歩く方がずっと楽です。

三角点ピーク〜鋸岳、横岳峠〜林道は目印豊富で多くの方が歩かれてます。林道の崩落箇所は前もって頭に入れておかないとちょっと戸惑うかも。(戸惑いました)

★編笠山手前〜横岳峠手前までログが一時停止になったままでいた事に気付かず、その間のルートは手動で線を引いたので正確ではないです。その為地図上の写真位置がズレてしまってます。

写真

6/18 4:17

4時到着。天気予報イマイチなのに既に7台。この時期のノコ様は人気なのね。

6/18 4:22

またこのゲートを越える日が来た。

6/18 4:28

ゲートから300m程の右手の尾根。帰路は釜無山まで周回してこの辺りから降りてくるはずだった。またしても力及ばず…。

6/18 5:09

編笠山
前回は北尾根で藪を突破出来ず敗退。今回は北西尾根のガレ場を辿って行く。

6/18 6:03

ブルーシートの所。チャリ2台ありました。手前のハシゴを登って上を歩く。

6/18 6:20

ここから編笠山北西尾根の取り付き。
車両待避所25番から河原へ降りる。

6/18 6:23

渡渉は問題なく。この正面から登り始める。

6/18 6:50

前半は普通に急登だけど割と歩きやすい。倒木も時々ある程度。

6/18 7:52

隣の尾根からの合流点にピンテ。
この他に2箇所テープを見かけた。

6/18 8:25

やっとお花が。山頂近づくにつれてイワカガミの群生がいくつもありました。

6/18 9:05

休憩。最近行動中は塩っぱいか酸っぱいものしか受け付けなくなってしまった…。漬物系は唯一美味しいと思えるけどおにぎりは無理して食べる感じ。

6/18 9:51

シャクナゲの向こう側が明るい。ここを抜けると…

6/18 9:52

展望が開けた。2280mの小ピークから編笠山西斜面のガレ場がよく見えた。

6/18 9:52

仙丈ヶ岳
季節はあっという間に夏になっちゃった。

6/18 9:53

向かう編笠山と三角点ピーク

6/18 9:54

今回お花はチラ見するだけ

6/18 10:40

ここまでは特にひどい藪もない。目的のガレ場に出るべく2400辺りで尾根の右側に進むと…。

6/18 10:45

出られた。山頂へ続くガレ場。
浮石はあるけれど角兵衛沢ほどひどくはない。

6/18 10:52

振り返って。
角兵衛沢は小石が混ざってる為足を乗せるたびに大きな石も動いたが、ここは小石は少ないので石同士が密着して安定している。

6/18 11:12

編笠山頂！
ここだけ藪はなくテント一張り分のスペース。でも地面の凹凸はあるから寝心地悪そうだけど…。

6/18 11:12

これ！甲斐駒、鋸、三角点ピーク
念願の三連チャンに出逢えた

6/18 11:13

藪をかき分け三角点ピークへ。
問題はここからだった。

6/18 11:21

下りのコルまでは普通だった。
あれ、もしかしてこのまま行けたりして？なんて甘かった…。

6/18 12:50

その後シャクナゲと針葉樹の藪を1時間以上迷走しようやく脱出。
ハイマツは上を歩けるからマシ。

6/18 13:21

三角点ピークらしき所にリボン。
三角点は見当たらず。探す気力無し…。

6/18 13:37

荷物をデポして鋸までピストン。
この時既に予定より1時間半遅れ。
鋸はもういいかなって正直迷ったけどやっぱここも外せない。

6/18 13:39

この先で角兵衛沢に合流する尾根を挟んだ隣の沢。ここも歩いた人っているのかな。こっちのが小石でザレてて厄介そう。

6/18 14:01

角兵衛沢のコル。
今回の藪の辛さを思えばガレ場下りのがマシかなって思ったりもした…。

6/18 14:02

踏まないよう歩くのって難しい。って位あちこちわんさか咲いてる。

6/18 14:17

戸台河原を見下ろす。
昨年末駐車場復旧したのにまた法面崩落で再び通行止？？どっち？

6/18 14:20

来たよ〜鋸岳第一高点
しかしガッスガス…。

6/18 14:22

木の山頂標、一部欠けて前より傷んでた…。

6/18 17:19

16:40横岳峠。
水が残り500mlしかない。富士川源流まで往復1時間以上かけてくみにいく余力も無く…。
翌日の行程を諦め何も食べず、そのまま朝まで死んだように眠ってしまった。。

6/19 8:46

2日目。晴れてるし。2日前の予報では曇りか雨だったけど…。諦めたのに、余計悔しいじゃん😢

6/19 9:17

恵みの水。美味すぎる。
前日疲れ切った身体でここまでの往復してたら途中で動けなくなってたかも。あれで良かったんだと言い聞かせる。

6/19 10:01

旧造林小屋。
軒下にテント張れるってのがニクイ。

6/19 10:05

ここから林道。9.2キロもあるんかい。。

6/19 10:07

時々崩落。この辺りはよく調べてなかったけど、ちゃんとリボンも踏み跡もある。

6/19 10:14

垂れ下がったガードレール。斜面をトラバースする踏み跡が。画像だとわかりにくいけど見た目より怖くはない。

6/19 10:35

これはどお越えるんだろうと思ったら…。

6/19 10:42

手前の斜面に3箇所程登れそうな踏み跡。こんなザレた斜面でも意外と歩けるもんなのね。崩落後最初にルート開拓した人ってやっぱ凄いと思う😅

6/19 12:43

林道歩きは暑かった…。すっかり夏の雲となった空を見上げて無事終了〜

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

えっちゃん

昨年北尾根ルートで藪を突破出来ず撤退した編笠山。今回山頂手前がガレ場になっている北西尾根から登ってみました。
ここはヤマレコ足跡もない尾根ですが、takayama2さんが2017年に登られたルートであり、昨年有り難くもアドバイスを頂いていました。
流石熟練の経験者の仰るとおり、ちょっとした藪を抜けたてガレ場に出てしまえば編笠山頂までは難なく登頂する事が出来ました。

問題はその先、山頂下のコルから登りに差し掛かった辺りで藪に囲まれてしまいました。
ログは既に手前で切れてしまったので軌跡は確認できませんが、かなり迷走していたと思います。
おそらく尾根のすぐ左側で藪が密になってきたので尾根右に移動したかったのですが、尾根上手前に乗り越えられない藪に埋もれた大岩があり、そこを回り込むのに非常に難儀しました。
結局よじ登れるギリギリの斜面を立木を掴んで無理矢理尾根に上がり反対側に出たものの進みたい方向に行けず一旦下がり僅かな隙間を探して尾根右側を辿って行ったらやっとハイマツ帯に出られたという感じでした。
改めて地図をよく見たら尾根右側はハイマツ、左側は針葉樹記号がちゃんと記載されていたので、針葉樹側は進めないと予想し、予めハイマツ側を歩いていればこれほど時間はかからなかったはず。ここで体力を使い果たしてしまいました。

結局編笠山頂から三角点ピークまで2時間以上もかかってしまい、鋸ピストン後、横岳峠へ着いた時は疲れ果ててしまいました。
翌日の給水に富士川源流までピストンしなければならなかったのですが、今にも雨が降り出しそうな中、この身体で更に1時間半近くも歩く気力が残っておらず、翌日の行程を断念しました。

編笠経由の鋸は達成できたものの、2日目の横岳、白岩岳、釜無山が残ってしまいました。
戸台からのバリルートもあるのでいずれチャレンジしたいです。